先週14日〜16日、20数年ぶりに広島を訪れた。南区にある石窯パン屋『ドリアン』を見学するためだ。
たまたま休みに石窯に関するHPを見ていたら、ドリアンさんに遭遇した。
http://www.dorian.jp/ なんとずっしりとした、存在感のあるパンを焼いているんだろう。店長である田村さんにメールすると、「見学は全然構わない」との返事。そこで早速JRと安ホテルを予約し、実際作業の様子を見せてもらうこととなったのだ。
ドリアンの創業は50年以上前とのことだけど、以前はイーストを使ったフツーのパン屋さんだったという。それが時代の流れで客離れが進み、4年前一度店をたたんだのだそうだ。
しかし現店長である3代目の田村さんが、背水の陣で孤軍奮闘(いや〜ホントに必死だったのだと思う。試行錯誤を重ねた、粉で汚れた分厚いノートが何冊も棚にあった)、自家製酵母かつ広島の地粉などを使って、それを石窯で焼く試みを始めたのだ。
もちろん最初は失敗の繰り返し、2代目である現社長の親父さんと、取っ組み合い寸前になるほど、大変だったらしい。ようやく満足できるパンが焼けるようになったのは、はじめてから3年目だったそうだ。今では焼いたパンの4割以上をネット販売でまかなっているとのことだけど、たったの4年でこのパンのレベルに達するとは、相当なもんだと思う。
でも製パンの技術ももちろん必要だけれど、結局は作り手のポテンシャルやエネルギーが形となって現れるような気がする。田村さんからは、見かけの柔らかいお人柄に包まれた中に、確固たる芯(もしくは信、もしくは真)が感じられた。
田村さんはじめドリアンのスタッフの皆様、本当にいろいろとお世話になりました。
かなり参考になり触発されました。ありがとうございました。(了)