■「PTA会長は男性でなければ」と云う、F小PTAのここ10年の伝統について
1年近く本部役員をやってわかったことは、ここでの「男性のP会長を」というのには、それなりに合理的な理由があることだった。
ある人は
「女性が会長だと学校側になめられる」と言い、
「男性の会長のほうが学校側が懐柔しやすいからでしょ」と言う人もいたが、
実際のところ、10年前に女性の会長が出たとき、「会長がオーバーワークになってしまったから」説が真実のようだ。
F小で10年位前に有職の女性が会長になったところ、男性の会長のように「働いているから出席できない」という言い訳ができず、市P連(市内の単Pの会長の会合)や青少協(中学校区単位の青少年健全育成協議会)などの渉外から、校内の運営委員会の運営や運動会の手伝いから、卒業式や入学式の祝辞まで、会長に負担が集中したそうだ。
これではあまりに大変で引き受け手もなくなるので、男性に会長になってもらい、会長は運営委員会の最初の挨拶や卒業式や入学式の祝辞といったものだけ担当する。つまり会長は名誉会長みたいなもので、実質的なPTA活動は会長以外の役員で平等に分担するという仕組みにしたという。
F小の本部役員は10人で、内訳は会長1名、副会長7名(書記も含まれる)会計2名。本来ならば会長のする仕事も会長以外の9人でワークシェアリングしている。
なので役員で副会長の私も、会長の代理で市P連への出席を担当しているし、市の主催する学区適正化懇談会や「かけこみハウス」、青少協などの校外の仕事は、副会長の皆で分担して出席している。
男性会長なら「仕事」を理由に昼間の会合への出席が免除されて、女性の会長はフルタイムで仕事をしてても免除されない(雰囲気があったという過去の)不平等は別にすると、これもそれなりに合理的なやり方と言える。
「実務は母達でやるから会長くらい男にやってもらおう(ひな壇の上でしゃべるくらいはしてもらおう)」ということで、実際それで上手く成り立ってきた(という)。
■こういう場合の男性会長に求められる資質は
今の会長以前の男性の会長は皆、「私はPTAのことは何も出来ませんが、役員の皆さんは好きなようにやって下さい。責任は私が持ちますから。」と言う方々だったので、うまく運営されたのだそうだ。
つまり、
「リーダーシップはとらないが責任は取る」と言う男性が望ましかった。で、実際に男性は家族を支える仕事で忙しいからPTAのことに関わってる時間なんか無いでしょう、と皆思っていたはずだ。
おそらく2年前に今の小松田会長を選出したときも同様に。(会長だけ慣例で2年任期になっている。)しかし、小松田氏は「引き受ける以上は、それなりに口を出しますよ」という御方だった。
役員(副会長、会計)を経験してきた古参の方々と話をすると、「今の会長が特例なだけで、以前のようなタイプの男性会長ならうまくいく」と思っている人も少なくないことがわかった。
(しかし、今年度の組織改正で本部役員の人数を今の10人から減らしていき、数年後に6人にすることが決まったんで。「ヒナ壇に置いておく会長」で役員会が成り立つのかぃ←@「銀魂」調)
それに組織改正のために周囲を調べてみると、(ここは東京の多摩地域の某市)、市内の14の公立小のPTAのうち、会長が男性なのはウチだけで、他13は全部女性だった。
いや、正確には「PTA会長」ではないというか。
組織改正をしているPTAが多く、
「PTA会長」と云う名称を廃して「PTA代表」(3人制や4人制のところも)「本部役員」→ 「運営委員」,「会長」→「運営委員長」等と、名称変更してるPTAが増えていた。会長一人に負担が集中しないように、引き受けやすいように、工夫してるんですよー。
ネーミングの力は大きいので、組織改正委員会で私はそれを提案した。が、声の大きい人たちにあえなく却下された。「名前が変わってもすることは同じでしょ」「ヨソはヨソ。ウチはウチ」だそうで、なんだか笑うしかない。同じ市内なのに学校ごとのPTAの考え方の差は大きいと実感。
私は男性の会長がダメで女性の会長がいいと言いたいのではなく、女性だろうが男性だろうが現状をよく把握している人が会長になってくれればいいと思っている。
しかし、クラス委員の経験もない、保護者会に来たこともない男性(小松田氏)がいきなり、PTA会長をするのは無理がある。現状を知らないまま中途半端にリーダーシップをとろうとするから困る。困るのは本人ではなく、周りだ。
んで、組織改正検討委員会では、
「会長はヒナ壇を降りてこなくていい!(ヒナ壇に黙って立っていればいい)」という迷言まで出る始末だった。

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