2009/11/16

大阪市交渉  

本日、大阪市交渉の第一日目が行われました。
教育委員会関連の要求と、医療・福祉等の項目で、大阪市とやり取りをしました。詳細は後日機関紙や障連協のホームページなどで公表いたします。

二回目は26日の午前10時〜午後5時15分となっています。
皆さん、ぜひお越しくださいね。

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2009/11/15

6年3組  

土曜日、大阪でひらいた障全協近畿ブロック会議の後、京都のウェスティン都ホテルで開かれた小学校の同窓会に出向きました。

私は、京都市中京区で生まれ、すぐに丹後の間人→峰山と転居し、中京区に戻って小学校入学時に山科区(当時の東山区山科)に移り、京都市立鏡山小学校に入学しました。そこを卒業後は、中学2年までは枚方→高校3年まで堺→大学は名古屋で学生寮・下宿→就職して泉南市の実家→豊中でひとり住まい→結婚して豊中住まい→箕面市に転居と、結構転々と居所を移していました。

今回は卒業時の6年3組の同窓生のあつまりだったんですが、私も含め10人が参加。加えて当時の担任の山本先生(今84歳だそうです)も参加してくださいました。

数年前に一回、小学校の同期卒業の面々による同窓会が大規模に開かれ、私はその際に居場所が確認されて案内をいただき参加させていただきましたが、その席でお会いした人、実に卒業後39年ぶりにお会いした人など、懐かしい顔ぶれと(というか記憶がたどりきれずにまだよくわからない部分もありますが…)再会することができました。

実はみんなに再会するまでは、すっかり忘却のかなたに去ってしまった小学校時代の思い出や、卒業から40年たった記憶の空白が埋まるかどうか不安だったのですが、(他の面々は京都にのこり結構行き来があったようですので…)不思議なもので、小学校時代のあれこれを話しているとだんだんと記憶が掘り起こされてきました。宴もたけなわの夜の10時もすぎると、気持ちが小学校時代に戻っていったようで、とても楽しいひと時を過ごすことができました。

一次会終了後、みんなは二次会に流れていきましたが、私は終電のこともあり、一次会で皆さんにお別れしました。

それにしても、みんなと話をしていて、よみがえってきた記憶は、いろんな遊びの断面ばかりでした。いっしょに転げまわって遊ぶことって、とても大事なことなんだなと感じました。

さて、このクラス同窓会ですが、来年卒業40年を迎えるので、さらに卒業生の消息を把握しつつ、できるだけたくさんの人たちに集まってもらう場をつくることになりました。幹事メンバーは大変だと思いますが、私もできることはお手伝いしながら、そんな場が実現できればよいなと思っています。
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2009/11/12

アブラハムには…  

課題にしている資本論第二部の、新書版第六巻を読み終えました。
ウーン、難しいな、というのが率直な感想です。

でも、不変資本と可変資本、流動資産と固定資産、の諸概念を、ケネーなどの重農主義学派、アダム・スミスやリカードウなどの古典派経済学が取り違えており、本編では資本の回転についての考察の中で、それらの持っている本来的な定義や意味を明らかにしていったという、おおよその流れについては理解できたように思います。

大学生時代に第一部をはじめて読んだときにも感じたことは、かつてキャンプファイヤーなどの際にみんなでおどった(というかおどらされた)「アブラハムには七人の子…」のうたとおどりと似てるなということです。

うたのあとに、
右手
右手+左手
右手+左手+右足
右手+左手+右足+左足
右手+左手+右足+左足+頭
右手+左手+右足+左足+頭+おしり
右手+左手+右足+左足+頭+おしり+まわる…
と、どんどん動かしていく体の部分を増やしていって、全身運動になってみんなで楽しむというものでした。

資本論もよくにた筋立てで、最初は「商品」の分析からはじまり、交換・貨幣・資本・剰余価値と複雑系に移行していきます。第二部でも同じように、資本の流通から資本の回転へとすすんできました。第三篇は社会的総資本の再生産と流通ということなので、さらに込み入ってきそうです。それを読む私も手も、足もばらばらになって音をあげてしまいそう…。

