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妖精的日常生活
人名辞典 & 用語辞典
 ここは、妖精的日常生活に出てく る登場人物に関する人名および用語に関する解説をまとめた辞典です。

 なお、右のイラストは、田代憂様より頂きました 「妖精世界への扉」 という題名のイラストです。辞典のページに飾るのがふさわしいと思いましたので、ここに置かせて頂きます。元サイズのイラストをご覧になるには、題名また は右のサムネイル画像をクリックしてください。

 それでは、皆様、美姫ちゃんのご案内により、「妖精世界」へと旅だってください。
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【あ〜ん】
 召喚されたばかりのなりたて妖精さんは、妖精用の食器を持っていない。というわけで、妖精になってまず最初の食事は、「あ〜ん」と言われながら、人間の 持つスプーンや箸から食事をもらうというパターンとなる。これがまた可愛いんだ。
【亜宇宙空間まで飛んでいった妖精】
 成層圏の最上部、亜宇宙空間まで飛んでいった妖精がいるという噂が、妖精たちの間で流れている。一種の都市伝説のようなものだと思われるが、妖精の魔法 能力を研究していると自称している者の話によると、それもあり得ないことではないという。
【アヒカル】
 コウモリ羽をした男の妖精。少年のような姿をしているが、これでもエルフィンが所属する王家の親衛隊の隊長だったりする。妊娠中の汐海を召喚した際、出 産を経験してみたいと言った、ちょっと変な趣味の持ち主。妖精族の中でもちょっと変わり者と言われている。
 ちなみにアヒカルの名前は、古代オリエントのアッシリアにおける書記官、賢者アヒカルから取っているのだが、まあ、どうでもいいことである。

【生きとし生けるすべての存在の親であると同時に子である創 造者】
 妖精世界の妖精たちの間で一般的な宗教における考え方。すべての生き物の魂はそれぞれが独立したものではなく、たったひとつの魂、認識出来るすべての世 界を含む多次元宇宙そのものである創造者の魂の一部であるというもの。たとえるなら一本の巨木を創造者の魂とするなら、葉っぱの1枚、1枚が、妖精の魂で あったり、人間の魂であったりとするわけである。よって本来的にすべての生き物の魂は、お互いに独立した存在ではなく、創造者の魂の一側面であるというわ けで、これが人間の身体と妖精の身体を入れ替える形の【相互換身召喚術】を成立させる妖精側の理論的根拠となっている。



【エプロンドレス】
 妖精少女が仕事を探そうと思ったら、エプロンドレスぐらいは自前で用意するのは当たり前らしい(笑)。
【江梨子(えりこ)】

 「水城江梨子(みずき・えりこ)」の項を参照。
【エルフィン】

 妖精の王族であり、青い目と青い髪をしており、そして天使のような白い鳥の羽を持つ。その魔法の力は強く、妖精族が密かに計画する『大脱出計画』におけ る要となる役割を持っている。
【園芸部】
 美姫ちゃん(幹也)が、所属している県立緑ヶ丘高校の園芸部。基本的に食べられるものだけを育てているのが自慢。大根、ニンジン、ジャガイモ、サツマイ モ、キャベツ、タマネギ、トウモロコシに大豆、その他諸々。試験的にコメまで作ってたりする。

【大内早苗(おおうち・さなえ)】
 珠美香の同級生。中学三年生。かわいいもの大好き少女という性格。見た目の胸の大きさは珠美香と同じだが、その柔らかさでは圧勝している。美姫ちゃん曰 く、軟乳(なんにゅう)とのこと。見た目よりもずっとしっかりしている現実派の女の子。
【大島眞利菜(おおしま・まりな)】
 外見は30歳代前半に見える女の妖精。目は黒色だが、なぜか髪の色は真っ赤。その髪を長く伸ばして、一本の三つ編みにした髪を肩から身体の前に持ってき て垂らしている。元々はさえないサラリーマンだったそうで、実年齢は49歳。人間だったときの名前は眞利(まさとし)。公式的には全世界で4番目、日本国 内に限れば、妖精に召喚された第1号。既に妖精の女性としての出産経験あり。バイセクシャル。
【オーラ】

 妖精の羽は、身体の一部というわけではなく、妖精の魔力が物質化したものだと推測されている。その為、妖精が空を飛ぶときには、オーラ(もしくは魔力、 霊的エネルギー)が羽の表面を覆うことがある。オーラの色は妖精によって違い、1番多いのは黄色、2番目が赤、そして3番目が青、最後にまれに緑もあると 報告されている。
 ちなみに美姫ちゃんのオーラは青。海斗のオーラは赤である。

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【海斗(かいと)】
 「滝沢海斗(たきざわ・かいと)」の項を参照。
【海外の妖精事情】
 → 【妖精の人権】の項を参照
 海外において妖精の人権が認められている場合は非情に希であり、その度合いを順番にすると、次のようになります。
     1.日本
     2.台湾を含む東南アジア圏
     3.豪州を含む欧米
     4.ロシア圏
     5.インド周辺の南アジア
     6.イスラム圏
     7.アフリカ圏
     8.台湾を除く中華圏
 日本では完全に妖精の人権が認められています。台湾を含む東南アジア圏では日本の影響も大きいということもありますが、自分たちが過去に欧米、そして日 本の植民地にされて差別を受けた経験から妖精を差別することに抵抗を感じるのか、全面的に妖精の人権を認めるには至っていませんが、少なくとも人として扱 おうとはしています。
 ところが豪州を含む欧米では、妖精を迫害はしませんが、人間では無い存在と見なしており、妖精を保護する際の意識としては動物を保護する感覚に近いもの があります。理性としては妖精も人間であると理解はしているのですが、その宗教感覚から根っこの部分で、どうしても妖精を人間と見なすことに抵抗を感じて しまうのです。
 ロシア圏、インド周辺の南アジア、そしてイスラム圏では、妖精は、どちらかというと伝説上の妖精や精霊と同列視されており、そういう意味では大事にされ ているというか、珍しがられているのですが、人間として扱おうという意識自体がありません。
 アフリカ圏では事情が複雑で、植民地化の歴史と人として扱われなかったという過去の事情から、妖精を人間として扱おうとする人も中にはいますが、現実問 題、自分の生活の為に妖精が利用出来るのなら、そうしてしまえという感覚が強いです。現在でも保護が必要な野生動物をブッシュミートと言って食べたり市場 に流したりする地域ですから、貧困により妖精の人権にまで手が回らないという感じです。
 台湾を除く中華圏においては、食人の習慣もある歴史を持っていますから、妖精を食材と見なすことにもっとも抵抗感の無い土地柄です。妖精は人間とは違う ということに対して信念すらあるのがこの地域です。(※台湾を除く中華圏における妖精の実態は、妖精さんの本だなに掲載の「武闘的妖精少女(作:風邪の風 来坊様)」に詳しく書かれています )

