
「お父さん、わたし
結婚しようかと思うんだけど」

「え!?」

「実は3人から結婚を申込まれて、その中の一人に決めたの」

「な、なんだって!?」

「前々から言おうとは思ってたけど・・・」

「お前、何を言っているんだ、お前は一生この千葉の家にいてもらわなければ困るんだ」

「お父さん・・・・」

「話しはそれだけか?けしからん、ワシはもう寝る」
数日後・・・・

「お父さん、結婚の話しなんだけどね…」

「なんだ、またその話か。聞きたくない」

「いいから聞いて、向うの家は
お金持ちでお庭に綺麗な芝のグラウンドが2つもあったり、お家の中に豪華な医療設備もあるのよ」

「はいはい、そりゃよーござんしたね」

「それに経営してる会社はそのスジでは
アジア屈指の会社なんだって」

「うちだって交通の要の会社だぞ」

「
子会社じゃない!あちらは違うわ!直営のお店も街の中心にあってお洒落なの
よ!」

「うちにも
直営店があるじやないか」

「嫌よ、あんな
プレハブ小屋!」

「父さん一本取られちゃったな、ハハハハハ」
そのまた数日後・・・・

「で、お前の気持ちはどうなんだ?」

「わたし、あの人の元にお嫁に行きたいの」

「考え直してくれないか、我が家も厳しいんだよ」
しばし無言が続き、娘が口を開いた

「も〜、誰がなんと言おうとお嫁に行くもん」

「そうか、そこまで決心が堅いと言うなら仕方あるまい」

「お父さん…ありがとう」

「じゃ結納金は弾んでもらわんとなぁ、ウシャシャシャ」

「わたし・・・幸せになります!」
つづく・・・・