MRIは磁力線で身体の断層撮影を行う検査です。
CTのようにX線を使用しないので検査被曝の心配はありません。
造影剤を使わなくても
血管の画像撮影が可能です。
このようにMRIは様々な点で有用ですが、欠点は何でしょうか?
まず、検査時間が長くかかることです。
腹部や肺の撮影の場合は、長時間息を止めておく必要があり、
子供や老人では難しいです。
また機械内部は非常に狭いので、
閉所恐怖症の人は検査できないことがあります。
この点はオープン型MRIだと軽減できます。
MRIでは骨の異常や脳出血は診断しにくいです。
磁力線を使用するため、ペースメーカーの入っている人は検査できません。
金属を身体に埋め込んでいる場合も同様です。
チタンなら大丈夫です。入れ歯や眼がね、
ピアス、ヘアピンなどは外します。入れ墨やカラーコンタクトも
磁性体を含んでいた場合火傷を起こす場合がありますので注意が必要です。
また、近年改良されてきてはいますが装置の音がかなり
大きいです。頭部の検査では耳栓を用いることもあります。

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