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妖精的17.999999……禁生活

作:ジャージレッド




この作品を読むに当たっての基礎知識
 この作品は、拙作【妖精的日常生活シリーズ】の設定をそのまま流用して書かれています。
 ちなみに、この世界の妖精は事情により妖精世界の妖精に人間の身体だけを召喚され、代わりに妖精の身体にされてしまった元人間達です。そして召喚の際、 二分の一の確率で、性転換しちゃってます。
 それから年に二回、妖精の発情期である【妖精狂いの季節】というものがあり、その間はどの妖精さん達も、ピーッな状態になっています。但し、いまだに妖 精さんサイズの避妊具とかが実用化されているわけではないので、自然な状態に任せていては、完全に女の妖精さん達は妊娠してしまいます。
 というわけで、やりたくてやりたくて抑えが効かない【妖精狂いの季節】において、手軽に避妊する方法としてごく一般的に同性愛が行われています。妖精の 半数は性転換してますから、けっこう同性愛に対する禁忌は無かったりします。そしてこの季節における同性愛の相手を【巣ごもり友達】といいます。
 普通、妖精さん達は、【妖精狂いの季節】以外は、発情期じゃありませんから、まったくエッチな気持ちにはなりません。……まあ、個人差はありますが。と ころが、この季節だけはエロエロです。もう理由もなくとにかく発情します。なんてお手軽な設定♪
 なお、より詳しくお知りになりたい方は、以下のいずれかのサイトにお越しください。
 ジャージレッドの秘密基地(自称) http://www.i-chubu.ne.jp/~jersey-r/
 妖精さんの本だな http://minafumi.wb.puresilk.ac/fairy/findex/fairylibraly.htm


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 ふふふ、春っていうのは良いわねえ。季節的になんだかうずうずしちゃって……。まあ、妖精の身としてはごく普通の反応かな。だってもうすぐ、あの季節な んだもん♪ でも完全にあの季節になっちゃうと、妖精の女の子が1人で外に出るのは控えなくっちゃね。だって妖精の男達に出会ったら、あんなことやこんな ことされちゃうんだもん。ああ〜、やだやだ。気色悪い。
 もっともその季節は私も『やりたくてたまらない状態』になっているけど、相手が男だなんて、絶対にイヤっ!! 男とやるぐらいなら、私は潔く死を選ぶ わ。まっ、実際に死ぬつもりはないけどね。そうよ、誰が男なんかと。人間に比べればまだしも可愛い姿をしているけど、この季節の妖精の男と来たら文字通り 『けだもの』なんだもんねぇ〜。
 やっぱり『やる♪』なら女の子とよね。妖精になって何が楽しいって、誰に遠慮することなく、女の子といちゃついて、あまつさえここでは言えないようなこ とまで出来ちゃうってことかな。ああ、ダメ、私もなんだかうずいて来ちゃった。えーん、まだちょっと早いよぉ〜。今回はまだ“巣ごもり友達”を捜していな いんだからね。
 相手を選ばないで良いのなら、うちのメイド、もちろん妖精の女の子♪ を相手にしても良いんだけど、やっぱり新しい出会いって大事だと思うの。どこかに 可愛い妖精の女の子落ちてないかな〜。きょろきょろ。

「あっ、落ちてた……」

 春のうららかな日差しの中、いつものように空中を散歩していた私は、マンションの屋上に妖精の女の子が落ちているのを見つけちゃった。というかそれは出 来れば見たくもない行為が行われた跡だったりする。つまり……、レイプの現場だ。まったくもう、さっきまでのうきうきした気分が台無しじゃない。
 あ〜あ、下半身剥き出しのままっていうのはやめてよね。せめて終わった後、タオルでもかけてやる配慮が出来なかったのかしら。これだから男って嫌なの よ。
 とにかく現場に放置されている女の妖精、いや、まだ少女から女になったばかりかな。とにかく見かけだけをみるならそう……、まだ若い娘ね。それにして も、もしかすると初めてだったのかな? とても悦びを感じた後の表情には見えないんだもん。そんな若い娘が、泣き疲れ、ただうつろな目をしているなんて可 愛そう過ぎる。これは拾ってあげなくてはね♪
 私はオレンジ色に透き通ったトンボ羽を羽ばたかせながら、マンション屋上のコンクリートに横たわっている彼女に近づいていった。あら、けっこう可愛い娘 じゃない。ふーん。どうしようかな。巣ごもり友達にしても良いけど、私の好みに合う娘かな? だって私の好みって、ちょっと特殊なんだもんね♪


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 ここでちょっと自己紹介をしておきましょうね。私の名前は田山村道代(たやまむら・みちよ)。父はけっこう大きな土建屋というか、ゼネコンの社長なの。 バブルの崩壊と景気の低迷を乗り越えて、今では田山村建設はこの業界でも10本の指に入るぐらいの規模になってるのよ。会社そのものは兄が継ぐことになっ ているから、私は気楽なお嬢様ってわけ。……3年前まではね。
 今はどうなっているかというと、ご覧の通り妖精になっちゃって、更に気楽になっちゃったわよ。まあいいけど。でもつらいこともあったのよ。ちょうど妖精 に召喚される2ヶ月前のことなんだけど……。私、レイプされちゃったんだ。ははは……、こうして明るく振る舞ってるけどさ、こんな話し方でもしていない と、精神がもたないのよね。
 というわけで、話すわよ。よく聞いてよね。

 私が今のように妖精の女性ではなく、れっきとした人間の女性だった頃のことなんだけど。当然のようにそのころから私はお嬢様で、何不自由なく生活してた わけ。家族もまわりの人もみんないい人だったわ。でも、それが何か物足りなくなって、私は半分遊びで家出を繰り返すようになってたの。実際に家出をするつ もりじゃなくて、無断外泊の長いヤツ。つまりプチ家出ね。
 最初はこわごわと、やがてはおおっぴらに家出を繰り返すようになった私は、段々と危ない世界へと近づいていってしまったわけよ。そしてとうとう、ある夜 のこと。……私はレイプされた。まさか自分がそのような目に遭うとは信じられなかったけど、それは間違いようの無い現実だったの。
 その時の詳しい状況は、思い出したくもないわ。とにかく私が受けたショックは並大抵のものじゃなかったということだけは知っておいて。