【カラス】

 空を飛ぶ妖精の天敵。カラス以外の鷲や鷹などの猛禽類も危険であるが、その生息域は森林山間部に限られ、普段の生活では特に問題とはならない。しかしカ ラスは都市部にも多く生息しており、妖精への危険性は極めて高い。カラスは、遊び半分で妖精にちょっかいをかけてくることが多く、その鋭いくちばしにより 命を落とす妖精も多い。特にまだ飛び始めたばかりの幼い妖精がカラスにより命を奪われる痛ましい事件が続発し、問題となっている。
 なお、妖精がカラスに襲われた場合、垂直に上昇して逃げると良いらしい。妖精は垂直上昇が可能だが、カラスは垂直上昇が出来ないから、この方法はかなり 有効である。但し、まだ小さな子供の妖精には、この方法でもカラスから逃げ切ることは難しい場合がある。単純に飛行速度が足りないというのがその理由であ る。
【感情の起伏が激しい】
 妖精は感情の起伏が激しい。これは右脳と左脳を連結する脳梁(のうりょう)の太さが、同縮尺にした人間のものと比較すると、2倍近くも太いからだと推測 される。
 妖精は思ったことを素直に口にしてしまうし、怒った時はすぐ顔に出たり、感謝するときは素直にありがとうと言える。それには肉体的にこのような特徴があ るからであるとされているが、推測の域を出ないのも確かである。
【甲高いキンキン声】

 身体が小さい分、妖精の声は男女を問わず『甲高いキンキン声』になっている。もちろん妖精同士でなら妖精の男女の声の違いは明白であるらしいのだが、人 間の耳でそれを聞き分けるのは、かなりの訓練と慣れが必要である。

【喜美香(きみか)】

 「長谷川喜美香」の項を参照。

【靴】
 妖精の移動手段は、室内、室外を問わず、羽を使っての空中移動が主なので、靴は半ば装飾用と化している。妖精用の靴で歩く場合の履き心地は、お世辞にも 良いとは言えない。
【グラヴィトンキック】

 召喚されて妖精少女になった直後の幹也が使った大技(笑)。キックしたい対象物の上空で羽ばたくのをやめ、そのまま重力に任せて落下してキック(着地) するもの。眠っている幸也の顔面に何度かグラヴィトンキックをお見舞いして、何とか幸也を起こすことに成功した。
【グリフォン】

 この作品におけるグリフォンは、妖精族と同じく、妖精族を生み出した妖精世界の過去の人間たちが生み出した種族であり、肉体を持ち、魔法によりその存在 を許されている。



【幸也(こうや)】
 「長谷川幸也」の項を参照。
【コンピューターの悪影響】
 妖精は、コンピューターや携帯電話など、ネット端末に対して、多大なる悪影響を受ける。コンピューターはネットにつながっていなくても、それ単体で起動 しただけでも半径3m以内に妖精が近づくと、妖精を完全に気絶させるほどの悪影響を持つ。携帯電話やPHSは、電源が入っているだけではそれほどの影響は 無いが、受発信や通話中の状態になると、悪影響を与える。ちなみに半径50cm以内がパソコンにおける半径3m内と同程度である。
 妖精自身は自分からパソコンに近づこうとしないので、普段、私たちが気絶する妖精を見るのは携帯電話などによるものが多い。そのせいか一般的には、『妖 精は電波に弱い』という理解が広まっているが、これは通説であり正しくはない。正確には、『妖精はパソコンや携帯電話などの複雑な機械が作り出す魔法的な 波動に弱い』というものである。とはいっても、なかなか理解しづらいが、コンピューターのハードとソフトの組み合わせが、図らずも何らかの魔法陣を描き出 しているらしい。更にその魔法陣は、『アンチ・マジック(魔法妨害魔法)』の効力があるものと推測されており、魔法により存在を許されているという妖精に 対して悪影響を持つのである。
 したがって機械が発する電波の強度と、妖精に対する悪影響は、正比例の関係にはない。あえて言えば、どのようにネットワークを組んでいるかということの ほうに関わっている。例えば社内LANを構築していて、同時に複数のパソコンが動いていたりすると、コンピューターの悪影響は飛躍的に増大する。妖精に とって気絶しそうなぐらいの悪影響が及ぶ範囲は、場合によってはおよそ20〜30メートルにも拡大することもある。

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【財布】
 妖精が財布を持ち歩くのは、その重さからして現実的ではないので、1万円札だとか、5千円札、あるいは千円札を折り畳んで持っているらしい。そして買い 物をした場合は、お釣りを店に預けておいて、次回の買い物の時に精算する方法を取ることが多いというが、あくまでも噂である。
【坂牧深雪(さかまき・みゆき)】

