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妖精さんの事情?かも(^^;

某サイトが出来たわけかも(^^;;;;;;;

作:kagerou6



「長老・・・泉が枯渇していますぅ〜」
惚けているのかどうだか緊張感のない声が、祠の中に響いてくる。
「サリリュー・・・それは真なのか?」老師と呼ばれた人物?が、入り口に向かうと空からそれ(笑)が降ってきた。
「はぁはぁ・・・もう喉渇きまくり!」そう言って草花の朝露に頭を突っ込む!
「これ、行儀の悪い」そう老師は言って嗜めると、人懐っこい顔でその”妖精”は笑った。

「老師・・・この現状では我々の世界は・・・」奥から羽を広げた若者が、サリリューと老師を見ながら近付いてきた。
「ああ、最近ではサンターニュの泉が枯れ多くの同胞が消えてしまった・・・」
「北の泉にも異変が起きていると報告があります!」
「この事態はいったいどう言う事なのでしょう?」別な妖精が奥から話しかけてくる。
「それはワシにも判らんが・・・」そう言うと奥に戻っていく。
「妖精オババにでも聞いたほうがいいのかもしれないなぁ」そう言い、カメに溜めてある朝露を見つめていた。

「わからん!」オババはそう言いきった(爆)
「今までにないことなど判るはずがあるめー!」どこぞの言い方で答えるオババ(爆)
「墓場に半分足を突っ込んでるオババでも」そう言っていた妖精がオババにぶっとばされる。
「判らんものは判らん・・だがな」そう言って出されていたお茶をズズ〜と飲み干すと、ニヤッと笑い
「泉とてただ湧いているのではないぞ?」と、呟く。
「「「それはどう言う事なんでしょうか?」」」オババの言葉が気になって全員が聞き返した。
「知りたいのか?」
「「「ぜひ!」」」
「それはこの本を買ってくれれば・・・」オババが本を取りだすと、皆がコケた(笑)
「オババ様・・・そうじゃなくて」若い妖精が起きあがり睨みつける。
「ただのジョークじゃんか」
「言っていい時と悪いときがあるんです!」さっきとは違い、逆に怒られている。
「なごまそうと思ったんだに・・・」オババが指をつんつんしながら廻りを見ると、とてもそんな雰囲気ではなかった。
「泉の妖精から源泉の事を聞くしかないにゃぁ・・・」オババがそう言うと、他のいた全員が出口に向かって走っていく!
「泉の妖精の場所知っているのかいなぁ」
「「「それを早く言わんかい!」」」
「聞いただけじゃんかぁ」またオババは、指をつんつんしている。

「ここだね」小さな泉を指差しながら大勢の妖精が集まっている。
「オババ、違っていたら貼り付けだね!」とても人間らしい事を言っている彼ら!
そんな言葉をどうやって知ったのかは永遠の謎である・・・と、思う!
「でも、ホントにここなんですかぁ?」一人の妖精が泉のあまりの小ささにそう言って、他に泉が無いのか確認している。
「とても大事な妖精が住んでいるような泉じゃあ」
一人の妖精が言うと、多くの妖精が”納得”とばかりに頷く。
実際、泉は何の特徴もなく湧水が溢れているだけだった。
「ちょっと・・・味見♪」その湧水をずっと見ていた若い妖精が、我慢できないのかコップを取りだし飲み始めた(笑)
「おいしー!」と、顔に丸を3つ作り驚いている(笑)
「ホントか?」他の妖精までコップを取りだし、湧水を飲み始めた。

「こりゃ〜!お前達無断で何しとるんかいなぁ!」

泉全体を”ちいさな”声が響いて・・・いなかった(爆)
妖精達は廻りを見まわし、空耳かと思ってまた水を飲んでいたりする。

「こりゃ〜!」

今度は響き渡った。
皆が驚いて廻りを見渡すと、泉の中心に拡声器を持った妖精がいた(笑)。
「「「まじ???」」」全員は驚いて、その妖精・・・ではなく拡声器を見つめている。
その拡声器妖精の数倍あったからなのだ(爆)

「話はオババから聞いているわ」そう言って差し出されたせんべいをバリバリ食べている(笑)
「あの、泉の枯れてきたわけはなんなのでしょう?」
「それより、泉ってどして湧いているのです?」
「それはね・・・」そう言い出して、水の妖精に全員の視線が集中し始める。
「他 の世界から流れ込んでくるエネルギーというのを、この”妖精の命”という石で変換して液状化させ、大地に分散されている水分を元素固定して液状化・溶媒に 変化、さらには大気の中の妖精の笑い声を取り出して粉末に変え1:2:√2の割合で配合して、フェーザー山脈の地熱を活用して3日3晩沸騰しないようにし ながらアクをすくいとり1/3まで煮こんで・・・・あらどうかしたの?」
そうとうとうと話す言葉に全員が頭を抱えてしまっていのだ。
「エネルギーってなに????」
「元素っていったい・・・・」
「√2って鳥肌が立つ気がするのはなぜなの?」
殆どが知識の水平線で撃沈していたのである(笑)
「難しかった?」そういう泉の妖精に全員が頷く。
「ようは・・・他の世界から流れ込んでくるものが無くなった為なのよ」
その余りに簡単な言葉に全員がコケた(笑)

