今、記事にしたいことが山ほどあるのですが、ひとまず、オリンピック誘致についてもう一度語っておきます。
そもそも、何故今オリンピックを誘致しようとしているのでしょうか。
中国新聞にはこう書いてありました。
秋葉市長が会長、田上市長が副会長を務める平和市長会議は「20年までの核兵器廃絶」を目標にする。秋葉市長は「核兵器廃絶を実現した世界の記念イベントは、五輪以外にはない」と強調。田上市長は「チャレンジの価値はある。(廃絶が道半ばだったとしても)流れを加速させることにつながる」と説明した。
私がそもそもわからないのは、「核兵器廃絶を実現した世界の記念イベントは、五輪以外にはない」という部分です。何故、五輪じゃないと駄目なのでしょうか? 普通に、「核兵器廃絶記念イベント」を企画して、広島・長崎の平和公園を中心に、世界中でイベントを行えばよいのではないでしょうか?
もし、私に「核兵器廃絶祝いにイベントを考えてくれ」と言われたら、ひとまず次のようなイベントが思いつきます。
・広島・長崎の両平和公園をメインステージにした平和コンサート。世界中の街頭の大型ビジョンでその様子を放送し、世界中の人が同時に「イマジン」を歌う。
・核兵器廃絶を記念した交響曲作曲の国際コンテストを行なう。
・そしてそのコンテストで最優秀に選ばれた作品を、世界中の超一流奏者を集めたドリームオーケストラ「核兵器廃絶記念世界オーケストラ」を結成して、広島もしくは長崎で初演。
私は音楽が好きなので、音楽の企画ばかりになってしまいましたが、様々な人が、それぞれの好きな分野で様々な企画を思いつくのではないでしょうか? スポーツが好きな人はスポーツのイベント、映画が好きな人なら映画を通してのイベント、アニメが好きな人ならアニメでのイベント、世界中の人がそれぞれの立場で考えれば、面白い企画は山ほど出てくるはずです。折り鶴好きな秋葉市長なら、「世界中で折り鶴を作ろう!」イベントなども思いつくのではないでしょうか?
そういった諸々の核兵器廃絶記念イベントと、スポーツの祭典のオリンピック。「核兵器廃絶を実現した世界の記念イベント」として相応しいのはどちらでしょうか? 世界中の人々が一斉に「イマジン」を歌う光景と、オリンピックの開会式。どちらが相応しくて、世界平和としてのインパクトがあるのはどちらだと思いますか?
そもそも、オリンピックの主催はIOC。仮に広島開催が実現したとしても、広島市主催ではないので、広島市が関われる部分は限られてきます。いくら広島市が「核兵器廃絶」を前面に出したいと思っても、IOCがそうするとは限らない。
そう考えると、尚更、オリンピック誘致ではなく、広島市主催、もしくは平和市長会議主催で独自のイベントを行なった方がよいと思います。広島市主催なら、広島市の好き勝手出来るでしょ?。
こう考えていくと、オリンピック誘致を検討すると言うその方針がどうしても理解できません。なんでオリンピックが必要なのですか?
聞くところによると、オリンピック開催にはアジア大会開催の5倍のエネルギーが必要となるとのこと。
そんな無理をしてIOC主催の大会を開催するより、身の丈にあった範囲で、イベントを開催した方が良いと思いますよ。独自イベントなら、「一都市開催」なんていう制約もなく、世界中の都市と一緒にイベントが出来ますしね。
そんな訳で、どうしてもその必要性が理解できないこのオリンピック。「どうしてもスポーツの国際大会にこだわりたい」というなら、ユニバーシアード大会や、世界陸上の開催なども考えたらどうでしょうか? ユニバーシアードだって「平和の祭典」だと思いますが…。