 死にたい……。

 今から考えたら、そんなことで死にたいなんてバカげたことだと思える。ええ、そうよ。今だったらたとえ相手を殺しても、私は生きてやるわ。だって被害者 が泣き寝入りをした挙句に死ななきゃいけないだなんて、変じゃない!?
 でも当時の私の頭の中には、『死にたい』という言葉しか存在しなかったの。ショックを受けた私は、自分の心が完全に崩壊してしまう前に、命を絶ちたかっ た。見知らぬ男に陵辱されてしまった、こんな汚れた身体で生きていくのは、耐えられない苦痛だったから。
 死んで楽になりたいと思ったわけよ。
 私の心はその感情のみに支配されていたの。まったくバカよね。死んだらなんにもならないじゃない。でもそれは今だから言えること。当時の私は、食事もと らず、誰とも会おうとしないでふさぎ込んでいたわ。身体がゆるゆると衰弱していくのを感じながら、これで死ねると思っていたわよ。もう、まったく馬鹿よ ね。みんなは真似しちゃダメよ♪
 ともかくそんな私を見かねて、両親は色々と手を尽くしてカウンセラーの先生などを呼んでくれたけど、既に私の心はその程度の治療では回復不可能なところ まで壊れていたわ。まったく、今にして思えばなんて弱い心しかもっていなかったんでしょう。あきれちゃうわよね。そうでしょ?
 でもね……、その日以来、あの時の男の手の感触が、そして男性にしかない器官のいやらしい感触が、常に私の身体に感じられて、私を苦しめたの。ホント、 気持ち悪いったらありゃしない。匂いが、手ざわりが、そして私の身体の奥深くに思いっきり放出されたどろりとした熱いものの感触が……。別に思い出そうと しているわけじゃない。忘れたくて、忘れたくて、忘れようとしているのに、離れてくれない男の記憶。あああ、考えるだけで気色が悪い。
 だから、その記憶を消すためには、この身体を捨てるしかないとまで思いこんだ私を、いったい誰が責められるっていうの? まあ、今の私なら、思いっきり 責めちゃうけどね。ふふふ。
 死んで何もかも忘れたい。当時の私の望みは、ただそれだけだったけれど、結局、私は死ななかったの。
 なぜかって? 思いつめて実際に自殺にはしる前に、なんと私は妖精に召喚されてしまったのよ。びっくりよね。まともに食事をとっていなかったから、極度 の栄養不足と疲れで、意識が朦朧としていた私に呼びかけてきた妖精。それは夢の中のことだったのか、それとも私が起きていた時のことだったのか、それは分 からない。ともかく妖精が私に呼びかけてきたのは事実。
 そして私は、深く考えることもせず、あっさりと召喚に応じたの。汚された身体を捨てることが出来るのなら、妖精になるのも悪くはないと思ったから。あま りにもあっさりと召喚に応じることを承諾したので、妖精も面食らっていたかもしれない。でも私は、妖精にどう思われようが関係なかったのよ。
 こうして私は人間の身体を捨てて、妖精になったの。それはオレンジ色に透き通ったトンボ羽の妖精。その容姿は絵画の中から抜け出してきたように汚れな く、美しかったわ。羽の色と同じくオレンジ色の長い髪の毛。それから、あらかじめ召喚に応じる時に確認していたとおり、私を召喚したのは女の妖精だった。 穢れの無い身体になれて私は満足したわ。まっ、ラッキーよね。
 ともかく、汚れてしまった元の人間の身体を捨て去ることが出来て、私は幸せだった。両親は、一時は悲しんだものの、元気になった私を見て考えを改めてく れたし、誰にも何の文句もなかったわ。
 ただひとつ、困ったことがあるとすれば、妖精には必ず訪れる年に2回の発情期……、【妖精狂いの季節】の存在かな。今は春……。ちょうどその季節なん だ。ふふふ、恋の季節♪


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「ねえあなた。私の声が聞こえる?」
 レイプされた妖精少女に、私はできるだけ優しい声をかけた。すると短くそろえられた燃えるように赤い髪をした彼女は、マンションの屋上に横たわったま ま、ゆっくりとこちらにうつろな目を向けた。髪の毛と同じく、燃えるような赤い瞳だった。羽は妖精には一番多いトンボタイプで、特に色は着いていない。 まっ、顔だけ見るなら、ちょっと好みかも。
「ああ……、う……」
 口をパクパクと動かしているけど、言葉が出てこないようね。無理もないかな。よく見れば股間には血が流れた跡もあるし、これは確実に初めてね。妖精にも きちんと処女膜ってあるのよ。知ってた? それに合意の上でのことならともかく、状況からみて無理やりレイプされたことは間違いないし……。
 妖精狂いの季節とは言っても、個人差があるのは理解出来るわよね。つまり早めに発情期に入ってしまう妖精もいれば、遅めに入る妖精もいて、季節の変わり 目には時々このような悲劇がうまれるものなのよね。みんながいっせいにやりたくなるのなら、いつでも合意の上なのかも知れないけれど、全員が全員、いっせ いにやりたくなるわけじゃないからややこしくなるわけよ。……罪よね。
 ともかく今の彼女は、以前の私と同じように、とてつもない精神的なショックを味わっていることは間違いがないはずよ。何とかしてあげなくては……。
「もう大丈夫よ。私が来たからにはもう大丈夫」
 何も大丈夫ではないのだが、とにかく私は彼女を安心させるためにそう言った。この季節、妖精の女性が外を出歩いて、もとい、飛んでいては、レイプしてく ださいと言っているようなものだからだ。おそらくこの娘は、妖精になって間もないのだろう。初めての妖精狂いの季節を無防備に体験して、そしてなるように なってしまったと……。そういうわけなんだろうな。……おやっ?
「なんで、俺が……」
 あらら、彼女の口から出た言葉って、これは……。ふーん。なるほど。この娘、人間だった頃は男だったんだ。それならなおさらショックだったろうな。でも 私にとっては好都合♪ なぜかって? それはね……。
 ほら、私って人間だった頃にレイプされたじゃない。どうもそれ以来、男に対しては、恐怖と憎しみといった負の感情しか感じなくなっているのよね。だから 私の現在の性癖は、百合の花が咲き乱れる状態なの。簡単に言えば、レズビアン、女性同性愛の関係だと告白するわ♪ まあ、本来なら性的なことには一切触れ たくは無いのだけど、年に2回の発情期は妖精の本能でもあるし、こればかりは仕方がないのよ。
 しかも私は、初めての妖精狂いの季節を体験したときに気付いてしまったのだけれど、私ってば元男性だった女妖精をいたぶることに、たとえようもなく興奮 してしまうみたいなの。きゃっ(はぁと)。
 何ていうのかな……、傷つけられた心に対する一種の補償行為ってやつらしいんだけど、難しいことはおいといて、今の私にとって、彼女のような立場の妖 精って、完璧、好みなのよね。ついでに言うと、さっきまで彼女のことを可哀想と思っていたけれど、今となっては、いい気味よっ! て、感じかな。どうせ男 なんて一度女の立場になってみないと、自分がいかに女性に対して非道いことをしていたのか気付かないんだもの。
 ともかく彼女が元男だと知って、私は今回の妖精狂いの季節におけるパートナー、『巣ごもり友達』は、彼女しかいないと心に決めたの。ふふふ、なんだかそ うと決まったら、心がうきうきしてきちゃったな。はてさて、どうやっていたぶってやろうかしら。でもその前に優しくしてあげないとね。
 だって突き落とす為には、まずは高いところ、つまり幸せな状態にして差し上げないといけないじゃない。ふふふ……、私って意地悪さん?


