このブログは、「広島・都市観光の創造」というサイトの1コーナーです。
サイト自体は、「都市観光という切り口から、広島のまちづくりを考える」をテーマにしたサイトですが、このブログでは、ざっくばらんに様々なことを語っていきます。
クラシックを中心に、音楽の話題も定期的に取り上げていますので、よろしくお願いします。
*この記事は、常にトップ表示しています。更新した記事は下にありますので、そちらをご覧ください。

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2009/6/27
広島県の藤田雄山知事が今期限りでの退任を表明しましたね。
16年間の任期中の後期には、後援会の政治資金不正事件が発覚したり、また自身ががんの手術を受けられたりと、波乱万丈の感があり、ここでの退任はやむを得ない感じがします。まずは、16年間お疲れ様でした、と言いたいですね。
実は私、政治家としての藤田知事については、高く評価をしていました。パフォーマンスばかりが目立つ芸能人崩れの政治家と比較すると、地味ではありますが、行財政改革は確実に行なわれ、全国の舞台に出ても主張すべきことは主張する、立派な県知事であったと思います。
ただ、藤田知事、残念ながら県民への人気はイマイチだったようですね。他の県知事のような分かりやすいパフォーマンスがないこと、また近年の後援会の不正がその主な原因でしょう。
しかし、です。そもそも、県知事の仕事は「県民の人気者になること」ではありません。県政のトップとして、広島県を良い方向に持っていくことです。
私はいつも思うのですが、政治家をその政治力で評価している人って、一体どれだけいるのでしょう?
例えば、プロ野球選手を評価する時は、「その選手はチャンスに強いか」「打率は高いか」などで評価するでしょう? 「マスコミ向けにどれだけパフォーマンスするか」「どれだけ派手なガッツポーズをするか」などで評価する人は普通いません。野球選手は、そのプレーで評価されるのが当然です。
政治家を評価するのも同じで、県知事や市長の評価は「県政や市政のリーダーとしてどうか」で評価するべきです。これは当然です。
ただ、この当然のことが分かっていない人が多いようですね。というか、マスコミ自体も、分かっていないように感じます。
例えば、藤田知事の後援会の不正。結局、その内容がよく分からないので何とも言えない面があるのですが、ただ、個人的には「あそこまで大騒ぎするものなのか?」と思います。これは例えるなら、「あのプロ野球選手は入団する時に色々汚いお金が動いているみたいだぜ」という程度の話であって、入団後はそんな話よりも「どんな活躍をするか」がメインになるでしょ? 政治家も同じです。確かに不正は良くないことですが、もっと話題にするべきことはあるだろ? もっと政治を語れよ! と私は思っていました。
また、多選に対する批判も同じです。プロ野球選手を評価する時に、「あの4番打者は長い間4番を打ち過ぎだ」なんてことを言いますか? 最も力強い打者が4番を打つだけの話で、結果としてそれが10年続こうが、それがチームにとって一番良いなら、それはみんな受け入れるでしょ? 極論するならば、他に相応しい知事候補がいないなら、藤田知事はあと10年でも20年でも知事をやっても構わなかった、と私は思います。「長い」という理由だけで批判されるのはいかがなものか、と思います。もっと政治家の能力としてどうか、という面を見て欲しかったですね。
では、私が藤田知事を高く評価する理由を語りましょう。藤田県政の中で、最も高く評価したいのは、「平成の大合併」での地方分権への取り組みですね。
道州制の議論が進む中、基礎自治体(=市町村)と県の役割を見直し、合併して体力のついた市町には確実に権限を委譲していった。この作業、一見地味なのであまり評価されませんが、これは大変なことだったと思いますよ。実際、この分野ではいまだに広島県は全国のトップクラスに位置すると言われています。これはやっぱりすごいことですよ。
広島県がこれだけのことを行なった理由に、道州制の問題があるのは言うまでもありません。道州制議論で主導権を握りたい、州都問題で確実に岡山に勝つには足元を固めるのが第一だ、そういう問題意識から、ここまで地方分権に取り組んできたのでしょう。
正直、私の中では、こういう地方分権の進め方が良いことなのかどうなのか、今ひとつ分かっていない部分があります。
ただ、州都問題で岡山に負けてはいけないことを考えると、「地方分権が良いことがどうか」などを考える余地はなく、とにかく道州制を受け入れる体制を作ることが第一。その意味では強引な地方分権もやむを得ない、ということで、それをきちんと実行した藤田知事には拍手を送りたいですね。
「たったそれだけのことで評価するのかよ…」と言われそうですね。しかし、「たったこれだけのこと」が出来ない政治家がどれだけ多いことか!
例えば、どうですか? 「都市州」なんてことを提案しているどこかの市長さん。その実現に向けて動き出していますか? 横浜市・大阪市・名古屋市の研究会は「都市州」を提言しました(こちら)。こういう動きについて何もアクションを起こさないのですか? 市長の地方分権への想いはその程度のものですか?
…これ以上書くと、その市長さんを批判することに繋がりかねないので、この辺でやめておきましょう。
ただ、個人的な思いを書かせていただくならば、道州制議論は、広島県政、広島市政の最大のテーマの一つです。もちろん、以前から言っている通り、道州制の実現は相当難しいもので、そう簡単には実現しないでしょう。
ただ、だからと言って準備を怠ることは許されない。もし道州制が実現して、仮に広島が州都を逃したら一体どうなるか。考えただけでも恐ろしいものがあります。
その意味で、きちんと危機感を持ち、対処を進めていった藤田知事。やはり私は高く評価したいと思います。これまでお疲れ様でした。そしてありがとうございました。今の路線を引き継ぐ形で、新たなリーダーが出現することを期待したいと思います。

