実家は窓を開けると涼しいを通り越して少し寒い。
選挙の場所は母校である小学校だ。
家を出て近道を使わずにあえて学校指定の通学路で小学校に向かった
校門をくぐると懐かしの飼育小屋から鳥がさえずっている。
名物ヤギのシロはもういない。
校門から矢印通りに進み、石ころ広場、ジャブ池を通過。
石ころ広場やジャブ池はこんなに小さかったっけ?いや、自分が大きくなったんや!
というありがちな自問自答を繰り返し
2年生の校舎である北校舎に入った。
もう少子化の影響で使われていないのか知らないが閑散としていた。
北校舎のオープンルームが選挙会場になっていた。
選挙票を渡し誕生日月を確認された。
なんせ初めてだったのでそわそわしていた。
受付のおばさんに印を押された選挙票を返され
オープンルームに入った…
オープンルームを一歩、二歩と踏み締めスーツを着て座るお兄さんに歩み寄る。
ドクドク、ドクドク…
スーツを着たお兄さんに選挙票を手渡しパスした瞬間、僕は声を漏らした。
「いっさん!」
いっさんも少しテンションが上がったのか笑顔がこぼれた。
神戸市西区第31投票所はいっさんの投票エリアではなかったので
僕はいっさんの守備範囲の広さに関心した。
僕の初めての選挙はサプライズという形で幕を開けたのだった。

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