気が付けば、いつの頃からか「野球」フアンへの自分なりの取り決めをしていたようだ。
だが、大げさな物言いに聞こえるだろうが、今回は解禁していた。
楽天がでる試合だけをみた。
杉浦などの伝説にまでなった投手の活躍。
僕は、過剰に「あぶさんや野村監督」の引退劇と重ね合わせて、時間のやり繰りをしながらのめり込んでいた。
野村監督、74歳、現役引退。
あぶさん、62歳、現役引退。
見事な引退劇を作ってくれた。
僕たちは、それぞれの力投の後に、静かに引退を迎えるのだろう。
日本ハムが次へのステージ進出が決まった。
その時の記事だ。何回も読んだ。野村監督は、取り立てて「野球」については語ってはいない。
実に、野村氏という一人の人間が、送ってきたのがたまたま「業界」としての野球だと分かる。
だからこそ、野村氏という人が「引退」するときに心から搾り出した「人生の知恵」だと理解できた。
こういう感想を語れる年代の方が少なくなっていくのも時代の流れだろうか?
殺伐とした企業の引退劇でも、こういう物言いをできた経営者は、かっては多く見かけたものだ。厳しい、殺伐としているからこそ企業の中に流れるある意味での「温かみ」を感じて、優秀な方々が入社してくる時代もあったようだ。
今は、どうなっているかは、僕にはわからない。
> ―試合後に両軍ナインに胴上げされ、野村コールがわき起こった。
「胴上げは嫌だなと思った。照れくさいもん。でも感無量。声援は野球屋冥利に尽きる」
―吉井コーチや稲葉らかつての教え子の姿も。
「縁だね。縁を持っている人がここまで頑張っているのは喜ばしい。人間、何を残すかで評価が決まる。人を残すのが一番。少しぐらいは野球界に貢献できたかな」
―楽天監督の4年間で印象に残ったのは。
「今年がすべて。2位を決め、CS、第2ステージの権利を取った時」
―仙台のファンには。
「仙台でどうしても日本シリーズをやりたい夢があった。果たせないのは残念。ごめんなさい」
―「野村の考え」はチームに伝わったか。
「まるっきり。すきを突く、空気を読む。こういうビッグゲームで力の差が出た。自分の力のなさ。怠けたつけだな」 ―未練はないのか。
「わがままを言わせてもらえば、もう1年やりたかった。中途半端で辞めるのが心残り。やり残したことはいっぱい。晴れ晴れしい気持ちはない」
―来季の楽天には。
「ネット裏から変ぼうぶりを楽しみにしている。どう変わっていくか」

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