その昔、宇宙戦士バルディオスというアニメがあった。
確か小学校5年か6年生の頃に放映されていたと思う。
結構好きで、よく見ていたがあの頃のアニメにたまにあった、ちゃんとした最終回を待たずして、打ち切り(打ち切り時の最終話は、無理やり話しのケリをつけて見られたもんじゃなかった)となった不遇のアニメだ。
映画化した時は千日前の今は無き、千日前劇場(だったと思う)まで観に行ってきた。
千日前劇場は小さい映画館で、やっぱり人気の無さが伺えた。
その割にはなぜか、シングルレコードは結構な枚数(当時としては)が発売されていた。
ほぼすべて持っているけど(今も)、映画の主題歌や挿入歌、オープニング、エンディング、合わせて4枚はあったと思う。
当時のアニメは当然、オープニング、エンディングは第1話から最終話まで、一貫して同じ曲を使っていた。
シングルレコードの表と裏に、オープニングとエンディングが刻まれており、一枚で2度美味しいという、まさにお金の無い子供には嬉しいシチュエーションだった。
しかしこのバルディオスの歌は全て暗かった。
明日に生きろバルディオス、思い出ブルードリーム、マリンいのちの旅・・・タイトルだけでも暗すぎる!
TV主題歌も好きだったが、なんと言っても映画版の主題歌、素顔のままでと戸田恵子歌う、思い出ブルードリームが大好きだった。
どちらも物悲しく、切ない感じのアニメにはあまり使われない様な、まさにブルースな
歌だった。
まぁ、ストーリーもだだ暗いもんだったから無理はないか。
あの頃のアニメはかなりシビアな話で、結末も救い様のないものばかりだったと思う。
今みたいに何でもかんでも、ハッピーエンドにしても全然心に残らないし、子供の心の成長を考えると、想像力を働かせる救い様の無いエンディングがいいと思う。
泣きそうな位に悲しい結末や、この先どうなるの判らない終わり方は、子供だったら足りない脳みそをフル回転して、色々な展開を想像すると思う。
ハリウッド映画みたいに、ラブ、グロ、バイオレンス、そしてチューしてハッピーエンドなんか、見てる間はそれなりでも、見終わった後にはなんにも残らないのはちっとも面白くないよ。

0