2011/1/20

高齢化によりオーストリアの信用格付けが危機に  経済
Ueberalterung gefaehrdet Oesterreichs Kreditrating

Dass Oesterreich ein Problem mit der Finanzierung seines Pensionssystems hat, ist nicht neu. Neu ist aber, welch schwerwiegende Konsequenzen dieses Problem haben koennte: Schon in zehn Jahren droht Oesterreich, wegen der steigenden Ausgaben sein hoechstes Kredit-Rating AAA zu verlieren. Steuert die Regierung nicht massiv gegen, dann faellt das Rating sogar auf BB+ - etwas besser, als die aktuelle Bewertung Albaniens.

Den politischen Sprengstoff liefert die internationale Ratingagentur "Standard & Poor's" in Form einer Studie, die der Regierung diese Woche uebermittelt wurde. Die New Yorker Firma beschaeftigt sich in "Global Aging 2010: An Irreversible Truth" mit den Folgen der Ueberalterung weltweit, der Laenderbericht ueber Oesterreich faellt aber weitaus dramatischer aus als fuer andere Staaten.

S&P nimmt an, dass die Bevoelkerung Oesterreichs bis 2035 auf 9,1 Millionen Menschen steigt und dann stagniert. Zugleich wird der Anteil der Menschen im arbeitsfaehigen Alter abnehmen. Zuerst schwach von derzeit 67,5 Prozent auf 66,3 Prozent (2020), dann aber stark auf 58,3 Prozent (2050). Der Prozentsatz der ueber 65-Jaehrigen steigt von 17,6 (2010) auf 28 Prozent im Jahr 2050.

【語句・文法解説】

・-e Ueberalterung・・・高齢化
・Akk. gefaehrden・・・(Akk.を)危険にさらす
・schwerwiegend・・・重々しい
・drohen, etw zu tun・・・(何か危険・不快なことを)しそうである
・gegensteuern・・・自動車のハンドルを切って方向のずれを修正する。転じて、防止策・対抗手段を講じる
・massiv・・・大変持続性があり、大規模な
・-r Sprengstoff・・・爆薬
・weitaus・・・(比較級・最上級の前で)はるかに
・ausfallen・・・特定の結果となる
・stagnieren・・・停滞する。ラテン語のstagnum(静止水)に由来。
・-r Anteil・・・割り当て
・-r Prozentsatz・・・パーセンテージ

【訳例】

高齢化によりオーストリアの信用格付けが危機に

オーストリアが年金制度の算段に問題を抱えているというのは真新しいことではない。だがこの問題がいかなる深刻な結果をもたらしうるか、というのは新たな話題である。つまりオーストリアは10年後にはもう、増え続ける支出のために信用格付けとして最高であるAAAを失いそうなのだ。政府がしっかりした対抗策を講じなければ、格付けはBB+にまで落ちる。これはアルバニアの現評価より幾分良いといった程度である。

この政治的な爆薬を届けているのは国際格付け代理店「スタンダード&プアーズ(S&P)」で、その調査は今週政府に伝えられたものだ。このニューヨークの企業は「世界規模の高齢化2010 不可逆な真実」で、世界中で高齢化がもたらすであろう帰結に取り組んでいるが、オーストリアについての国別報告は他の国々のものよりはるかに波乱に富んでいる。

S&Pは、オーストリアの人口は2035年までに910万人まで増加しそれから停滞すると想定している。同時に労働可能な年齢の者の割合が減少することになる。最初は緩やかに、現在の67.5パーセントから66.3パーセント(2020年)に、だがそれから急激に、58.3パーセント(2050年)へと。65歳以上の者が占める割合は、17.6 (2010年)から、2050年には28パーセントへと上昇する。

◆記事への注記

今回は経済関係のニュースです。例によって、内容は暗いのですが…
高齢化問題は多くの先進国を悩ませているわけですが、オーストリアでは特に将来、深刻な経済悪化をもたらしうるという予測がデータとして届けられてしまいました。

高齢者増加→年金、介護・保険料などの支出増加→経済悪化、というのが基本的な流れです。さらに記事にあるように若年層が減ることでの労働力低下もこれに拍車をかけることに。
国の負債総額も現在はGDPの約70%であるのが、このままでは2025年には100%、そして2050年には328.7%にまで至るだろうとの予測です。

S&Pは、政府が当分赤字を出さず、高齢者への支出を現状に抑える努力をすべきと提案しています。
過去のデータから算出されるあらゆる未来の予測は、起こりうる不確定な要素を捉えきれないという点でもちろん信憑性を欠きます。むしろ過去の問題点を見直す契機として、積極的な意義を見出すべきでしょう。

本記事は下記サイトより引用しています
http://diepresse.com/home/wirtschaft/economist/609244/Ueberalterung-gefaehrdet-Oesterreichs-Kreditrating
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2010/10/28

ウィーン気質 シュトラウスが墓の下で煩悶する  政治
Wiener Blut: Strauss dreht sich im Grab um

"Johann Strauss", schreibt Marcel Prawy in seiner Biografie des Walzerkoenigs, sei "der meist bestohlene, meist ausgeraubte, meist gepluenderte Komponist der Weltgeschichte". Generationen von Musikern haetten sich ueber seine Melodien hergemacht und durch "Bearbeitungen" Unsummen an Tantiemen kassiert. Nun macht sich auch noch die Politik über ihn her und versucht Waehler statt Tantiemen zu kassieren. Doch wenn die FPOe mit "Mehr Mut fuer Wiener Blut" wirbt, dreht sich der Weltbuerger Strauss in seinem Grabe um.

"Das 'Wiener Blut' auf meinem Wahlplakat bezieht sich auf die Operette von Johann Strauss Sohn", sagt H. C. Strache tagtaeglich. Allerdings hat Strauss eine Operette mit dem Titel "Wiener Blut" nie geschrieben, die Urauffuehrung fand erst nach seinem Tod statt.

Als er am 3. Juni 1899 verstorben war, erhielten die Schriftsteller Victor Le´on und Leo Stein den Auftrag, ein "neues Werk" des Walzerkoenigs auf die Bühne zu bringen. Sie erfanden im Eiltempo eine Verwechslungskomoedie, die waehrend des Wiener Kongresses spielt. Aufgabe des Kongresses war es freilich, ein friedliches Zusammenleben der Voelker zu sichern - keineswegs jedoch, sie gegeneinander aufzuhetzen. Die Handlung wurde mit einer Reihe zuendender Melodien des Verstorbenen versehen, in deren Mittelpunkt sein Walzer "Wiener Blut" stand, der der Operette ihren Namen gab. Die Premiere veranlasste eine Zeitung zu der Bemerkung, der Walzerkoenig haette sich "im Himmel Urlaub" genommen. Genau in diesem duerfte er sich jetzt angesichts der Wahlplakate wundern.

【語句・文法解説】

・sich im Grab umdrehen・・・「墓の中で寝返りを打つ」から、安らかに眠れない、草葉の陰で嘆くといった意。
・Johann Strauss・・・ヨハン・シュトラウス2世(1825-1899)は、「ワルツ王」と称されるオーストリアの作曲家。代表作は他に「美しき青きドナウ」、「こうもり」など。
・meist(副詞)・・・大抵
・jdn. bestehlen・・・(jdn.から)盗む
・Akk. ausrauben・・・(Akk.を)まるごと収奪する、身ぐるみ剥ぐ。元にある名詞Raub(略奪(品))はRobe(ローブ)と同様、元来「戦死した敵の死者から剥ぎ取ったもの」の意。
・Akk. pluendern・・・(Akk.を)略奪する、剽窃する。元にある名詞Plunder(がらくた)は元来「家具、衣類」の意であり、それを奪い取ることから来た動詞。
・sich ueber Akk. hermachen・・・(Akk.に)猛然と攻撃をかける
・-e Bearbeitung・・・編曲、改訂
・-e Unsumme・・・とんでもない巨額。ラテン語のSumma(最高数)より。
・Tantiemen (pl.)・・・印税、著作権使用料。ラテン語のtantus(それほどたくさんの)より。
・Akk. kassieren・・・(Akk.を)徴収する、横領する。元にある名詞Kasse(金庫)はラテン語のcapsa(容器)に由来。
・"Mehr Mut fuer Wiener Blut"・・・自由党がウィーン市長選選挙ポスターのスローガンとした"Mehr Mut fuer unser 'Wiener Blut'"(我らの「ウィーン気質」にもっと勇気を)のこと。
・H. C. Strache・・・Heinz-Christian Strache (1969-)は、右派政党オーストリア自由党の党首。
・tagtaeglich・・・例外なく毎日
・im Eiltempo・・・急いで。Tempoはラテン語のtempus(時間)より。
・-r Wiener Kongresses・・・ウィーン会議(1814-1815)は、フランス革命・ナポレオン戦争後の事態収拾のため行われたヨーロッパ各国首脳による会議。
・jdn. aufhetzen・・・(jdn.を)扇動する。hetzen(駆り立てる)は元々、hassen machen(憎しみを持たせる)の意。
・zuendend・・・感動させる、胸を打つ。動詞zuenden(点火する)より。
・-e Premiere・・・初演。ラテン語のprimarius(最初のものたちの一人)より。
・sich wundern・・・驚く
・duerfte・・・duerfenの接続法2式で、koennteより強い推量。

【訳例】

ウィーン気質 シュトラウスが墓の下で煩悶する

「ヨハン・シュトラウスは世界史上、いつも盗み取られ、いつも収奪され、いつも剽窃されている作曲家である」とマルセル・プラヴィはこのワルツ王の伝記に記している。幾世代もの音楽家たちが彼のメロディーに食いかかり、「編曲作品」によって巨額の著作権使用料を横領してきたという。いまや政治もが彼に食らいつき、著作権使用料の代わりに有権者を「徴収」しようとしている。だが自由党が「ウィーン気質にもっと勇気を」という言葉で宣伝活動すれば、かの世界市民シュトラウスは墓の下で身悶えることになる。

「私の選挙ポスターにある<ウィーン気質>は、ヨハン・シュトラウス2世のオペレッタにかけている」とH・C・シュトラーヘは日毎に口にしている。とはいえシュトラウスは「ウィーン気質」と題したオペレッタを書いたわけではなく、その初演は彼の死後になって行われた。

1899年6月3日に彼が死去した時、作家のヴィクトール・レオンとレオ・シュタインはワルツ王の「新作」を舞台にのせてくれという依頼を受けた。彼らは急いでウィーン会議中に起きる人違いの喜劇を作り上げた。この会議の課題はもちろん、諸民族の平和な共生を保障することであり、彼らを扇動し対立させることでは決してなかった。ストーリーには死者たちの胸を打つメロディーが添えられ、その中心にオペレッタの名となったワルツ「ウィーン気質」が置かれた。初演に対するある新聞のコメントでは、ワルツ王は「天国で休暇を」取ったことだろう、と評された。まさにその天国で、彼は今選挙ポスターを前に仰天しているだろう。

◆記事への注記

10月10日に実施されました、ウィーン市議会選挙。
結果も気になるところですが、例によって選挙前より話題をさらってきたのが、街中に目立つ右派・自由党の宣伝ポスターです。

ポスターにはこの"Mehr Mut fuer unser 'Wiener Blut'"の下に、"Zuviel Fremdes tut niemandem gut (よそ者の過多は誰のためにもならない)"の一句が加えられていました。
「外国人に反対なのでなく、外国人が多すぎることに反対なのだ」と党首シュトラーヘ氏は弁明していますが、シュトラウスに由来するこのオペレッタの政治的濫用はウィーンが誇る文化財をも傷つけかねないとして、またまた物議を醸すことに。

対立政党から特に槍玉にあげられたのが、ナチスの人種政策を思い起こさせる"Blut"という表現です。
「この言葉の選択はナチの用語を思い起こさせる。長らくウィーンで行われてきた外国人排斥扇動でも最もひどいものだ」と緑の党所属の市会議員ダーフィト・エレンゾーン氏はポスターの撤去を呼びかけました。
市長ホイプルを擁する与党・社民党ももちろん黙ってはいません。このスローガンへの対抗パフォーマンスとして候補者が「献血」を行ってみせるなど、過激な宣伝をきっかけに選挙前より対立の色は一層深まって行きます。

しかし選挙結果はといえば、この自由党が前回2005年度よりなんと11,4%増しの26,2%という得票率で、第二政党の座へと躍進。他方、社民党はといえば第一政党の座は失わなかったものの、前回より4,5%減の44,6%。他の主要政党も国民党が4,9%減の13,8%、緑の党が2,4%減の12,2%といった具合に、軒並み票を失うことになってしまいました。
これに応じて市議会での議席数も社民党49(前回より-6)、自由党27(+14)、国民党13(-5)、緑の党11(-3)と変動することになります。

議席数が過半数を割ることになった社民党の目下の関心は、自由党以外のどちらと連立するかという問題のようです。
反イスラムを中心としたキャンペーンを派手に展開してきた自由党が1/4を上回る票を得たということで、ウィーン市民の本音も明らかな選挙結果となってしまいました。

本記事は下記サイトより引用しています
http://kurier.at/kultur/2025953.php
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2010/9/1

外国人のためのドイツ語  政治
Deutsch fuer Auslaender: Fekter will haertere Auflagen

Zuckerbrot und Peitsche: Nach diesem Modell will Innenministerin Maria Fekter (OeVP) offenbar bald in der Zuwanderungspolitik verfahren. Geht es nach der Ministerin, dann muessen Einwanderer kuenftig in Etappen immer besser Deutsch koennen, sonst drohen ihnen die Ausweisung oder Nachteile bei der Niederlassung und bei der Staatsbuergerschaft.