「隣の人間界からの流入が・・・・」図を書き出し説明をしている泉の妖精の頭には、いつのまにか大きなこぶがあったりする。
「先生!それはその世界を何とかすれば?」手をあげ答える生徒・・・ではなく妖精(笑)
「はい、良いところに気付きましたね」そう言って光の輪を造りだし
「こ の世界に住んでいる”人間”なるものから発している情緒なるものに多くの影響があると考えられ、子供の数とか大人になっての純情度であるとか、保育園の先 生の髪の長さとか、お昼寝の時の太陽にあたり具合であるとかが、我々世界に流入してくる総エネルギー量に関連があると・・・おやどうかしました?」
妖精達はまた頭を抱えてしまっている。
「「「もしかして・・・それは・・・つまり・・・」」」
「人間からの力が減少していると思われるんですよォ♪」
”””・・・やっぱりかぁ・・・”””皆に右手のコブシにエネルギーが充填されつつあった(爆)

「どうやったらその力を元のように出来るのかなぁ?」
「人間界の原因が判らないと・・・ここでは何も出来ないし・・・」
どう対処して良いのか判らない妖精達。
「人間界かぁ・・・そこに行ければ元に戻せるんだろうなぁ」サリリューは他の妖精の話を聞いてぽつり呟いた。
「ええ、どういう事なの?」隣で聞いていた妖精がサリリューに聞き返す。
「あ、行ってみたら・・・戻せるんじゃないかなって・・・」
「それじゃあサリリューちゃん、人間界にいくんだぁ〜!」話を聞いていた妖精が大声?を出した。
一斉に廻りがサリリューを見つめる!
「ホントなんだ!」
「頑張ってこいよ」
「ナターニャ大陸妖精会長老より激励の電報が!(笑)」
「全妖精界より・・・”吉報を待っている”以上です」
いつのまにか光速を超えた速度で情報が広まり、各地から色々な励ましが寄せられてくる。
”あれは思い付きだった”なんて言えない雰囲気になっていた。

「それでは行ってきます!」そう言ってサリリューが皆に向かって敬礼をした。
その身体のあちこちには白い布が巻き付いていた。
”がんばってください、妖精第一小学校朝露年雫組(笑)”・・・なんて書いてあったりする布。
静かに泉の脇に立ち、光る底を見つめる。
・・・行けるよね・・・泉を覗きこんでそんな事を考え出すサリリュー(笑)
「「「サリリュー君ばんざーい!(爆)」」」
声と同時に背中に大きな圧力(爆)を感じて、サリリューは泉に飛び込んだ!
瞬間、光に包まれるサリリュー。
・・・なんなのここは?・・・驚くまもなく、サリリューはそのまま光の中に溶け込んでいった!

「はぁ・・・」夕暮れに佇む一人の男?
きちんとした服装を気にせず、草むらに座りこんで夕日を見つめていた。
傍らには黒い鞄が置いてあり、小さく音を立てている。
男は煩そうに音の元・・・携帯を取り出すと、耳に当てる。
いくつかの言葉が流れ込んできて、男の苛立ちを増加させていた!
「・・・・・」いくつかの言葉を返し、携帯を仕舞い込む。
男は夕暮れに向かいため息をはいた。


男は小さな人形とかのおもちゃを作っている会社の長男として生まれた。
優しい性格の男は外で遊ぶ事が少なく親は心配していた。
何故なら、会社の人形とかで遊んでいることが多かったからだ。
親は外で遊んでほしいと、”赤い運動服”を着せ育てた。
だが男はそれを運動着だと思わず、いつになっても家の中で人形で遊んでいた。
男は人形を作る事が好きだったのである!
いつしか男は、”人形界のカリスマ”と呼ばれるようになっていた。