また、読んでいて「へえ」と思ったんですが、エンゲルスは、マルクスの遺稿をつなぎ合わせて第二部を編集するときに、「草稿をできるだけ文字通りに再現」することを方針として作業したことを序言の中で述べていましたが、「資本前貸しの大きさに及ぼす回転時間の影響」の結論(新書版448ページ)のところで、マルクスの草稿について注釈をつけてその中で、「彼は回転の計算ではすっかり混乱に陥り…印刷した諸表は、最も簡単なもので算術的に正しいものだけを残した」と明かしていたことです。
私の力量からは内容に踏み込んでのコメントはできませんが、盟友マルクスの至らなかった部分をも明らかにしつつ、編集者として一貫した姿勢を貫いている姿については、率直にすごいな、と感じました。

帰りに書店で、「資本論第二巻・第三巻を読む」(学習の友社・宮川彰著)全二巻各2500円を見つけました。ほしいなと思ったんですが、持ち合わせがなかったので、次の機会に購入したいと思います。まずは最後まで読みきってから、その本をテキストにしながら再び読み返してみてもよいかなと思っています。
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2009/11/10

めっちゃ忙しい  

一週間前の完全オフの休日から今日まで、休みなしの一週間がすぎました。大忙しです。

今抱えている主要な仕事は次のとおりです。
●本業となっている、「障害者支援センターつるみ」の自己評価シートの作成と、区自立支援協議会への提出。それと日々の相談活動の整理と促進
●16日・26日に予定している大阪市交渉についての、大阪市との調整や当方の資料作成などの諸準備
●大阪障害フォーラムで障連協が分担した諸実務
●障害者自立支援法、障害者差別禁止法にかかわる研究会の課題整理
●今後の障連協の組織のあり方に関する課題整理
●大阪障害者センターの理事会議案の整理。中間決算の作成。補正予算案の作成。
●大阪障害者センターの会計実務とその改善方策の検討
●障連協機関紙11月号の作成

それらの作業をさえぎるように、朝昼晩と会議やらなんやらいっぱい入っていて、まともに実務・調整をする時間もとれません。
この一週間で上記作業課題のうち、約半分を済ますことができましたが、前途多難な状況です。

こんな中、時代は確かに動いているという実感はあるものの、たとえばはじまったばかりの国会での民主党の姿をみるにつけ、本当に時代をかえるためには、忙しい!と悲鳴をあげつつも日々の私たちががんばるしかないのかなとも思ってしまいます。

こんな激動の中だからこそ、マスコミの批判精神がますます大切になっているとおもいます…。でも、はたしてそんなまともな批判精神は、マスコミに育ってきているのでしょうか。

今日のニュースの大半を占めていたのは殺人で指名手配されていたI容疑者の逮捕劇。容疑者両親への取材、本人の移送の中継、被害者家族への取材など…。これらの姿は批判精神を持ったマスコミの取材姿勢とはちょっとかけ離れているのではないかと感じています。殺人という大変重い犯罪は決して許すことはできませんが…。

確かに今、非常に深刻な事件が多発しており、それ自体大変な時代状況となってきたことを感じます。
でも報道は見世物(批判精神を欠いた中継・事実関係の単調な羅列と、巧妙に演出されたホンモノの見世物と同列におきたくはありませんが…)ではないはずです。いまこそ事柄の背景にある本質を導き出す努力が報道に求められているのではないでしょうか。

勧善懲悪というか、「○」か「×」かとか「善」と「悪」かの、架空の二元論を前提に、マスコミは「中立」という隠れ蓑を身にまとって、常に自分を、「○」の側・「善」の側において、「悪」と見立てた相手を切り刻んでいるように見えてしまいます。

こうしたことが嵩じていくことへの恐ろしさを感じています。
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2009/11/3

さぶっ…!  