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2009/6/21
今日の中国新聞「ビバ・キャンパス」欄に、一つ嬉しいニュースが掲載されていました。
それは「新球場で「合同大学祭」を」という記事です。Web上では出てきませんので、ここで簡単にこのイベントの概要を紹介します。
日 時:12月20日(日)
場 所:マツダスタジアム
概 要:県内の大学、専門学校の学園祭のフィナーレという位置づけ
内 容:メーンステージでミスコンやバンド演奏
高校生向けに合同オープンキャンパス
企業ブースを設け、広島の会社が自慢の
製品を紹介するコーナー等を設置
主 催:広島合同大学祭実行委員会LiNkx(リンクス)(公式ブログ)
(代表者:高木雄一さん(広島大学4年生)。現在、広島の
各大学から計76名がスタッフ登録している)
私はこれまで、このブログで散々「共同サテライトキャンパスの建設を」と訴えてきました。その理由は、主には「学生間の交流を促すため」でした。(詳しくは、これまでの「知の拠点カテゴリ」を見てください)
共同サテライトキャンパスの実現については、一向に進む気配がありませんが、その前に学生が動き出しましたね。そうそう、こういうものが欲しかったのですよ。このご時世でも、こういうことを思いつき、実際に動き出す元気な学生っているものなのですね。この実行委員会には大きな拍手を送りたいと思います。
私は前々から思っているのですが、今、広大や修大以外の広島の大学での学生生活って、つまらないだろうな、と思います。
規模が小さい大学が多く、サークル活動なども充実しているとは言い難い。(勿論、例外もあるでしょうが) 大学祭なども小さくて、私、以前某大学の大学祭に行ったことがありますが、あまりにも小さくて、高校の文化祭よりもつまらないものでした。
勿論、「小さいから駄目だ」なんてことを言うつもりはありません。好き嫌いの問題もあるでしょう。しかし、折角の大学生活、もっとはじけることが出来る場所があっても良いように思います。
こういう状況の解決策の一つとして、今回の広島合同大学祭などは位置づけて良いでしょうね。
この手の話、多分需要はたくさんあると思いますよ。要するに、「自分達の大学だけじゃツマラナイから、他の大学を巻き込みたい」という話です。以前少し紹介した、広島の大学・短大11校の吹奏楽団有志で作る「ブラススクエア」などもそうでしょう。
今、多くの大学は生き残りに向け、「いかに学生の支持を受けるか」ということに必死になっています。だから、どこの大学も校舎だけはピカピカのものが建ち、キャンパスはまるでテーマパークであるかのように綺麗に整備されています。
しかし、そろそろ「それだけでは学生の支持を受けることが出来ない」ということに気づいて欲しいですね。
大切なのは、「楽しい学生生活」なのです。そしてそれを実現しようと思ったら、ある程度の規模が必要となることがある。その規模を満たそうと思ったら、単体では対応が難しい大学もある。
だから、「広島都市圏の大学生が気楽に集まれる場所」が必要なのですよ。
それが、私が前々から言っている共同サテライトキャンパスなのです。
前々から言っている通り、これ、そんなに難しい話じゃないのですよ。施設としては、今の広島市青少年センター程度のものであれば充分。そこに広島合同大学祭実行委員会LiNkxの事務局があって、「ブラススクエア」の練習室があって、おまけに単位互換制度で活用される教室があって…ということになれば、そこは大学生の溜まり場になり、広島の学生の輪が大きく広がることになるでしょう。
それは結果として、各大学の魅力向上に繋がるし、中心市街地活性化にも繋がります。
こんなに素晴らしいもの、どうして実現しないのでしょうか? 広大跡地の知の拠点構想は振り出しに戻ってしまいました。もう、広大跡地にこだわる必要はありません。各大学がお金を出しあって、市内中心部か広島駅付近に一刻も早く共同サテライトキャンパスを建設しましょうよ。