男が成人を迎えた頃、会社は試練を迎えていた。
商品である人形が売れなくなっていたからだ。
・・・このままでは会社(イエ)が危ない・・・そう感じた男は人形作りを止め、会社の跡を継ぐ決心をした。
業務内容を新しいTVゲームに代表される新しいおもちゃに対応させ、自らは人形作りで培ったデザイン力を製品に活用した。
人より努力を重ね、次々新しいおもちゃを生み出していく。
それは今までにはない、無機質なデザインが多かった。
いくつかの幸運とそれに倍する努力から、会社はいつしか他の人がうらやむ規模に変わっていった。
男はいつまでも仕事を続けた。
いくつかの肩書きが付いても、男はいつも現場に立ち続けていたのだ。
誰より仕事をし汚れている姿に、いつしか社員親しみを込めこう呼んでいた。
赤い運動服・・・ジャージレット(仮)と・・・(爆)


「いってーなぁ」夕暮れを歩いていた、ジャージレット(仮)は頭に”虫”が絡みついたのを感じていた。
「なんだい・・・でっかいむしだなぁ」指に絡んでいるその虫を見てジャージレット(仮)は、手にとってじろじろ見ていた。
それはどう見ても、”虫”の形をしていなかったからだ!
・・・ワンフェスのフィギュアか?・・・ジャージレット(仮)は形からそう判断した。
「誰が作ったのか判らんが・・・かなりの腕だなぁ」そういいジャージレット(仮)は感心していた。
形といい柔らかさといい、作り物の域を越えている感じがしたからだ。

”うぅ・・・”
「なに!」動いているそれにジャージレット(仮)は驚いてしまった!
「これって・・・まさか!」自分で昔読んだ話に出てきそうなものが頭を過ったからである!
それは”羽”をつけた人型のヒューマノイド・・・妖精のことだった!
「本物なのか?」その妖精に指をつんつんしてみると、ぴくぴく動いている。
「おもちゃじゃないよなぁ?」そう思うと、廻りの事が気になってしまった。
・・・誰もいないよ、なぁ?・・・妖精をはっしと掴むと一目散に走り始めた!

「誰も居ないから・・・自由にしても良いんだよ?」
そう言うとその言葉を理解したのか目を開けて体を起こした。
「君はいったい?」
「貴方はいったい?」
言語形態が違うとか、小さいサイズで聞こえる声量が出るとかは深く考えては行けない!
「ここが人間界?」辺りをきょろきょろしながらそう呟く妖精。
「人間界・・・言われてみるとそうだな」ジャージレット(仮)も、その言葉に頷く。
「じゃあ君は妖精界から来たのかい?」今度はジャージレット(仮)が聞き返し、妖精が頷く。
「どう歓迎したら良いのか判らないが、歓迎するよ」そう言って、小さな花を置いた。
「さっきのところの花だよ・・・これで良いのかい?」と、呟いた。
その妖精は一旦頭を下げ、花に取り付く。
そして器用に花のエキスを取り出し、もっているカップに注いだ。
”器用だなぁ”感心するジャージレット(仮)に、妖精は顔を上げると
「そこに行きますね」そう言って飛翔した。
部屋の天井まで一旦上昇し、ジャージレット(仮)の目の高さに降りてくる。
「ここに座っても良いですか?」そう言ってパソコンモニターに座った。
その様子に忘れていた事を思い出し、ジャージレット(仮)はいつのまにか笑っていた。

互いに自分の世界を紹介する二人
驚き、笑い、泣き、そして微笑む
自分(お互い)の理解を超えているものに接した時の驚きは今まで体験した事の無い新鮮なものであった
その事は二人を旧来の友人と錯覚させるほど、二人は近付いていった!

「そう言えばサリリュー・・・」床に座りこんでいたジャージレット(仮)は、ふと思いついた事を話しかけようとしていた。
「なんですの〜?」ジャージレット(仮)が用意してくれた人形用のポットから、もう何杯になるか判らないエキスをカップに注ぎながらサリリューは答える。
「ここに来た理由聞いてなかったね」
「え?」驚いて聞き返すサリリュー。
「もし、行きたいところとか合ったら案内するから・・・どうかしたのか?」
ジャージレット(仮)はなんだか震えているサリリューに驚いていた。
さっきまでの笑顔が消えていたからだ。
沈黙が二人の間を流れていた。
「・・・を・・・探・・・」小さな声を出し顔を上げるサリリュー。
「え?」じっと見ると、うっすら涙を浮かべている。
ジャージレット(仮)は壊れ物を扱うように、優しくサリリューの身体に手を添えた。
小さな身体がビクリと震え、手を拒みそうになっている。
「一人きりで我慢しないで・・・」優しく呟いているジャージレット(仮)に、サリリューはそっと手に触れた。
ジャージレット(仮)の想いにサリリューは答えようとしているのであった。
小さな手がポワァっと光り、ジャージレット(仮)の手を光りで包んでいく。
ジャージレット(仮)は言葉では表現できないサリリューの想いを感じていた。