Erfuellen sie aber nach zwei und spaeter noch einmal nach fuenf Jahren Aufenthalt in Oesterreich die Voraussetzungen, dann sollen sie mehr als nach der jetzigen Integrationsvereinbarung der Regierung fuer die Integration "belohnt" werden. Das zeigt ein internes Papier der Ministerin, das der "Presse" vorliegt und das sie bereits der SPOe uebermittelt hat - erste Rueckmeldungen des Koalitionspartners sind zurueckhaltend bis positiv.
Dem Papier zufolge muessten Einwanderer schon nach zwei Jahren statt wie bisher nach fuenf Jahren Aufenthalt im Land Deutschkenntnisse auf dem Niveau "A2" nachweisen, wie sie der Gemeinsame Europaeische Referenzrahmen des Europarats festschreibt. Dabei handelt es sich um "profunde Basiskenntnisse" und "Kommunikation in Routinesituationen".

Der Zuwanderer muss zum Beispiel Saetze und typische Ausdruecke verstehen, die mit ihm oder mit seiner Familie, der Arbeit oder dem Einkaufen zu tun haben. Kann er solche Deutschkenntnisse bei einer Pruefung nicht nachweisen, will Fekter ihn ausweisen lassen. Ist eine Ausweisung zum Beispiel aufgrund der Situation in seinem Herkunftsland nicht moeglich, dann soll der Betreffende immer nur fuer ein Jahr einen Aufenthaltstitel fuer Oesterreich bekommen.
"Belohnt" werden sollen hingegen diejenigen, die nach zwei Jahren keine Probleme mit "A2" haben: Sie sollen Aufenthaltstitel fuer drei Jahre statt nur fuer ein Jahr bekommen. Einen "Anreiz zur rechtzeitigen Erfuellung" nennt dies das Innenministerium.

【語句・文法解説】

・-e Auflage・・・何らかの条件をもって課せられる義務。Aufgelegtes(課せられたもの)に拠る官庁語。
・Zuckerbrot und Peitsche・・・菓子パンと鞭、つまり恩恵と懲罰。ドイツ帝国宰相ビスマルクの政策を表現する言葉として知られるようになり、日本語では「アメとムチ」として定着。
・-e Zuwandrung・・・移住
・verfahren・・・やり方をする
・-e Etappe・・・段階。本来フランス語の軍事用語e´tape(後方補給地)を18世紀に借用したもので、この語はさらに中期オランダ語のstapel(商業地区)に由来。
・jdm. drohen・・・(jdm.に危険などが)差し迫る
・-e Ausweisung・・・国外追放
・-e Niederlassung・・・定住。古高ドイツ語nidarlazan(下ろす)に由来し、17世紀より現在の意に。
・-e Integrationsvereinbarung・・・(オーストリア外国人法の一部として2003年より執行されている)同化協定
・-e Integration・・・(社会的・文化的まとまりへの)統合。ラテン語のintegratio(全体の再建)より。
・intern・・・内々の、内密の。ラテン語のinternus(内側の)より。
・-r Gemeinsame Europaeische Referenzrahmen・・・ヨーロッパ言語共通参照枠。ヨーロッパ各語学習者の習得状況を明らかにするためのガイドライン。A1〜2、B1〜2、C1〜2の六段階より成り、A2は基礎修了レベル。
・profund・・・深みのある、徹底した。ラテン語のprofundus(底知れぬ)より。
・-r Anreiz・・・刺激、促し

【訳例】

外国人のためのドイツ語 フェクター女史、より厳しい条件を望む

アメとムチ − マリーア・フェクター内務大臣(国民党)は、近々移民政策をこのモデルによって行うつもりのようだ。もし内相のいうとおりになれば、国内移住者は将来、段階を踏んでドイツ語をどんどん上達させてゆかねばならない。さもないと国外追放か、定住や国籍の面での不利が身に及ぶことになる。

だが彼らがオーストリアで2年の、そして5年の滞在の後にもう一度、必要条件をクリアすれば、政府による融和統合を目的とした現行の同化協定の場合以上に「報いられる」とのこと。これは、「プレッセ」紙の手元にありすでに社民党にも渡された、内相による内々の文書が示している。連立政権パートナーである社民党からの最初の応答は、判断を控えるものから支持するものまである。
同文書によれば、国内移住者はこれまでの5年に代わって国内滞在2年後には、欧州議会のヨーロッパ言語共通参照枠が記すところのレベル「A2」に当たるドイツ語知識を証明せねばならない。その際、「徹底した基礎知識」と「お決まりの状況でのコミュニケーション」が重要となる。

移住者は例えば、本人や家族、仕事や買い物に関わる文章や典型的表現を理解できねばならない。もしそうしたドイツ語知識を試験で証明できなければ、フェクター女史はその者を国外退去させるつもりである。もし退去が例えば当人の出身国の状況ゆえ不可能であれば、その者はオーストリア滞在許可を1年分だけ得るとのこと。
「報いられる」のは逆に、滞在2年後に支障なく「A2」に達している者であるという。つまり彼らは、1年のみでなく3年分の滞在許可を得ることになる。「時宜にかなう達成のための刺激」と、内務省はこれを称している。

◆記事への注記

多くの移民・外国人労働者にとって、移住先の言語習得は必要でありながらも事情によっては大きな障害となりえます。特に、試験によってその規範的な修得が問われる場合には。
日本では今年3月、インドネシア・フィリピン出身看護師の大半が、日本語能力の不足により日本の看護師国家試験に不合格となった、とニュースにありました。入国から3年以内に合格しなければ、彼らは帰国を余儀なくされるとのこと。
オーストリアでも移民受け入れのための同化協定が、ドイツ語能力によるふるい分けをさらに厳しくしてゆく様相です。

従来の同化協定では、オーストリアへの移住希望者は移住申請時にすでにレベルA1、移住の5年後にはA2のドイツ語知識を証明せねばならないとされてきました。
フェクター内相の案はこの期限を(「報奨」が加わるものの)2年へと短縮しようとするもの。記事の続きによれば、さらに移住5年後にB1(日常での自立した運用可能レベル)を証明することが、無期限の定住、そして後の国籍取得のための条件となっています。

連立政権パートナーである社民党はこの案に概ね肯定的なようですが、出身国に適切なドイツ語コースを持たぬ移民への配慮が欠けている点など、問題も指摘する声も。
野党の側からは、「国外追放等、<ムチの政策>は受け入れ難い」(緑の党)と移民を擁護する向きがある一方、右派政党からは「移住を管理し、有能な者だけを受け入れるべき」(未来同盟)、さらには「移民そのものが不要」(自由党)といった、辛辣な主張が例によって上げられています。

本記事は下記サイトより引用しています
http://diepresse.com/home/politik/innenpolitik/586013/index.do
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2010/7/30

「憎しみを持つには、知恵が付き過ぎているのです」  政治
"Ich bin zu klug, um zu hassen"

"Als ich das erste Mal wieder durch Wien gegangen bin, hat sich alles in meinem Kopf gedreht", erzaehlt Herr Sussmann. Viel Ueberwindung habe es ihn gekostet, aber schliesslich sei hier auch seine Mutter begraben. Sussmann haette eigentlich jeden Grund, Wien und Oesterreich fuer immer aus seinem Leben zu streichen: Er wurde im Jahr 1943 in das KZ Theresienstadt deportiert, 1945 kehrte er mit den ueberlebenden Angehoerigen nach Wien zurueck. Jedoch nur kurz: "Wir haben uns umgesehen und hier keine Zukunft fuer uns gesehen."

Doch heute, ein halbes Jahrhundert spaeter, sitzt Sussmann in der Wiener Hofburg und lauscht den Worten des Bundespraesidenten. Der verspricht den 74 Anwesenden, die auf Einladung des Jewish Welcome Service Wien hier sind, dass sie "in Oesterreich die Sicherheit haben, Menschen auf der Strasse zu begegnen, die die damals begangenen Untaten verurteilen." Es gebe eine "klare Haltung" der Oesterreicherinnen und Oesterreicher dazu.

Seit 1980 laedt die Organisation "Jewish Welcome Service", gegruendet von Leon Zelman, jedes Jahr juedische Holocaust-Ueberlebende und Vertriebene ein, ihrer ehemaligen Heimat einen Besuch abzustatten. Rund 4000 haben davon bisher Gebrauch gemacht, heuer kommen die Gaeste aus Argentinien, Grossbritannien, den USA und aus Israel.


【語句・文法解説】

・jdm. dreht sich alles im Kopf・・・めまいで(jdm.の)頭がくらくらする。[日常語]
・es kostet jdn. viel Ueberwindung・・・(jdn.にとって)かなりの決意を要する。
・Akk. aus Dat. streichen・・・(Akk.をDat.から)抹消する。streichen(線を引いて消す)の転用表現。
・-s KZ・・・ナチスにより設置された強制収容所(Konzentrationslager)の略称。
・Theresienstadt・・・第二次大戦中に強制収容所が置かれていた、現在チェコ北部の町。
・jdn. deportieren・・・(不利益な存在であるjdn.を)追放する。17世紀にラテン語のdeportare(運び去る)を借用。
・Angehoerige (pl.)・・・近親の者たち
・sich umsehen・・・見て回る
・Dat. lauschen・・・(聞き漏らしがないよう注意してDat.に)耳を傾ける、聞き入る
・-e Untat・・・悪行
・Akk. verurteilen・・・(Akk.を)厳しく批判する、完全に拒否する
・Dat. Akk. abstatten・・・(Dat.にAkk.を公式に為すべきこととして)行う。中高ドイツ語のstaten(ある場所(Stelle)へともたらす)に由来。
・von Dat. Gebrauch machen・・・(Dat.を)利用する
・heuer・・・今年。[南ドイツ・オーストリア・スイスでの言い回し。古高ドイツ語のhiu jaru(in diesem Jahr)より]

【訳例】

「憎しみを持つには、知恵が付き過ぎているのです」

「ウィーンをその後初めて再び通り歩いた時、めまいで頭がくらくらしました」とズスマン氏は語る。「かなりの決意を要することでしたが、なんといってもこの地には母も埋葬されてますし」。ズスマンには本来、ウィーンとオーストリアを人生から永遠に消し去るどんな理由だってあったろう。彼は1943年にテレージエンシュタット強制収容所に送られ、1945年、生き延びていた身寄りと共にウィーンに戻ってきたのだ。もっとも、ほんの短期間だが。「見渡したところ、ここには私たちの未来はないと考えたのです」。

だが今日、半世紀が過ぎて、ズスマンはウィーン王宮内に座し、連邦大統領の言葉に耳を傾けている。大統領はウィーン・ジューイッシュ・ウェルカム・サービスの招待による74名の列席者に、彼らが「オーストリアで街を行けば、かつて行われた非道を厳しく咎める人たちに間違いなく巡り合う」と約束している。オーストリア人男女の「疑いない態度」がそこにある、と大統領はいう。