 妖精アイドル。幸也君が彼女の大のファンである。しかしこのシリーズにおいてこれ以上の詳しい説明がなされる予定は無い。設定を考えるのが面倒くさいと いうこともあるが、単に作者が芸能音痴だからという説がもっとも有力である。
【佐々山時雄(ささやま・ときお)】
 可愛い女の子妖精がいるところにはどこからともなく現れる、ビシッとスーツを着込んだ、ラテンでジゴロな妖精。目と髪の色は黒いが、何となく彫りの深い 顔をしたとってもイタリア〜ンな雰囲気の妖精。誰彼かまわず口説きまくる。あちこちに出張中。
【早苗(さなえ)】
 「大内早苗(おおうち・さなえ)」の項を参照
【差別】
 諸外国と違い日本国内では、なし崩し的に妖精の人権が認められている(「妖精の人権」の項を参照)。しかし、だからといって日本国内の妖精が平等に扱わ れているかというとそうではなく、明確な差別が存在する。
 基本的に、人間が元々持つ妖精のイメージに照らし合わせて、可愛いか、可愛くないかということで、優遇されたり差別を受けたりするのである。たとえば専 門知識のない妖精にとり出来る仕事は限られている。力仕事はもちろん出来ないし、コンピューターにも触れない。というわけで、一般的な妖精の出来る仕事と いうと、基本的にはサービス業ということになる。
 一般的な妖精の羽であるトンボ羽の妖精は良い。鳥の羽をした妖精もそれなりにきれいな羽をしていればまだ良い。しかし鳥の羽であってもカラスのように 真っ黒な羽や、コウモリ羽のような妖精であると、一般的な妖精のイメージとかけ離れてくるので、求人需要が無くなってくるのである。また、当然に男性より も女性の妖精のほうに求人需要が集中する為、性別と羽の形で、妖精の間には貧富の差が出来、それが差別を生む温床になっている。

【汐海(し おみ)】
 「滝沢汐海(たきざわ・しおみ)」の項を参照。
【次元通路】

 妖精が人間の身体を召喚する際、妖精世界と人間世界の間に横たわる無数の次元(パラレルワールド)を突き抜けて作り出す通路のこと。ファンタジー的に表 現するなら、フェアリー・ロードとでもいうものか。
【実用性の高い服】
 妖精少女において実用性の高い服とは、すなわちファッション性が高い服である。専門知識等を持たない妖精少女が働く場合、職場はサービス業などに限られ ている。しかしそういった場においても妖精用の制服を用意している店は数少ないので、エプロンドレスやメイド服などを用意しておくのが常識となっている。
 【召喚】

 この作品において、妖精が人間に対して行う召喚は、正確には『相互換身召喚』といい、妖精族がその世界を侵略す るロボット群に対抗する為に行っているものである。通常の召喚と違い、人間の身体のみを妖精世界に召喚し、代わりに妖精の身体を人間世界に送り込むもので あり、結果的に人間と、召喚術を行った妖精の身体が、世界を越えて入れ替わることになる。つまり人間の魂と妖精の魂は、それぞれが属する世界にそのまま残 留し、身体だけが入れ替わるのである。したがって召喚を受けた人間が妖精になってしまうのは、変身ではなく入れ替わりである。
 なお、何故このような面倒な召喚をするのかといえば、私たちの世界と妖精世界の間には、人間の魂が通り抜けできない障壁のような結界が存在するからであ る。その結界は妖精世界にかつて住んでいた人間達が作りあげたものらしいが、詳細は不明である。
【召喚の確率】
 日本の場合は、5千人に1人の割合で妖精に召喚されているが、日本以外の諸外国では、その20分の1、およそ10万人に1人の割合でしか召喚されていな い。その理由は、妖精による召喚の為の交渉において、日本人が「NO」とハッキリ言えないというものらしい。
【侵略者】
 妖精世界を侵略する各種ロボット群のこと。詳しくは「ロボット群」の項を参照。

【巣ごもり友達】
 妖精狂いの季節、つまり妖精の発情期に入ると、妖精たちは男女を問わずやりたくてたまらなくなる。そのまま自然な気持ちに任せていたらポンポンと子供が 産まれてしまうので、大変に困る。かといってまだ妖精用の避妊具は開発されていないので、出産コントロールの方法として取られているのが、“巣ごもり友 達”である。簡単に言えば、妖精狂いの季節限定の同性のセックスフレンドのこと。部屋に閉じこもり、やりまくるのだっ!
 しかし妖精の女同士の巣ごもり友達なら良いが、妖精の男同士の巣ごもり友達なんて……、あまり想像したくはない光景である。
【珠美香(すみか)】

 「長谷川珠美香」の項を参照。
【すりすり】
 妖精さんの最大の攻撃技であるとの噂も高い。具体的な攻撃方法は、ぷにぷにでやわやわな妖精さんのほっぺを、人間のほっぺにくっつけて「すりすり」とす りつけるのである。
 妖精属性を持つ人間にはもちろんのこと、妖精なんてとうそぶいていた人でさえ、実際にこの攻撃を受けるともろくも陥落し、その妖精の言うことを何でも聞 いちゃうよ、おじさんはっ♪ という状態に出来る。一種、チャーム(魅了)の魔法の効果もあるらしい。 

【性転換】
 妖精の召喚における対象者の選択基準は、唯一、お互いの魂の波動が一致しているかどうかということであり、お互いの年齢や性別はまったく関係ない。よっ て人間が妖精の召喚を受けて妖精の身体になる場合、およそ確率2分の1で、性転換を伴うことになる。というわけで、今、私たちが目にする妖精少女たちの半 数は、元男性であったということなのであるが、そのことについてはあまり深く考えず、『今がかわいけりゃそれでいいじゃん』という態度をとるのが正しい妖 精さんとのつき合い方である。

【空を飛ぶ】
 妖精になったしまった元人間に言わせると、妖精になって良かったことのひとつが、自由に空を飛ぶことが出来るということである。生身で空を飛ぶという感 覚は、かなり快感らしい。
 妖精はおよそ時速30km〜45kmの速さで空を飛ぶことが出来る。またその際、妖精の身体の周りにはバリアのような結界が発生し、風よけとなってい る。そのことからも分かるように、妖精はその羽を物理的に使って航空力学的に空を飛ぶのではなく、あくまでも魔法により空を飛ぶのであり、妖精の羽は空を 飛ぶ為の魔法力の象徴として具現化するのだと言われている。
 ちなみに報告によれば、妖精の中には魔法力が小さすぎて、上手く空を飛べない妖精もいるらしいが、公式な確認は取れていない。

