彼が怪我をしたのは04年の新潟戦でした。
怪我が癒えないまま浦和に移籍してきて、03年のナビスコカップ優勝に貢献し、
04年はハットトリックも記録するなど、好調を維持し、チームも上昇気流に乗りかけた時の怪我でした。
その年で浦和を去った彼とは、翌年から敵チームの一員として対戦することになりました。
昨年までの彼は、好調時に輝きを放っていたプレーとは程遠く、もがき苦しんでいるように見えました。
そして今年、彼のプレーは再び輝き始め、先日、とうとう見事なゴールを決められてしまいました。
思えば怪我をした04年からここまで3年。怪我からの復活は本当にいばらの道なのだと思い知りました。
… ゴールを決められたのは悔しいですが、試合後にようやく本来の姿に戻ってきたなぁと安心しました。
05年に悪夢のようなプレーで重傷を負った達也は、
昨年、足にボルトを埋め込んだままピッチに帰ってきました。
復帰直後に等々力で試合を決めるゴールを叩き込むなど、レッズの初優勝に貢献してくれました。
… あの等々力で放った地を這うような弾道の強烈なシュートは、本当に嬉しかったことを覚えています。
代表にも選出されるなど一時は完全復活したかのようにみえましたが、本来の達也のプレーは、最後まで取り戻すことができませんでした。
その年の天皇杯を回避し、ボルトの除去手術を受けた達也は、今年はまだピッチに戻ってきていません。
7日から中国で開催されるA3での復帰を目指し、少しでも最高の状態になるように調整をしています。
たとえ復帰したとしても、これから本来の達也に戻るための戦いは続いていくのでしょう。
長く辛いリハビリを乗り越えて復帰してくる達也の精神力には頭が下がります。
大きな怪我は医学的に治癒しても、本来のプレーを取り戻すために長い時間がかかってしまいます。
選手は思うようにならない自分の身体に苛つき、もがき苦しみながら、自分を取り戻す戦いを続けます。
サッカー選手が大きな怪我を負うというニュースは本当に心が痛いです。
そして昨日、残念なニュースが伝わってきました。
浦和から愛媛に完全移籍した千島が、全治8ヶ月の重傷を負ったとのこと…
大好きな浦和から、自ら退路を断って完全移籍した千島に、再び試練を与える神様は残酷です。
浦和にいたときも黙々とリハビリに励む千島の姿がありました。
シドニーキャンプで久しぶりに試合に出場する姿を見て、ようやく戻ってきたと感激したのを覚えています。
スポーツ選手に怪我は付き物とはいえ、限られた選手生命を怪我で失ってしまうのは悲しすぎます。
千島のサッカー人生は怪我との戦いですね。そのたびに乗り越えてきた千島。
絶対に戻ってくると信じています。絶対に怪我に負けないでください。必ずピッチに帰ってきてください。
いつか愛媛のサッカー場でレッズと対戦するときに、ブーイングできる日が来ることを信じています。
千島も絶対に復活すること!赤豆さんとの約束です。

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