国の成り立ちなる高級な理屈は知らねども、僕たちは、この世間の生きづらいせちがらいなかで誰が、どういう風に「稼ぎ」があるかには、興味津々であろう。
ましてや公的な職業に就く業界の人々の「数字」には、舌なめずりしての怪しげな関心を持っている。
だが、紳士たるお方は、こういう好奇心には、眉をひそめるという。
「官僚主導の政治」と言う見事なレッテルを貼り付けて、実にこのスローガンは、庶民の政治に対する怨嗟の声を、政治家から官僚へと切り替える流れを作ったのだろうか、と疑いたくなる一面はぬぐえないままに「無血の革命」と言う恐ろしき「平成維新」なる言葉を使う。
明治からの官僚主導とか、戦後の官僚主導なる紋切り型のコトバ遊びの雰囲気が強すぎるような気分にとらわれる。
すでに古文名作と「学校教育」での今昔物語の話では、幼き頃から「当時の官僚」の稼ぎの手練の技を教わってきた身には、なにやらおかしな時代限定の話に思える。
いつの世でも、官僚だけではなく権力を保持する集団の稼ぎの技術は、刻々と変転し進化するのは当たり前だろう。だからこそ、権力保持の意味があり旨味があるのだから。
旨味の無い「職業集団」にわが身を預けて命を削るような努力を誰がするかと考えれば、逆に旨味のある集団に早く上り詰め、いち早く「急ぎ働き」をしたいと思うのは自然な感覚だろうとも、思う。
官僚になるにも「時代」の限界があり、それなりに、その時代のなかで人々は悪戦苦闘している。やはり、身分組織の厳しい時は「教育システム」での登り方が一番と言う時間は、中国などや列島でも「受験騒動」での悲しい話が、見事にそれを語り続けていてくれる。
見事に教育システムでの上昇を果たしても、身分制の厳しい時代には、涙をと言うよりは生命の危機すらにも及ぶ。
ある時代では、出家してしまい危機を乗り越える手法も一つだっただろう。僕らは「無常の文学」として恩恵ある知恵を得ている。
平成維新なるコトバへは、聞くだけでもぞっとする。
「昭和維新」と言う言葉との重ね合わせだけではない。
煽るだけ煽り、稼ぎが終われば、責任のはては「天皇制」システムや「軍部システム」なる便利な社会科学的用語で、全てが「解かれ」て解決したかのように、戦後のアメリカ的な政治影響の中での、コトバ遊びではなかったのだろうか、と言う疑問すら感じることなく、新たな煽りの用語「平成維新」なる安直なコトバ遊びを勧める空気には、庶民はついてはいけないだろう。
その意味では、今回の政権担当者の「資産」公表は、面白い。
額が少ない、多いと言う「スケベ」な観点ではない。
行政の大臣に座っているあいだに、どれぐらいの「稼ぎ」が増えるのかと言う「個人の能力」に注目するからだが。
政権の変わり目。潮目が変わるときは、金も動くのは庶民は体験的に感知している。口先での「奇麗事」で金が動くとは、誰もが思ってはいない。
塀の内側に誰が「落ちるのかも」芸能番組の流れで、楽しみにしているのも庶民のシッペ返しの心根でもあるだろう。その意味では、官僚の先端、「国税庁」「検察」は、自分の縄張りを広げるだけではなく、平成の維新なるものも役割を果たして欲しいものだ。
>資産公開、14億円で首相1位 長妻厚労相は本人分ゼロ
鳩山由紀夫首相と閣僚の計18人が23日、9月の内閣発足時の保有資産を公開した。配偶者ら家族分を含めた総資産では首相が計14億4269万円で2位以下を大きく引き離し1位。閣僚平均は1億4044万円で、長妻昭厚生労働相は本人名義の資産が「ゼロ」だった。
昨年の麻生内閣発足時には実弟の鳩山邦夫元総務相が7億円を超え最多。鳩山兄弟の「資産家ぶり」が目立った。1億円を超えたのは4人で、総資産平均は、01年の額面株式廃止を受けて現行の公開制度になって以降、最多だった麻生前内閣発足時の1億4128万円に及ばなかった。
首相は9億円近い定期預金をはじめ金融資産だけで10億円を超えた。東京都大田区の自宅や長野県軽井沢町の別荘などの不動産は固定資産税の課税標準額でも4億円相当に上り、ブリヂストン株350万株などを含め保有資産の時価は90億円に迫るとみられる。