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2009/6/16
先日、広島グリーンアリーナでのプロレスの試合で、三沢光晴選手という方が亡くなられたそうですね。私、プロレスのことは全く分からないのですが、ご冥福をお祈りしたいと思います。
さて、その試合会場となった広島グリーンアリーナ。ここって、こんな具合に、様々なイベントで使われることが多いですね。
日曜日、「ふ〜ん。グリーンアリーナでプロレスやってたんだ…」と新聞を見ながら、ふとTVを見ると、そのグリーンアリーナで高校生のバレーボール大会をやっていました。
大規模なコンサートがここで行なわれることも多いし、稼働率という面から見ると、かなりいい数字を残している施設ではないでしょうか。
私自身も、普段全くスポーツをしない人間の癖に、この施設は意外とよく使用しています。2005年の「世界へおくる平和のメッセージ」の会場もここでしたし、先日も、「子育て応援団 すこやか2009」というイベントに行ってきました。

聞くところによると、広島グリーンアリーナの集客力は年間150万人とのこと。旧市民球場よりも多く、新球場と同レベルの集客力、ということですね。
私などもそうですが、ここに行くとなると、どうしても食事は基町クレドやそごう界隈でとることになります。こういう状況が中心市街地にとってプラスに作用していることは間違いなく、重要なことだと思いますね。
…で、何が言いたいのかって? すいません。それだけです…。「だからどうした」と言われそうですね…。まあ、中心市街地活性化を考える一つの側面として、何かヒントになるかと思い、記事にしてみました…。ちょっと(かなり?)拍子抜けの記事ですね。スイマセン…。

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2009/6/13
6月5日(日)、尾道市瀬戸田町のベルカントホールに、タリススコラーズという合唱団の演奏会を聴きに行ってきました。

