この年齢になって、実に大興奮の夕べでした。
来世に往くまでには、「現世で一度は」と思っていた経験が出来ました。

事の起こりは、海上自衛隊東京音楽隊の演奏会がエリザベト音大で開かれるってことを耳にした事からでした。
出勤前にエリザベト音大に行ったら整理券はもうないとの事。
昼休憩に配布先のヤマハ広島やプレイガイドに電話をしても「早々に無くなりました」との事。
しょうがないので直接交渉するしかないなぁと会場に行くと、掲示板に「整理券は完配しました。整理券の無い方の入場はご遠慮下さい」、「構内への無断立ち入り厳禁」の思わずひるんでしまう文字。
ならば、開演直前に受付で土下座でもするかなって気持ちで臨みお願いしたら、事務長様風の方が「大丈夫って事にしましょう」と入れて下さいました。
何とか音大のセシリアホールに入ることができ、頂いたプログラムを見て震えが来ました。中学生の頃から夢にみていて、ひょっとして今日聴けるかも思った曲が載っていました。
いよいよ、海事東京の演奏。
立ち姿が実に凛々しく美しい。決してミリタリー礼賛ではないですが、江戸言葉で言うところの「様子が好い」といった感じの様式美にうっとり。
正にプロ集団の気に満ちていて、思わず咽喉からゴックンという音が。
一発目の音が出た瞬間、涙がジョワ〜。
その曲は瀬戸口藤吉作曲、行進曲「軍艦」。
この音楽隊が正統を受け継いで今に伝えてきている曲に他ならないと信じてきてウン十年、今、広島の地で聴く事ができるとはって感じでした。
正に襟を正し白波を立てて威風堂々と進む魂を感じるようなひと時でした。
現代の楽器・編成での実に格調高く明瞭で朗々とした演奏で、演奏が終った時には腰を浮かせながらの大拍手でした。「音羽屋〜」とか「たまや〜」とか叫びそうでした。

これぞ本家・正統の海自東京の「軍艦」は世界一に違いないと実感できました。
このジャンルで現世で経験しておきたいことは、空自中央音楽隊の「輝く銀嶺」などの斉藤高順さんのマーチ(東北方面隊もいいなぁ)、宮内庁音楽隊の「祝典行進曲」、ロイアルマリーンズバンド(どこの部隊でも)のK.アルフォードの「後甲板にて」の生演奏を聴く事、ブラックダイクミルズバンドのコンサートに行く事。
それと東山中学校の中〜大編成バンドの生演奏を聴く事ですね。
想いを持っていればいつかは実現できる。頑張ろうっと。
今日、会場に入れてくださった事務長様風の方。大感謝です。
会場を出る際、深々と頭を下げ御礼しただけでは足りない気持ちです。本当に感謝です。

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