英語の歌を歌っているので、歌詞の理解は大変です。
英語圏には旅行にもほとんど行った事がないし、英語のお勉強はそんなにしていないし。
いつも格闘しています。
で良く理解できないときは、特に何度も何度も読んでいって、そんな風に言っている人の心の奥に届きたいと思うのです。
でね。
面白い発見をしました。
私は英語の歌の理解をしようと頑張っているだけなのに、そのおかげで日本語の歌の歌詞がぐっと身近に感じられると言う経験をしたのです。
実は 私は演歌が苦手。
歌詞が全く 私の心に届いてこなかったのです。
ところが先日、鶴竜関の激励会にい行ったときの事です。
若い演歌歌手の方が来られて一時間あまり歌っていかれました。
若い方なので持ち歌だけでは1時間が長いんですよね。
だから 北島三郎さんと美空ひばりさんの歌を歌われたのです。
それはそれはとても丁寧で、一体どれほど聞き込んでどれ程練習して来たのか・・・とビックリする程歌い方が似ていました。
彼がそのように歌ったおかげで、二人の歌の事がとても良くわかったのです。
二人とも、歌詞を読み込んで 一言一言が生きるにはどうしたら良いか、このフレーズはどう歌えば生きてくるか、凄く考えて、自分の歌にして行ってる・・・・と言う事が伝わってきました。
つまり、歌詞が生き生きと伝わって来たのです。
私の耳が、心が、きっと英語の歌を歌いながら広がって柔らかくなっていったのだと思うのです。
だから、今まで理解できなかった歌も 生き生きと聞こえて来たのでしょう。
ちょっと面白い発見でしたよ。
と、同時にこの2人の偉大な歌手の、偉大な功績に驚きました。
素晴しい。
そう言えば、「テルマエロマエ2」と言う映画を見た時に北島三郎さんの「与作」に驚いたのを思い出しました。
「与作は木を切る」とか「ヘイヘイホー」と言うような歌詞がどんなに意味のある事かを 歌声で表現してらしたからです。本当に素晴しい。
勿論、その歌詞が どんなメロディーに乗っているかも大切ですよね。
偉大な歌手達は それぞれの解釈の中でその言葉を生き生きと生かしているんですねえ。
そう思うと、色々な人の歌を聴きたくなります。
「生き生きとした歌になるように歌う」
これが私のテーマです。
一音一音が生きている。
一音一音に愛がある。
どんなに頑張っても手に届かない所に有ってこそ、目標だと言える・・・・・そう言う訳


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