2009/1/18

生活のリアル  映画

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 先週末と今週末、続けて中国映画を観た。ひとつは内モンゴル自治区が舞台の「トゥヤーの結婚」、もうひとつは雲南省の田舎が舞台の「ようこそ、羊さま」だ。

 年末に清水の舞台からダイヴして念願のアクオス(といっても20Vだけどね。でもワイドだから、僕らには十分な大きさなのです)を買ったので、これまで見ていたソニーの14型のモノラルブラウン管テレビ(時々音が出なくなり、その度に息子がバンバン叩いていたのだ)に比べて、比較にならないほど映像も音響も抜群によく、十分に映画を“楽しむ”ことができた。

 “楽しむ”とカッコ書きで書いたのは、描かれている内容は、とてもハリウッド映画のように単純に楽しめるものではなかったからだ。詳細はそれぞれのHPや紹介のブログをご覧いただきたいが、一番感じたのは、それぞれの映画にいわゆる先進国ではとうに失われてしまったように思える「生活のリアル」が描かれていることだ。

 「トゥヤーの結婚」では、生活の中で“水”がいかに貴重で簡単に得がたいものか、夫が不慮の事故で働けなくなった女性がどうすれば子供と旦那を食わせていけるか、一方「ようこそ、羊さま」では、国家権力の最下層にいる貧しい農家の夫婦が、外国産の羊の世話を副知事からまかせられ、それに翻弄されるさまが描かれている。

 「生活のリアル」を一所懸命に生きているがゆえ、いずれも滑稽で、哀しく、美しい。映画を観ながら、すぐ側にある薪ストーブに薪をくべていた。映画でも同じように、薪で火を熾し、飯の用意をする農民の姿があった。(了)
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