波高き海原に漕ぎだした船に船長はいない
07年12月に大きな失意のままシーズンを終えた我々でしたが、オフには日本屈指のFW(と言われている)高原選手、得点王近し(と言われている)のFWエジミウソン選手、若き指令塔梅崎選手を獲得し、さらなる高みを目指して船出したもの、と思っていました。
坪井選手が日本代表を引退、REDS一本に専念してくれるとの報は、少しの寂しさはありましたが彼のチームを愛する気持ちが伝わってきて嬉しかったものです。
代表の顔としてすっかり貫録も出てきた鈴木選手。“REDSの”というだけではない、成長した男の顔は凛々しく眩しいものでした。
阿部選手はもう何年も前からREDSにいたような気にさせてくれる選手です。今年も献身的なプレーを見せてくれるはずだと信じています。
新しく強力なFWの入団をココロ穏やかに思う思うはずがないであろう永井選手や達也選手、エスクデロ選手や岡野選手も虎視眈々と出場機会を狙っているはずです。
一人一人、選手の名前を挙げるまでもなく、全ての赤い戦士達が去年の雪辱を果たすべく準備を整えて、今年の闘いを見せつけてくれるはずだと思っていました。

3/8 08年Jリーグ開幕戦。
横浜FM 1-0 浦和REDS
テレビ観戦でしたが“ひとつも良いトコロがない”REDSでした。孤立するFW。相手のプレスになすすべなくボールを奪われる中盤、連携に綻びを見せ後手後手に回るディフェンス。規律を守り豊富な運動量という説得力に裏打ちされた横浜が勝利するのは自然の理と言っていい内容でした。
去年の終盤から変わっていない“得点の気配のないREDS”“負けないかも知れないけど勝てそうにないREDS”…メンバーは替わっているはずなのに、どうして負のスパイラルから抜けられなかったのでしょうか?
切り替えて次! そんな気持ちになるのは、実は相当に無理があるということに早くも気付いてしまいました。

3/15 08リーグ第2節 ホーム開幕戦
浦和REDS 0-2 名古屋
悪夢はまだ覚めませんでした。それどころか、先週よりも更に内容は悪くなっています。活き活きと走りボールを回す名古屋の選手に比べると、“おどおど”“ぎくしゃく”“どぎまぎ”という印象の我が浦和REDS。南ゴール裏の遠方から眺めていても、選手達の自信のなさが感じられるかのようでした。
前々のフタになり攻撃を硬直化させる2枚のFW。しかし彼らが硬直するのは、他の選手のフォローが全くないからでした。しかもそれはFWに関するところだけではありませんでした。中盤で、両サイドで、フォローがないまま孤立し数人の相手選手に囲まれてボールを奪われる赤い選手達。ボールの出しどころがなく横パスやバックパスを虚しく重ねる赤い選手達。ドリブルが出きる選手も、それはすぐに“孤軍奮闘”になるだけでした。せめてボールを止める、相手にきちんとパスを出すという基本だけは正確に行って欲しかったのですが、それすら出来なくなっていました。

誰が悪いというのではなく、ピッチに立つ全ての赤い選手達にもう一度考えてもらいたい。
キミ達は何がしたいのか?
キミ達は何故サッカーをしているのか?
キミ達はサッカーで何を表現したいのか?
そのために基礎練習をしなければいけないのなら(しなければいけない選手はたくさんいると思います。いつまでたっても正確にならないミドルシュート、1試合に必ずミスをするパントキック。頑なにインサイドキックしかしないパサー。次に展開に繋がらないトラップ etc …)、なりふり構わず練習をして欲しい。
チームで同じ絵を描ききれていないのなら、それを描くための努力をして欲しい。話しあいが必要なら、選手同士で徹底的に話し合って欲しい。それが出来ていない状態で、ファンやサポーターの前に出てきてサッカーをする資格はないのです。それがプロというものです。私達は貴方達に夢を託しているのです。貴方達には責任があるのです。赤い戦士としての責任が。
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“監督とコミュニケーションが取れていないのなら、しっかりと話し合って欲しい”という事も書こうと思っていたのですが、オジェック監督、解任されちゃいました。
ナビスコではメンバーを変えてくるかも知れないな。というか、変えなければダメだろう、みんながもっと危機感を持たなければいけないんだから。GKはギシ、DFに近藤、FWは達也と永井、トップ下は梅崎、そのくらいの英断を下さなければな。その上で次節の新潟戦に勝てなければ、解任もあるかも知れないな…。
…と思っていたのでした。
後任にはエンゲルスが監督に昇格したそうです。彼は好きですが、これだけ大きくなってしまったチームの舵取りとして、英断を下すことができるのでしょうか? チームの輪を乱すような発言を簡単にしてしまう選手にお灸を据えることができるでしょうか? 無気力と見えるプレーをする選手をスパッと下げることができるでしょうか? 伸び盛りの若手を使うことができるでしょうか? ベテランを上手く使うことができるでしょうか? 選手個人のなどという低いレベルではなく、彼のやりたいREDSのサッカーを選手達にさせることができるのでしょうか?
深呼吸を一つして、しっかりと見守り、応援したいと思います。

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