文化の日の今日は完全オフです。

東京行き以降、土曜日は学習会と宣伝、日曜日は障全協全国署名をお願いしに扇町公演で開かれた労働組合の集会への参加など、お休みなしでしたので、今日はぼんやりします。

とはいっても、朝起きて空を見上げると、とっても澄んできれいだったので、プチツーリングに出かけることにしました。

せっかく箕面に住んでいるので…ということで、箕面滝→勝尾寺→妙見山とまわって紅葉狩りでもと思ったのですが、滝道は土日祝日は車両通行止めとなっていたので、茨木から勝尾寺に入り、茨木余野線を経て豊野町から妙見山に登りました。

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まだまだ本格的な紅葉には至っていませんが、妙見山上は木々が色づいていました。それにしても寒い。日は差しているものの、気温はあまりあがっていません。バイクで走っていると特に下半身が冷えてきます。あまりもの寒さに、池田経由でそこそこに家に引き上げてきました。

午前十時過ぎに出発して十二時過ぎに戻ってきました。

家のみんなはそれぞれに出かけているので、午後の時間はごろごろしながら好きな本でも読もうかなと思っています。
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2009/10/31

医療から排除しないで!  

本日は、大阪府保険医協会のM&Dホールで、学習会「障害者から医療をうばわないで!」が開催されました。昨日の東京行きの疲れをものともしない肢体障害者や、障害者家族・医療関係者など30人が参加しました。

佛教大学の鈴木勉先生に「構造改革路線と障害者のくらし〜医療からの排除はなぜ起こるのか〜」の演題で基調講演をしていただき、この間私たちがすすめてきた「リハビリテーション打ち切り実態調査報告」「入院時付き添いに関する聞き取り調査報告」の日本の調査について報告を行いました。

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「インクルージョン(包摂)社会」などのことばがはやり始めているにもかかわらず、まだまだ障害者の分野ではインクルージョンの対極にあるエクスクルージョン(排除)が横行しているのが実情です。

そのひとつがリハビリテーションです。また、付き添いを確保しないと(ホームヘルパーは病院に訪問できない)入院できない実情も、障害者排除の一例といえます。

そんな実態を告発しつつ、わかりやすく市民に提示することで、幅広い連帯を作り出していくことが求められています。

学習会終了後は、なんば高島屋前で宣伝を行いました。
ビラをとっていただき、署名に応じていただいた皆さん。どうもありがとうございました。

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2009/10/30

10・30集会  

東京日比谷音楽堂(ならびにその近辺)で開催された、「さよなら!障害者自立支援法 つくろう!私たちの新法を!」に参加してきました。
集会はなんと、一万人が参集。朝の新大阪駅では、私の知り合いの方々にもずいぶんとお会いすることができました。ホント、参加者のみなさん、ご苦労様でした。

11時に東京に到着して、早速会場に。
いちばん前に陣取って、皆さんの一言一言を記録していきました。

11時30分から開会行事。大江戸助六流ろう者太鼓・鼓友会の和太鼓、ダンスパフォーマンスに若い力を感じました。

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その間にも参加者はどんどんふくれあがっていきます。

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開会挨拶、集会アピール提案のあとに、長妻厚生労働大臣がかけつけ、挨拶をしました。日比谷野外音楽堂で開かれた障害者自立支援法の反対をうたう集会は、今回で5回目を迎えますが、ついに厚生労働大臣が、法律の廃止を集会の場で明言しました。