2位は連立を組む社民党党首の福島瑞穂消費者行政担当相で2億4999万円。資産の半分を占める定期預金は参院議員当選前に弁護士として得た報酬という。「夫婦別姓」のため戸籍上の届け出をしていない弁護士の配偶者の定期預金など1億2265万円も算入した。
3位は藤井裕久財務相の2億213万円。都内と神奈川、群馬両県に所有する不動産が大半。
国民新党代表の亀井静香金融・郵政改革担当相は4位の1億8744万円で借入金も6180万円あった。
資産1千万円未満は2人。609万円の北沢俊美防衛相と家族の郵便貯金のみ891万円の長妻氏だった。
鳩山内閣:資産公開 6閣僚「0円」 普通預金含まれずに
2009年10月24日 2時30分 更新:10月24日 2時30分
公開された閣僚の資産では、鳩山内閣18閣僚のうち6人が、定期預金・郵便貯金・その他の貯金とも0円とした。普通・当座預金とも公開対象ではないためとみられるが、一部の閣僚は普通預金を保有していることを認めている。従来の「国務大臣、副大臣及び大臣政務官規範」に基づき、普通・当座預金は含まれないため、資産の実態を反映していない可能性がある。【篠原成行】
衆院解散当時の麻生内閣でも18閣僚のうち7人が3項目とも0円と公表している。鳩山内閣で0円としたのは岡田克也外相、長妻昭厚生労働相、赤松広隆農相、前原誠司国土交通相、北沢俊美防衛相、中井洽国家公安委員長。副大臣8人と政務官12人も0円だった。
岡田外相は05年の衆院選直後の資産公開では定期預金を2200万円と記載していたが、4年間で0円となった。中井氏も前回の郵便貯金110万円が0円になった。残る4人は前回も0円。
内閣府は「普通預貯金は流動性が高いため、対象外となっている。ここで歳費を含めた多額の資金を管理することが、政治家への国民の信頼を保つという大臣規範の趣旨に沿うとは言いにくいが、閣僚個人の良心に任せるしかない」とした。
岡田事務所は「普通預金で資金を管理したとしても、(ここに入金する)歳費の額も公表されており問題はない」とコメント。長妻厚労相は閣議後会見で「ありのままに書いたが、普通預貯金は若干ある。工夫できるところがあれば、さらに制度を進化させることも必要」と話した。
◇鳩山首相の株式、評価額は57億円
資産公開では、18閣僚のうち12人が本人もしくは扶養家族が上場株式を保有していた。最高評価額は、鳩山由紀夫首相の計57億2595万円。トヨタ自動車株を持つ直嶋正行経産相など、かつての勤務先の株式を保有する閣僚が4人と、労組出身者が多い特徴も垣間見えたが、麻生内閣に比べ高額銘柄を持つ閣僚は少なかった。
鳩山首相は、祖父が創業したブリヂストン株(1株1602円)350万株のほか、12銘柄の上場株式を保有。父が創業したイオン株(1株837円)を持つ岡田克也外相も総額1億1091万円に上った。【長野宏美】
◇今回定期預金などが0円だった閣僚の05年衆院選後の資産公開時
岡田 克也外 相 定期預金2200万円
長妻 昭厚労相 預貯金 0円
赤松 広隆農 相 預貯金 0円
前原 誠司国交相 預貯金 0円
北沢 俊美防衛相 預貯金 0円
中井 洽国家公安委員長郵便貯金 110万円
※北沢氏は参院議員のため04年の公表時
◇麻生内閣と鳩山内閣の各閣僚の資産
●衆院解散時の麻生内閣
麻生 太郎首 相 8560万円
石破 茂農 相 3350万円
金子 一義国交相 2919万円
森 英介法 相 2262万円
野田 聖子消費者行政担当相 2165万円
与謝野 馨財務相 2046万円
中曽根弘文外 相 1557万円
●鳩山内閣
鳩山由紀夫首 相57億2595万円
岡田 克也外 相1億1091万円
直嶋 正行経産相 2420万円
北沢 俊美防衛相 1268万円
平野 博文官房長官 1024万円
川端 達夫文科相 1005万円
※1万円未満切り捨て。株価は22日終値。評価額1000万円以上

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