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【大脱出計画】
 妖精のアヒカルが、滝沢汐海(たきざわ・しおみ)を召喚するに際して、話したもの。妖精が人間を召喚する真の理由である。一般的な理解では、妖精は妖精 世界を侵略するロボット群に対抗するために人間を召喚するものと理解されているが、これは表向きの理由でしかない。
 妖精が人間の身体を妖精世界に召喚すると、代わりに人間世界には妖精の身体がやってくることになる。これを続ければ人間世界に妖精の集団が出来ることに なる。さらに人間世界にやって来た妖精が子供を産んで増えることも計算に入れると、急速に人間世界の妖精集団は多くなっていくことになる。そして、ある一 定数を越えて人間世界における妖精集団が大きくなったとき、『大脱出計画』は実行に移される。
 正直なところ、妖精世界に数万人程度の人間が召喚されたからと言って、妖精世界を侵略しているロボット群との戦いに勝利出来る訳がない。戦士の絶対数が 足らないからである。その点につき、妖精側は人間の大量召喚をする以前から理解していた。
 そこで、計画されたのが、『大脱出計画』であるのだが、その目的は、人間界にできあがる妖精集団の魔法力を妖精世界側から操作して、妖精世界の妖精すべ てと、元妖精の人間のすべてを、人間世界に召喚させてしまおうという計画である。
 ちなみにこの計画は、人間世界側に知られてはいけないトップシークレットなのであるが、アヒカルは、簡単に召喚相手の汐海(しおみ)に話してしまうの だった。
【滝沢海斗(たきざわ・かいと)】

 コウモリのような羽を持ち、褐色の肌をしており、耳は長く尖り、口からは牙のように伸びた犬歯が光っている。そして手の指先を見ると、その爪はかぎ爪の ような形をしており、全体的にどこか禍々しい姿をした少年のように見える妖精。一言でいえば悪魔のような姿をしている。
 いつも幅広の長剣を持っているが、人間サイズで見るとすこし大きめの果物ナイフ程度の大きさである。その剣は、仕事であるネズミ退治に使用しているが、 直接剣で切るというよりも、攻撃魔法を発動する際の触媒のようなものとして使用されている。
 ふとしたことから攻撃魔法を使えるようになっているのだが、同居人である「宮島優衣奈(みやじま・ゆいな)」以外の者には秘密である。
 本人曰く、妖精の中でもコウモリ羽の妖精は、戦闘タイプの妖精であり、空中戦にとって一番大事なスピードも、鳥の羽タイプの妖精よりも、そして昆虫の羽 タイプの妖精よりも、ずっと速いとのこと。
 人間だったときは「滝沢汐海(たきざわ・しおみ)」という女性であり、その時の事情によりお金を稼ぎまくる必要がある。美姫ちゃんは海斗のことを守銭奴 とののしっているが、海斗自身は自分の贅沢の為にお金を使ったことは一度もない。しかし、他人から見るとそうは見えないところが悲しい。
【滝沢汐海(たきざわ・しおみ)】
 海斗が妖精になる前、人間だったときの名前。大学入学後、受験という目的を喪失して、ふと感じた心のむなしさから柳井優治(やない・ゆうじ)という男と 遊びのつき合いをして妊娠。両親により明日、中絶手術を受けさせられるという日の夜、妖精のアヒカルより召喚を受ける。  





【Tデパート】
 珠美香に連れられて、美姫(ミキ)ちゃんが妖精の服や日用品を買いに行ったデパート。JR名古屋駅のツインビルの中にある高島屋がモデルであるという噂 があるが、確認は取れていない。
【徹也(てつや)】

 「長谷川徹也」の項を参照。
【手袋】
 妖精は空を飛んでいるとつい気持ちよくなって、高空まで舞い上がってしまう。また、妖精の天敵であるカラスを避けようと思えば、低空よりも高空を飛んだ 方が良い。しかし高空を飛ぶことは問題が無いわけでもない。
 夏場でも空の上では、けっこう温度が低くて寒い。また妖精は、飛んでいるときも鳥たちと違って筋肉を使って飛んでいるわけではなく、魔法で飛んでいるだ けなので、いくら飛んでも体温は上がらず、むしろ風に当たって下がっていく。というわけで、寒さ対策として妖精は手袋をするのである。
【電波の悪影響】
 「コンピューターの悪影響」の項を参照。

【ドアにつける妖精用の出入口
 1人だけでは人間用のドアを開けられない妖精の為に、ペットの猫用の出入口をつける要領で、ドアに妖精用の出入口を付けることがある。取り付ける場所 は、妖精しか出入り出来ないようにドアの上の部分である。
 但し、アパート住まいの場合、勝手な改造は許されないことがあり、換気扇を取り外し、そこを出入口としている妖精もある。
【トイレ】

 妖精にとり、人間サイズのトイレで用をたすのは、大変に難しい。これが男の妖精が小をするのであれば、便器のふちに立ってすれば良いのでまだ簡単である が、女の妖精の場合と、男の妖精でも大の場合では、まともにするのは不可能に近い。しかし妖精には人間にはない羽というものがあるので、それを上手く使え ば大丈夫。詳しくは本編第9話にて。
 ……ところで、私のツボは、第2話のやり方だったりする。後ろから抱きかかえて、しーしー。はうう〜、である。
【ドラゴン】

 この作品におけるドラゴンは、妖精族と同じく、妖精族を生み出した妖精世界の過去の人間たちが生み出した種族であり、肉体を持ち、魔法によりその存在を 許されている。ドラゴンの魔法力は、あらゆる種族中最大であるが、普段はその力を使うことは無い。

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【何かあったら脱ぐ!】
 Tデパート内の妖精用品専門店、妖精郷の雑貨屋さん店員の大島眞利菜さんの話によれば、妖精狂いの季節における妖精の行動パターンは、『何かあったら脱 ぐ!』に尽きるらしい。

【日本国内における妖精人口】
 日本国内において人間から妖精になった者が、約25,000名。その25,000名の妖精から生まれた子供が14万名弱。合わせて国内の妖精人口は、全 部で16万5000名であると推測される。
【人間】