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大臣の挨拶は次のとおりでした。

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 どうもみなさまこんにちは。ほんとうにこの会に厚生労働大臣の立場でお招きをいただきまして深く感謝を申し上げます。
 私も野党時代、自立支援法が国会で審議されているさなか、みなさまが国会の周辺や議員会館の前で、この法律を何とかとめてほしい、雨の日も風の日も国会の周りで、そして全国でみなさま方がお訴えられていた姿は、私も覚えているところでございます。
 そして、政権交代が起こりましたけれども、政策が変わります。私どもといたしましては、この応益負担という、本当にみなさまに重い負担と苦しみ、尊厳を傷つける、この障害者自立支援法を廃止する、このことを決断しているところであります。
 これは、わたくしども民主党だけではございません。国民新党、社会民主党との連立3党の合意文書の中でも盛り込まれているものでございます。
 これから私どもといたしましては、四年間の政権の一期の中で、応益負担から応能負担に変える、新しい制度を創設していく、ただしその際には、ほんとうに皆さまがたおひとりお一人のご意見をできる限り拝聴して、みんなでいっしょによい制度をつくってまいりたい、このように考えてございますので。ぜひ皆様方、皆様のご家族、地域のみなさま、専門家の方々だけではなくて、広く利用される方の声も、謙虚に耳を傾けて、新しい制度をつくっていきたい、このように考えておりますので、今後ともご指導を賜りますよう、心よりお願いを申し上げます。
 本当に本日はお招きをいただきまして、ありがとうございました。
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この挨拶をききながら、いまひとつの時代の区切りを迎えたこと、そして、障害者自立支援法廃止後にどのような法体系を整備していくのかを、当事者も交えてしっかり議論することの大切さをあらためて痛感しました。

その後、政党シンポジウムが開かれ、民主党(石毛議員)、社民党(阿部議員)、共産党(高橋議員)の3名と、4人のシンポジストが議論を交わしました。

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総合的な障害者福祉法制の整備に向けての、各政党の決意がしっかりと語られました。

集会後はデモ行進。参加者は最後まで元気いっぱいに、道行く人にアピールしていました。

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本当に力のわく集会でした。この力を大阪に持ち帰り、また明日からがんばっていきたいと思います。

さて、帰りの新幹線でようやく「資本論」第5分冊を読了しました。資本の流通過程に関する部分ですが、恐慌発生のメカニズム、資本を運動、あるいは循環過程としてとらえることの重要性など、「そうなんだ」と思うことも多々ありました。明日からは第6分冊(「資本の回転」)に入りますが、ここからはかつて読んだことのない未知の領域です。ちょっと楽しみ。
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2009/10/24

再挑戦  

この間、図書館に出入りをしていろいろな本を借りては読んでということを繰り返していましたが、情報多寡で迷うことも多く、それならば逆に時代の波をもろにかぶっても、私自身の軸足がぶれないようににと、ちょっと一念奮起で古典にチャレンジしよう!ということで、マルクスの「資本論」に挑戦することにしました。

第1巻は、学生時代に大月書店版(2/5分冊)を、卒業後しばらくしてから新日本新書版(4/14分冊)を読みましたが、今回は全3巻のうちの第2巻・第3巻にターゲットをあてます。通勤時間を利用して年末までに読了することを目標にしたいと思います。

学生の時も卒業してからも、第2巻以降の読了を目指したことはあったのですが、いずれも途中で挫折しています。

そんなわけでおとといから、私の手元にある新日本新書版(1984年初版本)の5分冊目(第二巻第一分冊)を持ち歩いています。どうも以前に、ここまでは読んだみたいで、所々に線が引いてあったり書き込みがあったりしてますが、私自身そんなことをした記憶がまったくありません。いまの目で見たときに、ちょっと変やなと思う所に線が引いてあったりすると、かつて自分は何を思ってたんやろうと想像したりして、そんな時間もちょっとした楽しとなっています。

エンゲルスが書いた第2巻への序章は、マルクス没後に相当な苦労をして第2巻をまとめ上げたことに加え、ロートベルトゥスへの批判を通して、マルクスが資本論第1巻で論じた剰余価値論の新しさ・科学性を端的に整理されていました。いま改めて読むと、短い中にすごく濃い内容が詰まっていることを感じます。

