吃音持ちです。   サラリーマンです。 たまの休日、二度寝ができると幸せです。                     

2016/12/31

今年一年  その他

部屋の掃除をしながら、

今年一年読んだ本と聴いたCD(落語・演芸以外)を羅列。
分かったものだけ。


文章

「さらば雑司ヶ谷」樋口毅宏
「雑司ヶ谷R.I.P」樋口毅宏
「戦国の陣形」乃至政彦
「古墳の古代史」森下章司
「市川崑と『犬神家の一族』」春日太一
「読者ハ読ムナ(笑)」藤田和日郎 飯田一史
「ヒトー異端のサルの1億年」島 泰三

読書量の少なさに愕然。

音楽
「Frank」Amy Winehouse
「Back to Black」Amy Winehouse
「Taste of Chocolate R&B Flavor」MURO
「街の報せ」cero
「QUIERO V.I.P.」片想い
「CALL」skirt
「Acid Jazz Classics」
「Life Is Good」Nas
「スリリング・ザ・バンド 」GENTLE FOREST JAZZ BAND
「だけど今夜はビッグバンド!! 」GENTLE FOREST JAZZ BAND
「ハイ・プレゼント 」GENTLE FOREST JAZZ BAND
「GOTTA-NI」二階堂和美 with Gentle Forest Jazz Band
「すとーりーず」ZAZEN BOYS
「ZAZEN BOYS 」ZAZEN BOYS
「ZAZEN BOYS U 」ZAZEN BOYS
「ZAZEN BOYS V」ZAZEN BOYS
「ZAZEN BOYS W」ZAZEN BOYS
「Urban Renewal 」Tower Of Power
「プラスワン」ココア山
「Cooking Songs」Cooking Song
「biobiobanban」伴瀬朝彦とbiobiopatata
「夜の歴史」菊池成孔とぺぺ・トルメント・アスカラール
「MONOLOGE」AARON ABERNATHY
「シン・ゴジラ音楽集」鷺巣詩郎・伊福部昭
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2016/12/26

2016年年忘れロジライブ  音楽

夜、阿佐ヶ谷roji

伴瀬朝彦「2016年年忘れロジライブ」

ベース服部将典、トロンボーン高橋保行を伴ってのライブ。
自分にとっては初roji。
至近距離で伴瀬サウンドを堪能。

ダムで立ち退いた廃村、殺風景な北関東の田園。国道沿いを埋め尽くすチェーン店のネオン。
都市の外、郊外に広がるグラデーションをクールな抒情で描写する。

デカい図体で前に陣取ったので、高橋さんがプレイしにくそうだった。
休憩時に後ろに回る。

「田園都市ソウル」 が入った音源を探すが無いようだ。残念。
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2016/11/23

この世界の片隅に  映画

正午過ぎ、TOHOシネマズ市原

「この世界の片隅に」

原作漫画で十分過ぎる程感動した作品だったが、
アニメも凄かった。
戦争がもたらす喪失と再生。それでも人は生きていく。
こんなテーマの作品は過去凡百あったが、これはその金字塔。

ほぼ原作を踏襲した内容。娼婦リンとのエピソードは
原作でもやや消化不足だったためか、本編では大きく扱わなかった。

こうの史代の簡潔な描画の良さを損なうことなく動画で再現できていたが、それだけではなかった。
背景の執拗な作りこみ、細かい所作の圧倒的精緻さが、ディフォルメされた世界のリアリティーを補償。主人公すずの生きたあの時代あの場所が、確実に今現在自分が居るこの時この場所と地続きで繋がっていることを実感させられた。

原作終盤で使われた漫画的アクロバティックな技法は抑えられているが、それが良かった。
何気ないちょっとしたカットで、言いようのない感動が何度も押し寄せてくる。
今までに経験したことの無い映画体験だった。
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2016/7/29

シンゴジラ  映画

夜、T-ジョイ蘇我。

「シンゴジラ」【以下ネタバレ注意】

真面目なSFを期待していたが、その上を行かれた。
超硬質なポリティカルフィクション。

想像を遥かに越えた禍々しさのゴジラ。
ゴジラにリアルさなど要らない。
重要なのはゴジラに対する人間社会のリアクションのリアルさなのだ。

ゴジラという「虚構」じみた怪物が人々が持つ生ぬるい「現実」を徐々に侵食しはじめる。被害が拡大していき、東京中心部を破壊し尽くし神々しく屹立する所で作品のボルテージは頂点に達する。この時点でこの映画の使命は十全に達成される。なにも流血や死骸や、被爆した子供を映す必要などない。
震災から5年。遅きに失したが、ようやく東京が大災害の当事者としてきちんと描ききられた。
この事の意義は大きく、同時にこの5年の日本の作り手達の怠慢でもある。