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「「お帰りなさいませっ!」」
 さて、可哀想(?)な彼女を連れて、何もかもが妖精サイズで作られている私の自宅に戻ると、2人の妖精メイドが私達を出迎えてくれた。
 メイド頭の杉崎真美子(すぎさき・まみこ)さんに、そして榊原瑠璃子(さかきばら・るりこ)さんだ。
 ここは元々人間だった頃から私が住んでいた屋敷の庭の一角に立てられている妖精サイズの屋敷だ。その大きさは普通の建て売り住宅程度しかないのだが、中 に住むのが妖精だけなので、十分にこれでも広い。というか広すぎる。
「お願い、この娘をお風呂に入れてあげて。そして汚れた服の代わりに何か似合う衣装を用意してあげてね。取りあえず凝った衣装でなくてもいいわよ。どうせ 後で脱いじゃうわけだし」
 私は、瑠璃子さんにそう言うと、そそくさと自室に戻ろうとした。まずは準備をしなくては♪ ……何の準備かって聞くのは無しよ。
 ちなみにこの妖精サイズの屋敷の中は、電気と水道が入っているし、温水も母屋のほうから引いているので、煮炊きは出来ないが、お風呂に入ることはでき る。食事だけは母屋で作ってもらって、出来た料理を運んできているが、実際上それで不自由を感じたことはない。
「かしこまりました。道代お嬢様。ところで……、この方のお名前は何とおっしゃるんですか?」
 瑠璃子は、ちょっと嫌そうな、それでいて失礼にはならない程度の礼儀で、私に尋ねた。もう、瑠璃子さんったら。この娘、薄汚れているけど、こんなにも可 愛いのに……。しかも元男。ふふふ、ああ、早くいじめたい♪
「それがいくら尋ねても、名前を教えてくれないのよ。だから奈々子(ななこ)、名無しの奈々子ちゃんと呼んであげてね」
 私は、それだけ言うと、また自室に急ごうとした。準備もあるけど、これ以上ここにいたら……。
「お嬢様、それはそれとして、そろそろ妖精狂いの季節。おひとりで外に出かけられるのはおよし下さいと、あれほど申し上げていましたのに、ちゃんと分かっ ていらっしゃるのですか?」
 あ〜あ、案の定、自室に戻る前に、メイド頭の真美子さんにしかられちゃった。真美子さんは、見た目は20歳ぐらいの若さなんだけど、これでも人間だった 頃は40歳のおばさんで、人間の時に産んだ子供が2人いる。家事全般が得意で、この屋敷の中のことは、すべて彼女に任せてあるのよね。ちょっと、いいえ、 かなり口うるさいのが玉に瑕なんだけど、根は良い人よ。
 なお、その間に、瑠璃子さんはとばっちりが来ないようにと、奈々子ちゃんを連れて既に風呂場に向っていた。もう、瑠璃子さんったら、そういうときだけは 素早いんだからっ!

「ほら、奈々子ちゃん。お風呂場はこっちよ。まずは汚れた身体を綺麗にしましょうね」
 瑠璃子が、奈々子ちゃんに向って優しく話しかけながら、風呂場へと向っていった。うーん、私も一緒にいけば良かったかな? 奈々子ちゃんの身体、洗って みたいかも。

「まだ妖精狂いの季節がピークを迎えるのには間があるわよ。大丈夫、大丈夫」
 横目で、瑠璃子さんと奈々子ちゃんが風呂場にいくのを見ながら、私は真美子さんの言葉を軽く受け流した。確かにこの季節、妖精の女にとっては外に1人で 出るのは危険なのは間違いない。それはわかってるのよ、私も。でもどうしても屋敷の中に閉じこもっていると息が詰まってしまうっていうのも、分かって欲し いのよね。
「大丈夫じゃありませんっ!! 事実、今日お嬢様が連れていらっしゃったあの娘、奈々子さんは、さかりのついた殿方に襲われているではありませんか。こん な季節に外をふらふらしていたら、お嬢様だって、いつああなってしまうのか分かったもんじゃありませんよ!」
 真美子さんはメイド頭とはいえ、あくまでもメイドの身分でありながら、主人である私に対する態度が厳しいのは、実は訳がある。真美子さんは、私に対して はとにかく厳しく接するようにと、両親から言い含められているのよね。まったくいつまで経っても子供扱いするんだから。
「はいはい、分かりました。じゃあ私は、お部屋に閉じこもることにするから、お風呂から上がった奈々子ちゃんを私の部屋に連れてきてね」
 ふふふ、楽しみね。まずは何をしてやろうかしらね♪


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 さて、というわけで自分の部屋に戻った私は、ほとんど下着姿と見分けがつかないオレンジ色のインナーウェアに着替えたの。髪の毛や瞳の色とおそろいで可 愛いでしょ?
 とりあえずこの私の姿を見て、奈々子ちゃんがどんな反応を示すかが見ものよね。まずは、彼女の心がどれだけ男性のままかを確かめなくっちゃ。だって、心 は男なのに身体は女の子。そんな状態の娘をいたぶるのが私の趣味なんだもん♪ あああ、考えただけでうずいて来ちゃった……。
「お嬢様、奈々子さんをお連れしました」
 はっ、いけない。また妄想の海に沈んでいたのかしら。気が付くと瑠璃子さんが奈々子ちゃんを連れて、私の部屋に入ってきているじゃないの。もう、恥ずか しい。
「瑠璃子さん、部屋に入る時にはノックをするものよ」
 妄想に溺れているところを瑠璃子さんに見られた恥ずかしさを御魔化すため、私はこの屋敷の主らしく、毅然とした態度で注意をしたんだけど……。あらや だ、瑠璃子さんってば、ジト目なんかしちゃイヤン♪
「お嬢様、何度もノックをいたしましたけど、その音はお嬢様のお耳には入りませんでしたでしょうか?」
 言葉だけを聞くと、とても礼儀正しいのに、なぜか口調は氷点下……。ちょっとぉ! 寒いじゃないっ!
「ちゃんと聞こえるようにノックをしないといけませんわね。瑠璃子さん、しっかりと力いっぱいノックをされたんですか?」
 私はあくまでも、非は瑠璃子さんにある。という態度をくずさなかった。まっ、当然よね。だって聞こえなかっんだもん。私は悪くないわ。うん、きっとそう よ。
「この手をごらんください」
 そう言って差し出された瑠璃子産の手は、赤く腫れていた……。でも、そんなにも手が腫れるまでノックし続けるなんて、もう、瑠璃子さんってば、お・ ちゃ・めっ♪
「あら、この季節に【しもやけ】とはめずらしいわね。気をつけないとダメよ」
 変化球大暴投な私の優しい言葉に感激したのか、瑠璃子さんは、深くため息をついた。まあ、そんなにも感激してくれなくてもよろしいですのに。ほほ ほ……。
「お嬢様、お風呂場で確認いたしましたが、あと2〜3日というところです。今の状態でも、優しくじっくりと攻めれば大丈夫かと……。お嬢様もご自分ですぐ に確認されるとは思いますが、一応、お伝えしておきます」
 あらあら、まあまあ、あと2〜3日ですって? なるほど、なるほど。つまり今、瑠璃子さんが何を言ったのかというと、奈々子ちゃんが妖精狂いの季節、つ まり妖精の発情期に入るまで、あとそれだけの日数があれば確実。現在でもやや発情中と、いうことなのよね。
 発情期じゃない普段の時期の妖精は、ものすごくスレンダーな体型をしているんだけど、この季節になると、曲線の豊かな体型へと変化するの。簡単に言え ば、お尻のまわりに脂肪がついてきて、そして普段はプチパイな妖精の胸がふっくらぷにぷにと膨らんでくるって寸法なの。
「ありがとう。瑠璃子さん。じゃあ今からでも早速、させていただくわ。……ところで、瑠璃子さんは今回も真美子さんとなの? たまには別な娘とすれば良い のに。もったいないわねえ。せっかくの季節なのよ。年に2回なのよ」
 瑠璃子さんの答えは分かりきっているのに、私はいつもの質問をしてみた。まっ、この季節の恒例の挨拶よね。
「道代お嬢様、いくら妖精になってしまったからと言っても、女性は貞操を忘れてはいけません。お嬢様も毎回相手を変えたりせずに、そろそろ1人に決められ てはいかがですか」
 もう、顔つきに似ず、かわいくないんだから。良いじゃない、女の子同士なんだから、とっかえひっかえしたって……。
「貞操という言葉は、男女の仲に使うものですわよ。瑠璃子さん。だから色々と相手を変えても、女の子同士でしたら気にする必要なんかありませんのに。瑠璃 子さんったら真面目すぎますよ」
 私は、わざとらしく大きなため息をついた。妖精の楽しみっていったら、食べることと、空を飛ぶこと。そしてこの季節の【むふふ……】なのに。
「真面目で結構です。それに、真美子さんって、その、すごいんですもの……」
 思ったことがつい口に出てしまうのが妖精の良いところ♪ 瑠璃子さんってばさりげなくのろけ?
「まっ♪ そうだったの。そんなにもすごいんだったら、今回は私もお願いしようかしら。うふふ」
 どしよかな〜? と首をわずかに傾げながら、私はにやりと小さく笑顔を浮かべた。あらあら、さっきまでの落ち着きはどこへやら、瑠璃子さん、ちょっと慌 てちゃってる。ふふ〜ん。瑠璃子さんのウィークポイント発見。ここまで真美子さんにぞっこんだったとは知らなかったわ。
「お嬢様、ご冗談はおよしください。いくらお嬢様の頼みとはいえ、こればかりは、聞くわけには参りません。では、お嬢様はお嬢様でお楽しみください。…… 奈々子ちゃん。ああ見えても、うちの道代お嬢様って、それなりにまともだから、心配しないでね」
 こらこら、何がそれなりにまともなのよ。私はきちんとまともよ。失礼しちゃうわね。
「瑠璃子さん、では何かありましたら、呼び鈴を押しますから、それまで、あなたたちはあなたたちで楽しんできなさい。私たちは私たちで楽しむから」
 私にそう言われて、瑠璃子さんは頭を下げると、すすっと外に出ていった。そして部屋の真中では、これから何をされるのか不安に思っているのか、奈々子 ちゃんが震えていた。あ〜ん、かわいいっ♪ 早く、かわいがってあげなくちゃ。


◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆  ◇ ◆ ◇


「さて、奈々子ちゃん。あなた、今の自分の立場が分かっているのかしら?」
 瑠璃子さんも外に出て、部屋の中には私と奈々子ちゃんだけになると、私はそれまでのちょっと軽い雰囲気から、少々妖しげな雰囲気をかもし出してみた。ふ ふん、女王様って雰囲気が出ているといいんだけど。どうかな。
「………………」
 しかし、奈々子ちゃんは押し黙ったままだった。う〜ん、まだ気持ちが固く閉じているようね。ここはひとつ、ショック療法かな?
「じゃあ、話題を変えるけど、奈々子ちゃん。あなた、もともとは男の人だったでしょ? 違う?」
 そのまま、じっと奈々子ちゃんの目を正面から見る私。 じい〜〜っ。私と奈々子ちゃんの間にそこはかとない緊張が走るが、私はそのまま何も言わずに、奈 々子ちゃんが口を開くのを待っていた。

 ……しばし沈黙。ああん、この緊張感がっ♪

「だから、どうだって言うんだよ。俺が、元男じゃおかしいって言うのか!?」
 ふふふ、開き直ったのか、ようやく奈々子ちゃんが口を開いてくれたわ。しかも完璧な男言葉♪ 姿と声は、とっても可愛らしいのに、このギャップが……、 いいわぁ〜。こういった気の強くて元男のかわいい妖精少女が、私の完全なストライクゾーンなのよ! これはもう間違い無くビンゴね。
 ああ、いじめたい。この気が強くて生意気な奈々子ちゃんの心と体をもてあそんで無茶苦茶にしてやりたいのぉ〜♪
「おかしくは無いわよ。妖精に召喚された人の半分が性転換しちゃってるんだから、普通のことよ。私は人間だったときから女だったけど、元男の女妖精さんは 何人も知っているし、全然おかしくないわよ」
 ちなみに知合いの元男の女妖精さん達は、すべて私の【おもちゃ♪】だったということは黙っていた。当然よね。
「ふん、まあいい……」
 それっきり、奈々子ちゃんは、また黙りこくってしまった。ふふん、やはり奈々子ちゃんはまだ、自分の新しい身体に慣れていないのね。ますます好都合。心 まで女の子になっている元男の妖精っ娘だと、いじめるにしても甲斐がなくっていけないものね。
「あらあら、せっかくあの場から助けてあげたのに、お礼も無いの? ありがとうの一言ぐらいは、言ってくれても良いんじゃないかしら? あのままあのマン ションの屋上で放心状態のままでいたら、さかりのついた男の妖精たちに、またやられちゃってたかもしれないのよ。あなたの赤い髪の毛って、遠くからでも結 構派手で目立つしね」
 まずはじわじわと言葉攻め。……かしらね? ふふふ。
「誰も助けてくれだなんて言ってない。あのまま放っておかれても、自分でちゃんと飛んでいけたさ……」
 どこか自信の無いような雰囲気で答える奈々子ちゃん。あら? もしかしてこの娘……。
「奈々子ちゃん。もしかして、帰る場所が無いの?」
 私は、半ばあてずっぽうで言ってみた。
「うっ……」
 奈々子ちゃんは、ひとことうなったきり何も返事をしない。……やはりそうなのね。この娘は、はぐれ妖精なんだ。
 妖精の召喚が比較的珍しくも無くなってきた日本においては、妖精に召喚された人間の戸籍変更もスムーズに行えるようにシステム化されてきている。そのこ と自体は良いのだけど、中には事情により、人間だった頃の戸籍を変更したくてもできない妖精さんとかがいるの。それが、はぐれ妖精。たとえば、何かの犯罪 者で、役所で名乗ったとたんに逮捕されちゃうとか、そんな事情のある妖精さんね。
「さっきから自分の本当の名前を言わないのは、奈々子ちゃんが元犯罪者のはぐれ妖精さんだからなのね」
 核心をついた言葉だったのか、奈々子ちゃんは黙ったまま、うつむいてしまった。ふふふ、落ち込んだ顔もまた、物憂げで可愛い♪
「だからどうしたっていうんだよ。俺を警察に突き出すっていうのかっ!」
 あらあら、逆切れ?
「まさか、そんなことはしないわよ。仮に人間だった頃のあなたが犯罪者だとしても、今の奈々子ちゃんは可愛い妖精さんなんだし、あなたを警察に突き出し て、私に何のメリットがあるって言うの? むしろこの季節、二人仲良くしたほうがお互いにメリットあるでしょ」
 私は言外に、“巣ごもり友達”、つまり“妖精狂いの季節”における同性の恋人、それも肉体的な♪ になりましょうよということを匂わせつつそう言った。
 はてさて奈々子ちゃんの返事はどうかな? 元男性だから、性的な嗜好が女の子に向いててもちっともおかしくないはずだけど、もしかして元々ボーイズラブ な方かも知れないしね。確率はとてつもなく低いけど。
「この季節……、二人仲良くって、いったい何のことだ?」
 あらっ? 本気で分かってないみたい。奈々子ちゃんったら、さっきまでと違って素直な表情してる。
「奈々子ちゃん、聞いたことないの? “妖精狂いの季節”に、“巣ごもり友達”のこと」
 とりあえず、あんなことやこんなことをする前に、妖精の生理につい説明するのが先かもしれないわね。私は期待にうずく身体の火照りをなだめつつ、 奈々 子ちゃんに問いかけた。まあ、時間はたっぷりとあるしね♪
「知らないな。妖精には2ヶ月前になったばかりだし、もともと妖精のことなんか興味なかったから」
 強がった口調ながらもちょっと不安そうな顔で、答える奈々子ちゃん。ふふふ、その顔が……、萌えるわっ!
「じゃあ、教えてあげる。妖精と人間は、まったく別の生き物なの。妖精には、春と秋の年に2回。強烈な発情期があるのよ。それが“妖精狂いの季節”という の。そしてね、その季節の妖精達は、もう、やりたくてやりたくて抑えが効かないぐらいなの。分かった?」
 まずは軽いジャブね。発情期があると聞いても、普通、それを体験した者でなければ、どれほど強力なものなのかということは、まず理解できないのよね。ま あ、人間には発情期というものは無いからしょうがないと言えばしょうがないんだけど。
「発情期だからどうだって言うんだ。人間なんか年がら年中発情期みたいなものじゃないか……」
 あらあら、不安そう……。無理もないわね。さっきレイプされたばかりなんだもの。ふふふ、ちょっと震えちゃってるじゃない。可哀想に。
「奈々子ちゃん。立ち話もなんだから、座って話しましょう」
 私は奈々子ちゃんの手を取ると、部屋の窓側におかれたソファーのほうへと歩いていった。私とつないだ手をギュッと握りしめる奈々子ちゃん。ふふふ、さっ きまで強がっていたのが嘘のよう。元男性としての気の強さをこうしてひとつずつ打ち壊していくことが、たまらなく快感なのよねぇ〜。いい調子っ♪
