暑くて疲れるが、もうちょいで残り20ページを切りそう。<まんが竜翼のソラ
しかし、ツイッターでのご指摘を受けて再調査したところ、
実はまだウィッチクエストの全ファイルを回収してないことに気付き焦って回収。(ご指摘有り難うございました)
それと、スペースシャトル アトランティスの打ち上げをウェブでリアルタイム視聴したり。何度か言及しているとおり、シャトル直撃世代だもので、シャトル最後の打ち上げは非常に感慨深いものだ。難点は多かったようだが、30年ほども世界の宇宙開発を支えてきた功績は不動のものだろう。
そして新たな宇宙時代の始まりを見守りたい。
消滅した教導団サイトの管理ページがまだ残っていたのでみていたら、こんなデータが。追跡者SSのちょっと前の時代を舞台に、RPGを作ろうとしてイントロダクションだけつくったものらしい。
再掲載の予定もないし、戯れに貼っておこうかなと。10年ぐらい前に、試験的に書いたテキストなのでネーミングとかつっこまないで(笑
正式に作品として頒布するに至ってないし、当時、こんなことを考えていた程度の裏話で。
***
現代から数世紀さきの未来。
地球人類は、太陽系各惑星に植民地をきずき、ひとつの星系国家を樹立しようとしていました。
かつてさかんに勃発した内戦は、ほとんどが終結していましたが、軍事企業<ロザム>による<重装強化獣>の侵攻があいついでいます。
いま、太陽系には、さまざまな異星の種族が出入りしており、地球上でも、異星人の姿がふつうにみられます。
そして、地球人は、超光速機関<龍姫ドライヴ>を完成させ、いよいよ<銀河星系連合>への加盟を目前にひかえていました。
そんな時代の銀河宇宙が、このRPGの舞台です。
この時代、太陽系において、非常に有力な企業集団がありました。<龍姫財閥>です。
龍姫財閥は、三龍製薬をはじめとする各種企業を中心とした巨大な組織であり、22世紀の初めから急速に台頭してきました。
<コンタクト>以前、地球歴22世紀の、最初の年。沖縄沖に、巨大な物体が落下しました。<ゾーン>と名づけられたその物体の調査を担当したのが、一説によれば、龍姫財閥の息がかかった軍需企業だったといいます。公式には、国連軍が主導しておこなわれたことになっているのですが。
<ゾーン>に関する詳細は、今にいたるまで、明らかにされていません。しかし、当時の地球における科学水準をはるかに凌駕する技術が秘められていたことは明白です。
というのは、引揚げ作業は、すぐに、多国籍艦隊どうしの軍事衝突へと発展していったからです。沖縄、そして世界は、ふたたび戦火におおわれました。
<ゾーン>をめぐって勃発した世界大戦によって、翌年、国連は消滅。総人口の4分の1が死亡しました。その3年後、<統合地球政府>が樹立されます。
<ゾーン>の探査により、龍姫財閥は、22世紀中期の<コンタクト>当時には、すでに、古代インファルト技術のかなりの部分を研究ずみだった、と噂されています。
22世紀初頭から統合地球政府により進められた<太陽系開発計画>が、急速に勢いをましたのも、<三龍重工>をはじめとする宇宙開発関連企業の努力があったればこそでしたが、裏では、同財閥が獲得したオーバーテクノロジーが作用していたのかもしれません。
太陽系開発計画は、おもてむきには統合政府の事業としておこなわれていました。しかし、太陽系開発計画の中核となった政府機関<太陽系開発局>の主要部門のほとんどは、龍姫財閥がらみの人材で占められていたといいます。
西暦2154年。貿易摩擦を発端として、火星植民地にて、独立戦争が勃発。のちに<第1次火星大戦>とよばれたその戦いは、地球人類が経験した、初めての惑星間大戦となりました。
戦闘は2年つづきました。ろくな艦隊ももたない反政府軍がここまで粘ったのは、局地戦に投入された特殊兵力の存在があったためといいます。
ガーライルフォース・マスター。地球人類には存在しないとされていた戦闘生物が、反政府軍に加担していたのです。
その能力は、のちに統合政府により雇われるアルフェリッツ姉妹などに比べれば、微々たるものでした。しかしそれでも、局地戦においては、その超人的な攻撃力と防御力は、政府軍兵士を恐慌状態に陥れるのに十分だったのです。かれら特殊兵力の存在は、のちに戦場伝説とまでなったと
いいます。
火星大戦からおよそ80年前、三龍重工と三龍製薬が合同出資して設立した組織のひとつに、<三龍生命工学研究所>という研究施設がありました。そこでは、<コンタクト>以前から、古代インファルト文明がらみの、いわゆる<戦略生物>の研究がさかんにおこなわれていたといいます。その技術が地球人に応用された結果、誕生したのが、火星大戦における特殊兵団の存在だったのかもしれません。
<太陽系開発局>中枢を占める財閥がらみの重役に配慮してか、政府内部でも、この問題が公になることはなかったといいます。