1980年以来、レオン・ツェルマンによって創設された機関「ジューイッシュ・ウェルカム・サービス」は毎年、ホロコースト生存者や追放の身であったユダヤ人をかつての故郷への公式訪問に招待している。これまでおよそ4000人がこれを利用しており、今年はアルゼンチン、英国、アメリカ合衆国、そしてイスラエルから来訪がある。

◆記事への注記

ナチス政権時代、オーストリア国外へ追放されたユダヤ系住民は13万人、殺害された者は6万5千人を超えるといいます。周知のようにドイツと同様オーストリアでも、この迫害の歴史は重い過去として繰り返し論じられているものです。
しかし過去を過去として過ぎ去らせないためには、実践の面でも絶えざる努力が要されましょう。"Jewish Welcome Service Vienna"は過去との対峙のための実践活動例として、注目に値します。

ウィーンに居を置くこの非営利団体は創設以来、ナチス時代にオーストリアから追放され、その後異国で暮らすユダヤ人やその近親者を招待するという"Welcome to Vienna"プロジェクトを実施。こういった活動によりオーストリアにてユダヤ人と非ユダヤ人の和解とより良い相互理解を築くことを目標として掲げています。政治・経済団体からの少なからぬ支援があるようで、現在はウィーン市長ミヒャエル・ホイプル氏が代表を務めています。
創設者として名を挙げられているツェルマン氏自身も大戦下、ポーランドのウッチ・ゲットー、アウシュヴィッツおよびオーストリアのマウトハウゼン強制収容所に送られ、そこで家族を失った体験を持つ人物です。戦後、ウィーン大学でジャーナリズムを学び、その後オーストリアでのユダヤ系雑誌・団体の設立・発展に尽力されたとのこと。

ズスマン氏については、氏が戦後アメリカに渡り、新生活を始めたのが17歳の時。しかし祖国で十分な学校教育を受けられなかったため、当時は英語はもちろん、ドイツ語の読み書きもままなりませんでした。しかし高校での学業を優秀な成績で修め、現在では両語を流暢に語るに至っています。
記事表題にされている台詞は、そのような経歴を持つ氏が口にしたもの。学びは人に暗い感情を抑制する術を教えるが、それを消し去ることはできない。そんな悲哀を感じさせる言葉ではないでしょうか。

本記事は下記サイトより引用しています
http://derstandard.at/1276043448083/Ich-bin-zu-klug-um-zu-hassen
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2010/6/9

シュタイアーマルク州にて、畜犬講座が全種で必修へ  自然
Steiermark: Hundekurs fuer alle Pflicht

In Niederoesterreich gilt es (fuer acht Rassen) seit 1. Jaenner, in Wien kommt es (fuer "Kampfhunde") mit 1. Juli, und in der Steiermark ist eine entsprechende Regelung fuer ausnahmslos alle Gattungen nun auf Schiene gebracht: Demnach muessen sich Hundehalter in Zukunft einer Art "Befaehigungspruefung" unterziehen.

In der Steiermark haben sich SPOe und OeVP am Dienstag weitgehend ueber eine entsprechende Regelung verstaendigt. Passiert sie schnellstmoeglich die notwendigen Ausschuesse im Landtag, koennte sie noch im Herbst, spaetestens aber Anfang 2011 in Kraft treten. Hundehalter muessen dann – bevor sie sich einen Hund zulegen – einen Kurs "zur Erlangung eines allgemeinen Hundekundenachweises" absolvieren. Kann man keinen Kurs vorweisen, drohen Strafen zwischen 100 und 1500 Euro. Im Rahmen der mindestens dreistuendigen theoretischen Ausbildung wird ein Ueberblick geliefert ueber das Verhalten von Hunden, die haeufigsten Fehler bei der Erziehung der Tiere, wie eine artgerechte Pflege und Betreuung (Ausstattung, Bewegung) auszusehen haben beziehungsweise was bei Ernaehrung, Erkrankungen und in Bezug auf rechtliche Aspekte (Maulkorb-, Leinenpflicht) zu beachten ist. 30 Euro wird diese Schulung kosten.

"Wir wollen damit ein Bewusstsein schaffen, was es heisst, einen Hund zu besitzen", sagt SPOe-Klubobmann Walter Kroepfl. Man wolle damit vermeiden, dass sich Leute einen Hund anschaffen und das Tier frueher oder spaeter im Tierheim landet, ergaenzt VP-Landesrat Hans Seitinger.

【語句・文法解説】

・-r Jaenner・・・[オーストリアで]一月。ドイツ語で同義のJanuar
はラテン語のIanuariusを取り入れたものだが、こちらはその平俗語
版Ienuariusより。共にローマ神話の出入り口と扉の神であるJanus
に由来。
・-e Schiene・・・レール。本来英語のshinと同様、脛骨(Schienbein)
を意味していた中高ドイツ語schineの転用。
・sich Dat. unterziehen・・・(Dat.を労苦を伴って)受ける、
被る
・sich ueber Akk. verstaendigen・・・(Akk.について)合意に
達する
・weitgehend・・・大幅な、ほぼ十分な
・-r Landtag・・・州議会
・in Kraft treten・・・法的効力を持つようになる
・sich Akk. zulegen・・・[日常語で](Akk.を)入手する
・Akk. vorweisen・・・(Akk.を)提示する
・artgerecht・・・[動物で]種の必要を満たした
・-e Ausstattung・・・設備、備品
・sich Akk. anschaffen・・・(Akk.を特に切なる理由もなしに)入手する
・landen・・・[日常語で]不意に予期せぬ場所に至る
・-r Landesrat・・・[オーストリアで]州大臣

【訳例】

シュタイアーマルク州にて、畜犬講座が全種で必修へ

ニーダーエスターライヒ州では(8犬種のために)1月1日から実行されている規定が、ウィーンでは(「闘犬種」のために)7月1日より始まり、そしてシュタイアーマルク州では該当する規定が全犬種のために例外なく適用される。これによれば犬の飼い主には将来、ある種の「能力審査」が課せられることになる。

シュタイアーマルク州では社民党と国民党が4月13日、該当の規定についてほぼ十分な合意に至った。この規定が州議会で要する委員会を最速で通過すれば、今秋にも、あるいは遅くとも2011年初めには効力を持つかもしれない。そうなれば犬の飼い主は(犬を手に入れる前に)、「一般的犬知識証明取得のための」講座を修了せねばならない。講座修了を提示できなければ、100〜1500ユーロの罰金を被ることになる。少なくとも3時間を要する理論的教習の中で、犬の振る舞い、動物のしつけで極めて頻繁に起きる過ち、犬種に適正な世話のありかた(用品、運動)はどのようでなければならないか、あるいは養育や病気の際に、そして法的な観点(口輪や引き綱の義務)に関して何が配慮されるべきか、といったことが大まかに分かる。この講習費は30ユーロとなりそうだ。

「これによって、犬を飼うということが何を意味するのか、ということを意識してもらいたいのです」と社民党クラブ代表、ヴァルター・クレプフル氏は述べる。これにより、犬が飼い主の手に渡るも遅かれ早かれペット収容施設行きとなる、といった事態を回避したい、と州大臣のハンス・ザイティンガー氏(国民党)は付け加えている。

◆記事への注記

多くの日本人がオーストリアへ来て驚かされるものの一つに、電車や飲食店内で目にする中・大型犬があります。こんなところに犬が!なんて最初は思わず目を見張ってしまいますが、警戒はご無用。彼らは大変よく躾けられており、大抵飼い主の指示なしに動き回ったりいたしません。
こうした躾けのために犬の学校(Hundeschule)も存在し、盲導犬や警察犬のみならず一般犬も飼い主とともに通学。主人の指示や他の犬との交際といった事柄など色々と受講しているようです。犬も社会の一員といった感じですね。

この度の規定は飼犬に対しさらに法的保護を与える、いわゆる犬主免許(Hundefuehrschein)を導入するものです。
しかしこの案に対し、記事始めにあるようにウィーンなどでは犬種指定で義務化されたため、日ごろから特に危険視されがちな闘犬種への偏見を助長する「犬種差別」法だとして、特に愛犬家から批判の声が上がっていました。
一方、シュタイアーマルク州での講習案は犬種を問わず必修ということで、こうした反対に晒されることはなさそうな様子。しかし現在でも相当な飼い主の負担・責任をさらに重くすることは、結果的に人々の飼犬離れを呼ぶことになるのではないのか、といった危惧もあります。

ペットとしてかくも大事にされている犬なんですが、他方で犬にまつわるドイツ語の語彙は、なんとも悲しいものばかりだったりします。
Hundeleben(惨めな生活)、Hundelohn(乏しい給料)、hundemuede(へとへとに疲れた)、huendisch(卑屈・卑劣な)、さらにはDu Hund!(この畜生!)といった言い回しなどなど…

本記事は下記サイトより引用しています
http://diepresse.com/home/panorama/oesterreich/558375/index.do?from=simarchiv
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2010/4/14

日本風オンセン入浴リゾート、シュタイアーマルク州で計画  文化
Japanisches Onsen-Baderesort in der Steiermark geplant

"Japanische Badekultur vor Ort" sollen in vier bis sechs Jahren Gaeste im geplanten "Ryokan Onsen Resort" im oststeirischen Ottendorf erleben. Die - woertlich uebersetzt - Unterkunft mit heissen Quellen ist nicht als "Massentherme" geplant, sondern als luxurioese Anlage nach japanischem Vorbild. In Japan sind Onsen eine Jahrtausende alte Tradition, die nun erstmals in deren Geschichte ausserhalb Japans eine "authentische" Wiedergabe finden soll, so Initiator Werner Hochegger bei der Projektpraesentation.

Geplant sind 81 Ryokans, die in neun mal neun Einheiten in Form einer Blume entlang eines Huegels mit Blick auf die Riegersburg gesetzt werden sollen. Jedes einzelne Ryokan ist fuer drei bis fuenf Personen gedacht, die ein eigenes Bad mit Thermalwasser und einen Garten zur Verfuegung haben. Das heilende Wasser wird fuer jede Buchung neu eingelassen. Preislich duerfte das Angebot, das in sechs Jahren fertiggestellt sein soll, eher im gehobenen Preissegment liegen. In Japan koste ein Wochenende fuer zwei Personen in einem Onsen umgerechnet rund 738 Euro.

【語句・文法解説】

・vor Ort・・・現場で。元は鉱夫用語。
・-e Anlage・・・施設
・authentisch・・・信頼できる、本物の。ギリシア語で同義のauthentiko´sに由来するが、auto´sは「自己の」という意であり、元は「(書類など)自分の手で仕上げた」といった意味か。
・-r Initiator・・・主導者、発起人。Initialenやinitiativeと同様、ラテン語のinitium(始まり)に由来する語。
・-e Riegersburg・・・シュタイアーマルク州に存する城
・Akk. zur Verfuegung haben・・・(Akk.を)自由に使えるものとして持っている
・duerfte・・・〜だろう(duerfenの接続法II式)
・-s Segment・・・部分。16世紀にラテン語のsegmentum(切断)を借用。
・Akk. umrechnen・・・(Akk.を)換算する

【訳例】

日本風オンセン入浴リゾート、シュタイアーマルク州で計画

「日本の入浴文化をその場で」体験、というのが4〜6年後を目処に、シュタイアーマルク州東部のオッテンドルフで計画されている「リョカン・オンセン・リゾート」の見込みである。この(文字通り訳せば)熱い泉付きの宿は、「大衆温浴場」としてではなく、日本の手本にならった豪勢な施設として計画されている。日本ではオンセンは千年に渡る伝統を持ち、いまやその歴史上初めて、日本の外で「真正なる」再現を見ることになる、と発起人であるヴェルナー・ホーヒェッガー氏はプロジェクト紹介の席で述べた。

計画されているのは81のリョカンであり、9つからなるまとまりが9つ、花の形状をとり丘に沿ってリーガースブルクを眺望できるように置かれるそうである。リョカンはどれも3〜5人向けで、温水付き風呂一つに庭一つを備えるものとされている。この癒しの水は予約ごとに新たに注ぎ入れられる。値段としては、6年後に完成というこの提供物は、むしろ高い部類となるだろう。日本ではオンセンで週末を過ごせば、二名あたりユーロ換算で738ユーロほどかかるという。

◆記事への注記

オーストリアの長く寒く暗い冬。せめて熱い湯にでも浸かって一息つきたいけれど、大抵の浴室は湯船なしのシャワーだけ。
地方へ足を伸ばせば療養の場として温泉地もあるものの、日本の湯と比べると温度が物足りない。
そんな不満を抱く在墺日本人にとっても、大変ありがたい(かもしれない)ニュースです。

シュタイアーマルク州といえば、すでにフンデルトヴァッサーが建築・内装を手がけたバート・ブルマウが観光客にも人気の様子です。
さらにこの日本風温泉が完成を見れば、同州が「中欧の由布院」(?)と称される日も遠くない?