「ほら、座って座って……」
 私は、奈々子ちゃんを妖精サイズのソファーに座らせると、すぐその左横に並んで腰をかけた。もちろんピタッと身体をくっつけて……。基本よね。
「で、話を戻すけど、確かに奈々子ちゃんが言うように人間は年がら年中発情期みたいものよね。でも年がら年中だからこそ、かえってその気持ちが薄くなって いるとは思わない?」
 奈々子ちゃんの気持ちを落ち着かせる為に、なるべくゆっくりとした口調で説明する私。なお、その間も、私は彼女の体型のチェックにいそしんでいた。つま りは、彼女のバストの大きさをを横からチェックしていたのだ。
 ……ふむふむ、これはすでにBカップ。普段の妖精の標準的な大きさがAAもしくはAカップであることを思えば、瑠璃子さんの見立て通り十分に発情期に入 りつつあるわね。
「毎日やるよりも、溜まった状態でやるほうが、気持ちは強いってことか? 男の場合だとそうなんだが……」
 奈々子ちゃん、考えてます♪ うーん、その理解で良いのかな?
「あははは、私には男の気持ちは分からないけど、多分それで良いんじゃないかな? 妖精は年に2回、それぞれ3週間ぐらいしか、エッチな気持ちにならない んだけど、逆にその時には半年分の溜まりに溜まった気持ちがあふれてくるから、もう大変なのよ。人間だったときにどんなに理性が強かった人でも、妖精に なってしまうと、この季節を普通にすごすことなんて出来ないわね」
 うんうん、とうなずきながら、私は奈々子ちゃんに説明した。あらまあ、口をぱくぱくさせて、何か言いたいのかしら?
「……そ、それって、男の妖精だけの話なんだろ。女の妖精には関係ないんだよな」
 すがるような目をして、質問する奈々子ちゃん。ふふふ、何考えているのかお見通しよ。
「残念だけど、女の妖精も発情しちゃうの。もう、やりたくてやりたくてたまらなくなっちゃうのよ。理性なんか完全に消し飛んでしまって、完全に性欲の虜に なっちゃうわけ。もう相手かまわず人目もはばからず、セックスしちゃうってのが、この季節の妖精の特徴なのよ」
 さて、奈々子ちゃんの反応はどうかな? ショックを受けてると楽しいな♪
「だから……、“妖精狂いの季節”というのか……」
 やったぁ〜、奈々子ちゃん、ショックを受けてる。ショックを受けてる、ランララララ♪ 顔なんか引きつってきちゃって……、可愛いっ!
「そうなのよ。だからね、“妖精狂いの季節”なのに、女の子の妖精が外をふらふらと飛んでいちゃだめ。『さあ、私はOKよ。いつでもやって♪ お願いよ (はあと)』と、言っているようなものなんだから」
 ずいっと、顔を奈々子ちゃんに突き出しながら、ふふふと笑いながら説明する私。……ああ、この瞬間こそ快感なのねっ! 身の内から沸きあがる快感に任せ て、私はさらに説明を続けたの。愛しい奈々子ちゃんにね。
「それからね、奈々子ちゃん。妖精になってから……、つまり女の子になってからまだ2ヶ月ということだから、実感は無いかも知れないけど、セックスしたら 妊娠するのは、女の子になっちゃった奈々子ちゃんのほうだってことを忘れないでね♪ 人間の男だったときとは逆の立場になっているのよ。分かってる?」
 最後のとどめっ! クリティカルヒット……かな?
「俺が……、妊娠する!?」
 一気に顔が青ざめる奈々子ちゃん。先ほどレイプされてしまったことが、いまさらながらに実感されてきたのかな。レイプされたはいいけれど、自分が妊娠す る可能性なんて今までちっとも考えていなかったみたいね。まあ奈々子ちゃんも2ヶ月前までは立派な(?)男だったんだから無理も無いけど。
「そうよ。女の子が避妊もせずにセックスしたら、妊娠の可能性もあるっていうのは当たり前でしょ?」
 なるべく冷静な声で、事実を告げる私。ふふふ、奈々子ちゃんったら、追い詰められてる♪ あせってる♪
「俺、妊娠しちゃったのか? そんな、嘘だろ!?」
 おろおろとして、目も虚になっている。そんな奈々子ちゃんが好きっ!
「安心して。奈々子ちゃんがまだ完全に“妖精狂いの季節”、つまりは発情期に入ってなければ妊娠していない可能性が高いわ。妖精の女の子は、完全に発情し た段階で排卵するから」
 私は、そういって慰めたんだけど、奈々子ちゃんにはうまく伝わらなかったみたい。
「排卵って、何だ。いったい何のことだよ」
 本当に知らないのかな。今時、男の子だってこれぐらいの性知識は持ってても良さそうなものなのに。
「人間も妖精も、セックスして、男の子が精液を女の子の中に注いだだけじゃ妊娠しないの。精子を受け入れる卵子が卵巣から出てきていないと精子は数日で死 んじゃうから妊娠しないのよ。ちなみに人間の場合は、約28日ごとに1個の卵子が排卵されるけど、妖精の場合はちょっと違うの……」
 ここで言葉を区切り、緊張を更に高める私。ふふふ、いけない娘ね、私って♪
「人間の場合、ふたつの卵巣から交互に排卵されるけど、妖精の場合は、ふたつの卵巣からほぼ同時に排卵されるの。妖精に双子が多いのはこれが理由なのよ。 そして更に凶悪なことに妖精の場合は、排卵された卵子が受精して子宮に着床しない限り……、つまりは妊娠しない限り、発情期の間中、それこそ何回でも排卵 されるのよっ! 人間の場合はそんなことはありえないけどね」
 人間とは違う、妖精の身体の仕組み、その重大な秘密(?)を、私は奈々子ちゃんに教えてあげた。もちろん楽しんでね。
「それって、つまり……どういうことなんだ?」
 混乱してるのか、視線がさまよって定まらない奈々子ちゃん。
「つまり、今の奈々子ちゃんが発情期に入りかけの初期の状態ならば、まだ妊娠していないはずだけど、もしも完全に発情期に入ってしまっていたら、妊娠して いる可能性がぐんと高くなってるってことよ」
 奈々子ちゃんの混乱ぶりが楽しくて、おもわず『おめでとう♪』と言いたくなる衝動を押さえて、私は“ていねい”に説明した。……俗に、もてあそぶとも言 う。
「俺が……、俺は、妊娠しているのか!? していないのか!? 結局どっちなんだっ!」
 あらあら、ぜんぜん分かってないわね。妖精の発情期は3週間も続くんだから、まだ発情期になりかけの奈々子ちゃんが排卵を迎えているわけ無いのに。理解 力無いのかしら? うふふ、まだまだいっぱい楽しめそうね♪
「じゃあ、確かめてあげる。奈々子ちゃん。服を脱いで」
 極力、冷静を装ってそう言った私の口調は、これから始まることへの期待ではちきれそうな心の為に、ちょっと震えていた。
「えっ! なんで服を……」
 突然、服を脱げと言われた驚きで、口の端をひくひくとさせる奈々子ちゃん。言葉も尻切れトンボになってます♪ まあまあ、うぶだこと(笑)。
