熱海で琳派・尾形光琳 〜 娘の訪問着 〜  着物の覚書


《 熱海で尾形光琳 〜 娘の訪問着 〜 》

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 先日、娘の婚約者ご家族との顔合わせをした。娘には仕立てあがったばかりの訪問着を着せた。

 畳替えとふすまの張り替えを奮発した和室でお雛様と。この家を建てたときから、この和室はこの日のためにあったといっても言い過ぎじゃない。
 春のうららかな良き日に(雨だったけど)、お雛様に見守られながら結婚の約束をすることのできた娘。本当に幸せだと思う。っていうか、親のわたしたちが本当に幸せだ。親冥利に尽きる。

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 というわけで。2月の半ば、そんな娘がわたしの誕生日のお祝いとして、休みをとって熱海の旅に付き合ってくれた。普通列車、片道5時間かけて日帰り熱海。チープでとっても楽しかった。

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 朝の5時20分岐阜発豊橋行、始発だ。熱海までは2回、豊橋と静岡で乗換える。由比ヶ浜辺りでは日差しも暖かくなってきて気分上々。

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 10時21分に熱海駅に到着。
 

 この日の熱海のお目当ては、尾形光琳300年忌記念特別展「燕子花と紅白梅 光琳アート 光琳と現代美術」。MOA美術館だ。

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 この日のお供はニコンV1。
 
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 熱海に着いたら雨は降っていないし、荷物になる傘やタブレットをコインロッカーに預けて行こうと思い駅前の「第一ビル」に入ってみる。B1のアタミックス名店街(熱海市田原本町)。なかなか昭和ないい雰囲気。


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 駅前バスターミナルから直行バスでMOA美術館へ。
 
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 こんな感じで、熱海の高台に建つ美術館。平日のせいかそれ程の混雑もなく、国宝「燕子花図屏風」と国宝「紅白梅図屏風」を立ち止まってゆっくり観覧できた。

 
 雅。きんきらきんを色と構図の絶妙なバランスで完成された美へと仕立てあげる感性。国宝です。


 

 二組の名画を見たあとは、光琳屋敷の方へ歩いてみる。
 
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唐門。大磯の三井家別邸城山荘内にあったものとのこと。

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 こちらも、城山荘内にあったという片桐門。
 
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 復元された光琳屋敷。
  
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 紅白の梅も咲いていた。


 美術館をあとに、昼食をとるため海岸方向へ。
 
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 熱海の繁華街、渚町を流れる糸川。渚橋から糸川橋を臨んで。
 
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 川沿いにずらっと咲くのは「あたみ桜」。日本で一番早く咲く桜とのこと。ピンクの色が濃く、温泉街にとてもよく合う色っぽい桜だ。
 
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 昼食は渚町のスコットでビーフシチューを。文豪・谷崎潤一郎や志賀直哉が通ったという洋食店だ。

 この日は旧館が休みということもあって、手前新館のお店の扉の中ではそこそこの行列ができていたた。
 写真の行列は隣のラーメン屋さんのもの。わんたんやというお店だそうで、こちらもかなりの人気店らしい。



 食事が済んで店を出るとなんと雨。傘をロッカーにおいて来ちゃったのに。仕方がないのでローソンでビニール傘を購入。親水公園を歩く。

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 遠く、山の上に見えるのは熱海城。

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 ムーンテラス。

 
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 寒さに耐える鳩。
 
 
 
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 公園内にも、あたみ桜が満開。

 
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 ダイヤモンドに目が眩み・・・のお宮さんです。

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 そして締めくくりは熱海駅前の仲見世商店街でのお土産購入。こちらもかなり渋いアーケード街で素敵。ベンチに座ってほかほかの温泉まんじゅうも食べた。

 帰りもまた5時間かけての電車の旅。通勤ラッシュの中、爆睡で帰って来た。




(平成27年3月4日記)

早春の知多半島へ  着物の覚書

《 早春の知多半島へ 》

 寒いといえばまだまだ寒いが、なんとなく暖かな日射しを感じるこの頃。

 早春の知多半島へ出かけてみる。
 
 

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 内海海岸(知多郡南知多町内海)。若き日の思い出がいっぱい詰まった海岸。夏の度、子ども達を連れても何度来たことか。
 
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 あの頃、真っ黒に甲羅干しをしていたわたくしが今日、日焼けをめっちゃ気にする五十歳になってまたここにやって来ました。

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 と。食事の時間にはまだ早いので、ちょっとお魚を見学に。

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 豊浜の魚ひろば(多郡南知多町豊浜)。海老や大あさり、シャコとかさざえ。新鮮な海産物がいっぱい。でも今日はお食事しに来たから買って帰るわけにはいかないのだ。帰ってから炊事したくないし。

