燃えよ!エンドリケリー!!

2018/6/13

寄生虫駆除 実践編  飼育ノウハウ

前回の記事の続きになります。
ここ最近新魚が色々増えている状況で、一応その都度寄生虫駆除は個体毎にやっているのですが、それでも時々白い糞が見られるため思い切って本水槽ごと薬浴を実施することにしました。

今回使う薬は人間用のプラジカンテル錠剤です。
トレマゾルもこの成分が使われているので同じ効果が期待出来るわけです。
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目安は水200リットルあたり錠剤一つ。
錠剤のままでは水に溶けないので粉々にすりつぶしてから溶かします。

まずは上顎ポリプが混泳する120センチ水槽。
こっちは特に食いの悪い個体は居ないので内蔵寄生虫は問題ないと思っていたのですが、ポリプティの再発が未だに見られる状況なので実施しました。
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濾過バクテリアには影響しないのでそのまま薬浴させても良いのですが、全水量だと薬を沢山使ってもったいないので錠剤一つ分の水量まで水を抜いて、あとはエアーレーションのみで一晩置きました。

さて結果は....

・目立った内蔵寄生虫は出ませんでした。
・ポリプティは完全に消滅しました。←目的達成!
・ミズミミズも消滅しました。(笑)


次は大型ポリプが混泳する180センチ水槽。
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こちらも同様に薬浴を実施しました。

結果....

・大きく目立った寄生虫は出ませんでした。
・ただし、小ぶりなやつは少し出ました。

こんな感じのやつが数匹です。
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あと、これが一番重要な事ですが、調子を崩したポリプはひとつもいません。
アロワナなんてむしろ元気になったくらいです^^
もうしばらくは薬は使いませんが、またフラジールでも使う機会でもあった時はレポートします。
今回は珍しく水槽毎トリートメントしちゃいましたが、メインタンクを薬漬けにするのはあまりよい事ではありません。
前回の記事にも書きましたが、ポリプにいる内蔵寄生虫は通常はあまり気にする必要はないのであくまでも参考程度に!

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2018/5/20

厄介な寄生虫  

多くのポリプ飼育者にとって寄生虫は頭の痛い問題です。
体表につくマクロギロダクティルス・ポリプティーに関しては、現在では駆除方法がほぼ確立していますのでさほど問題ではないのですが、厄介なのは内蔵寄生虫です。
特にワイルドコートのビチャータイプでは深刻な問題で、かなりの高確立でなんらかの内臓寄生虫を持っているんですよね。
自分のポリプが内蔵寄生虫を持っているかどうかどうやったら分かるのか?
先ずは水槽の徹底的な観察です。
一見白い糞のように見えるものの中には寄生虫の破片が水中に漂っている場合があります。
意外によく見かけるのが条虫の破片。
私も昔はこれ、消化しきれなかった小赤の背骨かなにかだと思っていたのですが後で条虫だと知り背筋が凍りついた思い出があります(;´∀`)。
そして、さらにおぞましい光景なのですが時としてポリプの肛門から寄生虫がニョッキリ姿を現す事もあります(゚∀゚)!

内蔵寄生虫は野生化のポリプにはどれもつきものですし、多くの飼育者は特に駆除もせずに長期間問題なく育てているのが現状だと思います。
ですから飼育しているポリプの食欲が良く、順調に成長している限り特に気に留める問題ではありません。
しかし、明らかに悪影響を及ぼしている例も多々見られます。
時として極端に食の細いポリプ、餌を食べても全く太らないポリプ。
基本ポリプは環境の変化に鈍く、健康な個体は水換え直後でも平気で餌を食ったりする魚です。
もちろん生まれつき神経質な個体もいるでしょうが、いつまで経っても食が細過ぎる個体は一度寄生虫の存在を疑っても良いかもしれません。