「だから、奈々子ちゃんが、発情期に入っているかどうかを見てあげようって言ってるわけよ。妖精の女の子の場合、発情期に入ると、いつもは小さな胸が大き く膨らんでくるの。だからバストの大きさや形を見れば、発情期に入っているかどうかがすぐに分かっちゃうって寸法なのよ。だから服を脱いで♪」
 お願い♪ のポーズで、そう言う私の顔は、ちょっとにやけちゃっていたかもしれない……。いやあねえ。
「そ、そうなんだ。そう言えば妖精になったばかりの時は、もう少し今よりも胸が小さかったような気がする……」
 2ヶ月前のことを思い出そうとしているのか、無意識のうちに右手の親指の爪を噛み噛みする奈々子ちゃん。その仕草ですら、はしたなくって可愛い。
「でしょ? だから上半身はだかになってもらえれば、バストの大きさ、そして形、さらには“やわらかさ(笑)”の具合によって、奈々子ちゃんが発情期のど の段階なのか。そして排卵しているのかそうでないのかが分かるのよ」
 半ばこみあげる笑いを必死になってこらえつつ、奈々子ちゃんを騙す私。ふふふ、妖精の女の子が発情しているかどうかなんて、そこまでしなくても見ただけ で分かるのよね。一回でも妖精として“妖精狂いの季節”を体験していればね♪
「な、なるほど。分かった……」
 コクコクと、ぎこちない動きで首を縦にふった奈々子ちゃんは、ゴクリとのどを鳴らして唾を飲み込むと、そのまま『えいやっ!』 とばかりに上半身をピタ リと覆っていた小さめのグレーのTシャツを脱いだのだった。ちなみに妖精用のブラジャーはあるにはあるが、装飾用として身に付ける程度で、実用品として身 に付けることはほとんどない。大体において、肌に密着するようなシャツで代用することがほとんどだ。
「うーん……。見た限りでは、バストの大きさや形からして、最低でもBカップというところかな。発情しているかそうでないかのボーダーライン上ね。やはり 詳しく調べる為には、バストのやわらかさまで確かめてみないと……」
 ひとしきり奈々子ちゃんのバストをじっくりと眺めて論評し終わると、私はなるべく難しそうに考え込むふりをしながら、そうつぶやいた。
「というわけで、触らしてもらうけど良いかしら?」
 断られても奈々子ちゃんの胸を触るつもりの私だったけれど、一応、意思確認をしてみた。やはり無理やりというよりも、自発的のほうが、気分も落ち着いて 感じ易くなるものね。
「さ、触るのか? そ、そうしないと分からないんだな。よし、構わないからやってくれ……」
 あらあら、声が裏がえってますけどホントに大丈夫なのかしら? それに、発情期を迎えかけた妖精の女の子が自分の胸を触られるという事が、いったいどん な結果をもたらすかということを理解してるのかな。うーん、どうせ奈々子ちゃんをさっきレイプした連中は、自分の欲望を満たすのに精一杯で、前儀なんてこ とは間違ってもしてないでしょうし……、分からなくて当たり前よね。
「では奈々子ちゃん、まずは肩の力を抜いて。そんなにガチガチに緊張していたら、分かるものも分からなくなっちゃうわよ。ほらほら、落ち着いて。みんな私 に任せてくれれば良いんだから」
 そう言いつつ私は左手で、ミニスカートからむき出しになっている奈々子ちゃんのふとももにそっと触りつつ、右手では奈々子ちゃんの背中を撫でるように優 しく触ったのだった。やはりいきなり胸を触るよりも、周辺からじわじわと攻めたほうが、感じちゃうってものよね。
「あっ……」
 奈々子ちゃんもいきなり胸を触られると思い緊張していたところに、予想とはまったく違う場所に触れられて、かえって感じちゃったみたい。少し艶っぽい声 が出てきちゃった♪ だけど、これって耳に心地良くて……、イイッ!
「知ってると思うけど、人間に比べて妖精の肌ってものすごく敏感なのよね。皮膚が薄いから当たり前と言えば当たり前なんだけど……」
 そのまま左手をさわさわと動かして奈々子ちゃんのふとももを満遍なく触り続けると、奈々子ちゃんのさっきまでのガチガチになった緊張が解けてきた。もっ とも別な意味で緊張し始めちゃったみたいだけど。
「しっ、知ってる。妖精になったばかりの時、そのへんの人形の服を着てみて、ひどい目にあった……。うっ、うん、あん」
 すでにふとももを触られただけで感じ始めている奈々子ちゃんは、ややあえぎ声になっている。
「そうなのよ。妖精の肌ってとても敏感なの。そしてそれは性感帯も敏感ってことなのよ。男の子の妖精だって、人間の女の子ほどじゃないけど、その7割ぐら いは敏感に感じちゃうって言われてるんだから。だからね、妖精の女の子の性感帯は、人間の女の子ですら想像も出来ないほど感じちゃうのよ。……ほら、こう してふとももを触られているだけでも、身体の奥から熱くなってくるのが分かるでしょ?」
 奈々子ちゃんのふとももをゆっくりと愛撫していた私の左手は、そのままするすると位置を変え、徐々に脚の付け根の部分へと移動していった。あわせて背中 に置かれていた右手も徐々に奈々子ちゃんの身体の前へと移動した。自然と私の胸が奈々子ちゃんの背中にあたるような体勢になる。つまり私は、奈々子ちゃん を背中の側から抱き抱えるような形になったわけ。
 そして前にまわった私の右手は、奈々子ちゃんの右の胸へと到着し、その周辺部から中心の敏感な突起へと優しく愛撫を繰り返し、やがて私は右手に力を徐々 に込め、興奮して固くなったおっぱいをマッサージするかのように揉みしだき、その充血をほぐしてあげたのでした♪
 私の手の動きに連動して奈々子ちゃんの吐息が強弱するのって、なんだか征服感を刺激されて快感♪ ふふふ、奈々子ちゃんの運命は私の手の中って感じ?
「熱い、熱いけど……、なんだか、なんだかそれだけじゃない……。う、あんっ、ダメだ。これ以上触られたら……」
 必死に沸きあがる快感を我慢しようとしている奈々子ちゃん。でもごめんね、我慢するのは身体に悪いのよ。これも奈々子ちゃんの為なのよ(笑)。
「何がダメなのかな? ちゃんと言ってくれないと私もやめるにやめられないんだけどなあ」
 奈々子ちゃんの言いたいことは全部分かっているんだけど、分かってあげない♪ だって奈々子ちゃんに女の子の性感帯のことをもっと教えてあげないと、後 で私にしてもらうときに欲求不満になったら困るもん。
「何って、何がって、これ、ああん、だから、……はあ、はあ、やめてくれ。もうダメだ。俺は、男なんだ……」
 更に必死の抵抗の奈々子ちゃん。でももう陥落寸前ね。というわけで、本丸に突入♪