といったところで水を差すのもなんですが、ご覧の通り「真正なる」再現というにはちょっと…な青写真ではないかと。これはこれで、楽しそうではありますが。
さらに気になるのは値段のほうで、日本並みに高温の湯を保とうとすれば費用も相当にかさむでしょう。しかし週末二名様で738ユーロ(約9万円)てのはどこの温泉なのか、とツッコミをいれたくなってしまいます。

発起人は日本びいきの、東芝製品輸入業者とのこと。
とりあえずは、プロジェクトの順調な進行を祈るばかりです。

本記事は下記サイトより引用しています
http://derstandard.at/1267131821355/Heisse-Quellen-Japanisches-Onsen-Baderesort-in-der-Steiermark-geplant
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2010/2/27

ケバブ広告過剰に、ウィーン市がブレーキ  文化
Kebab-Hype: Wien zieht Bremse

Dem Kebab geht es an den Kragen. Immer haeufiger hoert man in der Bevoelkerung Klagen, dass die Staende, an denen tuerkisches Fast Food verkauft wird, ueberhandnehmen. Die Argumente, mit denen der Kampf gegen Doener, Dueruem & Co. eroeffnet wird, sind dabei hoechst unterschiedlich. Und es scheint, als wuerde der drehende Fleischspiess aehnlich wie das Minarett zum Symbol der Fremdheit stilisiert, hinter dem sich Angst vor Migranten versteckt.

Aehnlich wie bei den islamischen Gebetstuermen wird dies allerdings nicht offen gesagt, sondern ueber Umwege – etwa die Optik. So kritisierte etwa die FPOe kuerzlich in einer parlamentarischen Anfrage an das Wirtschaftsministerium, dass der "massive Anstieg von Kebab-Verabreichungsplaetzen" zum einen das Ortsbild verschandeln, zum anderen auch den oesterreichischen Tourismusstandort beeintraechtigen wuerde.

Eine Sorge, die man in der fuer Architektur und Stadtgestaltung zustaendigen Wiener MA 19 tatsaechlich teilt. Dabei, so Oberstadtbaurat Richard Kronberger, gehe es aber nicht um das Kebab an sich: "Wir beurteilen nicht das Produkt, sondern den Stand." Und gerade bei Kebabstaenden gebe es immer wieder Dinge, die sich nicht mit der Architektur der Stadt vertragen wuerden.

【語句・文法解説】

・-e Hype・・・誇大宣伝。英語でhypodermic(皮下注射の)の略であるhype(麻薬の注射)より。
・-e Bremse ziehen・・・ハンドブレーキを引く。Bremseは中高ドイツ語のbremse(馬用の鼻ばさみ)に由来。
・es geht jdm. an den Kragen・・・(jdm.が)責任を問われている、危機に瀕している。事態がKragen(襟)、つまり首にかかっているということからきた慣用句。
・ueberhandnehmen・・・(何か不快なものが)激増、蔓延する。
・-r Spiess・・・焼き串。spitz(尖った)と同様、ラテン語のspica(穂)等に由来。
・-s Minarett・・・イスラム教で、モスクに付設され礼拝時間告知を行う尖塔。アラビア語の語源はmanarah(光の塔)。昨年11月にはスイスで、ミナレット建設禁止令が、国民投票により可決されました。
・Akk. stilisieren・・・(Akk.を)様式化する
・-e Angst vor Dat.・・・(Dat.への)不安
・-e Optik・・・視覚的印象、外観。ギリシア語のoptike(見ることに関する)より。
・-e Anfrage・・・(議会での政府への)質問
・-e Verabreichung・・・(薬、食事などを)与えること
・Akk. verschandeln・・・(Akk.を)醜悪にする。Schande(恥辱)を加えるの意より。
・Akk. beeintraechtigen・・・(Akk.を)侵害する。Eintrag(損害)を与えるの意より。
・-e MA・・・Magistrat(市当局)の略。ラテン語のmagistratus(お役所)より。
・Akk. teilen・・・(Akk.を)分かち合う、共有する
・-r Baurat・・・建築監督官
・sich mit Dat. vertragen・・・(Dat.と)調和する

【訳例】

ケバブ広告過剰に、ウィーン市がブレーキ

ケバブが危機に瀕している。トルコ風ファストフード販売店が跋扈していると、住民の間で苦情は増すばかりだ。ドネルやらデュルムやら販売するケバブ業者への闘争が勃発しているが、その際の論拠は全く異なったものである。そして回転する肉焼き串はミナレットと同様、あたかも移民に対する不安を背後に秘めた、よそよそしさの象徴とされているかに思われる。

あのイスラム教の祈祷塔の場合と同様に、こうした意見はもちろんあからさまにではなく、遠まわしに、例えば視覚的印象から述べられている。例えばオーストリア自由党は最近、経済省に対する議会での質問で、「ケバブ提供店数の増大は、まず場所のイメージを損ねるし、それからオーストリアの観光的立場をも侵害するだろう」と批判した。

これは、建築および都市形成を担当するウィーン市役所第19課の人々が実際に共有している不安である。その際に問題なのはケバブそのものではない、と都市建築監督官長であるリヒャルト・クローンベルガー氏は述べる。「私たちが批判を加えているのは商品ではなくて、売店なのです」。そしてまさしくケバブスタンドには、町の建築と折り合わないものがいつもある、という。

◆記事への注記

香ばしい羊肉や鳥肉、たっぷりの野菜にヨーグルトソースと唐辛子を効かせたトルコ風サンドイッチことケバブ。手軽で美味しく栄養もあり、周知のように今やドイツ語圏を初めヨーロッパ諸国で最も人気のある軽食となっています。
日本人の口にもよく合うため、留学生など在住者にはおせわになっている人も多いでしょう。

そのケバブ人気はしかし他方で競争相手である他の軽食業者のみならず、経済的・文化的侵略を危惧する少なからぬ人々の反感をも呼び起こすわけで、記事にあるように例によって自由党等から難癖をつけられてしまいました。
ちなみにオーストリアの伝統的軽食スタンドといえばやはりソーセージのそれなのですが、ウィーン市の統計によれば、市内のソーセージスタンド数157に対し、ケバブやピザなど他の軽食スタンド数は106。いまだ過半数はソーセージスタンドが占めているわけですが、その割にケバブ店の存在感が際立っているところが「広告過剰」とされる由なのでしょうか。

同様の批判はオーストリア以外でも生じているようで、例えばイタリアのヴェネツィアやルッカでは昨年、ケバブ等の軽食店開店申請が市によって却下されたとのこと。
理由としては同様に、市内の伝統的飲食店の権益保護、および町の美観を保持するため、などが挙げられています。

本記事は下記サイトより引用しています
http://diepresse.com/home/panorama/wien/533222/index.do?from=suche.intern.portal
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2010/1/7

少年合唱団学校、少女に門戸を開く  文化
Schule der Saengerknaben macht Tueren fuer Maedchen auf

Gibt es neben den Wiener Saengerknaben bald auch Saengermaedchen? Moeglicherweise, denn die Wiener Saengerknaben weiten ihr Bildungsangebot aus und oeffnen die Tueren dabei teilweise auch fuer Maedchen. Ab kommendem Schuljahr wird es eine Oberstufe mit Schwerpunkt Vokalausbildung geben. "Damit schliessen wir eine Luecke im Bildungsangebot, das mit dem Kindergarten beginnt und kuenftig mit der Matura endet", erklaerte Saengerknaben-Praesident Walter Nettig. Bisher endete die schulische Ausbildung der Saengerknaben mit der achten Schulstufe. Die neue Oberstufe duerfen eben auch Maedchen besuchen.

"Wir bieten alles, was jedes andere Gymnasium bietet, und darueber hinaus eine optimale Vorbereitung fuer das Musikstudium", betonte Markus Blauensteiner, Direktor des Gymnasiums im Wiener Augarten. Auf dem Stundenplan stehen neben Musikerziehung auch die Faecher Stimm- und Gehoerbildung, Tonsatz, Stilkunde und Auffuehrungspraxis und Italienisch - eine der gaengigsten Opernsprachen. Zusaetzlich werde es Workshops und Projektwochen geben, zu denen namhafte Kuenstler eingeladen werden.

【語句・文法解説】

・-r Saengerknabe・・・少年聖歌隊員。Wiener Saengerknabenで、ウィーン少年合唱団。
・-s Bildungsangebot・・・教育施設の提供
・Akk. ausweiten・・・(Akk.を)拡張する
・-e Oberstufe・・・9年生ギムナジウムの上級3学年。日本の高校に相当。
・-e Vokalausbildung・・・声楽教育
・-e Luecke・・・隙間、空隙
・-e Matura・・・(オーストリア・スイスで)大学入学資格試験。ドイツで言うAbitur。ラテン語のmaturus(熟した)より。
・optimal・・・最良の。ラテン語bonus(良い)の最上級であるoptimus(最高の)より。
・-e Stimmbildung・・・発声訓練
・-e Gehoerbildung・・・音感教育
・-r Tonsatz・・・和声学と対位法
・-e Stilkunde・・・様式論
・-e Auffuehrungspraxis・・・演奏法
・gaengig・・・流通している
・namhaft・・・有名な

【訳例】

少年合唱団学校、少女に門戸を開く

ウィーン少年合唱団に並んで、じきに少女合唱団も現れるのだろうか? そうなるのかもしれない。というのも、ウィーン少年合唱団は団が提供する教育機会を拡張し、その際、女子にも部分的に門戸を開くのだから。次学年より声楽教育を重視した上級学年が置かれる。「これにより、幼稚園に始まってその後大学入学資格で修了する教育機会の空白が埋まります」と、少年合唱団団長のヴァルター・ネッティック氏は説明した。これまで少年合唱団の学校教育は第8学年(14〜15歳)で終わっていた。新たな上級学年には、女子もが通うことができる。

「うちは他のギムナジウムがやっていることなら全て提供しますし、さらに大学で音楽を学ぶための最良の準備もです」と、ウィーン・アウガルテン内に存するギムナジウム校長、マルクス・ブラウエンシュタイナー氏は力をこめた。時間割には音楽教育の他、発声・音感教育、和声学・対位法、様式論や演奏法、そして最もメジャーなオペラ言語の一つであるイタリア語といった科目が並ぶ。さらにワークショップやプロジェクト週間が置かれ、そこでは著名な芸術家が招待されるとのことである。

◆記事への注記

ウィーン少年合唱団といえば、世界におけるウィーン・オーストリア文化の広告塔的存在にして、いわゆるボーイソプラノの代表格としても知られているわけですが、その「男の園」(?)に異変が、という、一部の皆さんには気になりそうで、他の皆さんにはどうでもいいお話です。

この合唱団の前身は、1498年神聖ローマ皇帝マキシミリアン一世の命により結成された、宮廷ミサのための少年聖歌隊にさかのぼるとのこと。
その後在籍者・関係者からはハイドン、シューベルト、ブルックナーといった音楽家も輩出、現在に至るまでオーストリアの音楽文化史において重要な位置を占めると共に、対外的にもいわば国のイメージキャラクターとして愛顧を受け続けてきました。
日本での人気・知名度については、言うまでもないでしょう。

さて、同団出身者は主に声変わりによる退団後もやはり音楽の道に進む率が高いということで、音大までのつなぎとして上級学年増設となったようです。
ただし関心の焦点となっているのは、やはり女子学生受け入れの件。単に団の学校が門戸を開くということなのか、それとも将来、合唱団自体が混声となる可能性もあるのか。

ファンの間では、「少年」合唱団の伝統・独自性・宣伝効果喪失への危惧の一方、男女混合となった場合の呼び名がどうなるのかなんてことが早や議題となっています。
"Saengerkinder"や"SaengerknabInnen"などなど、候補が勝手に挙げられてるんですが…(ドイツ語の勉強にはなりますね)

本記事は下記サイトより引用しています
http://diepresse.com/home/bildung/schule/523043/index.do?from=suche.intern.portal
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2009/11/15

類を見ないインフルエンザ  自然
Keine Grippe wie jede andere

Mit dem Tod der elfjaehrigen Patientin im Innsbrucker Krankenhaus hat die Neue Grippe Oesterreich auch gefuehlsmaessig erreicht. Auffaellig: Bei allen drei Patienten, die bisher intensivmedizinisch behandelt werden mussten – neben der Elfjaehrigen auch ein 41-jaehriger Deutscher und eine Schwangere in Wien – traten zudem Lungenentzuendungen auf.

