金曜日におかんの髪を整えてやり、マッサージをした。土曜日は大事な用事があるから来れないと言っておいた。
日曜日の早朝におかんから電話があったが気付かなかった。
月曜日、着信履歴を見て電話した。出ない。
弘美姉ちゃんに電話する。うちの声でうちが体調が悪いと気付き弘美姉ちゃんは結局心配になってチャリ走らせておかんの様子を見に行った。
弘美姉ちゃんが
「ますみも来るし、わたしも来るから」
と言うとおかんは、うちに会いたいと涙をぽろぽろと流したと言う。
しょっちゅう会いに行っているけれど、おかんは毎日でもうちに会いたいのや。ずっと一緒に居て欲しいのや。電話もうちの声を聞いたら安心する。
うちに会いたい…会いたい…と涙を零すおかん。
うちはおかんが落ち着くまで貸家を大阪に借りようかとも思う。
おかんのマンションの近くに古い貸家があった。 病院からそんなに遠くも無いから生野に貸家が多いから生野に戻ろうかとも思った。
猫総動員で。
おとんに相談してみようかと思うが叔母は絶対反対だ。
「お前ら夫婦がそれで疎遠になったらわたしもあいつもお前に申し訳無い。結構な金もいるやろうし、これ以上Tさんによう世話になれんよ…」
そりゃあそうなんやけど、リハビリで喉吸引とか点滴とかうちがついてやれば、おかんも退院するのに不安感も無いとも思う。現在のところ日常生活に命の危険に晒される事はあるが留意していたら大丈夫だから。
病院としては治療は完了したも同然だから。
まだ水が飲み込めない。
そのリハビリを入院中にしていて、それは病院でなくても自宅でも構わない…退院すると気分転換にもなるだろうし、と暗に言う。
然しおかんは退院は怖い。まだ水さえ飲めて無いし。病院は退院をしろとは言ってないが退院を奨めてるのは何となく分かった。
点滴が取れて病院食が食べれる段階まで入院中にリハビリで克服して貰いたい、なんだったら点滴のやり方を覚えて退院して外来で…とも言うが。
こちらとしては医療費がかかってもいいから、病院食が食べれる様になって点滴が取れるまで…と思う。
「退院するのこわい。わたしたべられへんねんもん」
とおかんがうちに書いた。そりゃあそうやろう。
猫の事がなきゃあ、おかんのマンションに住んで落ち着くまで介護するんやけどなあ…。
慢性疾患のフェルディナン爺さんの事を考えると今の獣医しか考えられないし…。

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