2010年6月29日(火)25:20…
死力を尽くした。
でも届かなかった。
運命のPK戦。
仲間達と肩を組んで、神に祈ったけど、パラグアイの5人目のキックは無情にも川島の逆をついた。
勝者と敗者が決まった瞬間。
『世界8強』の称号は、目前で日本の前から去っていった…。
PKをバーにあてた駒野はもちろん、日本イレブンを誰も責める事は出来ないと思う。選手達はみんな、120分間足を止めることなく走り続けた。決定的なピンチは、一度や二度じゃなかった。その度に、川島が、中澤が、闘莉王が、みんなが、体ごと投げ出してゴールを死守した。このチームに足りないと指摘され続けてきた闘争心を、全員が出し続けた。
目標のベスト4には届かなかったけど、誰がここまでの健闘を予想した!?今年に入り、ブーイングを浴びた試合は数知れず。わずか一ヶ月前までは、覇気もなく、チャンスにシュートも打たないようなチーム。それが自分たちと世界との差を認め、『やれることをやろう』と開き直ってから、チームがガラリと変わったと、やってる選手達も、応援してるオレ達も、みんなが感じたはず。
初戦のカメルーン戦に勝ち、愚直に泥臭くやれば結果が出る事を知ったし、自信と勢い、そしてかけがえのない一体感が生まれた。それは、パラグアイ戦までずっと変わらない日本の武器になった事は間違いない。
だから…試合後の選手は涙で目をはらしながらも、どこか清々しい表情だった。同じ悔し涙でも、4年前に流した涙とは種類が違ってた。
日本の挑戦は終わった。結果は確かに残酷だけど、全てを出し尽くしたからこそ、見えてくるものもある。真剣勝負の中で、世界を肌で知った選手達は、必ず次の4年へ繋げてくれるとオレは思う。
感動をありがとう。
蒼き侍魂、しかと見届けました。

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