Was die Frage aufwirft: Ausnahmen, wie es sie bei jeder Grippe gibt? Oder ist die Neue Grippe (auch: Schweinegrippe) doch neu – und anders? Generell koennen bei Influenza in Ausnahmefaellen sogenannte Ko-Infektionen fuer einen schweren Verlauf sorgen. "Das Influenzavirus schaedigt die Schleimhaeute der Atemwege", sagt Guenter Weiss, Infektiologe an der Universitaetsklinik fuer Innere Medizin an der Med-Uni Innsbruck, der auch die verstorbene Elfjaehrige betreut hat – zu der er sich aber nicht aeussern will.
Durch den verringerten Schutz koennten Bakterien, die sich ohnehin im Nasen-, Mund- und Rachenraum befinden, leichter eindringen, so Weiss – und zu einer bakteriellen Lungenentzuendung fuehren, die meist schwerer verlaeuft als eine normale Lungenentzuendung.

Genau in diesem Punkt unterscheidet sich die Neue Grippe allerdings von ihren saisonalen Verwandten. "Eines der Gene des H1N1-Virus stimuliert besonders bakterielle Infektionen, vor allem Pneumokokken-Infektionen", erklaert Egon Marth, Vorstand des Hygiene-Instituts der Medizinischen Universitaet Graz. Gerade Jugendliche seien haeufig Traeger von Pneumokokken. "Wovor wir uns fuerchten, ist, dass durch eine Mutation genau dieser Anteil staerker wird. Dann haben wir die Katastrophe beisammen."

【語句・文法解説】

・-e Neue Grippe・・・新型インフルエンザ。Grippeは18世紀にフランス語のgrippe(気まぐれ)を借り入れたもので、この病気が突然脈絡無く襲ってくることから。
・gefuehlsmaessig・・・感情の上で
・intensivmedizinisch・・・集中治療医学的に
・-e Lungenentzuendung・・・肺炎。Lunge(肺)の由来はLeichte(軽いこと)で、屠殺した動物の肺が水に浮くことから。
・Akk. aufwerfen・・・(Akk.を)投げかける
・-e Ko-Infektion・・・重感染。1つの細胞に2つ以上のウイルスが同時に感染すること。Infektionはラテン語のinficere(中へ入れる)に由来。
・fuer Akk. sorgen・・・(Akk.を)引き起こす
・jdn. betreuen・・・(jdn.を)世話する、担当する。「誠実(Treue)に守る」の意より。
・sich zu Dat. aeussern・・・(Dat.について)思うところを述べる
・-r Rachen・・・咽頭、のど。古高ドイツ語のrachison(咳払いをする)より。
・-s Gen・・・遺伝子。ギリシア語のge´nos(性・類)にちなんだ命名。
・Akk. stimulieren・・・(Akk.を)促進する。ラテン語のstimulare(とげで刺す)より。
・-r Pneumokokkus・・・肺炎球菌。Pneumo-(肺の)はギリシア語のpneuma(空気、息)、Kokkus(球菌)はラテン語のcoccus(種)より。
・jugendlich・・・14〜18歳くらいの若さの
・-e Mutation・・・突然変異。ラテン語のmutatio(変化)より。
・-r Anteil・・・関与
・beisammen・・・一緒に

【訳例】

類を見ないインフルエンザ

インスブルックの病院で11歳の女性患者が死去し、新型インフルエンザがオーストリアへ入り込んだことは実感を伴ったものとなった。目に付くのは、これまで集中治療医学的診療を要した患者三人全て(その11歳の少女の他、41歳ドイツ人男性、ウィーンで妊婦が一人)に、さらに肺炎が発症したという点である。

問題なのは、この肺炎がどのインフルエンザにもつきものの特殊例なのか、それとも新型インフルエンザ(別称豚インフルエンザ)はやはり新たな、そして別のものなのか、ということだ。一般にインフルエンザでの特殊事態では、いわゆる重感染が深刻な病状経過をもたらしうる。「インフルエンザウィルスは気道の粘膜を傷つけます」とインスブルック医科大学内科診療所の感染学者ギュンター・ヴァイス氏は言う。氏は死去した11歳の少女の担当医でもあったが、彼女についてコメントしようとはしない。
防護が薄れることによって、もともと鼻・口・咽喉空間に存在する細菌はいっそう侵入しやすくなりえ、そしてほとんどの場合ふつうの肺炎より深刻に進行する細菌性肺炎へと至らしめうる、とヴァイス氏は言う。

まさしくこの点で新型インフルエンザはやはり季節性の同類と異なっている。「H1N1ウィルス遺伝子の一つは、特に細菌性感染、中でも肺炎球菌感染を促します」、とグラーツ医科大学衛生学研究所所長エゴン・マルト氏は説明する。肺炎球菌を帯びがちなのは、ほかならぬ思春期の若者たちであるとのこと。「私たちが恐れているのは、突然変異によりまさにウィルスのこうした関与が強まることです。そうなればこの災いは、私たち皆の問題となります」。

◆記事への注記

長らく懸念されている、新型インフルエンザの話題です。
オーストリアではまだまだ対岸の火事といった感だったようですが、記事にあるように11月2日晩に初の死亡者が出、さらに季節も冬へ突入ということで危機感が増してきました。
6日現在、致命的病状に至っているのは記事中の3件のみのようですが、他の二人、ドイツ人男性と妊娠中の女性も、それぞれザルツブルク、ウィーンで入院中。未だ危険な病状であるとのこと。
感染者数は増加を続けています。

ところでヨーロッパで疫病といえば、歴史上まず思い起こされるのはペスト(黒死病)の流行でしょう。
ウィーンにもペスト記念塔やカールス教会等、町の中心にこの疫病に由来する建造物が残されています。これらの形姿は、自然の暴威を前にした人間の無力と共に、にもかかわらず尽きずわき起こる希望を象徴しているように思えます。

繰り返し姿を変えて蔓延する「新型」病ですが、今後起こりうる脅威を耐え抜くために、かつての記念碑もその象徴的力を取り戻す必要がありそうです。

本記事は下記サイトより引用しています
http://diepresse.com/home/panorama/oesterreich/519322/index.do?_vl_backlink=/home/panorama/517452/index.do&direct=517452
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2009/10/3

失業者数、7月に30.1%増  経済
Arbeitslosenzahl zog im Juli um 30,1 Prozent an

Die Lage am oesterreichischen Arbeitsmarkt hat sich weiter verschlechtert. Ende Juli ist die Zahl arbeitslos gemeldeter Menschen - ohne in Schulung befindliche - im Jahresabstand um 30,1 Prozent auf 232.387 angestiegen. Dies gaben Arbeitsmarktservice (AMS) und Sozialminister Rudolf Hundstorfer (SPOe) am Samstag bekannt. Die Arbeitslosenquote betraegt damit weiterhin 6,3 Prozent.

Das Ministerium betonte in einer Stellungnahme gegenueber der APA, dass die Steigerung der Arbeitslosigkeit im Juli gemeinsam mit dem Monat April den geringsten Anstieg seit einem halben Jahr aufweise. Der saisonbedingte Anstieg sei trotz Rezession geringer als vergangenes Jahr. Samt den 56.197 Schulungsteilnehmern waren insgesamt 288.584 Menschen ohne Job. Die Zahl der gemeldeten offenen Stellen sank binnen Jahresfrist um 31,6 Prozent auf 27.013.

【語句・文法解説】

・anziehen・・・(価格などが)上昇する
・um Akk.・・・[差額など](Akk.)だけ
・-r Arbeitsmarkt・・・労働市場
・sich verschlechtern・・・さらに悪化する
・Ende Juli・・・"Ende(およびAnfang, Mitte) + 月"で時期を示す場合、このように両語とも無冠詞で用います。つまり"am Ende des Juli"などとはなりません。
・-e Schulung・・・教習、講習
・auf Akk. ansteigen・・・(Akk.にまで)上昇する
・-s Arbeitsmarktservice・・・就労補助などを業とする、オーストリアの企業。
・-r Sozialminister・・・Bundesminister fuer Arbeit, Soziales und Konsumentenschutz(労働・社会福祉・消費者保護担当連邦大臣)の略称。
・-e Quote・・・全体に対する比率。ラテン語の疑問詞quot(どのくらい?)に由来。
・Akk. betragen・・・(Akk.の)値となる
・-e Stellungnahme・・・態度表明
・-e APA・・・オーストリア最大の通信社である、Austria Presse Agenturの略称。この記事もAPAによるもの。
・seit Dat.・・・ドイツ語の前置詞seitは、英語のsince(〜以来)のみならず、for(〜の間)の意味も取ります。
・Akk. aufweisen・・・(Akk. を)示す
・saisonbedingt・・・シーズンに左右される。フランス語からの借用語であるSaison(季節、最適な時期)の由来はおそらく、ラテン語のsatio(種蒔きの時期)。
・-e Rezession・・・不況。20世紀後半になって英語のrecessionから借用した語で、由来はラテン語のrecessio(後ずさりして距離をとる)。
・-r Job・・・仕事。20世紀に英語のjobを借用。
・offen・・・空いた、空席の
・sinken・・・減少する
・binnen Jahresfrist・・・一年以内に。Frist(期限)は、ゲルマン語根のpres-(vor-)とsta-(stehen)より成り、本来は「前に立つもの」の意。

【訳例】

失業者数、7月に30.1%増

オーストリアの労働市場状況はますます悪化した。7月末、失業中だと申告された人数は(研修中の者を除いて)一年前より30.1%増の23万2387人に上った。これは労働市場サービス(AMS)と社会福祉相ルードルフ・フンドストルファー(社民党)が、8月1日に公示したことである。これにより失業率は6.3%にまでなる。

社会福祉省はオーストリア通信社(APA)に答えた表明で、7月の失業者増は4月のそれと共に、半年で最少の程度であると強調し、時期的な失業者増は、不況にもかかわらず去年よりも少ない、と述べた。研修中の5万6197人と合わせると、計28万8584人が無職となった。申告によれば求人件数はこの一年で31.6%減、2万7013人となった。

◆記事への注記

「世界同時不況」の波は、オーストリア経済にも影響を及ぼしています。
ご覧の通り失業率は、日本での記録上最悪という5.7%を超える数値に達してしまいました。

もっともそれでもEU諸国中では、オーストリアの失業率は今のところオランダに次ぐ低さを維持しているとのこと。(最高はスペインの18.1%)
とはいえ今後も他国、特にEU新規参加国からの人材流入など予想され、問題の長期化は避けられない模様です。

失業者増ペースの速まり具合も懸念されているところです。この調子では12月には数値上倍増するのではという、悲観的な予測も聞こえてきます。
厳しい冬の到来を回避できるよう、有効な対策を期待いたしましょう。

本記事は下記サイトより引用しています
http://derstandard.at/fs/1246543494721/Arbeitslosenzahl-zog-im-Juli-um-301-Prozent-an
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2009/8/20

ドイツ語が駄目な子供たち  言語
Mit Deutsch auf Kriegsfuss

Gaenserndorf, eine adrett herausgeputzte Bezirksstadt im niederoesterreichischen Marchfeld. Die Volksschule wird soeben ausgebaut. Den zusaetzlichen Platz hat Direktor Gerhard Gangl dringend noetig. Mit Deutschkursen in einem Sonderunterrichtsraum will man Sprachschwierigkeiten zu Leibe ruecken, die (nicht nur) Gaenserndorf vor ein Problem stellen.

"Es geht um zwoelf Kinder, die hier in Oesterreich geboren wurden und im Herbst in die Volksschule kommen sollen", schildert Buergermeisterin Annemarie Burghardt, SPOe. "Die zwoelf koennen kein Wort Deutsch. So kann man sie nicht in die Schule schicken." Die Eltern der Kinder sind tuerkischer Herkunft.

