地域の親友たちが3〜4家族集まってご飯を食べることがあった。
子どもはみんな同じくらいの年頃。
ご飯を食べてあそぶ。
そんな時間。
でも、それは子どもたちに取っては、学校が優先順位が上がってくる。
学校の友人たち。
ボクは何故か昔から、一度決めた空間から動くのが苦手で、そのグループにいたつもりが、いつの間にか誰も居なくなる。
今もそれは一緒だけれど。
それでも、3年生になった時に前述の先生が変えてくれた。
目の前をとても面白いものにしてくれた。
また、1人身体的に不自由な友人が居たのも結束する要員だったかもしれない。
気難しい彼はカンシャクを起こすことも多かったけれど、先生は非常に真剣に、まじめに取り組んで、クラスというものを作ってくれた。
そんな中で、身体の不自由な友人を補助する数人が決まってくる。
ボクもその中に居た。単純に友人としてだけれど。
そして、その中に想いを寄せることになった初恋の人もいた。
幼稚園の頃などに淡い想いをもつ、よりハッキリとした好意。
ただボクは何も伝えることは無かった。
その空間に一緒にいるだけで、ドキドキして幸せだった、のかもしれない。
そして、それが永遠に続くと思った、のかもしれない。
でもそれはその彼女が引っ越し、転校することで急激に終わりを告げた。
そして、4年になりクラス替え。
クラスも変わり、担任も変わり、環境は激変した。
4年になったすぐ、それでも当時は天真爛漫な自分のままで居た。
ただ周りは思春期なのか、そうでは無く、そこで目立ったボクはいじめにあう。
最初は些細なことだった。
同じクラスの子の両肩に手をかけ、ぴょこん、と飛び上がった。
それが原因らしい。
何だあいつは?となったらしい。
身体は大きい方で当時もう剣道を始めてたので力は強かった。
そこで、精神的にいじめられることに。
当時は本当に学校に行くのが嫌になるほど悩み苦しんだ。
学校に行きたくない、と泣きじゃくるボクを母親が、休むことだけはダメ、行きなさい。
と叩きだした、記憶はまだ残ってる。
そこで、子どもゴコロに気持ちにフタをすることを覚える。
殻のように閉じこもって1年を過ごし、また5年でクラス替え。
1年間殻にこもったボクは5年、の記憶もほとんど残っていない。
6年。少し大人になったからか、またクラスメイトと遊ぶ、も臆病になったボクは、友人の心を伺うような感じで遊んでた記憶がある。
これは、たぶんずっと残ってしまった後遺症かもしれない。
そんな中でもすごく惹かれる人を見つけたのも6年生。
ただ臆病になったのは人、に対してなので、結局なにも告げること無く卒業した。
その彼女は地元の中学に行かず、ボクは地元の中学校に行くことになる。

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