内蔵寄生虫の具体的な駆除方法ですが、正直「コレ」といった決定打がありません(汗)
効果の高さでは有名なセラの「トレマゾル」あるいは「ネマトール」が挙げられますが、これらはいずれも日本での入手は出来ません。
どうしても欲しい場合はネットオークションで探すしかありませんが、それでも難しいでしょう。
一般的な方法ではディスカス用の虫下しハンバーグを使用するのが最も簡単なのですが、普通に量販店等で売れれている数百円程度の代物は正直全く効果はありません。
ディスカス専門店などで効果のあるハンバーグも一部扱っていると思いますが、どうも最近はこの手のものを扱っている店が少なくなっている傾向にあり、中々良いものは入手出来ないのが現状です。
また、以前ペットショップで売られていた犬猫用の虫下し薬を試しに使ってみた事がありますが、効果はありませんでした。
後は人間用の薬で「フラジール」や「プラジカンテル」という成分の薬を使う方法があります。
効果は確実ですが、なにせ人間用なので魚に使用する用量や使用法などは誰も教えてくれません(笑)
入手法も含めてあくまで自己責任で試して下さい。

最後に、寄生虫駆除に私がいつもやっている方法を紹介しておきます。
ただし、魚にも人間にも危険を伴うやり方なので、真似する場合は「あくまで自己責任」でお願いします。
使う薬はパラザンDかグリーンエフゴールド液体です。
この原液をスポイトで吸い取り、ポリプの口から強制的に飲ませてしまいます。
オキソリン酸は本来細菌性疾患を治療するための抗菌剤ですから、寄生虫用ではありませんが何故か一定の効果があるのです。
ただ、普通に薬浴させる程度では濃度が薄すぎるためか全く効きませんので経口投与するのです。
ポリプを衣装ケースやタライに一旦移し、スポイトを口元に持っていって一気に流し込みます。
もちろん暴れますから言う程簡単ではありません(笑)
ただ、常に暴れっぱなしという訳でもありませんから、上手く落ち着いたタイミングを見計らい一気にやっちゃってください。
私の場合は鼻管や鰭の再生手術の度に60や70オーバーのポリプと格闘していますのでこの手の行為は慣れっこなのですが、慣れていないと間違いなく血をみるのでくれぐれも気をつけて下さい。

ともあれ、日本ってまともな魚病薬一つ入手出来ない「後進国」なんです。
魚を診てくれる獣医だって皆無です。
しかし、趣味としてアクアを選んだ以上我々飼育者には病気になった飼育魚を「回復させる義務」があると思います。
なので私はたとえどんな手を使おうがあらゆる手を尽くす、をモットーにしています。
同意は求めませんが....
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2018/5/8

無冠の帝王コンギクス  コンギクス

たまにはコンギクスについて。
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ビチャータイプポリプの中でもひときわ高い人気を誇るのがコンギクスです。
例外的事例ではありましたが、最近それまでは見られなかったモンスターサイズの個体が輸入され、改めてその魅力を知らしめる事となった古のスターポリプですね。
昔から大型個体は多く目にする機会があり、それらはいずれもマニアによって飼い込まれたものだった訳ですが、野生育ちのフルサイズと比較してもさほど遜色ない印象だったのは意外でした。
エンドリケリーだと水槽飼育で成長させた個体はどうしても型崩れが目についてしまうのですが、コンギクスは野性味を失いづらい種類なのかもしれません。
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一見どれも代わり映えのない印象ですが、バリエーションは豊富で、特にタンガニーカ湖周辺に分布する所謂「ギセラビチャー」は別格のカッコ良さです。
大元はBBC制作のドキュメンタリーだったと思いますが、大昔NHKの「タンガニーカの魚たち」というテレビ番組に登場したコンギクスを見た時、「家のコンギと全然違うじゃん!」とショックを受けた事を今でもハッキリ覚えています。
一瞬「あれ?タンガニーカ湖にもエンドリっているんだ」と思ったのですが、ビデオで良く観察するとそれが極美のコンギクスであることが分かったんですね。
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実は私が初めて飼育したビチャータイプはコンギクスだったので思い入れも大きいのですが、エンドリやビキールと比較すると購入する機会は圧倒的に少ないんですよね。
ポリプの中でも最も野性的で、その半面水槽飼育に向かない気難しい種でもあります。
個人的に謎なのが「ホロタイプの謎」です。
ホロタイプ画像をみた事のある方なら分かると思いますが、やたら頭部が丸いんですよね。
全然ビチャータイプに見えなくてまるでウィークシーみたいなんです。
実際に時々ウィークシーとコンギクスとの交雑種らしき個体も目にしますのでその辺の真相は興味津々でありますね。
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過去にもそしてこれからもエンドリケリーのようなブームを起こすようなポリプではないのでしょうが、時折「ドキッ」とするような個体を目にする油断ならないコンギクス。
私は昔からこのポリプに「無冠の帝王」というキャッチを勝手につけています^^
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2018/2/16

