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神戸・高2刺殺:発生1年 物証乏しく捜査難航 ビラ配り「情報提供を」◆
神戸・高2刺殺:発生1年 物証乏しく捜査難航 ビラ配り「情報提供を」 /兵庫
2011年10月5日 毎日新聞参照
神戸市北区筑紫が丘4の路上で神戸弘陵学園高校2年、堤将太さん(当時16歳)が刺殺された事件は4日、発生から1年を迎えた。物証に乏しく目撃証言も少ないことから捜査は難航。不審者などの情報提供も最近半年間では約50件にとどまっている。現場近くのスーパーでは遺族や神戸北署捜査本部の捜査員らがビラを配り、情報提供を呼び掛けた。
事件現場近くのスーパーでは午後2時から、堤さんの父敏さんら家族5人が買い物客にビラを手渡した。「もう1年たつんですね。がんばってください」。励ましの言葉を掛けられる度、堤さんの母は頭を下げ、目頭を熱くしていた。同区広陵町2の主婦(63)は「中学生の孫がいるのでご家族の気持ちはよく分かる。地域の安心のためにも早く犯人を捕まえてほしい」と話した。
捜査本部では、現場の住宅街が幹線道路から離れた高台にあることから土地勘のある人物の犯行との見方を強めている。延べ約7800人の捜査員を投入、現場周辺の約6100世帯の聞き込みを実施した。交友関係などで目立ったトラブルは確認されておらす、現在も35人態勢で不審者の洗い出しを進めている。
現場から南西に約100メートルの排水溝で発見された凶器のナイフからも、犯人に結びつく手掛かりは得られていない。捜査関係者によると、08年4月から流通し、県内では約700本が販売されている。ビラ配りが行われたスーパーでも事件発生日までに数十本が売れていた。しかし、防犯カメラの映像の保存期間が短く、購入者の特定は半分程度にとどまっている。
敏さんは県警を通じてコメントを発表した。「息子を失った家族の悲しみ、犯人に対する憎しみは今も事件当時のままで、一生癒えることも消えることもない」と心情を吐露。「事件を風化させず、徹底的に解明また解決していただきたいと思います」と訴えた。
■神戸市北区の高2生刺殺事件
10年10月4日午後10時45分ごろ、同区筑紫が丘4の路上で神戸弘陵高校2年、堤将太さん(当時16歳)が、男に頭や首などを刃物で刺されて死亡した。堤さんは、当時中学3年だった少女(16)とコンクリートの段差に座って話しており、男は無言で近づいてきた、とされる。少女の目撃証言では、男は20〜30歳くらい。身長165〜170センチで、長髪の丸顔で目が細かった。
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