 妖精世界には、『その昔、人間が妖精を生み出した』という伝説がある。はるか昔に、妖精世界に元々居た人間は、どこか分からない世界へと旅立ってしまっ たので、現在、妖精世界に居る人間は、私たちの世界から召喚された人間だけである。
 妖精たちは、侵略者であるロボットに対抗する為に、人間の身体を召喚しているとされているが、実はそれは真実の理由ではないという話もある。



【ネズミ退治】
 商店街とか、飲食店でのネズミの被害は、かなり大きい。専門業者の駆除だけではなかなか退治しきれないので、細かいところにも入り込んで直接、ネズミを 退治出来るということで、妖精に対してそのような仕事の注文が入ることがある。
 コウモリ羽とか、真っ黒いカラスのような鳥の羽の妖精は、その羽が不潔感を連想させるので、サービス業での就職が難しい。そこで自然とそのような羽の妖 精は、こういったネズミや害虫退治の仕事をする者もいる。場合によっては意外と稼ぎが良いからである。
 また、中には、家の中で逃げ出したペットのハムスターを探し出すという仕事もあるらしい。


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【ハーピー】
 この作品におけるハーピーは、妖精族と同じく、妖精族を生み出した妖精世界の過去の人間たちが生み出した種族であり、肉体を持ち、魔法によりその存在を 許されている。
【長谷川喜美香(はせがわ・きみか)】
 長谷川家の母親。ちょっとのほほんとしたところを見せているが、根はしっかりしている。近所のスーパーにパートに出ている。休みは月曜日。
【長谷川幸也(はせがわ・こうや)】
 小学四年生。長谷川家の次男で末っ子。発育不全気味で顔もどちらかといえば女顔。男らしい格好をしていてもボーイッシュな女の子にしか見えない。クラス の女の子たちには、とても『かわいがられてる』。幹也と同じ部屋で暮らしていたが、幹也が妖精に召喚されて美姫 ちゃんになってからは、1人で部屋を使っている。兄の幹也とは仲は良いほうだったが、幹也が美姫ちゃんになってからは更により一層、仲が良くなった (笑)。大の妖精マニア。妖精アイドルの坂牧深雪ちゃんの熱烈なファン。
【長谷川珠美香(はせがわ・すみか)】
 中学三年生、15歳。誕生日は5月8日。長谷川家の長女で第2子だったが、長男の幹也が妖精少女の美姫ちゃんになり戸籍も変更したことに伴い、長女から 次女になった。
 家の外では猫をかぶっており、可憐な美少女で通っているらしいが、家ではその反動で言動が荒っぽくなる傾向がある。上下を兄と弟の男二人にはさまれてい るせいか男の裸を見ても平気♪ 但し積極的に見ようとは思わない。
 妙に細部にこだわるところがあって、些細な屁理屈も無視することが出来ず、しなくてもいい反論をする為、口喧嘩が下手。幹也にはいつも言い負かされてい た。でも美姫ちゃんには圧勝している。
【長谷川徹也(はせがわ・てつや)】
 長谷川家の父親。ちょっと影が薄い。柔軟な頭を持っている訳ではないが、その不器用さが魅力でもある。美姫ちゃんのことを、いまだに「幹也」と呼んでい る。
【長谷川美姫(はせがわ・みき)】
 長谷川幹也が妖精のエルフィンに召喚され、妖精少女になった後、戸籍変更をして、長谷川美姫になった。本シリーズの主人公。青い目に青い髪をしており、 天使のような白い鳥の羽を持つ。詳しくは本編を読み直すように。とてもこの程度では、まとめきれません(笑)。
【長谷川幹也(はせがわ・みきや)】
 県立緑ヶ丘高校に通う、二年生男子、17歳。誕生日は4月28日。成績は上の下。園芸部に所属。男女の機微については、ちょっと……、かなり鈍い。6月 末の日曜日、妖精のエルフィンに召喚され、妖精少女になってしまう。
 幹也 → ミキちゃん → 美姫ちゃん と、話が進むにしたがって呼び名が微妙に変わる、出世魚のような主人 公。
【パソコン】
 妖精がもっとも苦手とするもの。詳しくは「コンピューターの悪影響」の項を参照。
【ハンカチの服】
 幹也が妖精少女になった直後、一応仮にも女の子が裸のままではまずいだろうと、ハンカチの真ん中に穴を開けて、そして後ろの背中の部分には縦に二つのス リットを入れ、それを頭からすっぽりとかぶって腰のところを紐で結んで服の代わりにしたものを着ていた。
 妖精の敏感な肌にしてみたら、ハンカチの生地はごわごわとしていて、とても着心地が悪いらしい。幹也はこのハンカチの服を着るぐらいなら、女の子の服で も良いから妖精用の服を着たいと思うのだった。



【ブラジャー】
 主に女性が身につける下着。たまに男性も身につけることがあるが、似合う人はまれである。中にはものすごく似合う人もいるが、それほど似合う人には逆に ブラジャーなど外していただきたいと思う。
 さて、そのブラジャーであるが、残念なことに妖精の女性がブラジャーを着けることはまず無い。その必要が無いからである。
 妖精の乳房は、人間の乳房に比べて極端にサイズが小さいので、垂れるだけの重さがほとんど無い。サイズが2分の1になれば重さは8分の1。サイズが6分 の1になれば重さは216分の1になる計算となる。よって妖精のサイズまで乳房が小さくなってしまうと、乳房は垂れてしまうほど重くはならない。というわ けで、乳房がその重さで垂れてしまうのを防止するという目的でブラジャーを着けるという必要はない。
 また、敏感なところの保護という目的でブラジャーを着けると考えた場合、妖精の身体は、特に女の妖精の身体は、文字通り全身が性感帯なので、ブラジャー を着けるよりも、肌に密着するぐらいのピッタリしたシャツを着た方が良い。
 なお、妖精サイズなので、人間に比べて相対的に乳房が小さいということもあるが、「妖精狂いの季節」以外の時期においては、妖精の乳房は貧乳……、もと い、微乳(プチパイ)であるので、更にブラジャーを着ける必要が無い。
 ちなみに妖精狂いの季節に入ると、女の妖精の乳房は大きくふくらんできて巨乳ちゃんになるが、その時期の妖精たちは服を着ようとは思わない状況なので、 当然にブラジャーもつけない。
 余談であるが、何故か男の妖精の中にも胸が大きくふくらんでいる者が何名かいるという噂があるが、残念ながらこの情報は未確認である。
【風呂に入って寝る】

