手描きPVとダンスPVは並びえるか?  アイマス/ニコマス関係

――前略 お元気ですか?
ちょっと鬱気味です。そりゃいつもだろって?そうですね。ハバネロです。

間近(というか明日)に迫った成績表交付が実に鬱です。
いや、今日でもよかったんだけど時間間違えてて、出直すのも癪だな、と思って。
あと本に夢中になってたのもありますが。

そんな状況なので、動画も進んでおりません!
さきに片付けるべきことをさっさと片付けてからなんとか。
フォトショップ立ち上げても気持ちが絵を描く方へのって行かない……
なので別の懸案事項を先に片付けないと無理ぽ。


ああそうそう、RADWIMPSの「アルトコロニーの定理」買いましたよ。聴きましたよ。
実にイマジネーションを刺激されるいいアルバムでした。
いい意味で(というか私の好みの方へ)変わって行ってるんだな、という印象。
「オーダーメイド」はいつ聴いても泣けますね。強い人より優しい人に。なれるようになれますように。
「One man live」も実にいい。叫びたくなる。
「謎謎」も素敵。と言うかこの曲あからさまにBUMPを意識してるよね。サビのメロディラインが「彼女と星の椅子」に実に似てる。

とか言ってたらめいろっくPがこんなの作ってくれてました。

このセンス大好きだ!!One man liveに千早とか、なんで私の初聴きの印象とかぶってんのさw

というかRADって消されるんじゃないの?大好きだったちつぷPの「ます。」が死亡したからああもう作れないんだなあって思ってたんですけど。
大丈夫そうならなんかやりたいなあ……とりあえず今作ってるの何とかせにゃならんのですけど。


ぐだぐだ言ってますが、本題はここから。

現在、爽快仙人ことRDGさん主催で「あっさりレビューしてみm@ster」なる企画が行われています。
短文での感想に定評のある(と勝手に思ってる)私も、レビュワーとしてちょこちょこ参加したりしてるわけですが、そこで柏城Pから実に面白い問いかけがありました。

手描きPVはダンスPVと並ぶか並ばないか。

仮にも手描きPのはしくれ(の、さらにはしくれのそのまたすみっこ)としては、なかなかに興味深い。
以下、私の所見を格納。

レビュワーとしての私は、この問いに対してはこう答えました。

「方法は違えど、表現するものは同じアイドルマスター。
多様な表現方法が並び立つのがニコマスでありニコニコ動画。
どんな方法で表現されてたって、凄いものは凄い。
そしてこの動画はカッコいい。それで十分。」


ま、一言で言えばこうなりますね。

ニコマスの持つ最大の魅力ってのは何か。それは表現の多様性だと考えます。
王道のダンスPV(それだってエフェクトバリバリかけたのからストーリー系、シンプルなシンクロまで)、架空戦記にノベマス、MADプロデューサーや疑似m@sに代表される多様なネタ動画、歌ってみたや踊ってみた、作ってみたに音弄り、そして手描きに至るまでさまざま。
多種多様な表現方法でもって、アイマスという素材で遊びつくそう。
これがニコマス界隈のスタンスだと私は(勝手に)思ってます。


えーと、うん。じゃあ何故にダンスPVと手描きPVなのか。
アイマスの「映像」に乗せて「音楽」を表現するという部分は同じながらも、根本的なところは全然違うジャンルなんですよね、この二つ。
それは、本来のゲームとしてのアイマスの映像か、自分の手で描かれたアイマスの映像か、というところ。

ニコマス界、ひいてはアイマスがここまで受け入れられ広がったその根本は、やっぱり「アイドルが踊ってる」ってところなのは誰もが認めるところだと思います。
ゆえにダンスPVは王道、と言えるでしょう。実際、ニコマス動画のほとんどは既存のダンスを切り貼りし、あるいはそこからエフェクトをかけるなりして成立しているものがほとんど。
そこには、見慣れた3Dモデルのアイドルが、見慣れたダンスで踊っている、という安心感みたいなものが存在するのではないでしょうか。