ジャージレット(仮)は翌日サリリューを載せて散歩に出かけていた。
サリリューにこの世界を知ってもらう為に。
公園
お寺
美術館
人としての情緒を感じるところに案内していたのだ。
だがサリリューにはなにも感じて貰えなかった。
ジャージレット(仮)の傍らにいるとき、一番楽しそうな笑顔を見せていたからだ。
「情緒かぁ」椅子に座りながらジャージレット(仮)は、いまいちな自分がなんだか悔しかった。
・・・それになぁ・・・ジャージレット(仮)は廻りにいる人を見て、サリリューを誰も気にしていない事を感じていた。
・・・これが最大の原因なんだろうか・・・行き交う人を見ながら、ジャージレット(仮)は荒んだ人間界に、妖精界の光景を羨ましく感じていた。

「あ、ワンワン!」小さな子供が子犬を見つけて走っている。
樹の根元を駆回り、時々犬から追いかけられ楽しそうにしている。
・・・俺にもあんな時期が有ったんだよなぁ・・・
ほほえましい光景を見ながら、ジャージレット(仮)は子供を見つめていた。
「こえ、どうぞ」子供は小さな草花を持ってジャージレット(仮)の所に歩いてきた。
「あ、ありが・・・」ジャージレット(仮)が手を伸ばすと、小さな手はサリリューに向かって伸びていた。
ジャージレット(仮)以外初めての事にサリリューは驚きながらも花に飛び移った。
子供は目をくりくりさせ、サリリューにそっと手を伸ばす。
二人の目が合い、お互いに微笑みが生まれる。
子供はそっと花をベンチに置くと、また走って行ってしまった。
サリリューは初めてジャージレット(仮)以外に微笑んでいた。

「余り収穫はなかったなぁ」家に帰りついてジャージレット(仮)は椅子に座りながらサリリューに話しかけていた。
「そんな事は無いですよ」サリリューは自分の手を見ながらそう答えていた。
「上手く行かないものだな・・・お前の望むものは・・・」
「いえ、私には十分わかりました」そう言うと、手から伸びる”光る糸”を浮かび上がらせた。
「これがそうなんです」サリリューは今までで最高の笑顔を見せていた。

「貴方が判らなかった様に、私にも判らなかったのです」サリリューは飛ぶと、ジャージレット(仮)の前に座った。
「本当にこの世界が関係しているのかさえも・・・・」
「サリリュー・・・そうだったのか」
「貴方に感じていた事が他の人間からは感じられなくて」
サリリューは手を広げ、小さな”光る糸”を浮かばせた。
「貴方からのものです」そう言うと、さっきの糸と紡いでいく。
「覗いてみてください」糸で作った輪をジャージレット(仮)に見るように言う。
その輪にはおぼろげに妖精の世界が映し出されていた。
「ここが私の世界なんです」そう言って微笑むサリリュー。
ジャージレット(仮)はサリリューがどんな世界にいたのかを実感していた。

「貴方とかあの子供のようにいてくれたなら・・・」そう話していると、サリリューの身体が光り始めていた。
驚いているジャージレット(仮)に気付き、自分の変化を見つめる。
「この世界にいることはもう無理なのかも・・・」寂しそうに呟くとジャージレット(仮)に向かって
「お別れです・・・」と、呟いた。
「いったいどうして?」
「この世界にいるのには多くの力が必要なんです」そう言いながらサリリューの身体は、光りにどんどん溶けていく!
「貴方と子供だけでは、もうこの世界にいることが・・・」サリリューは寂しそうに笑っていた。
「でも、私は貴方と出会えて本当に良かった」
「サリリュー・・・」
「今、人の事を理解できたから・・・見えない繋がりをはっきりと・・・」完全に光に変ってしまったサリリューは話していた。
「お願いします・・・貴方の今の気持ちを・・・」
「ああ、きっといつまでも忘れないよ!」光りに答えるジャージレット(仮)には、サリリューがはっきり微笑んだことを感じていた。
「今度はいつまでも貴方と居られるように」光りは最後にそう呟くと、消えていった・・・
「きっと約束だよ」消え去った光りに向い呟くと、ジャージレット(仮)は一体の人形を取り出した。
それは、元気に飛ぶ廻っているサリリューであった!
その人形をモニターの上に置くと、新しくHPを開設する準備を始めた。
多くの人に人間らしい情緒を思い出してもらう為に。
世界は繋がっていることを思い出してもらう為に。
そして、妖精が飛び交う事が当たり前になる・・・そんな日が来るように。
ジャージレット(仮)は、キーを打つ手を止め少し考え込むと、赤いフォントでタイトルを打ち始めた!


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