「宇摩説の状況(裏話)9 宇摩説の始まり6 宇摩の伝承4 無上に尊く、無上に有難い女神」
革命の古代史、宇摩説
宇摩説の始まり6 宇摩の話(伝承)4 天照大神(卑弥呼)で一致
船神輿は御神輿
今思い出したが、小学生低学年の頃に、お祭りで行ったお宮の前で会った同級生が、そこに来た「船神輿」を説明した。「御船には、神さんを乗せて居るので、下をくぐれば病気をしない」と、言う。この時が、伝承を聞かされた最初だったと思う。
「お神輿みたいだなー」と答えた記憶がある。この時も、同級生は、右側に居たと記憶する。船神輿は「浜」の出し物で、浜の子だったように思うが、記憶は確かではない。太鼓台の他に、船の山車が有る事もこの時に知った。
「何故、御神輿と船神輿があり、共にくぐると病気をしないと言う同じ話が伝わるのだろうか?」この時の私は不思議であった。が、賑やかな神社に気をとられて、深く考えることも無かった。考えても、判らなかっただろうが、、。
この船神輿に乗る神の伝承の詳細を知ったのは、古代史研究を10年余りもした後だった。だから、30数年もの間が開いて、知ることになった。
船神輿の女神(無上に尊く、無上にありがたい女神)
こじきの研究に熱中して、10年余り経った頃に、船神輿歌の存在を知った。愛媛県の無形文化財となっているこの歌は、余りに悠長な曲である為に、歌詞の意味がわかりにくい事もあって、習い始めは始めは眠たいらしい。
しかし、大変貴重な歌だと言う伝承だけはしっかりと受け継がれている。そこで、宇摩郡の西よりの中心部に位置する「江之元」では、お盆明けから祭までの一月余りは、毎晩集まって歌の練習をする。
こうして、受け継がれた「船神輿歌」は、宇摩地方は言うに及ばず、全国的にある築地歌謡の中でも、ダントツの歌詞が残っている。貴重なものである。この歌は、昨年歌詞を簡単に紹介したが、今年はもう少し詳しくしようと思っている。
さて、この船頭(長)に聞いた、船神輿に乗せる神だが、「無上に尊く、無上にありがたい女神」と伝わっている。名を言わないのだが、この条件に合う神と言えば、天照大神であろう。宇摩説で言えば、卑弥呼でもある。
無上に尊く、無上にありがたい女神の御霊を乗せるから、この地域では、御神輿より偉いとされる。こうなると、先の「クグッテ健康」の話も順位が在ったのだろう。この問題は、後に別の思考へと変わった。
つまり、船神輿などで行われていた古代の厄除け行事の山車の変わりに、御神輿が朝廷によって導入されたということに、気が付いたのだ。こう判ると、全国の奇祭行われる御神輿の待遇(扱い)の起源や意味も良く判る。
全国では、地域によって、御神輿の投げ捨て、ぶつけ合い、お宮の階段を投げ下ろすなどといった手荒な扱いが今も残る。この罰当たりな奇祭は、朝廷によって強制された導入に反対した地元の人々の心の名残であろう。
さて、この「無上に尊く、無上にありがたい女神」は、宇摩説の骨組みが揃った頃に聞いたので、直ぐに、「天照大神=卑弥呼」と判った。同時に、太鼓台を、「国固めに作った女神」である。
そして、布団締めに使われた、「赤地に昇降の龍を皇帝から贈られた人物」である。これは事実として、倭人伝で確認できる。つまり、卑弥呼である。このように、宇摩の伝承は全て、天照大神=卑弥呼で、全て一致するのである。
今の宇摩地域は全国何処にも見られる田舎町。だが、ここで、30年と言う長い期間に、私の所にばらばらに集まった伝承は、倭人伝や古事記によって証明され、全てが、宇摩にあった高天原(邪馬台国)で整合する。
天照大神の岩戸隠れでも、天香具山の真榊を採って行われたし、ヤマトの囃子歌も、真榊を採って、マツリ(政事)をしろと歌っていた。本当は、それぞれを調べれば、30年の遠回りが不用だったのかもしれない。
しかし、この集まっていた伝承は、古事記で古代を解いた時に蘇ったもので、個々には謎の伝承だった。だから、私が古代史の調査、研究をしてなければ、私の死亡で消える運命だった。
この研究は、家系・家譜の入手から始まり、古事記を手にすることになったことから始まった。そして、古事記の解明が骨子で宇摩説が生まれた。宇摩説が生まれて、宇摩の伝承が生き返ったと言うことである。
だから、宇摩説では、宇摩の伝承を、大きな証拠とはしてない。これは最初に基礎を示した著書1にほとんど取り上げてない事でも判るだろう。これを主体にしても解けた可能性がある。
だが、地元の伝承で構築する郷土史的古代論より、全国的視野によって、公正に検証した古代を解くことになった。この方が良いのであろう。しかし、このために、基礎的部分だと入っても、思わぬ多くの学問が必要であった。
これらの公正な学問の基礎によって、生まれた宇摩説によって、一気に揃って解くための時間だったのだろう。だから、子供の頃から、伝承が集まってきたのだと思う。そして、不思議な謎の伝道者の導きでもあると思う。
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ありがとうございます。

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