6月5日毎日新聞
1月28日朝日新聞
記事より抜粋
あの女<ひと>は ひとり
私に立ち向かってきた
南三陸町役場の 防災マイクから
その声はいまも響いている
わたしはあの女<ひと>を町ごと呑みこんでしまったが
その声を消すことはできない
「ただいま津波が襲来しています
高台へ避難してください
海岸近くには
絶対に近付かないでください」
わたしはあの女<ひと>の声を聞いている
その声のなかから
いのちが蘇るのを感じている
わたしはあの女<ひと>の身体を呑みこんでしまったが
いまもその声は わたしの底に響いている
全文を詠みたい。

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