クリント・イーストウッド監督の話題作「父親たちの星条旗」を観る。
第2次世界大戦の重大な転機となった硫黄島の戦いで、米軍兵士たちはその勝利のシンボルとして摺鉢山に星条旗を掲げる。しかし、この光景は長引く戦争に疲れたアメリカ国民の士気を高めるために利用され、旗を掲げる6人の兵士、ジョン・ブラッドリー(ライアン・フィリップ)らはたちまち英雄に祭り上げられる。
太平洋戦争末期の硫黄島での壮絶な戦闘をアメリカ、日本、双方からの視点から描いた二部作のうちアメリカからの作品。
以前上映したプライベートライアンでは、「米軍は兵士を見捨てない」だったが、イーストウッドによる米国批判はなかなか辛らつでと、いとも簡単に否定しており観る者にショックを与える。これは現在のイラク戦争でも同じで いとも簡単に見方を見捨てるアメリカだ。
戦争や軍隊を愚か者として描き、感情的な戦争反対しか言えぬ一部の反戦映画とは違い過度な悲観も楽観も お涙頂戴もなく クールで静かな作品に仕上がっているのでは。
「ミリオンダラー、ベイビー」同様 クリント・イーストウッド監督作品は何が善で何が悪か考えさせられる。そして静かに終わる。
次回12月公開の日本側からの「硫黄島からの手紙」のも期待が出来る。


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