 文字通りの意。風呂に入って、そして風呂から出て布団で寝るのではなく、風呂に入りながら湯船の中で寝ること。妖精に召喚される以前、長谷川幹也は、し ばしば風呂に入って寝ていて、よく妹の珠美香に怒られていた。

【ペガサス】
 この作品におけるペガサスは、妖精族と同じく、妖精族を生み出した妖精世界の過去の人間たちが生み出した種族であり、肉体を持ち、魔法によりその存在を 許されている。



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【魔法・その1 イメージ】
 魔法というと、何か呪文をゴニョゴニョと唱えることによって発動されるというイメージが強い。実際に妖精が人間を召喚する際にも有名な魔法の呪文が存在 することはよく知られているから、更にそのようなイメージが広く信じられている。しかしそれは誤解である。
 魔法の発動に、必ずしも呪文は必要ではなく、もっとも大事なのは、魔法が発動された結果、どのような状態になるのかということをハッキリとイメージする ことのほうが大事なのである。というか、いくら呪文を唱えても、魔法発動後の結果に対するイメージがあやふやでは、魔法は発動しない。
 魔法にとり絶対的に必要なもの。それがイメージなのである。
【魔法・その2 量子論】
 そもそも魔法の原理は何かと言うと、あえて現代地球の科学レベルで論じると、量子論で説明出来る。
 量子論では、原子核の周りを回る電子の位置は、確率論的にしか特定出来ないというものがある。普通なら太陽の周りを回る惑星の位置と速度を特定出来るよ うに、原子核の周りを回る電子の位置とエネルギー量を簡単に測定出来そうなものであるが、これが出来ないと言うのだ。
 つまり、位置を特定すれば、エネルギー量は確率論的にしか分からなくなり、エネルギー量を特定すれば位置は確率論的にしか分からなくなるのだ。具体的に は、電子のエネルギー量を特定すれば、その位置は、ここにある可能性が50%、あそこにある可能性が20%という具合だ。
 ここで重要なのは、電子の状態を特定、つまり誰かが観察する事により、電子の状態が決まるということであり、ひいては物理現象に対して、人間の意志その ものが干渉出来るということである。
【魔法・その3 人間の意志】
 現代の地球では、原子内部のようなミクロな状態に対して人間の意志が干渉出来るということは、疑いがないものとして知られているが、生き物や天候などの マクロな状態に対しても人間の意志が干渉出来るのかということについては、懐疑的な者が多い。あまりにも一般的な常識からかけ離れているからである。
 しかし、妖精世界の過去に存在した人間達は、私たちよりも科学が進んでいたようで、進歩した科学の果てに、人間の意志により物理世界に干渉を与えること が出来る技術の体系として【魔法】を作り出したものと推測される。
 魔法は科学とは相容れないものではなく、科学の延長線上に存在するのである。
【魔法・その4 発動】
 実際に魔法を使う場合に重要なのは、まず、【A】という現実を【B】という状態に変化させたいならば、強く【B】という状態をイメージし、あたかもそこ に【B】という状態が存在するかのように認識、イメージすることである。すると現実世界の【A】という状況は、【B】というイメージによって取って代わら れるのである。
 そもそも現実とは何であろうか。実は現実もバーチャルなイメージの世界なのである。どんな人間も現実を直接観察している訳ではない。視覚器官、聴覚器 官、嗅覚器官、触覚器官、味覚器官からの情報を脳が処理して作り上げた脳内のバーチャルな世界を私たちは現実の世界と認識しているのに過ぎないのだ。
 なんだか、騙されているような気もするかもしれないが、ここに強くバーチャルに【B】という状況をイメージすると、現実では【A】が【B】に変化してし まうということが言える根拠があるのだ。
【魔法・その5 呪文】
 というわけで、魔法の発動に一番重要なのは、イメージそのものであり、呪文は必要が無い。ただ、現実的に妖精たちが呪文を唱えるのは、そのほうが自分の イメージを固定化しやすく、結果的に魔法の発動がしやすくなるに過ぎないのである。いわば呪文とは、私たちが何かを成すに際して、『出来る、出来る。自分 には出来る』と、自己暗示をかけているのに等しい行為であり、それ以上でもそれ以下でもないだ。
【魔法・その6 魔法陣】
 妖精が人間を召喚する際にも利用する魔法陣であるが、魔法陣は呪文とはまた少々事情が異なる。妖精が自分たちの手で魔法陣を塗料などで描く場合、この魔 法陣は呪文と同じく単なる自己暗示であり、魔法を発動する為のイメージを作りやすくする為のものでしかない。いわば飾りである。
 対して魔法の発動時に空間に自動的に描かれる魔法陣は、魔法の発動の結果として描かれるものである。魔法が発動し、現実が変化したことにより生まれる空 間の波動が魔法陣という形を取ったのであり、魔法陣が魔法を発動させたのではなく、魔法が発動したから魔法陣が生まれるのである。ちなみに地面に塗料で描 かれた魔法陣が、魔法の発動により光り輝く時の状況がこれである。
【魔法・その7 電子回路】
 妖精は、生物学的には存在し得ない生き物であり、それが何故存在しているかというと、高度な遺伝子工学と魔法のミックスにより存在しているからである。 妖精は存在すること自体に魔法を使っているのである。
 妖精がコンピューターに悪影響を受けるのは、コンピューターなど高度なネットワーク機器は、偶然にも対魔法魔法(アンチマジック)の魔法陣を描いている からに他ならない。
 ここで重要なのは、電子回路に電子が流れている状態と、そうでない状態では、魔法陣としての存在がまったく異なるということだ。電子回路に電子が流れて いない状態は、妖精が塗料で地面に描いた魔法陣とまったく同じであり、魔法的にみるなら単なる飾りである。
 ところが、この電子回路にひとたび電子が流れると、この魔法陣は魔法の発動の結果としての魔法陣と同等の能力を発揮するのだ。ここに、人間が魔法を使う 為のヒントがあるのであるが、詳しいことはまだ何も分かっていないと言ってもよい。