対して、手描きPVは、当然の如く描き手によって大きく絵柄が変わりますし、アイドルを踊らせることもほとんどないわけです。手前味噌であれですが、私の作った作品なんて極限まで動き抑えて、場面の連続をフェードで誤魔化してますからw
(それは私自身に課してる課題でもあったりするのですが、そこは置いときます)
ダンスPVにはある、「見慣れたものへの安心」が手描きPVにはありません。もしかすると、アイマスであることの必然性すら危うい、と思う人もいるかも。

その所為か、かつては手描き作品を週マスから除外しよう、という流れもあったみたいです(詳しくは知りませんが。架空やノベマスにも似たような動きはあったようで)。
ま、今では最初に述べたように、表現方法の一つとして成立してるわけですが。
何故手描きPVとダンスPVを比較するか、と言う話はこれくらいで。

最近手描きPVは人気ですよね。というか元気ですよね。


こちらの傭兵P,カマトロPご両人のような大型新人も登場してて、こりゃ私もそろそろ引退かいな、なんて冗談で思ったりしてしまうほど。

さて、なぜ「ダンス」という強力な表現手法があるはずのアイマス界隈で、手描きPVが盛り上がってきてるのかを考えてみましょう。
それにはまず、対比されているダンスPVの抱える問題点を見る必要があります。

どうしても、表現する上での束縛というのがダンスPVにはつきまといます。既存の素材を使うということで生じる安心感はありますが、用意されてるダンスモーション以上のものは、ダンスにおいては使えない。
アイマスのゲームにない曲でアイマスを表現しようとしているのに、元となる素材はゲームのみ。背景やエフェクトを用いようとも、やっぱり踊るのはどこを見渡しても同じアイドルたち。
エフェクトや背景を使って印象的な画面作りをしたり、コミュをうまく使ってストーリーをからませたり。あるいはシンクロの気持ちよさに徹したり。選曲で魅せたり。
色々な方法がありますが、やっぱり根底にあるのはアイドルたちの見慣れたダンス。そこは変わらない。

そこに、無自覚の「飽き」みたいなものが見る側の心に発生してるんじゃないでしょうか。
私はニコマスに飽きたともまったく思いませんし、むしろまだまだこれからどんなふうに進化していってくれるのかワクワクしています。
でも。そうだとしても。
アイドルを踊らせる、という単純なアイデアから始まって果てしなく広がってきたニコマスも、そろそろ二年弱が過ぎました。
見る側も作る側も意識できないくらいにとてもとても小さくて、無意識のものですが。「飽きた」という感情が発生しつつあるのではないでしょうか。

そのせいかどうかは知りませんが、某方が「アイマスMADに未来はない!」なーんて言いだしたのも記憶に新しいところ。と言うか、とっとと記憶から抹消したいところ。
あの人がしきりに嘆いてた「アイマスMADのニコマス外への訴求効果の薄さ」も、手描きなら可能かもしれません。
実際のところ、私がアイマスに興味を抱いたのも、この777Pによるこの作品が契機でした。

忘れもしないおととしの誕生祭の日、ランキング一位だったこの動画を見て、「何このキャラ可愛い!アイマスやべえなおい!」なんて興奮してたのを昨日のことのように覚えてます。それまで、「同じようなのばっかランキング占拠しやがってksg」とか思ってた奴が、今や立派な真士ですからなw
などという話はさておき。

だから、私たちは「ゲーム以外の素材で作られたアイマスPV」が見たいのかもしれません。
人って、目新しいもの、珍しいものに惹かれるもんです。私もそう。
無自覚の、ほんの小さな「飽き」を吹き飛ばすような、3Dのアイドル達が音楽に合わせて踊ってる以外のPVを見たい。その思いが、昨今の手描きの隆盛に作用してるのではないでしょうか。
私みたいに、「箱ないしシンクロでけへんからPVやりたかったら手描きやるしかないやん!」って人もいるかもしれません。
いずれにせよ、手描きPVは確たるニコマスの一ジャンルとして成立しているし、これからもどんどん成長していくだろうと思います。自分がその原動力の一端を担えるかどうかはさておいて。いや頑張りますけど。

