2009/11/30  23:15

『私が彼を殺した』 東野圭吾  ■読書

「東野圭吾」『私が彼を殺した』を読みました。
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名探偵の掟に続いて「東野圭吾」です。

-----story-------------
容疑者はたった3人
さあ、メモと鉛筆を!

推理の材料は、すべてそろっている。
犯人を捜すのは、あなただ!

婚約中の男性の自宅に突然現れた1人の女性。
男に裏切られたことを知った彼女は服毒自殺をはかった。
男は自分との関わりを隠そうとする。
醜い愛憎の果て、殺人は起こった。
容疑者は3人。
事件の鍵は女が残した毒入りカプセルの数とその行方。
「加賀刑事」が探りあてた真相に、読者のあなたはどこまで迫れるか。
-----------------------

9月に読んだどちらかが彼女を殺したの姉妹編で、どちらかが彼女を殺したと同様に読者には犯人が明かされないまま、物語は終わってしまいます。

動機と機会があった、以下の三人の視点(一人称)で、物語が時系列に進んで行き、、、

 ■「神林貴弘」 「穂高誠」の婚約者「神林美和子」の兄)
  妹「美和子」を溺愛し、婚約者の「穂高誠」を怨む

 ■「雪笹香織」 「神林美和子」を担当する編集者で、以前は「穂高誠」を担当)
  「穂高誠」と愛人関係にあったものの、「美和子」の出現で「穂高誠」に捨てられ、「穂高誠」を怨む

 ■「穂高誠」 「穂高誠」のマネージャー)
  愛する女性「浪岡準子」「穂高誠」に奪われ、「浪岡準子」を自殺に追い込んだ「穂高誠」を怨む

「加賀刑事」「犯人はあなたです」という台詞で物語は終わってしまうのですが、誰が犯人なんだか特定できませんでしたねぇ。

『どちらかが彼女を殺した』では容疑者は二人でしたが、本作で三人になったことで難易度も上がったような気がします。


ネットで調べて、犯人について、自分なりの回答を導きましたが、、、

読者に推理を求められる作品は、愉しい面もあるものの、その反面、読んでいて疲れてしまいますねぇ。


名探偵の掟「最後の謎解きを聞いて、なんとなくわかったような気になれば満足なんだ。」と、読者の態度について批判されていますが、、、

批判されても、実際は自分で真剣に謎解きをせず、物語の中で謎解きをしてくれるのを愉しんでいるんだと思います。

でも、それでイイと思うんですよね。
ミステリーは愉しめればイイんです。







≪ちょっとネタバレ!≫

事件に前妻が絡んでいるとは予想外でしたねぇ。

ピルケースを取り替えたのでは? というトリックは想像していたものの、、、
序盤で前妻がペアのピルケースを持っていることが説明されていることを失念していたので、それと結びつけて推理することができませんでした。

読んでいるときは、自分で推理しているつもりになっていますが、つもりになっているだけで、謎解きは登場人物に任せているんでしょうね。



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