「まだそんなこと言ってるの? 奈々子ちゃんはもう立派な女の子なのよ。ほら、ここ……。感じるでしょ」
 先ほどから奈々子ちゃんの胸を揉むのに忙しい右手と違って、左手はやや暇だった。その左手がいよいよ出番が着たとばかりに吸い込まれるように奈々子ちゃ んのミニスカートに潜りこみ、素早くショーツの中に入り込むと、それに包まれた一番柔らかい秘密の場所へと滑りこんでいったのだったっ! ふう、忙しい。
 身体は充分に感じながらも、その男性としての意識が必死の抵抗を続けているのか、奈々子ちゃんの秘密の場所は、まだわずかしか湿っていなかった。でもね え、いつまで抵抗できるかしら?
「……俺は、おとこ、……だ。感じる、もんか」
 ほとんどあえぎ声で反論する奈々子ちゃん。あらあら、もう陥落寸前じゃないの。早いわね。やはり発情期……。
「そんなこといっても身体は正直みたいよ。ほら、ここをこうすると……」
 もっとも敏感なところに直接刺激を受けたからか、奈々子ちゃんの身体の反応は凄まじかった。どうやら私はこんこんと沸き出る泉の地下水脈を掘り当ててし まったみたい(笑)。
「ほら、あっという間にびしょびしょじゃない。奈々子ちゃんも好き者ね」
 ああ、言葉でいたぶる快感。これよ。これが感じるのよ。奈々子ちゃんが恥ずかしさと悔しさ、そして襲いくる快感の嵐に身もだえしているのを見てると、私 自身も、身体の奥底に火がついてくるのよっ! 私の親指は、肉芽の上に置かれて支点となり、人差し指は小刻みに震えながら柔らかなポケットの中に刺激を与え続けた。うっ、ちょっと手がつりそう。
「んっ! くはっ!」
 既に理性的に応えることすら出来なくなったのか、奈々子ちゃんはただあえぐだけになってしまった。やはりさすがに妖精狂いの季節の妖精は違うわね。今の 状態の妖精を人間にたとえるなら、世界最高級の媚薬をたっぷりと投与されて、なおかつ意識を朦朧とさせるために若干のお酒を飲まされたって感じかしらね。
「ほらほら、抵抗するよりも、今の快感に身を任せちゃったほうが、もっとずっと気持良くなるわよ。それともまだ抵抗する?」
 そこまで言うと、私は奈々子ちゃんの中から指を“ちゅぽんっ”と引き抜いた。
「あっ……」
 その瞬間、小さく叫ぶ奈々子ちゃん。うふふふふ、この叫びはどんな意味かなぁ〜?
「ん、どうしたの。奈々子ちゃん。やめちゃダメだった?」
 意地悪にも答えが分かりきった質問をする私。だって本人の口から聞きたいんだもん。
「ダメじゃない。ダメじゃないけど……」
 人間の男だったときの意識と、愛らしさ大爆発の今の妖精少女としての身体のギャップに、奈々子ちゃんは苦しめられているみたい。まったく、さっさと開き 直っちゃえば楽になれるのに。でもそのギャップがいいのよね。ああ、意地悪な私♪
「ダメじゃないけど、何?」
 さあさあ、ちゃんと言わないと許さないわよ。
「……もっと、……してくれ」
 今にも消えいりそうな小さな声で、そっとつぶやく奈々子ちゃん。ふっ、落ちたわね。
「奈々子ちゃん、『してくれ』じゃないでしょ」
 言葉使いをたしなめる私。
「……もっと、して下さい」
 素直に答える奈々子ちゃん。ふふふ、素直にならざるを得ないほど、気持良かったのね。
「いいけど、そのためには、言ってもらわなくちゃね」
 意味深に微笑む私。天使のような悪魔の笑顔っ♪
「言ってもらうって何を……」
 ちょっと不安そうな表情を見せるも、快感への期待のほうが大きいのか、不安を押し殺して確認をする奈々子ちゃん。けなげかもしれない。……ちょっと違う か。
「だからね、こう言って欲しい訳なの。『私は可愛い妖精の女の子です。道代様、どうぞ私をいじめてください』ってね」
 私は、奈々子ちゃんの身体から完全に手を離すとソファーから立ちあがり、いまだにソファーに座っている奈々子ちゃんを見下ろしながらそう言った。ちなみ にちょっと女王様入ってます。
「…………」
 奈々子ちゃんは黙ったままだ。沈黙、沈黙、そして沈黙。それに対して、私はただ笑みを浮かべているだけ。放置プレイってやつかしらね。
「私は……」
 長い沈黙の後、奈々子ちゃんがようやく口を開いた。ぷるぷると小刻みに震えているのは、もちろん元男性としての屈辱感もあるのでしょうけど、押し寄せる 快感の余韻に我慢が出来なくなっているのもあるみたい。だってさっきから溢れ出してきちゃってるんだもん。さらさらとして、それでいてぬるぬるとした透明 な液体がね♪ 既にミニスカートとショーツに隠されたあそこは大洪水です。うわぁ〜、恥ずかしいんだ。
「私は何? ちゃんと言わないとダメよ」
 さっきまでと違い、ツンとした表情を浮かべる私。ここで甘い顔を見せたら、今後のイニシアチブが取れなくなっちゃうものね。ほら、私ってばどっちかとい うとS系だしぃ〜♪
「私は……、私は……」
 うーん、まだ葛藤があるみたいね。ここは素直な身体にもうひと押しかな。
「早く言わないと、こんなことしちゃうわよ。えいっ!」
 言葉が早いか手の動きが早いか、私は少しかがみこむと、奈々子ちゃんの胸の左の乳首をつまみ上げ、コリッという感じに弄んだのだった。男の人だって、乳 首を他人に触られると感じちゃうらしいけど、まして今の奈々子ちゃんは女の子。さらに言うなら発情期を迎えた妖精。感じるなというほうが無理な話よね。
 しかも先ほどまで充分に揉まれた右の胸と違って、左の胸は充血したまま欲求不満状態におかれていたから、もうたまらないはずよ。電気が流れるかのよう に、快感の刺激が乳首から全身へと流れたんじゃないかな。なんたってもう発情期の妖精の女の子ほど、手玉に取りやすいものは無いんだからね。
「ひっ!」
 案の定、叫び声にならない叫び声を上げる奈々子ちゃん。心なしか、呼吸もさらに早くなってきてるみたい。
「あらあら、奈々子ちゃんはまともに口もきけないのかしら」
 さらに言葉でいじめる私。相手に屈辱を与えてこそ、快感もいや増すというものよ。
「……私は、……私は、可愛い……、妖精の女の子ですっ! 道代様、どうぞ、私をいじめてくださいっ!!」
 しばらく沈黙していた奈々子ちゃんは、とうとう快感への期待のほうが屈辱感を上回ったのか、今の姿に似合った可愛らしい声で、しかも声をふるふると震え させながら、私の期待通りの言葉を言ってくれたの。さて、いよいよ本番ね。でも何か忘れているような……。
「そうよ、あなたは男じゃないわ。男なんていやらしいがさつな生き物とは違うのよ。今のあなたは可愛らしい女の子なの。ほら、自分の身体を見てごらんなさ い。その胸に付いているのは何?」