"Solcher Kinder hat es immer schon gegeben", sagt Erika Svec, Obfrau des Elternvereines. "Aber bei uns gibt es schon im Oktober die Schuleinschreibung, da kann man sprachliche Mankos erkennen. Ich frage mich: Warum hat man in dem einen Jahr nichts fuer die Kinder getan?"

【語句・文法解説】

・mit Dat. auf Kriegsfuss [stehen]・・・[茶化して](Dat.を)不十分にしか用いることが出来ない。フランス語の言い回し"sur le pied de guerre"を16世紀に意訳借用したもの。
・adrett・・・きちんとしていて好感の持てる。フランス語のadroit(巧みな、きちんとした)を17世紀に借用。
・Akk. herausputzen・・・(Akk.を目立つよう)飾り立てる
・-e Bezirksstadt・・・地区の管轄庁が在する都市。ゲンゼルンドルフは、ゲンゼルンドルフ郡(Bezirk Gaenserndorf)のそれに該当。[<Bezirk(管区、郡)。Zirkel(コンパス、サークル)、Zirkus(サーカス)等と同様、ラテン語のcircus(円)に由来。]
・-s Marchfeld・・・モラヴァ川(ドイツ語でMarch)西方に広がる、900km²ほどの平野。
・-e Volksschule・・・(オーストリアでの)小学校ないし小・中学校。義務とされる入学年齢は6歳で、第1〜第4(もしくは〜第9)学年を担当。
・soeben・・・ちょうど今
・Akk. ausbauen・・・(Akk.を)拡充する
・Akk. noetig haben・・・(Akk.を)必要とする。[<Not(急迫した状況)。英語のneedと同様、ロシア語のnuda(強迫)に関連する語。]
・Dat. zu Leibe ruecken・・・(厄介ごとであるDat.に)着手する。[<Leib(肉体)。英語のlifeと関連する語で、元々はやはりLebenの意。]
・Akk. schildern・・・(Akk.を目に浮かぶよう)語り伝える。オランダ語のschilderen(紋章を描く)より。
・der Herkunft(Gen.) sein・・・〜の出自である
・Solcher Kinder hat es ... gegeben.・・・"es gibt ..."がいわゆる「部分の属格」を目的語にとる例で、語を補えば"Einige solcher Kinder ..."といった意。
・immer schon・・・前々から
・-e Obfrau・・・代表者である女性。[<ob(上の)]
・-e Schuleinschreibung・・・学籍登録、入学手続
・-s Manko・・・欠落。ラテン語のmancus(損なわれた)に由来。
・sich fragen・・・思案する

【訳例】

ドイツ語が駄目な子供たち

ニーダーエスターライヒ州マルヒフェルトに在る、小奇麗な町並みをした郡庁所在地、ゲンゼルンドルフでのこと。小学校が目下拡張工事中である。追加スペースを校長のゲルハルト・ガンゲルは緊急に要している。特別教室でのドイツ語コースによって、ゲンゼルンドルフで(それ以外の場所でも)解決を迫られている言語問題に取り組むつもりなのだ。

「ここオーストリアで生まれ、秋には小学校に入ることになる12人の子供が問題なのです」と市長アンネマリー・ブルクハルト(社民党)は説明する。「その12人はドイツ語が全く出来ません。それでは、小学校へやれませんね」。子供たちの両親は、トルコ出身だ。

「こういう子供は、前々からいました」と、父母団体を代表するエリカ・スヴェツは言う。「ですが私たちの学校だと10月には入学手続を行いますし、その際に言語能力の不足が認められるでしょう。私は考えています、なぜこの一年大人は、この子達に何もしてあげなかったのか、と」。

◆記事への注記

オーストリアで深刻化を続けている、言語と政治に関する問題です。
「ドイツ語が駄目」といっても、駐在員子弟のお話ではありません。問われているのは、移民として入国した両親のもと、当地で生まれ育った子供たちの「同化」状況です。

オーストリアへの移民のうち最も目に付くのが、周知のようにここで挙げられているトルコ出身者です。
2000年時点でのOECD調査によれば、オーストリア在住トルコ人は、欧州ではドイツ、フランスに次ぐ数の13万4500人。すでにオーストリア国籍を取得した者を合わせれば、いわゆるトルコ系は約24万人に達するといわれています。国の総人口が830万ほどであることを考えれば、その存在感の大きさは想像に難くないでしょう。そしてそれゆえにドイツでと同様、極右勢力による最大排撃対象ともなっているのです。

この件の問題点はなんといっても、自由党に代表されるそうした排外派に、トルコ系移民を非難するためのさらなる口実を提供してしまったことにあります。
「君たちは自身の文化は保持しても、古臭い慣習は放棄せねばならない。そしてドイツ語学習がその始まりとなるのだ。さもなければ、君たちを(そして我々も)極右から守ることは出来ない」と、ジャーナリストのハンス・ラウシャー氏は彼らの将来を憂いつつ呼びかけています。

もちろんドイツ語を習得したからといって、排外派からの敵視を払拭はできないでしょう。しかし少なくとも侵略者扱いを避ける努力をせねば、世論をも敵に回し、危機的状況を加速させることになりかねません。
オーストリアに既存のトルコ系社会・文化団体による適切な対処が、特に要請されるところです。
 
本記事は下記サイトより引用しています
http://www.kurier.at/nachrichten/1914365.php
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2009/7/31

ウィーンにファルコ通りが誕生  文化
Wien bekommt eine Falcogasse

"Ganz Wien / ist so herrlich hin, hin, hin": Nicht nur einmal hat Johann Hoelzel alias "Falco" seine Geburtsstadt besungen - zumeist von ihrer nicht allzu sonnigen Seite. Nun widmet die Bundeshauptstadt dem 1998 verstorbenen Popmusiker, der mit "Rock Me Amadeus" Mitte der 1980er Jahre sogar eine Nummer-Eins-Platzierung in den US-Charts schaffte, eine eigene Gasse. Offiziell eingeweiht wird die Falcogasse, die sich in der Donaustadt befindet, am 5. Juni.

Schauplatz des Tributs ist ein rund 250 Meter langer Weg, der parallel zum Rennbahnweg verlaeuft. Dort in der Naehe sei Falco gemeinsam mit seiner Mutter Maria Hoelzel von 1975 bis 1996 gemeldet gewesen, hiess es am Dienstag in einer Aussendung der Donaustaedter Bezirksvorstehung: "Falco selbst hat dort nur kurze Zeit gewohnt, war aber haeufig bei seiner Mutter zu Besuch", wurde versichert.

Im Zuge der Enthuellung des Strassenschildes haelt die Donaustadt wahre Falco-Festspiele ab: Neben einem Karaoke- und Look-A-Like-Wettbewerb werden am Abend via Leinwand Clips des "Falken" gezeigt, bevor Falco-Imitator Patrick Simoner zum Mikro greifen wird. Gegen 21.00 Uhr wird dann das von stroemendem Regen begleitete Konzert des Donauinselfestes aus dem Jahr 1993 ueber die Videowall flimmern.

【語句・文法解説】

・herrlich・・・これ以上は考えられないほどに素晴らしく。古高ドイツ語のher(崇高な)より。
・hinsein・・・失われている、壊れている。歌詞はファルコの歌手デビュー曲"Ganz Wien"からの引用で、歌われているのはドラッグ服用による幻覚症状。
・alias・・・別名は。Alternative(二者択一)やAlibi(アリバイ)と同様、ラテン語のalius(他の者)に由来。
・Akk. besingen・・・(Akk.を)歌で賛美する。ウィーンを歌った曲としては他に"Vienna Calling"、"Wiener Blut"等。
・zumeist・・・たいてい
・nicht allzu・・・あまり〜でない
・-e Platzierung・・・入賞。
・Akk. schaffen・・・(Akk.を)成し遂げる
・Akk. einweihen・・・(Akk.の)竣工の式典を挙げる
・-e Donaustadt・・・ウィーン22区の別称。
・-r Tribut・・・(特に打ち負かされた部族などが勝者に与えねばならない)貢物。ラテン語のtributum(tribus(古代ローマの選挙区)に課せられた税)より。ここではウィーン市に対するファルコの勝利が暗示されています。
・-r Rennbahnweg・・・「競争路」を意味するこの通りの名は、かつて繋駕速歩レース(競馬の一種)用の道であったことから。
・verlaufen・・・延びる
・jdn. melden・・・(jdn.を)届け出る
・-e Aussendung・・・通達。〔オーストリアドイツ語〕
・-e Vorstehnung・・・管理責任者
・bei jdm. zu Besuch sein・・・(jdm.を)訪問している
・im Zuge Gen.・・・(Gen.の)成り行きにおいて
・-e Enthuellung・・・除幕(式)。「覆い(Huelle)を取る」の意。
・-s Strassenschild・・・街路名表示板
・Akk. abhalten・・・(Akk.を)催す
・-r Look-A-Like-Wettbewerb・・・そっくりさんコンテスト。英語のlookalikeより。
・-r Clip・・・ビデオクリップ。
・-r Falke・・・鷹。「色あせた(fahl)羽根を持つ鳥」の意より。
・-r Imitator・・・物まね芸人。ラテン語で同義のimitatorからの受容で、さらにこの語はImago(像)に由来。
・zum Mikro greifen・・・マイクに手を伸ばす
・-s Donauinselfest・・・毎年6月末にドナウ川の中島で催される、ヨーロッパ最大規模の野外音楽祭。
・flimmern・・・放映される。本来は「ちらちらと輝く」の意で、flammern(炎(Flamme)を上げる)より。

【訳例】

ウィーンにファルコ通りが誕生

「ウィーンまるごと / こんなステキにくずれて、くずれて、くずれてる」。一度ならず「ファルコ」ことヨハン・ヘルツェルは、自身の生まれた街を歌い讃えた − 大抵は街のあまり明るいとはいえない面を。このたび連邦首都は、『ロック・ミー・アマデウス』によって1980年台半ば全米チャート1位までも記録し、1998年に死去したこのポップミュージシャンに彼の通りを贈呈する。ウィーン22区通称ドナウシュタットに位置するファルコ通りの竣工式は、公式には6月5日に挙げられる。

この貢進の舞台となるのは、レンバーン通りと平行して走るおよそ250メートルの道である。その近所にファルコは母マリア・ヘルツェルと共に1975年から1996年までの期間住民登録されていました、と5月12日にドナウシュタット地区管理責任者の通達で述べられた。「ファルコ自身がそこに住んでいたのはほんの少しの間ですが、たびたび母親を訪ねていたのです」と確認された。

街路名標識が除幕される際、ドナウシュタットは真のファルコ祭を挙行する。カラオケおよびそっくりさんコンテストが行われる傍ら、夕べにはスクリーン上にこの「鷹」のビデオクリップが現れ、その後ファルコのものまねを芸とするパトリック・ジモナーがマイクを握ることになる。そして夜9時ごろ、土砂降りのなか行われた1993年ドナウ島フェスティバルでのコンサートが大型スクリーンで放映される。

◆記事への注記

マイケル・ジャクソン急逝のニュースは世に衝撃をもたらしましたが、『スリラー』登場と同じ1980年代にオーストリアから世界的ヒットを飛ばしたミュージシャンが存在しました。
それも、ウィーン訛りを混ぜたドイツ語で歌って。 

1957年ウィーンに生まれたヨハン・ヘルツェルは、幼少時より音楽への並々ならぬ興味と才能を示し、16歳で学校を中退後、友人と作ったバンドで主にベーシストとして活動を開始。その後ジャズミュージシャンとしてベルリンに渡り、1978年、東ドイツのスキー選手Falko WeisspflogにちなんでFalcoと名乗るようになります。ウィーンに戻って後、1980年に"Ganz Wien"がウィーンで、1982年には"Der Kommissar"がヨーロッパを越えて人気を博し、そしてついに"Rock Me Amadeus"によりドイツ語歌手初のビルボード誌チャート1位を達成(1986年3月29日〜4月12日)。白人ラップの嚆矢とされる鋭いリズムの曲調や、街中がコカインやヘロインで充満していたりクラシックの巨匠がパンク野郎だったりする過激な歌詞は、「音楽の都」のイメージを一新させ、そこから飛び立った《鷹》を世界へと羽ばたかせることになったのです。
その後、薬物中毒や家庭不和に悩まされつつもファルコは音楽活動を続けますが、1998年、移住先のドミニカ共和国で自動車事故により死去。40年の生涯を閉じたのでした。
彼の墓はベートーベンやシューベルトら故郷が誇る楽聖の眠る中央墓地に、しかし楽聖たちとは距離を置いて屹然と立っています。その死後もオーストリアでは、贔屓にしていたクラブU4で毎年追悼夜が催されたり、2007年には伝記映画"Falco - Verdammt, wir leben noch!"が作成されたりと、根強い愛顧を受けている様子です。