2012年最高の1枚と言われたアルバム、ceroの「MY LOST CITY」は最速とも言えるタイミングで震災を真正面から扱った音楽だった。(それまで都市のカタストロフィーを明るく歌い上げてきた彼らはそこから逃れる事はできなかったし。逃げなかったからこそ、その後のヒットに繋がった。)
そこには震災に対する東京の距離感が正直に告白されている。
曰く東京にとっての震災は「都市の喜びを支えるもののタガが今外れ」て「(回線が)一つずつ断ち切られていく」程度の問題であって「放たれた家畜とエネルギー」と「水蒸気爆発」で満ちた「狂乱と空白のワイルドサイド」は「遥か嵐の向こう」でしかなかった。

震災当時、避難所の子供達が「津波ごっこ」の擬似体験を通じて恐怖を乗り越えたように、
日本全体にとっても同様に作用する大掛かりな装置がもっと早く必要な筈だったのだ。


最後には現実的に地に足の着いた人間達がこの厄災を克服していく。
少しお涙頂戴のプロジェクトXだったが、まあ許容範囲。
ゴジラの倒し方がアメリカンコメディ調で笑えても、そんな事はどうでもいい。

事前に公開されていた映像を見て感じていた不安は全て杞憂だった。
即ちアニメ臭いカット割りを実写でそのままやる事の愚。石原さとみの演技が浮きまくっているのではないかという疑惑。300を超えるキャストが独自の演技プランで突っ走って収集がつかなくなる悪夢のような不安。
エヴァで観たような既視感のあるカット割りが随所にあったが、それ程の違和感を感じなかった。むしろ庵野節を彩る華といえる。
石原さとみが演じる米国大統領特使。一定の空気でまとまる日本政府高官達の間に入り込んで空気をかき回す難しい役。見事にやりきった。
これでもかという豪華キャスト陣は実写だからこその威力。アニメではとても端々の役にまでキメ細かい演技はさせられなかっただろう。

「核が使われる前になんとかする」というのは庵野監督アマチュア時代の傑作「帰ってきたウルトラマン」と同じ構図。
一作目のように「溶かす」のではなくて「凍結させる以外にない」というのは庵野監督のこだわりか。ひょっとしたら「シンゴジラ2」があるかもしれない。その時には、ゴジラを描くと同時にゴジラよりも恐ろしいものを描く事になる。


7/30の昼に2回目行ってきてパンフも買ってしまった。
KREVAがあんな役を・・・。

7/31もまた観に行ってしまった。
生まれてこの方、映画にこれだけ入れあげた事がない。
もうサントラは買うしかない。
脚本、又は戯曲が出たら即買い確定。
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2016/5/23

不幸の家族  舞台

夜、下北沢。
下北タウンホール地下、小劇場B1へ。

下町ダニーローズ第18回公演「不幸の家族」

久々のダニーローズ観劇。「ヴェニスの商人?」以来か。
今回はかなり良いお芝居だった。見違えたと言っていい。

スジに関しては、「志らく師だったらこれ位はできるだろう」という程度。
ネタバレになるので千秋楽後に書くが、少し掘り下げが足りないと思う箇所があった。

では何が良いか。
まずテンポが格段に良い。
暗転がソツなくスマートに見れる。
そして主役級の一人、ぜんじろうさんの大活躍。

今まで見てきたダニーローズはツッコミ役が不在といっても良かった。舞台上に発生した違和を観客に告発する機能がとにかく弱過ぎた。
単体で観客の笑いも誘えない、拾おうとしても拾いきれないボケがそこらじゅうに投げ捨てられて見苦しい場面が多々あった。

ぜんじろうという鍛え抜かれた強靭なフィジカルのツッコミ役が、身体をすり減らしてボケを拾いまくることで、舞台が喜劇として健全に機能した。組織に対して献身的とも言えるハードワークに感動。モロ師岡が一番生きる芝居になったのが何より良かった。(さすがに原武昭彦だけは御しきれなかった感あり)

志らく・師岡コンビの一番の泣かせどころは流石に持って行かれた。
(あのシーン、純白のシーツの一枚でも干しておいて、照明を明るめに焚くと更に良かった)

ラスト、寓話の中で更に寓話的な方向に飛躍して悲劇を回避する方法は好ましい。
「こうでもしないとやってられない現実」はもうすぐそこまで来ているのかもしれない。
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