さて、「三度目の正直」となった二十数年後の再々挑戦は、こんどこそ挫折しないようがんばっていきたいと思います。
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2009/10/21

ひさしぶりに…走りました  

とにもかくにも私は、大阪人のはずなのですが、サッサカと歩くことが億劫になっています。信号が点滅していたら、普通の大阪人ならダッシュで道を渡りきりますよね。赤信号でも車がないと見るや、道を横断しますよね。

なんだか今の私はそんな気分になれないのです。大阪人らしからぬ待機の姿勢で、ひたすら走ることを避けているようで…。
これもトシ取ってきた証拠なのかな。

そんな私が、この間思わず猛ダッシュしてしまいました。
16日の金曜日、西宮で開かれていた会議が思わず長引いてしまって、和泉市で開催される学習会(ちなみに私が講師)に遅刻しそうになり、度重なる電車の乗換えにいらいら、おまけに最後に乗ったJR阪和線のちんたら走る電車の車内で意味もないのにうろうろして、最寄り駅に着いたら開会2分前ということで、500メートルほど離れている会場めがけて、駅の階段・改札をダッシュで出て、会場へと100メートルほど走ったらさっそく息が切れてきました。ろうあ団体の学習会でもあり、電話をするすべもなく、結局普段では考えられないことですが、最後で走りきって、会場に駆け込みました。

幸いなことに、参加者も少し出足が遅れているようで、少し休憩させていただいてからお話をすることができました。

それにしても、足腰が弱っていることを痛感させられました。
そんな自分を鍛えるために、これからは大阪人らしく、サッサカと歩くことにしたいと思います。
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2009/10/14

全国署名を広げていこう!  

障害者自立支援法の悪名高き「応益負担」(一割負担)が「応能負担」(負担能力に応じた負担)にきりかえることが表明されています。

このような中、大阪でも取り組んでいる障全協の全国署名。障害福祉サービスからの利用負担撤廃を求める唯一の全国署名として、政権交代実現後の今、その意義はますます大きくなっています。

意義のひとつ目は、社会福祉分野で今も続く構造改革路線からの転換を図る上で、障害者分野から福祉の世界に再び10割給付の原則をとりもどすということです。すでに高齢者の介護保険制度をはじめとして、応益負担が当たり前のように言われていますが、(その結果、保育分野にも応益負担が導入されようとしていますが)、こうしたことは福祉本来の姿とは程遠いものであり、抜本的な改善が求められています。

ふたつ目は、応益負担から応能負担に負担方式が切り替えられたとしても、これまでの応能負担の考え方は、利用者の全額負担がまず原則とてあって、それを負担能力に応じて控除していくという、「全額負担先にありき」の原則にのっとっているからです。応能負担の前提に「障害は自己責任、あるいは家庭の責任」という考えが大きく横たわっており、そうしたことを完全に払拭することは、障害者の真の自立にとって欠かせません。

全国署名の大阪での目標は3万筆ですが、現在の到達は目標の三分の一です。障連協では今、加盟団体が持てる力を総動員して、この署名に取り組んでいただくことを呼びかけています。皆さん、ご協力をよろしくお願いします。

そんな中、福祉の財源問題が今後大きな争点になるものと思われます。この間、「消費税をどうするか〜再分配と負担の視点から」(小此木潔・岩波新書)を読みました。
消費税の導入と引き上げ分が法人税の減税と差し引きされていることなど、この間の日本の税体系のゆがみなどについてしっかりと書き込まれていました。しかし今後の税制の改善の課題に関して、直接税の引き上げは財界の抵抗が大きいこと(そのこと自体は事実ですが)を前提として、消費税の引き上げも含めたさまざまなバリエーションを並列的に描いていることについては、いちばんの矛盾の根源を後景に追いやるようで、少し歯がゆさを感じました。

これからのこの国の進路について、考えていかなければならないことは<ほんとうにたくさんありますね。私自身これからも、いろんな人といろんな議論をいろんな場所で積み上げていきたいと思います。
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