【美姫(みき)】
 「長谷川美姫」の項を参照。
【ミキちゃん】
 「幹也」が戸籍変更をして、「美姫」になるまでの間、一時的に「ミキちゃん」もしくは「ミキ姉ちゃん」と呼ばれていた。
【幹也(みきや)】
 「長谷川幹也」の項を参照。
【水城江梨子(みずき・えりこ)】
 珠美香の同級生。中学3年生。理科系の性格らしく、何でも理詰めで考えるのが得意。少し汚れた白衣が似合いそうなメガネっ娘。ちょっとマッドサイエン ティストの雰囲気も持っている。口調もボーイッシュで、少年っぽい感じがする女の子。
【ミニスカート】
 珠美香に言わせると、『女の子は、ミニスカートを履かなくちゃいけない義務があるのよ。これは法律で決まっているのよ!!』と、いうことらしいが、これ は決して作者の趣味ではない……。と、思う。どちらかと言えばロングスカートのほうが……。
【宮島優衣奈(みやじま・ゆいな)】
 海斗(かいと)が、まだ女子大生の汐海(しおみ)だった頃からの同居人。というか今では海斗が優衣奈のアパートに居候(いそうろう)していると表現する ほうが正確である。
 汐海とは、大学の入学式の時、たまたま会場で席が隣同士になった事から友達になった間柄でしかないが、もともとお互いにうまが合ったのか、すぐに昔から の親友のような感じになった。





【ももちゃん】
 小さな女の子のアソコのこと。赤ちゃんの頃のアソコは、桃みたいであるところから、“ももちゃん”という。但し、このような表現をするのは、喜美香さん の実家だけらしい。きわめてマイナーな言葉。 美姫ちゃんのアソコは毛も生えていなくて小さな女の子みたいなので、喜美香母さんは、美姫ちゃんのアソコを“ももちゃん”と表現した。

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【柳井優治(やない・ゆうじ)】
 海斗が妖精に召喚される前、人間の女の子だった滝沢汐海(たきざわ・しおみ)だった頃の元恋人。汐海を妊娠させたあげく、金を渡して中絶手術を勧めた 男。

【ユニコーン】
 この作品におけるグリフォンは、妖精族と同じく、妖精族を生み出した妖精世界の過去の人間たちが生み出した種族であり、肉体を持ち、魔法によりその存在 を許されている。
【夢】
 妖精が人間に対して召喚術を行う場合、人間の承諾を得なくてはいけないので、召喚に先立ち、夢を通じてコンタクトを取ってくる。この為、妖精は夢の中で 召喚を行うものと一般には理解されているが、召喚において夢はあくまでも人間の『召喚に対する承諾の意』を確認する為に使われているだけであり、厳密に言 えば人間の承諾さえ事前に取れていれば、人間が起きている最中にでも召喚を行うことが出来るものと推測される。但し、今のところそのような事例は、公式に は報告されていない。

【妖精】
 妖精世界には、『その昔、人間が妖精を生み出した』という伝説がある。この作品における妖精は、妖精世界の過去の人間たちが生み出した種族であり、肉体 を持ち、魔法によりその存在を許されている。
 体長はおよそ25cm前後であり、普段は人間を縮小しただけの姿であるが、背中から羽を出し、空を飛ぶことが出来る。羽は出し入れ自由であり、その羽も 『昆虫タイプ』、『コウモリタイプ』、『鳥タイプ』と、色々な羽がある。また噂によると『トビウオタイプ』の羽を出した妖精や、未確認ながら『機械タイ プ』の羽を持つ妖精もいるという。
【妖精狂いの季節】
 4月と10月にある、妖精の発情期のこと。したくてたまらなくなる。その衝動に逆らうことは、不可能と言ってもよい。但し、元々の妖精の発情期はここま で強力ではなく、人間界に送られてくる妖精の身体には、発情期強化の魔法がかけてあるのだと主張する者もいるが、詳細は不明。
【妖精郷の雑貨屋さん】
 Tデパートの中にある妖精用品専門店。そのフロアは人工の森になっており、ログハウス風の壁に仕切られた区画が売り場となっている。洋服関係の売り場に 妖精の店員が、生活雑貨関係の売り場に人間の店員がいる。美姫が住んでいる地区では、一番大きな妖精用品専門店だが、そもそも妖精の数自体がまだ少ないの で、お客さんでにぎわっているという状態ではなく、比較的閑散としている。
 妖精のお客さんだけではなく、妖精マニアの人間のお客さんも多いらしい。
【妖精の人権】
 妖精の人権については、現在のところ世界的に意見が統一されていない。妖精の人権をなし崩し的に認めている日本のような国もあれば、宗教の影響から、妖 精の人権を国家が公式に認めることが出来ていない国もある。また、国によっては、妖精を食材と見なしているような地域すらあるという報告もある。
 とにかく、妖精は人類が史上初めて遭遇した、人間以外の知的生命体であるということが、議論を混乱させている原因である。以下に、妖精の人権に関する現 状の議論の概略を記す。

◆すべての人間には、誰にでも人権がある。
◆なぜ人権があるかといえば、その根拠は彼(女)が人間だからである。
◆人間であれば、どんな人にでも、その生まれや能力に関係なく人権がある。

◆では妖精に人権を認めるにあたってその根拠はなにか?
◆妖精の肉体は、明らかに人間の肉体ではない。つまり人間だから、人間の肉体を持っているから人権があるという論理は使えない。
◆では、妖精になる以前は人間だったのだから、その知性は人間のものであるので、それを根拠とする論理はどうか?
◆しかし、その論理であれば、新しく生まれた妖精の子供たちは、かつて一度も人間であったことは無いので、すべての妖精の人権を認めるには不備のある論理 である。
◆では、人間並みの知性や知的能力を持つ妖精を、人間であると見なして、人権を与えるという論理ではどうか?
◆一見、よさそうな論理だが、この論理では、人間並みの知性や知的能力の有無が、人権の有無の根拠となっており、『能力の無い人間には人権も無い』という 論理へと至る危険な考え方であるので、人権意識の高い欧米諸国では、この論理は破棄された。

