(長文ですがぜひ読んでいただきたい)
現在DATSUN521のボディーワークをしています。
いつもお世話になってるSHOP、SEEKさんの社長の青い521です。
まずオレに作業させてくれてSEEKさんに感謝してます。
521大好きですし、どうにかカッコよく復帰させたい!
でも、
ハンパなく錆びてまして・・(笑)
なかなかてこずっています。
エンジン&ミッションのスワップ、
フロントインナーフェンダー加工、
フロント足回りの加工、
キャビンのサビ等の板金、まではほぼ終わってます。
(画像は自粛。でも外装はストック重視です)
残りは、ベッド、ボンネット、右ドア、、ってとこですね。
この残った3つが、とんでもなく錆びてまして、
板金するよりは代替品を探したほうが手間も金額もかからないと判断し、
しばらく探しているんですが、
なかなか出てきませんね。
あげくにオーナーさんから「ま〜だ?」って言われてしまいましたので、
意地をみせなければいけません(笑)
まず、上記3つのなかで、オレが1番やりたくないと思った、
右ドアパネルからやりましょう。
どうも、最初っから、Fフェンダーとのチリが不自然で、
な〜んかこのドアおかしいな〜・・って思ってました。
サビも変なトコから出てきてるし。。
(はずす前にチリ寸をメモっておきました。上下で5mmも違った)
なぜかインナー下部がグサグサに腐っています。
まあとりあえず、下のほうが腐ってるので、
いつものように下をザックリ切り落とすんですが・・
この時どこでカットするかの判断は、
当然、ダメージの少ない、腐ってない部分になりますよね。
なので、カットしたい部分の塗装をはがして鉄板の状態を見極めるんですが・・
どこを削っていってもパテしか出てこない!!
しかもそうとう厚くパテが盛ってあります・・・
裏をみると、外板って若干外側に膨らんだ形状になってるはずが、
内側に沿ったまま、(部分的にじゃなく全体的にですよ??)
叩いた形跡も引っ張った形跡もなく、パテを盛ってありました。
おそらくこのドア1枚で、パテ1缶以上使ってると思います。
厚いところで、20mmぐらい盛ってありました。
これ仕上げた人、オレは知らないけど、
今まで板金屋やってきて、こんなの初めて見ました。
日本人はこんな適当な仕事やっちゃダメっすよ!!!
そんな事を思ってるうちに頭きちゃって、
じゃあ日本の板金屋らしい直し方やってやろうじゃねーかと、
逆に気合がはいってしまいました(笑)
(前もって言っておきますが、現段階でのオレの技能で最善を尽くしたつもりでいますが、
もっとすごい腕をもった板金屋さんが日本にはたくさん居るのをオレは知ってますので、決して自慢でもなんでもないです。ただ、国産旧車を1台でも多く現存させたいという気持ちを込めて、今回これをブログにアップしました。)
まずカット位置をここに決めたのは、
プレスラインに近い部分じゃないと鉄板の歪みが凄くて、
パテが薄い部分を探していったらここになりました。
真ん中に1本、補強のバーが入ってるのが分かると思いますが、
シーラーてんこ盛り&ダンボールで、
外板を内側から押そうとでも思ったんでしょうか?
やっちゃいけない作業です。
「補強のバー」という言い方をしましたが、
これってこのドアでいうと、補強の役目の為にあるわけじゃなくて、
単なるビビリ音を抑えるためのバーであって、
外板に「張り」を出すための物ではありません。
今回それを証明したいと思います。
それは置いといて・・
先にインナー下部をやっつけないといけないんで、
サビをよく見てみましょう
なんかおかしくないですか??
錆びた鉄板が2枚・・
どうやらサビてる鉄板を残して上からもう1枚かぶせて溶接したようです。
やっちゃいけない作業2です。
ここって常に水が入ってくる場所って分かってるはずなのに・・
半年持てば良い、とでも思ったんでしょうか?
ではインナーやっつけますね。
カットし、先にコーナー部を製作。
プレスで直線部を製作。
逆アール部キレイに出来たと思います。
でも、
この両コーナー部まで一体整形するより分割で作ったほうが早いってのが、
オレがまだまだ未熟なところだと思います。
一体整形を、早く確実に作れれば、
無駄な溶接部が減って、もっと良いとは思うんですが・・
ハンマリングウェルドして、溶接後さらに歪みを板金しました。
で、アウターの製作
ドアの形状がややこしくなくて良かった・・
↑は、Fフェンダー側のミミ(緩やかなアール)を叩いてるところです。
こんな感じで出来ました。
もちろんインナー、アウター共、鉄板が重なり合うミミの部分は、
べったり防錆剤を塗ったくって、板金しました。
Fフェンダー側の緩やかなアールもキレイに叩けたと思います。
突合せの仮付け終了。
自分は、TIGでハンマリングウェルドしたいので、
へミング加工して重ね溶接はしない主義なんですが、
これだけ長い溶接になると、
鉄板同士のクリアランスゼロの共付けはムリなんで、
(溶接していくとどんどんクリアランスが狭くなって行くので、)
エアーソーでカットしながら仮付けしていきました。
つまりルートギャップ(隙間)はエアーソーの刃1枚分空けます。
(画像はありませんがこの時点で1回現車に仮組みして、
チリや出入りの確認をしています)
本付けの前に仮付けのピッチを細かくしています。
画像では分かりませんが、逆歪みを作って仮付けしています。
慎重にピッチ溶接しながらハンマリングしていきました。
溶接完了。大きな歪みはありません。
裏はこんな感じ
パテを入れる前に再度、現車確認。
自分なりに良く出来たと思います。
ここまでやって全体にパテを盛るんじゃ意味がありませんので、
ど真ん中にだけは絶対パテを入れない、っていう気持ちでやりました。
結構、薄いパテで済んだと思います。
パテ研ぎは空研ぎ#80番でやめて、
サフェーサーを吹いてペーパーの目消し&、面を、手だけじゃなく目でも確認
黒いガイドコートを塗って、#240〜#320で空研ぎしてます。
ちょっとした事なんですが、
ドアパネルの内側に張ってあるビニールの糊。。
旧い車だと大概、カチカチに固着したままになってますよね。
せっかくなんでスクレーパーで剥がしましょうね(笑)
サフェーサーを吹いて、下地終了!!
最後に、
前半に書いた「補強バー」が補強の役目じゃない証明ですが、
裏側の画像です。
分かりにくいですが最後までバーと鉄板の間に何も詰め物をしていません。
ココは専用のシーラー(ビビリ音を防止する目的専用のシーラーがあります)を使います。
ちなみに、
剥がした外板、
めっちゃ重くて、なかなか曲がらないほどのパテでした。
残りはボンネットとベッドの板金です。
この2つ、引き続き代替品を探してますので、
(ボンネットに関しては、先端部の腐り程度なら全然OKです。安 け れ ば 。)
譲ってくださるって方がいたら連絡待ってます!(笑)

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