(開演前の様子。相手はプロなので、さすがに写真撮影は禁止です…)
いきなりですが、話を少し前に戻します。前々回の記事で紹介した、佐村河内守氏の「requiem”Hiroshima”」のコンサート。曲自体は、中世にありそうな、ポリフォニーで書かれた曲でした。いわゆる「古楽」というジャンルに近い感じの曲でした。
さて、この「古楽」。実は私が最も好きな音楽のジャンルです。合唱をやられている人ならご存知でしょうが、この時代は、まさに合唱の最盛期。ジョスカンやら、デュファイやら、パレストリーナやら、ビクトリアやら、タリスやら、モンテヴェルディやら、そしてバッハやら。もう、素晴らしい音楽が山ほどあります。
…が、この「古楽」。世間一般ではイマイチメジャーじゃないですよね…。クラシックに興味がない人には勿論のこと、クラシックが好きな人でも「バッハ以前? 知らない…」みたいな反応をする人は多い。
「やっぱり古楽はマイナーなのだな…。ま、人それぞれの好みがあるってことだ。俺は少数派でいいや」とこれまで私は思っていました。
ところがです。先日の「requiem”Hiroshima”」のコンサート。ネット上では大絶賛の嵐です。「感動した」とか「涙出た」とか「佐村河内はやはり天才だ」とか…。
普段古楽にはまっている私は、正直そこまでのものを感じなかったのですが、逆に普段古楽を聴かない人(多分ね)が「requiem”Hiroshima”」を聴いて感動している…。これは一体どういうことなのだろうか?
色々考えましたが、よく分かりません。ネット上を色々と探して見ましたが、みんな「感動した」とか言っているのに、「どこに感動したか」を語っている人はほとんどいない。これじゃ、どう評価してよいのか分かりませんよね…。
ただ一つ、思いついたのが「ポリフォニーという手法自体が現代人にとっては逆に新鮮に聴こえるのではないか」ということです。
ここで話を本題に戻します。古楽、特にルネサンス期の合唱曲を歌わせたら、世界でも屈指の合唱団が、この「タリス・スコラーズ」ですね。
今回の演奏会も良かったですよ。この合唱団を代表する曲と言えば、やはりアレグリのmiserereでしょう。今回も素晴らしい演奏を聴かせてくれました。
私、この曲好きなのですよ…。緊張感あるソプラノの高音(ハイCですっけ?)や、神秘的なグレゴリオ聖歌部。それを何度も何度も繰り返すことにより、すっかりその世界に引き込まれてしまいます。
まあ、百聞は一見にしかず。こんな曲です。興味ある方は聴いてみてください。
YOU TUBE より 「タリススコラーズによるmiserere」
ちなみに、この曲についてはモーツアルトが伝説を作っていますね。
この曲は当時、システィーナ礼拝堂の聖歌隊に独占され、門外不出とされていた曲でした。つまり、バチカンのシスティーナ礼拝堂以外では歌われることがない秘曲でした。
この「秘曲」を秘曲でなくしたのが、若き日のモーツァルト。1770年、14歳のモーツァルトはローマを訪れました。その時バチカンのシスティーナ礼拝堂で演奏されたこの曲を耳で聴いて覚えてしまい、簡単に楽譜に書き記してしまった…。
つまり、100年以上門外不出となっていた秘曲は、若干14歳のモーツァルトにより、秘曲ではなくなってしまったのです…。モーツァルト、何と言うことをするんだ…。ま、そのおかげで、我々でも普通にこの曲を聴けるようになったのかも知れませんが…。
と、まあ、こんなタイプの曲ばかりが演奏された、タリススコラーズの演奏会の話でした。演奏会場が瀬戸田町と言うこともあり、ちょっとした小旅行気分も味わうことが出来、楽しかったですね。
先ほど、佐村河内氏の話を少し出しましたが、佐村河内氏の「requiem”Hiroshima”」に感動できた人には、お勧めしたい合唱団ですね。この合唱団のCD,CDショップに行けばたくさん置いてあります。タワーレコードなどでは、クラシック売り場の「古楽」分野においてあります。「GIMELL」というレーベルから発売されていますので、皆さん、是非。
今、タリススコラーズは大まか5年に1度のペースで広島近辺に来てくれています。CDがもっと売れれば、3年に1度くらいは来てくれるかもしれません。だから、皆さんCD買ってね!
(今回は音楽の話ばかりでしたね…。興味のない人からするとつまらない記事だったかもしれませんね。次回は、2〜3日中にまちづくり系の記事をUPしたいと思いますので、どうか見捨てずにお願いします。)

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