◆もっとも日本では、その人権意識の低さから、人間並みの知性や知的能力を持つ妖精は、これを人間であると見なして人権を与えるという論理がすんなりと受 け入れられた。

◆さて、それでは話を戻して、欧米諸国では次にどのような論理が展開されたのか?
◆人間と妖精は知性体として同列の存在であり、よって人間の肉体を持つ者と妖精の肉体を持つ者には、等しく人権があるという論理が展開された。そして、こ れならば妖精の人権を認めるのに何も問題がないと思われた。
◆しかし、ここで、宗教界から横槍が入った。人間は神に似せて創られた存在であり、その人間と妖精が同列に扱われることは認められない……と。

◆という事で、現在、日本以外の国では、はなから妖精の人権を認める気の無い国はもちろんのこと、人権意識の高い欧米諸国も宗教問題に足を取られて、妖精 の人権を認める根拠となる論理を打ち立てられず、混乱状態が続いている。
◆潜在的なものながら、妖精の魔法能力に高い利用価値を認めるアメリカ合衆国は、暫定的に、軍に入ればその人権を保証するとして、妖精を保護。実質的には 軍に取り込んでいる。

◆皮肉な事に、日本では人権意識も宗教意識も希薄であったが故に、妖精の人権を認める事が出来たのであった。
以上 
【妖精世界】
 私たちが住むこの世界と、妖精たちが住む『妖精世界』の関係は平行世界、パラレルワールドの関係であり、妖精世界とは、パラレルワールドの地球に他なら ない。但し隣り合った世界というわけではなく、かなり離れた平行世界であり、枝宇宙とでも言ったほうが実態に近い。
 なお、妖精世界に元々住んでいた人間たちは、パラレルワールドの彼方へと旅立って行ったという理解をする研究者もいる。
【妖精世界の国家形態】
 妖精世界の地球は、大まかには統一されていますが、様々な国家により構成されています。人間世界の地球が、国連の元に大まかに統一されていますが、実態 は諸国家の連合でしかないことと似ていると理解してください。
 もっとも一般的なのは、血縁を中心とした身分制社会です。王や貴族がいる国家形態です。各地に小王国が併存していますが、宗教的に大雑把には統一されて います。ちなみにエルフィンの国が、ロボット群侵攻後の最大勢力であり、中心的な国家となっています。
 なお、王国以外にも、共和国や、異なる宗教を信仰する国家なども存在します。妖精世界は、パラレルワールドの地球であり、その広さも人間世界の地球と同 じですから、色々な社会形態、国家形態、宗教が存在するのは、当たり前といえます。 
【妖精族の階級】

 妖精の召喚を受け、妖精になってしまった元人間の妖精には階級というものは存在しないが、妖精世界に住んでいる妖精たちには、階級が存在する。
 その階級は魔法力の強さに由来し、『鳥タイプ』の羽を持つ妖精が貴族階級であり、その中でも白い羽を持つ妖精は王族であるとされる。『コウモリタイプ』 の羽を持つ妖精は武士階級であり、その魔法力も戦闘向きにカスタマイズされているらしい。そしてもっとも多数派の『昆虫』の羽を持つ妖精は平民階級であ る。
 但し『昆虫タイプ』の羽を持つ妖精の中でも、蝶の羽を持つ妖精は夢見による予知などの力を持つ者が比較的多く、僧侶や芸術家など、深く精神世界に関わる 者が多いという。人間的な表現をするならば、電波を受信しやすいということであろうか。
【妖精に召喚された人口】
 日本国内で妖精に召喚されたのは5000人に1人で、およそ25,000名。諸外国の場合は、その20分の1で、およそ10万人に1人の割合なので、物 語の舞台である2007年頃の地球人口を65億人と仮定し、そこから日本人口1億2500万人を引いて、63億7500万人。それを10万で割ると63, 750名。
 よって、妖精に召喚された人間は全部で88,750名となり、そのうちの約3割弱が元日本人という計算になる。
 ※関連項目:【日本国内における妖精人口】
【妖精の服】

 妖精の服は、普通の人間の服に比べて、安い物でも5倍〜6倍はする。高いのになるとそれこそ10倍以上でもおかしくはない。市場(マーケット)が小さい ので、供給も極端に少なく、結果的に需要に供給がまったく追いつかず、値段が高い。したがって各種サイズをそろえるなんてことをメーカーがするはずもな く、基本的に妖精の服はフリーサイズが中心となっている。
 ではその高値につられて供給しようというメーカーが出てきても良さそうだが、妖精サイズの服、しかも着心地が良いものを作ることが出来る生産能力を持っ ているメーカーは数少ないので、現在の状況で安定している。
 しかし最近になって、針仕事が出来る妖精の従業員を雇って妖精用の服を量産しようとしている企業もあるらしいが、公式確認は取れていない。

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【ロボット群】
 妖精世界を侵略する各種様々な形態を持つロボットたち。しかしそれぞれのロボットたちは、単にプログラムにしたがって稼働しているだけなので、彼らには 妖精世界を侵略しているという意識は無い。
 ロボット群は、妖精世界の地球が属する宇宙に存在するどこか他の星から送り込まれた自動建設機械と見られている。簡単に言えば、異星人が資源採掘の為、 もしくは植民地建設の為に送り込んできたものだと考えられているが、詳細は不明。またどのような異星人が関与しているのかということも現時点では不明。
 なお、機械の発する波動によりあらゆる魔法が悪影響を受け、キャンセルされるので、魔法により存在を許されている妖精やドラゴンたちは、これらのロボッ ト群に近づくことさえ出来ない。ちなみにその影響の度合いは、人間世界のパソコンの比ではなく強力である。

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