最後のガー  

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この写真、数年前の我が家の水槽です。
ガーが飼えなくなる日までのカウントダウンが始まりましたね。
大方の予想通り、禁止前の駆け込み需要に拍車がかかり、ここ最近のガーの流通量は凄いことになっています。
禁止後は魚の移動すら許されないという狂気の規制にマニアサイドの選択肢は2つしかありません。
今のうちに買い占めるか、手放すか、です。

私は後者を選びました。
そしてこれが生涯で私が最後に飼っていたガーという事になってしまいました。
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もちろん、この個体だけでも申請して生涯飼育し続ける、という選択肢はありましたし、そうすべきだっただと思います。
ですが、もし何らかの事情で飼育出来なくなった場合自らの手で「殺す」しかないんですよ!
そんな事が出来るでしょうか?

ポリプマニアの私ですが、もちろんガーだって大好きです。
高校生の頃ですが、将来は大型水槽設置してポリプとガーを混泳させるという夢を抱きながら、そのレイアウト図をスケッチして楽しんでいたものです。
その後、スポッテッドガーをはじめ、ショートノーズ、ロングノーズ、マンファリ、トロジャン、と殆どの種類を飼育してきました。
「ショートノーズ」として買ってきた幼魚が育っていくうちに口先がどんどん伸びてきてノングノーズガーになってしまった!というエピソードも今では懐かしい思い出です。

個人的には今回の環境省の措置は「憲法違反」だと思っています。
具体的にガーの自然繁殖が報告されている訳でもなく、そもそも規制の立法事実すら存在しませんし、規制手段も密放流の罰則強化や飼育の登録制及びその監視強化等の「より制限的でない他の選びうる手段」がいくらでもあるからです。
まあ、こんなことを言ってもどうにもなりませんが.....

アメリカのようにアジアアロワナの飼育が禁止されている国もありますし、我が国のペット規制はそれほど厳しい方ではないのかもしれません。
しかし、もう二度とガーが飼えないのかと思うとやはり悲しくなります。
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2018/1/31

ポリプテルス・ジ・オリジン  ポリプテルス全般

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最近はすっかり上顎系に掛かりっきりの私です^^
私が初めて飼ったポリプはセネガルスでした。
今でこそ、最初からワイルドのデカいエンドリやビキールを飼うマニアさんも珍しくないのでしょうが、私の時代はみんな最初はセネガルスやパルマスからポリプに入ったものです。
子供の頃から魚を飼うのが好きだった私ですが、どんな熱帯魚を買ってもしばらくすると飽きてしまう、という困った飼育者でした。
そんな私が高校生の頃出会ったのがポリプテルス・セネガルスでした。
牧野信司先生の本に「ポリプティラス」という名で載っていたウィークシーを目にして以来、興味があったポリプでしたが、ショップで見かけたのはその時が初めてで、少ない所持金を寄せ集めてなんとか購入したものでした。
で、水槽にセネガルスを導入してからというもの、その姿にすっかり魅了されてしまいました。
特に、時々パッと広げる小離鰭がそれはそれは格好良くて、それ以来他の魚種にはすっかり興味がなくなってしまいました。
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その後、とにかく欲しかったポリプがデルヘッジ。
当時ショップで2万円程で売っていたのですが、その時の私にはとても手が出ませんでしたね。
もちろん、エンドリやコンギなどは夢のまた夢の魚でした....
そんな私にある日幸運が訪れます!
なんと、ある大人のマニアさんがデルヘッジを馴染みのショップに出したのです!
下取り個体で、しかも馴染みのショップということもあり、そのデルヘッジを激安でゲット出来たのですね〜♪
それからはもう完全にポリプにゾッコンで、当時飼っていたシクリッドやナマズを全て手放し、パルマスを追加購入。
セネガルス、デルヘッジ、パルマス、この3種が私にとっての「ポリプテルス・ジ・オリジン」なのですよ。
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