三龍生命工学研究所は、<コンタクト>以降の、<太陽系ルネッサンス>時代になると、公然とガーライルフォースの研究をはじめます。
このころから、地球人類にも、わずかながら、ガーライルフォース・マスターの因子をもつ者が確認されはじめたといわれています。
従来の地球人とは全く異なる、新たな人類に関する法的整備は、遅れにおくれました。2155年の<オーウェル・コロニーの魔女狩り>事件をはじめとして、多くの深刻な問題が発生したにもかかわらず、政府は腰をあげようとはしませんでした。
政府にかわり、三龍生命工学研究所が、巨額の資金を投入し、地球系ガーライルフォース・マスターへの積極的な対応にとりくみます。
ガーライルフォース・マスターの因子をもつ者は、同研究所において、「保安上必要とされる医療措置」を受けることを強く要求され、やがてその措置は慣例化されていきます。強引な対応ではありましたが、活発な啓蒙活動の成果もあって、人心の動乱は、沈静化していきました。
これは本来、政府の医療機関によるべき事業でした。しかし、同研究所は多額の政治献金をおこなっており、政府に対する発言権が大きかったためか、事実上、同研究所に一任された形式となりました。
22世紀以前にも、地球人にガーライルフォースの因子をもつ者が存在したのか、それとも、太陽系ルネッサンスにより流入した銀河種族との混血化により彼らが誕生したのか、現在にいたるまで、同研究所は明らかにしていません。
そして現在。同研究所は、ガーライルフォースの因子をもつ子供たちを広く募集し、本格的な軍事教練をほどこしています。
この訓練は、決して軍事目的ではなく、<銀河星系連合>の有名な保安機関<スターセキュリティ>に多くの地球人類を送りこむことで、星連議会における地球(太陽系)政府の発言権を大きくすることが目的である、と、同研究所の広報部は説明しています。
たしかに、現在、<スターセキュリティ>において、ガーライルフォース・マスターが占める割合が多いのは事実であり、採用試験において有利という説はあります。しかし、古くからの銀河種族たちをおしのけて、地球系の志願者が<スターセキュリティ>隊員の大勢を占めることは困難である、という批判があるのもまた、事実です。
そうした批判をよそに、同研究所は、子供たちを、スターセキュリティ候補生として、大々的に銀河宇宙に送りだす計画をたてているといいます。
現在、三龍生命工学研究所によって創設された<三龍学院>の指揮・監督のもと、太陽系の5惑星に、全寮制の<三龍幼年学校>が設立されており、ガーライルフォースの因子をもつ子供たちに対し、義務教育と基礎教練のすべてをほどこしています。ガーライルフォースの暴走による災害を未然にふせぐための医療措置も、政府により一任されています。
教練過程は、地球人の場合、5歳から始まります。およそ4年にわたる教練は、水星から木星の5惑星にまたがる幼年学校で行われるのです。
そのため、かれら小さなガーライルフォース・マスターたちは、関係者たちから、<星の子>、もっと口の悪いものには、<星ガキ>と呼ばれています。(この名称には、特殊能力をもち、大宇宙を飛びまわれる彼らに対する羨望の念が多分に含まれているようです)
義務教育と教練、若干の発展学習を終えた<星の子>たちは、いよいよ、恒星間宇宙での実戦訓練へと派遣されます。<星連ガーライルフォース研究所>、<古代遺跡管理委員会>、そして<三龍学院>の指示のもと、かれらは、大宇宙での戦いに身を投じるのです。
<星の子>たちは、星連正規軍の部隊が駐屯していない辺境星系で、犯罪者を逮捕・殲滅したり、暴走した戦略生物の封印など、古代インファルト文明がらみの極秘任務をうけおったりすることが多いようです。<宇宙傭兵協会>の依頼を受けることもあります。
近年では、本来、星連軍やスターセキュリティの管轄である任務をうけおうことも多くなっています。星間国際法、具体的には<恒星間治安維持に関する諸法>により、<三龍学院>に、そうした業務に関する一定の法的権限が賦与されているからです。
この法律の制定の背景には、数すくない親地球派議員たちの努力がありました。ややもすれば、新規加盟国家の利益を軽視しがちな星連議会においては、珍しいことです。このことからも、龍姫財閥の影響力がうかがわれます。
<星の子>部隊は、おおむね3〜6人の分隊規模で編成され、専用の恒星間母船も貸与してもらえます。もちろん、あの<スターホエール>のような、立派なものではありませんが。
実戦訓練そのものは、ガーライルフォース・マスター見習いにとっても、決して安全なものではありません。学院側は、死亡率は公表していませんが、かえってその事実から、実態がうかがわれます。
しかし、志願制であることもあり、ほとんどの星の子は、期待に胸をふくらませ、この銀河宇宙の冒険へと旅立っていきます。
あなたは、そんな星の子のひとりに扮し、銀河での冒険に参加するのです!

1