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 魚ひろばを後に市場のそばを通りかかるとなにやら大きな鯛のオブジェと人の行列。車を停めて近寄ってみると「ふぐづくし定食」との張り紙が。これか、人々を引き寄せているのはコレなのだな。と、興味をそそられることこの上なかった。

 ネットで見てみると、フグばかりじゃなくって、いろんなお魚の料理がおいしいお店らしい。今度また行こう。


 
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 そうこうしているうちに予約の時間となった。海のイタリアン、シーサイドカプリ(知多郡南知多町山海高峯)。

 実はここは去年の今頃初めて娘と来たお店。店内から眺める早春の海がとてもきれいだったので今年もやって来たのだ。
 
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                                  Photographed on Feb.11,2014

 照明はウォールライトだけの店内に、海からの陽光がそそぎこむ。とてもゆったりできるお店。

 

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 野間崎灯台(知多郡美浜町小野浦岩成)。

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 絆の鐘。

 
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 帰りはえびせんべいの里(知多郡美浜町大字北方字吉田流)へ。

 えびせんべい試食し放題です。


 お腹も満足、美味しい知多のいちご章姫とえびせんべいをお土産に帰路についたのだった。



(平成27年3月3日記)

高山 〜 春慶塗を探して 〜  着物の覚書

《 高山 〜 春慶塗を探して 〜 》

 実は近々大切なお客様をお招きする予定がある。
 そこで、ちょっとよそ行きの汲出と茶卓、銘々皿が欲しいなと思って。
 

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 急に思い立ち、久々の飛騨高山へ。

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 こんな冬の寒い日も、古い町並はいつもながらの賑わい。
 
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 和菓子屋さん、彩菓なな草。

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 造り酒屋の平田酒造場。
 
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 そういえば高山には渋草焼があった。ここの染付の汲出なんて春らしくっていいんじゃない? と渋草焼の芳国舎(高山市上二之町)へ冷やかしに。

 知ってたけど、改めて。高い!滅茶苦茶高い!素敵だけど高すぎ。とても衝動買いできる金額ではない。ということで、見るだけで退散。
 
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 そしてお目当ての俵石堂 福田屋(高山市上三之町)へ。

 ところが、春慶塗の茶卓をながめているうちに、なんだか妙に見覚えがあるような気がしてきて。あ、そういえば、かなり前に義母に貰ったような気がする・・・・、と気づいたのだ。
 
 
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 日も暮れかけて来たし、茶卓も家に帰って確かめてみないと買うわけにもいかないし・・・、と。
 なんとなく購買意欲が満たされないまま町並みを歩いていると、ふわりとお香のいい匂いが。

 
 
 香舗 能登屋。

 お店の奥さんに、今焚かれているお香と同じような香りの、和箪笥に入れる匂い袋のようなものはないかと尋ねたところ、薦めて下さったのがこの「誰が袖」。
 
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 ほんとうに甘く懐かしい白粉(おしろい)のような香り。家に帰ってさっそく和箪笥に入れると、結構効果てきめんで、寝室中がほのかにこの匂い。う〜〜ん幸せ。
 
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 藤田鉄工工芸店の店先に飾られた和ろうそく。

 以前から和ろうそくを見ると、なんだか懐かしいような怖いような、思い出したいような思い出したくないような胸騒ぎのような気持ちになる。それがどうしてなのだろうとずっとずっと気になってはいたのだが。今回やっとその理由がわかった。小さな頃に読んだ童話「赤い蝋燭と人魚」(小川未明・作)の記憶がそうさせていたのだ。
 改めてネットでこのお話の内容を読んだ。なんて悲しいお話なのだろうと、今まで感じていた重い記憶に納得した。納得したけれど、それでも和ろうそくの妖しげな美しさは魅力的だ。完成された非の打ちどころのないフォルム、鮮やかな色、そしてこれが燃やしてしまうために存在するという事実。
 この美しさから小川未明が、人魚の悲しいお話を連想したのもやはり納得。


 
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 家に帰って押し入れの中を探すと。やはりありました、春慶塗の茶櫃に入った茶卓と銘々皿、九谷の茶器が。せっかくだから今度お客様はこの茶器でおもてなししようと思う。
 
  

 《 花嫁の母となるのだ 》

 そして、大切なお客様とういうのは。娘の婚約者とその御両親。

 そうです、娘がこの秋結婚することになったのです、ぱんぱかぱ〜〜ん。


 
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 嬉しくって。黒留袖を準備してしまった。。。 百貫華峰・作。

(平成27年3月2日記)

 




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