 やはり、こちらが優位のときは徹底的に相手を叩く。中途半端はダメ。そうじゃないかしら? 私は奈々子ちゃんの胸を軽く持ちあげながら、女王様の口調で 話すのだった。
「お、おっぱいです」
 うわずった声で答える奈々子ちゃん。もう我慢出来ませんっ! て、感じかな。顔を赤くして“はあはあ”してるし。
「そう、おっぱい。そうよね。それで、おっぱいが胸に付いているのは男なのかな、それとも女?」
 持ち上げた奈々子ちゃんのおっぱいを小刻みに手の中でぽよんぽよんと揺らしつつ、質問をする。あああ、このシチュエーション、いいわあ。元男性だった女 妖精に今の自分の性別を教え込むことほど興奮することはないわね。
「女……、です」
 キッ、と、唇を噛み答える奈々子ちゃん。そう、それっ! その表情が見たかったのよ。
「そうよね。おっぱいが胸に付いているのは女よね。だから胸におっぱいが付いている奈々子ちゃんも女。いえ、女の子かな。そして女の子だから、男について いたものは付いていないし、代わりに女の子のものが付いているのよ。それにほら、自分でも分かるでしょ。奈々子ちゃんの女の子が濡れているのが」
 女王様の口調から、お姉様の口調へと変化させると、私は奈々子ちゃんのミニスカートの裾を持つと、ひょいっと、持ち上げたのだった。
「あっ!」
 羞恥心からか、驚きの叫びをあげる奈々子ちゃん。
「うわぁ〜、もうぐしょぐしょ。こんなにも濡れてるじゃない。奈々子ちゃん、スカートとショーツを脱ぎなさい。ここまで濡れたままだったら、下のお口から 風邪ひいちゃうわよ。ハイ、立って立って♪」
 私に急かされた奈々子ちゃんはそれはもう恥ずかしそうにスカートを脱ぎ、そして奈々子ちゃんの女の子な液体で濡れに濡れて生地が透けて見えるようになっ たショーツを脱いだの。そして一糸まとわぬ姿になった奈々子ちゃんは屈辱感と期待の入り混じった複雑な表情を浮かべて、私の前に立ったのよ。肌を桜色に染 めあげてね。
「ぬ、脱ぎました」
 心なしか言葉使いさえ、先ほどとは打って変わり、女性的になっている奈々子ちゃん。元男としての強がりが少しずつ消えてきているみたい。まあ、良い傾向 かしらね。
「じゃあ、ベッドに行きましょう。ソファーの上では狭すぎるし、絨毯の上ではチクチクして痛いから。良いでしょ?」
 そのまま有無を言わせずに奈々子ちゃんの手を取ると、そのままベッドへと連れていったのでした。うふふふふ、楽しいィ〜♪ ところが……。
「あっ!?」
 ベッドに着く直前、奈々子ちゃんが小さく声をあげた。
「ん? いったいどうしたの? 奈々子ちゃん」
 何に対して声をあげたのか分からなかった私は、素直に尋いてみた。
「そう言えば……、俺が妊娠しているかもしれないって話はいったいどうなったんだ?」
 さっきまでの不安な表情に戻った奈々子ちゃん。
「あはははは、ごめん。奈々子ちゃん。言うの忘れてた。大丈夫よ。心配しないで♪」
 ここは、明るく笑って押し切ろう。うん、それがいい。
「忘れてたって? それで、本当に大丈夫なのか? 俺は妊娠していないのか?」
 さすがに声を荒らげる奈々子ちゃん。あはははは、本当にゴメ〜ン♪
「実を言うと、妖精の女の子が完全に発情期を迎えているかどうかなんて、バストの状態を見ただけで、分かっちゃうの。完全な発情期を迎えた妖精の女の子の バストは、大体Dカップくらいにまで急成長するのよ。でも奈々子ちゃんの今のバストは、私と同じでB〜Cカップというところかしら。だからまだ完全な発情 期までは2〜3日の余裕はあるし、当然、まだ妊娠可能な状態という訳でもないのよ」
 そういいながら、またしても奈々子ちゃんのバストに手を伸ばして、その感触を弄ぶ私。
「じゃあ、さっきまでのアレ! あんなことは、しなくても済んだってことじゃないかっ」
 恥ずかしさと怒りの為に、髪の毛がふわっと逆立っている奈々子ちゃん。あはははは、ちょっといじめすぎたかな。では最後の仕上げとして……。
「奈々子ちゃん」
 手を動かしながらも、私の視線は、じっと奈々子ちゃんの目を見るのだった。
「何だよ……」
 見つめ返す目。そこはかとない怒りと不安の色。
「じゃあ、もうあんなことの続きはしなくてもいいのね?」
 そういいつつも、やっぱり私の手は、もみもみと動く。
「いや、だから……」
 どう答えれば良いのか、混乱しているのか、さまよう視線。口が、ばくぱくと開いたり閉じたりする。ちょっと可愛い。
「ふふんっ、続きをして欲しかったら、今、怒ったことを謝って、ひざまずいてお願いしますと言うのよ」
 ここが勝負どき、ここで完全に優位に立てば、もう奈々子ちゃんは私の言うがままよ。
「あっ、あんっ♪」
 返事をしない奈々子ちゃんに対して、私は、胸よりももっと下のほうにある敏感なところに手を伸ばし、軽くタッチをした。さっきまでの余韻があるのか、た ちまち奈々子ちゃんの可愛い声も、アレも溢れ出してくる。
「身体のほうは素直みたいだけど、どうする? もうやめちゃう?」
 ちょっと意地悪。
「や、やめないで……」
 まだまだぶっきらぼうに答える奈々子ちゃん。
「やめないでください。道代様。でしょ」
 更に意地悪♪
「やめないで、ください。道代様……」
 既に女性としての快感の虜になってしまったのか、奈々子ちゃんは、私に逆らうこともなく、服従した。……では更にとどめ。
「よろしい。では、私の足の指をなめなさい。右足の親指から順番に、丁寧にね」
 別に私は特に足の指が感じるというわけでは無いのだけど、足の指をなめる時に、奈々子ちゃんが見せるだろう屈辱感に満ちた顔を見たいのよね。ううう 〜〜〜っ! じんじんする〜〜〜っ!
 そのまま、十数秒間、時が流れたが、私は何も言わなかった。なにも言わないことこそ、実は もっとも良い方法だということを理解していたからだ。
 



だからね、発情期の初期段階では、まだ妊娠しないの。簡単に言えば、もっとすごい状態にならないと、妊娠しないのよ。もっともバスト



◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆  ◇ ◆ ◇


「ああっ! うっ! あぁぁぁぁ〜っ!」
 いったん開発されてしまえば、その後は早い。さすがに発情期とばかりに、奈々子ちゃんは急速に女の快感の虜になったのでした。まる。
「じゃあねえ、ここはどう? 感じる?」
 背中からお尻へと、指をつつつっと、走らせる私の動きに呼応して、奈々子ちゃんが可愛い声をあげる。

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