さて、この度誕生したファルコ通りですが、共同住宅に囲まれた閑静な歩道というのがこのロッカーに似つかわしくないということで、不満を漏らす声もあります。旧友の一人曰く、「ファルコだったら、アウトバーンを望んだだろうね」。
他方で一部のファンは通り獲得に味を占めたのか(?)、なんとリヴァプールのジョン・レノン空港にあやかってウィーン・シュヴェヒャート空港を「ファルコ国際空港」に改名しようと運動を興しています。確かに《鷹》のイメージには適うのかもしれませんが…
興味のある向きは、YouTubeに投稿された動画"FALCO INTERNATIONAL AIRPORT"をご覧ください。最後のほうにファルコ通りの標識もちらりと登場します。

本記事は下記サイトより引用しています
http://unterhaltung.at.msn.com/article.aspx?cp-documentid=16766977
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2009/7/9

シェーンボルン枢機卿、十字架誤用に抗議  政治
Schoenborn gegen Missbrauch des Kreuzes

Inhaltlich deutlich, aber ohne Nennung der FPOe hat sich Kardinal Christoph Schoenborn gegen die Verwendung des Kreuzes durch die Freiheitlichen bei deren EU-Wahlkampagne gestellt. Das Kreuz als "Zeichen der Versoehnung und der Feindesliebe" duerfe nicht als "Kampfsymbol gegen andere Religionen, gegen andere Menschen politisch missbraucht" werden, sagte der Wiener Erzbischof in seiner Predigt beim Hochamt zu Christi Himmelfahrt im Wiener Stephansdom.
Zudem stellte sich der Kardinal gegen den Slogan "Abendland in Christenhand", mit dem von der FPOe geworben wird: "Meine Frage ist nicht, ob das Abendland in Christenhand bleibt, sondern ob es Christus im Herzen hat. Ein glaubensloses Abendland, das ist zu fuerchten".

Gleichzeitig betonte der Kardinal, dass er sich nicht parteipolitisch in Wahlkaempfe einmische. Aufgabe der Bischoefe sei es aber, die christlichen Grundwerte "einzumahnen und notfalls auch einzufordern". Das sehe er auch heute als seine Aufgabe, predigte der Erzbischof laut "Kathpress".
Im Evangelium vom Fest Christi Himmelfahrt sei der weltweite Missionsauftrag Jesu an seine Glaeubigen festgehalten. "Mission" habe heute eine schlechte Presse, es klinge nach "Zwangsbeglueckung" und wecke alte Vorurteile gegen das Christentum. Aber Jesus wolle keinen Zwang, unterstrich der Wiener Erzbischof: "Sein Kreuz ist alles andere als ein Machtsymbol. Es ist das Zeichen einer Liebe, die bis zum Letzten geht".

【語句・文法解説】

・-r Missbrauch・・・誤用、濫用
・-e FPOe・・・・Freiheitliche Partei Oesterreichs(オーストリア自由党)。1956年に発足した右派政党。
・sich gegen Akk. stellen・・・(Akk.を)認めず、妨害しようとする態度を取る
・-r Kardinal・・・枢機卿。カトリック教会で教皇に次ぐ高位聖職者の称号であり、教皇選挙権を持つ。ラテン語のcardo(蝶番)から、重要な位置を占める者という意に。
・-e EU-Wahl・・・欧州議会議員選挙。5年に一度、欧州連合加盟国がそれぞれ普通選挙により欧州議会へ自国からの議員を送り込むもの。国別に指定された議席数をめぐって、各党で争奪戦が行われます。2009年度の実施は6月4〜7日。
・-e Kampagne・・・キャンペーン。Kampf(戦い)やCampus(大学キャンパス)と同様、ラテン語のcampus(平野、戦場)に由来。
・-e Versoehnung・・・和解、宥和。中高ドイツ語のversueenen(罪(Suehne)を償う)より。
・-r Erzbischof・・・〔カトリックで〕大司教。大司教区(Erzdioezese)の管理者。接頭辞erz-(最大の、第一の)は、ギリシア語のa´rchein(始まりにある)より。
・-e Predigt・・・(教会での)説教。ラテン語の動詞prae-dicare(公示する)に由来。
・-s Hochamt・・・(特定の典礼書詠唱を伴う)荘厳ミサ
・Christi Himmelfahrt・・・(復活祭後40日目にある)キリストの昇天記念日。今年度は5月21日。ChristiはChristusのラテン語所有格。
・jdn. werben・・・(jdn. を)勧誘して獲得する。古高ドイツ語hwerban(廻る)に由来。"mit dem ..."以下の副文では、この動詞の主語となるべきmanが省略されています。
・sich in Akk. einmischen・・・(Akk.に)介入する
・Grundwerte(pl.)・・・〔倫理学用語で〕譲りえぬ価値
・Akk. einmahnen・・・(Akk.を)催促して取り立てる
・Akk. einfordern・・・(Akk.を)断固たる態度で請求する
・"Kathpress"・・・主にオーストリアのカトリック教会関係ニュースを扱っている通信社。"Katholische Presseagentur"の略称。
・-s Evangelium・・・福音。ギリシア語のeuagge´lion(喜びの使者がもたらすもの)より。
・-e Mission・・・宣教。ラテン語のmissio(送り出すこと)より。
・-r Auftrag・・・委託、下命
・Jesu・・・Jesusのラテン語所有格
・eine schlechte Presse haben・・・新聞で悪し様に論評される
・-e Zwangsbeglueckung・・・何か疑わしい価値のものを与え、そこから逃れる可能性を与えないこと。Zwang(強制)は古高ドイツ語のthwanga(ぎゅっと押し付けること)より。
・alles andere als …・・・…などではない

【訳例】

シェーンボルン枢機卿、十字架誤用に抗議

発言内容からすれば明らかに、だが自由党を名指しすることはなしに、クリストフ・シェーンボルン枢機卿は、欧州議会議員選挙活動での自由党員による十字架利用に抗議の意を示した。「宥和と、そして敵への愛のしるし」である十字架は「他の宗教や他の人々への戦いの象徴として政治的に悪用」されてはならないと、このウィーンの大司教はウィーン・シュテファン寺院で行われたキリストの昇天記念荘厳ミサの説教で述べた。
さらに枢機卿は、自由党が支持者を獲得しているスローガン「欧州をキリスト教徒の手に」にも立ち向かう態度を取った。「私にとって問題なのは欧州がキリスト教徒の手にあるかどうかではなく、欧州がキリストを胸中に抱いているかどうかです。信仰なき欧州、これは恐るべきものです」。

同時に枢機卿は、自身が政党政治的に選挙活動へ介入するつもりではないことを強調した。しかし司教たちの使命とは、キリスト教の譲りえぬ真価を「取り戻そうとすることにあります。必要とあれば断固たる態度をももって」。今日でもこれを自身の使命と考えている、と『カトプレス』通信によれば、大司教は説教で述べた。
「キリストの昇天祭に関する福音には、イエスが信者たちに世界中へ宣教することを課したことがはっきりと記されています。《宣教》は今日悪評を得ており、《強制加入》させるような響きがあり、かつてあったキリスト教への偏見を呼び起こします」。けれども「イエスは強制を望んではいません」、とウィーン大司教は力をこめた。「イエスの十字架は権力の象徴などでは全くありません。究極にまで至るような愛のしるしなのです」。

◆記事への注記

「信徒の皆さん、本日の説教は少々長く、そして政治的であるかもしれませんが、ご理解ください」。
イエス・キリストの昇天を記念する荘厳ミサ。その説教を始める枢機卿の言葉に、ウィーンの宗教的象徴たる大聖堂に集った少なからぬ聴衆は息を呑んだことと思います。

説教で語られた枢機卿の批判が、自由党による反イスラム運動と、その際に用いられているキリスト教のシンボル利用に向けられたものであることは明らかでした。自由党のこうした動きについては以前にもメルマガ記事注記で触れましたが(99号)、今回はまず、ウィーンに創設予定のイスラム文化センターへの反対デモにて、参加した自由党党首シュトラッへが十字架を公然と手にしたことが論議の発端となりました。そして欧州議会議員選挙での同党による反イスラム的言辞による選挙運動は、これをさらに加熱させることになります。街中に貼られた"Abendland in Christenhand"のスローガン入りポスターを、イスラム系移民はどのような思いで目にしていたのでしょうか。

「全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい。信じて洗礼を受ける者は救われるが、信じない者は滅びの宣告を受ける」(マルコによる福音書16章15-16節)
十字架より復活したイエスは天に昇る前、弟子たちにこのような使命を課したと伝えられています。この言葉が伝道熱と共に、異端者・異教徒への敵対心を信者たちに植え付けることになったことは、キリスト教会史の暗部をなしています。最大教派たるローマ・カトリック教会はそうした歴史に対し、同時に最も大きな責任をも負うているのです。
しかし1962〜1965年の第二バチカン公会議以来、カトリック教会も他教派、他宗教と対話・協調する路線をとると公言してきました。枢機卿の発言は自由党員のみならず、潜在的にはそれと歩を共にしかねない信者たちへの警鐘でもあると言えましょう。

ちなみにオーストリア欧州議会議員選挙の結果はといえば、自由党の得票率は17,6%で、二大政党の国民党・社民党、そして前回選挙より参入のリステ・マルティンに次ぐ4位。+6,4%という最も大きな伸び率を得て、欧州議会での議席数を1から2へと増やしました。
期待された順位には至らなかったものの、シュトラッへ党首はこの結果に自党の「大いなる勝利」を見て取っているとのことです。

本記事は下記サイトより引用しています
http://diepresse.com/home/politik/innenpolitik/481071/index.do
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2009/6/26

パルム・ドールへの道  文化
Der Weg zur Goldenen Palme

Zwei Palmen fuer Oesterreich: "Das ist ein Hammer!", war die erste Reaktion des oesterreichischen Autorenfilmers Michael Haneke, der am Sonntagabend in Cannes den bisher groessten Triumph seiner Karriere feierte. Mit der Goldenen Palme fuer sein Historiendrama Das weisse Band erhielt Cannes-Stammgast Haneke endlich den Hauptpreis des renommiertesten Filmfestivals. Den heimischen Erfolg komplettierte die Schauspieler-Palme fuer den gebuertigen Wiener Christoph Waltz, der als SS-Offizier in Quentin Tarantinos Weltkriegsepos Inglourious Basterds brillierte.

"Manchmal stellt mir meine Frau eine typisch weibliche Frage: Bist du gluecklich?", begann Haneke seine Dankesrede auf Franzoesisch: "Heute kann ich das aus ganzem Herzen bejahen – und sie wohl auch." Auf den Cannes-Sieg hat Haneke lang gewartet, seine Leinwandkarriere ist untrennbar mit dem Festival verbunden: Der 1942 in Muenchen geborene Wahlwiener Haneke hatte sich ab den Siebzigerjahren als Regisseur von bemerkenswerten Fernsehfilmen etabliert, bevor er 1989 mit Der siebente Kontinent ein starkes Kinodebuet vorlegte – das er in der Cannes-Sektion "Quinzaine des Re´alisateurs" vorstellte. Dort liefen auch die naechsten beiden Teile von Hanekes "Trilogie der emotionalen Vergletscherung". Der grosse Sprung gelang dann 1997, als Hanekes kontroverser Kunstthriller Funny Games in den Wettbewerb eingeladen wurde.


