2007/6/18

ニャンコマスター  

僕の帰りは遅い。
まぁ、遅いといってもおそらく平均的なサラリーマンの帰宅時間とは思う。

いつも自転車で通勤してるが、その途中に大きな公園があり(中に池とか一周3キロ位の周回コースもある)その中を通勤コースの一部としている。

その公園には野良猫がいっぱいいて、僕が横を通ってもさして驚かずにこっちを眺めてくるくらい人慣れしているのがほとんどだ。

猫は行動半径が狭いというが、いつも同じとこら辺におんなじ猫(止まってじっくり見た訳じゃないけど)がたむろっている。

みんな思い思いの方を向いて猫特有のマルッとした座り方で、なんかのんびりとしていて非常に羨ましい限りだ。
まぁ、猫達は日々生きるか死ぬかの瀬戸際だろうから実際はそんなにのんびりとはしていないかもしれない。

毎日見慣れている光景だけどある時ふと、その猫達に餌をあげている人を見かけた。
今までは気にもしてなかったからよくみてなかったけど、おそらく野良猫と同じ様に自由に生きるたぐいの人だと思う。

その御仁がくるとのんびりとくつろいでいた猫達がサーッと御仁の足元によって行き、あたかもハーメルンの笛吹きが如しだ。

それだけならどこでも見る様な光景だが、その御仁の場合はそこからがちと違うのだ。

普通なら餌をあげ、よってきた猫の背中を撫でるくらいでよくある猫好きのたぐいと思う程度だけどなんと、その御仁は猫と同じ目線に下がってなにやら会話しているのだ!

さすがに何を言ってるのか確認した事はないけど、四つんばいになってあごを地面にくっつける様にして、餌を食べている猫達になにか語りかけている光景は一種、神々しささえ感じられる。

多分、猫と一緒に暮していて(あえて飼っているとは言わない)猫好きを自称する人達でも食事のたんびに目線を猫と同じにしてはいないだろう。(もちろん僕も)

その光景はまさに家族を連想させた。
まさに野良猫の家長、ニャンコマスターと呼ぶにふさわしい姿の様に思えた。(猫が家長と思ってるかどうかは知る由もない)
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