でも多分、ニコマス好きの人はやっぱりダンスPVも見たくなる。
目新しいもの、珍しいものを求める一方で、見慣れたものに安心感を求めたがる。
思い思いの絵柄で表現されたアイドルもいいけれど、やっぱりアイマスの原点はゲームの中のダンスな訳ですから。見てると安心します。
でもそればっか見てるのもアレだから、と手描きも見たくなります。

手描きPVを見たら、ダンスPVを見たくなる。
ダンスPVを見たら、手描きPVを見たくなる。
見たくなる人が増えてほしいから、どっちのPVも頑張って作る。
結果、よりよいものが出来る。

二つの表現手法はそうやって、相互に共存して高めあって行ける関係になりえると思います。

ゆえに、手描きPVとダンスPVは並ぶべき存在であると私は思うのです。



この結論にたどり着くのに、どんだけ長々語ってるんだって話ですがw
まあ私の思うところはそれくらいです。

ここまで読んでくれた貴方と、語る契機を与えてくださった柏城P、RDGさんご両名、ならびに素敵な作品をつくるすべてのPの皆様に感謝を。
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2009/3/13  16:44

投稿者:ハバネロ

>柏城P
びっくりさせちまった。ハバネロです。

自分自身が「手描きPV」でやっていくことに対して、考えをちょっとまとめてみたいという気持ちがあったところに、この問いを投げかけられたのでここぞとばかり語らせて頂きました。

手描きPVもダンスPVも、出発点は違えど目指す方向は同じベクトルだと思いますし、十分に並び立つジャンルであると思います。
柏城P自身の答えを、今は楽しみに待ってます。

ともあれ、お互いに手描きPV屋さんとして精進していきましょう。

ゆきまこもみきまこも修羅場トリオも大好きだぜ!


>RDGさん
いろんな表現方法があるからこそのニコマス。
まさに、「みんなまとめてアイドルマスター」だと思います。
各ジャンルが刺激しあって良い方向に進んで行けるとよいですね。

次の発火点はどこになるでしょうかね。
それも含めてまだまだ楽しみな場所です、ここは。

こちらこそ、素敵な企画をありがとうございました。ほくほく。

2009/3/13  10:11

投稿者:RDG(爽快)

あっ語の主催者としてではなくPVっぽいMADを作っている元ミルモとして

記事を読んで自分のスタンスに気づけたかも
手描きMADや架空ノベマス系が元気になると,PVもがんばってるんだぜってのを見せたくなってくる
PVの元気さが目立つときは,逆に手描きや架空ノベマス等の良作を探したくなる
そんなバランスの中で自分は楽しんでるんだなあと思いました

「多種多様な表現方法でもって、アイマスという素材で遊びつくそう」という表現いいですね.すごく同意できます

>無意識のものですが。「飽きた」という感情
これになんとなく気づくから新しいことをやってみたくなるんでしょうね
その発火点が色んなところから出てくるのも面白い界隈だと思います

素敵な記事をありがとうございました ホクホク

http://rdg.blog118.fc2.com/

2009/3/13  1:07

投稿者:柏城

あ、ゆきまこじゃねぇ、みきまこだwwwwwwwwwwwwwwww
ゆきまこの方が好きですけど!
むしろ修羅場がすk(ry

2009/3/13  0:20

投稿者:柏城

びっくりした。柏城です。

あさレビュにもコメントくださった上、ここまで熱く語ってくださるとは思ってなかった。
最初から最後まで、しっかり読ませていただきました。
なるほど、と思いながらハバネロPの真摯な思いをしかと受け止めました。
ありがとうございます。
また元気に手描きPVが作れそうです。

どうして私がこのような問いかけを投げかけたのは、傭兵PとカマトロPご両人が盛り上がる前だったので、手描きはやっぱりダンスにはかなわねーのかなぁと思ってた次第で。
かなわないというか、別ベクトル過ぎるのかなぁ、と。
そのずれがあるのか無いのかが不安だったわけで。
もっと詳しいことはそのうちうちのブログでも書こうと思いますので、まあ気長に待っててくださいw

いつも私の作品に対して熱い気持ちをぶつけてくださってありがとうございます。
その声に精一杯お答えできたらいいな、と思います。

切磋琢磨できるライバル、っていいですねw
つじあやのでゆきまこ楽しみにしてます!

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