【語句・文法解説】

・-e Goldene Palme・・・黄金のシュロ、つまりフランス語のパルム・ドール(Palme d'Or)。カンヌ国際映画祭で授与される最高賞。シュロの葉Palmeはラテン語のpalma(手のひら)に由来する名称で、古代ギリシア以来勝利の象徴。
・Das ist ein Hammer!・・・「それは素晴らしい!」という言い回し。ハンマーの一撃を受けたかのように衝撃を受けているという喩え。
・-r Autorenfilmer・・・(監督が脚本も書く)自主製作映画(Autorenfilm)の作家
・-r Stammgast・・・常連
・renommiert・・・高い名声を持つ。〔<renommieren(自慢する)。フランス語のrenommer(何度も名(nom)を挙げる)より。〕
・heimisch・・・自国の。古高ドイツ語のheimisc(住まい(Heim)や故郷(Heimat)に属した)に由来。
・Akk. komplettieren・・・(Akk.を)補足して完全なものにする。ラテン語のcomplere(満たす)より。
・gebuertig・・・生まれの
・-r SS-Offizier・・・ナチス親衛隊(Schutzstaffel)の将校
・-s Epos・・・叙事詩。18世紀にギリシア語のe´pos(語り)より借用。
・brillieren・・・異彩を放つ、抜きん出る。ラテン語で「緑柱石(beryllus)のように輝く」の意より。
・Wahl-・・・(当人が生まれ育った場所ではない)街や国の住民であることを示す前綴り
・sich etablieren・・・社会的な地位を固める。ラテン語のstabilire(固定する)に由来。
・stark・・・〔日常語で〕素晴らしい
・Akk. vorlegen・・・(Akk.を公に)示す
・"Quinzaine des Re´alisateurs"・・・カンヌで映画祭と平行して行われる「監督週間」。フランス語の原意は「監督たちの二週間」
・laufen・・・(映画が)上映される
・-e Trilogie・・・三部作。ギリシア語のtrilogi´a(三つの(tri-)言葉(lo´gos))より。ちなみにハネケの続く二作とは、『ベニーズ・ビデオ』(Benny's Video)と『71フラグメンツ』(71 Fragmente einer Chronologie des Zufalls)。
・-e Vergletscherung・・・氷河化。〔<Gletscher(氷河)。平俗ラテン語のglacia(氷)より〕
・kontrovers・・・意見の対立する。ラテン語のcontro-versus(対立する)より。

【訳例】

パルム・ドールへの道

オーストリアに、二つの栄冠がもたらされた。「すごいぞ!」 ‐ これが日曜晩にカンヌにて、これまでのキャリア上最大の勝利を祝ったオーストリアの映画作家、ミヒャエル・ハネケの最初のリアクションだった。自作の歴史ドラマ『白いリボン』にパルム・ドールが授与されたことで、カンヌの常連ハネケは、ついにこの最も誉れ高い映画祭の最高賞を手にした。オーストリアの成果をさらに完全なものとしたのは、生粋のウィーン人クリストフ・ワルツに与えられた男優賞で、彼はクエンティン・タランティーノの世界大戦叙事詩『イングロリアス・バスターズ』でナチス親衛隊将校として抜きん出た演技を示した。

「時々妻は私に、女性にありがちな質問をします ‐ あなた、幸せ?」と、ハネケはフランス語による感謝のスピーチを始めた。「今日私は、この問いを心の底から肯定できます − そして彼女もそうでしょう」。このカンヌでの勝利をハネケは長い間待っていた。彼の映画界におけるキャリアはこの祭典と分かちがたく結びついている。1942年ミュンヘンに生まれウィーン暮らしを選んだハネケは、70年代より注目すべきテレビ映画作品の監督として地歩を固め、その後1989年、カンヌの《監督週間》部門で上映された『セブンス・コンチネント』により素晴らしき映画界デビューを世に示した。同部門ではハネケによる《感情の氷河化 三部作》の続く二作も上映されることになった。大きな飛躍はその後1997年、ハネケの毀誉褒貶相半ばするフィクションスリラー『ファニーゲーム』がコンペティション部門に招待された時に成し遂げられた。

◆記事への注記

「オーストリアのニュースから」、珍しく、グローバルなニュース!です。

ハネケ監督については特に説明を要さないでしょう。記事にあるようにカンヌの常連と公認されてからも問題作を発表し続け、2001年には『ピアニスト』で同映画祭グランプリ、2005年には『隠された記憶』で監督賞を受賞。そしてこのたびついに最高賞のパルム・ドール獲得ということで、さしずめヴェネチアの北野武にも比すべく、映画祭を牽引する存在となった感があります。
近年はフランス他外国での映画撮影が多く、メディアでもフランス語によるインタビューが目立ちますが、ハネケ監督は現在もウィーン在住のオーストリア人です。ちなみにスピーチで言及されている奥さんは市内で骨董品店を経営しており、監督曰く、彼の作品の最も辛辣かつ重要な批評者であるとのことです。

さて、そんなめでたい知らせの傍ら、同作の帰属をめぐって独墺間に争い(?)が生じています。『白いリボン』はオーストリア人ハネケによる監督・脚本作品。しかし、製作の主導はドイツの映画会社、作品の舞台・ロケ地は北ドイツ、出演している主な俳優はドイツ人です。オーストリアでは自国への栄冠が強調される一方、ドイツのメディアでは、「ドイツ映画にパルム・ドール」(Bild)、「ヴェンダース『パリ、テキサス』以来25年ぶりに、ドイツ映画がパルム・ドールを受賞」(Welt)といった風に、ドイツの成果を示す論調が目に付きます。元々対抗意識の強い両国ですが、アカデミー外国語映画賞への出品権もかかっているだけに、互いに譲れないといった様相です。

結局、ローカルな話題になってしまいました…

本記事は下記サイトより引用しています
http://diepresse.com/home/kultur/film/482060/index.do?_vl_backlink=/home/kultur/film/479006/index.do&direct=479006
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2009/6/16

《ハヴェルカ》が98歳に  文化
"Der Hawelka" wird 98

Der Methusalem unter Wiens Kaffeesiedern feiert am morgigen Samstag seinen 98. Geburtstag: Leopold Hawelka, Gruender des gleichnamigen Kaffeehauses nahe dem Graben, ist auch heute noch in seinem Betrieb anzutreffen - geleitet wird dieser aber inzwischen von den Enkeln Amir und Michael. "Aber der Chef muss immer da sein", hatte Hawelka noch zu seinem 95. Geburtstag klargestellt.

Und arbeitsam war der am 11. April 1911 geborene Mistelbacher stets. 1925 zog der Schustersohn nach Wien und lernte dort die Gastronomie kennen. 1936 heiratete er seine Josefine, mit der er knapp 70 Jahre, bis zu deren Tod im Jahr 2005, ein Paar blieb. Bereits im Jahr ihrer Trauung eroeffneten sie mit dem Cafe´ Alt Wien in der Baeckerstrasse ihren ersten Betrieb. Im Mai 1939 wechselten sie und zogen an den heutigen Standort in die Dorotheergasse - mithin hat das Kaffeehaus bereits 70 Jahre auf dem Buckel.

Die Raeumlichkeiten gibt es seit 1906, als die "Je t'aime"-Bar eroeffnet wurde, Liveband und "Chambre separee" inklusive. Wirklich grosse Veraenderungen nahmen die Hawelkas bei ihrem Einzug nicht vor: Die Innendekoration, angeblich von einem Schueler Adolf Loos', wurde im Originalzustand belassen.


【語句・文法解説】

・-r Methusalem・・・高齢の男性。元々は旧約聖書創世記に登場する、969年生きたという男性の名。
・-r Kaffeesieder・・・コーヒー店主。(オーストリア語) (<sieden(沸かす))
・jdn. antreffen・・・(jdn.と)出会う
・Akk. klarstellen・・・(何らかの誤解を取り除くよう、Akk.を)はっきりさせる。ここでは過去完了の使用により、「その時点(95歳の誕生日)では〜していた」という過去の時点での結果が示されています。
・arbeitsam・・・勤勉な
・Mistelbach・・・ウィーン北方の街
・-r Schuster・・・靴屋。ラテン語のsutor(靴直し)より。
・-e Gastronomie・・・飲食店営業。古代ギリシア語のgaste´r(腹)に由来。
・knapp・・・ぎりぎり
・-e Trauung・・・結婚式
・wechseln・・・場所替えをする
・mithin・・・それゆえ
・… Jahre auf dem Buckel haben・・・…歳である。Buckel(背中)の由来はラテン語のbucca(膨らんだ頬)。
・Raeumlichkeiten(pl.)・・・大きな、複合された部屋
・-s Chambre separee・・・レストランで、内密な会合などに用いられる小さな付属室。フランス語のchambre se´pare´e(分かたれた部屋)より。
・etw. inklusive・・・(etw.を)含めて。16世紀に中世ラテン語のinclusiveより借用。
・Akk. vornehmen・・・(Akk.を)する
・Adolf Loos (1870-1933)・・・オーストリア・チェコスロヴァキアの建築家。過剰な装飾を廃した様式で著名。
・Akk. belassen・・・(Akk.を)そのままにしておく

【訳例】

《ハヴェルカ》が98歳に

ウィーンコーヒー店主中の長老が、明日土曜日に98歳の誕生日を祝う。レオポルト・ハヴェルカ、つまりグラーベン通りそばの同名カフェ創立者であり、彼の店では今日でも彼に会うことが出来る ‐ もっとも店はその間、孫のアミーアとミヒャエルによって営まれているのだが。「ですが店主はいつも店にいなければいけないのです」とハヴェルカは、95歳の誕生日にはまだ念を押していた。

そしてこの1911年4月11日生まれのミステルバッハ人は、常に勤勉であった。1925年にこの靴屋の息子はウィーンに移り住み、そこで飲食業を知った。1936年には彼のヨゼフィーネと結婚し、二人は2005年に彼女が世を去るまでちょうど70年ほど、ずっと一緒だった。二人が挙式した年にはすでに、ベッカー通りに最初の仕事場カフェ・アルトウィーンを開いていた。1939年5月に彼らは場所を変え、ドロテーア通りの今の立地に引っ越した ‐ そういうわけでこのカフェはもう70の年を負うている。

現在の店内は1906年、《ジュテーム》バーが始まって以来、ライブバンドと《シャンブル・セパレ》共々に在る。本当に大規模な改装は、ハヴェルカ夫妻は引越しの際行わなかった。つまり、アドルフ・ロースの一弟子によるという内装は、当初の状態のままにされた。

◆記事への注記

ウィーン生活に欠かせないものといえば、なんといってもカフェ。(少々独断が入っていますが…)
観光客に人気のザッハーやデーメル、文学カフェとして知られるツェントラルやブロイナーホフ、『第三の男』のモーツァルト、さらに新参のスターバックスまで、まさに群雄割拠の様相です。
その中でもハヴェルカは、昔ながらの雰囲気や名物菓子のブフテルン、そしてなにより店主一家の人柄により根強い人気を保ってきました。

シュテファン広場そばの路地に開かれたこのカフェは、第二次大戦勃発により一時閉鎖を余儀なくされたものの、終戦の年には再度の店開き。
その後作家や芸術家、ジャーナリストらが集う伝説のカフェとして名が知れてゆきます。作家のドーデラー、画家のフンデルトヴァッサーに指揮者アーノンクール、外国からは作家カネッティにヘンリー・ミラー、画家ウォーホルなどが常客として挙げられています。
カフェの壁にはいっぱいに、彼ら才能ある馴染み客による絵が飾られることになります。また壁の一つは最新の展示会や演奏会のポスターで覆われているのですが、今ではカフェで一般的となったこの宣伝法はハヴェルカ氏による発案とのことです。

店主夫妻の婚姻と共に始まり、夫妻の協働で歩んできた「ハヴェルカ」のカフェだけに、2005年3月のハヴェルカ夫人逝去はファンにとっても悲しいニュースとなりました。
夫人の焼くボヘミア菓子ブフテルンは店の名物でした。彼女の名を冠したコーヒー粉「ヨゼフィーネ」は、対の「レオポルト」と共に、この伝説的カフェの看板商品となっています。
ハヴェルカ氏の80歳の誕生日、オーストリア政府が氏に商業顧問官の称号を授与した際には、彼は感謝しつつもウィーン弁でこうコメントしたそうです。
"I waer net der Hawelka ohne mei Frau"(妻ぬきにして私はハヴェルカでありえないでしょう).

本記事は下記サイトより引用しています
http://derstandard.at/?url=/?id=1237229667402
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