2009/10/24
ここ数日、中国新聞で「どうする球場跡地」と題し、原案に賛成、反対のそれぞれの議員と、市担当者のインタビューが掲載されていましたね。
広島市担当者と原案に賛成している議員の言い分、「何をか言わんや」というような言い分でしたね。
特に酷かったのが、市民連合・太田憲二幹事長。こんなことを言っています。
「広場がベースの案が満点とは思わない。80点。ただ、サッカー場は集客力や採算性で及第点が取れるものではない」
→ALL FOR HIROSHIMA の案(こちら)を見ていないのでしょうね…。この案は、サッカー場あり、アートギャラリーやカープミュージアムあり、劇場用スペースあり、そして何より誰かの大好きな平和モニュメントあり、という多彩なものとなっており、広場がベースの原案と比較して、集客力で劣っているとは思いませんが。建設費も出来る限り節約していますし。
要するに、この人、最初からサッカー場を否定しているだけなのでしょうね。具体的な案を見もせずに。
「論理的な議論ができていない。商業施設はできないと分かっているのに遊園地がいいとか、バスセンターがいいとか、蒸し返している。」
→「商業施設はできない」という意味、分かっているのでしょうか? バスセンターが不可能なのかどうかは微妙なところですし(設置の方法にもよりますしね)、「遊園地的なもの」なら都市公園法内でも可能なものがあるはずですが。最初から「無理だ」「出来ない」では、何も出来ません。 この辺りは、法律とにらめっこしながら解決していく問題で、最初から「出来ない」などというものではありません。
要するに、この人、最初から広場以外の案は検討するつもりがないのでしょう。サッカー場が集客力にかけるなら、「どうやったらサッカー場で集客力が上がるか」を考えるべきだし、「商業施設はできない」という制約があるなら、「商業施設的なものを都市公園に設置するにはどう工夫すればよいか」を考えればよい。そういう努力を行なわずに、「無理だ」「駄目だ」と言われてもねぇ…と思う。
しかも、ALL FOR HIROSHIMAなどは、それらの批判に答えられるだけの案を用意していると言うのに、そういう面はスルー。結局この人、本気で考えるつもりがないのでしょうね。
また、広島市 片平靖 都市活性化局長の談話も、苦渋に満ちた談話でした。
「(折り鶴ホールは)公募で決定した施設」
役人の建前としては、そう言わざるを得ないのは分かります。(私も役人ですから)
しかし、市民球場跡地コンペ、折り鶴広場案は「最優秀案」ではなかったのですよ。最優秀案は「該当なし」で、折り鶴広場案は他の1案と一緒に「優秀案」でしかありませんでした。そう考えると、折り鶴ホールにこだわる必要はないのですが。最優秀賞になれなかった案で、しかもこれだけ批判が多い案です。見直されて当然です。
「誤解されているようだが、(折り鶴ホールは)コンサートを開いたり、芸術作品を展示したりするホールが主な機能」
…これまで、どこかでそういう説明があったでしょうか? コンサートを開くホールだと言うなら、何名くらい収容できて、どのようなコンサートの開催を見込むホールなのでしょうか? ライブハウス的なもの? それともクラシックの室内楽が開催されるようなもの? それとも広島市お得意の多目的? 何も分かりません。そもそも、「コンサートを開いたり、芸術作品を展示したりするホール」というのが実はイメージ沸きません。コンサートホールとギャラリーの両方の機能を持つものと言うことなのでしょうか? 少なくとも、そもそものコンペ時の案(こちら)ではそういったことの明記が何もなく、分かりません。これで誤解するなと言う方が無理です。
市民球場跡地問題のこの迷走ぶり、もう情けなくなってきます。皆さん、努力・工夫が足りなさ過ぎですよ。もっともっと真剣に考えてください。
実は私、今、本家サイト用のページ2ページを作成中です。ひとつは「紙屋町再生」というページで、もうひとつは「市民球場跡地考」の作り替えです。
紙屋町再生にしても、市民球場跡地利用にしても、時間をかけてじっくり歩いて周れば、面白い案は浮かんでくるものです。
例えば、「紙屋町再生」ページは、「紙屋町にキャナルシティ博多のようなSCを造ろう」というのがメインテーマとなっていたりします。

普通に考えて、「アホかいな。そんな土地がどこにあるんだよ」とか「そもそも、このご時世にそんな巨大な投資をしてくれる企業がいるわけないだろ」と思いますよね?
そこが工夫の腕の見せどころ。ゼロから造ろうと思うから難しいのであって、既存の施設を発展させることで考えていけば、そんなに難しい話ではない。
また、市民球場跡地も「球場跡地」だけでものを考えるから難しいのであって、球場跡地周辺に何があるか、を考えていけば、もっともっと面白い話に広がる。 そういう工夫が必要だと私は思います。
まあ、「紙屋町再生」は11月中に、「市民球場跡地考」は今年中には何とかUP出来ると思いますので、それまでしばらくお待ちください。現在のような低レベルの議論、もううんざりです。。。
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