2009/10/19

心折れ、砕け散り  

今日は職場で、僕の将来を左右する決定的な事が起こった。

僕の働く会社はスポーツサイクルを販売しているが、最近のスポーツタイプの自転車は、ご他聞にもれずみな、中国か台湾で製作されている。

昨今の自転車ブームで、両国で生産されている自転車は、一部のメーカーを除いてどんどんと質が落ちてきているのが現状だ。

で、とある輸入代理店は国外メーカー2社、オリジナルブランド1社、合計3メーカーの中国、台湾で生産された自転車を販売している。(メーカーの本国は、アメリカと日本だ)

我が社ではその3メーカーとも販売しており、僕と他2人が組み立て、調整をしているが、この3メーカーはやけに不良品や、パーツに傷が多く、ここ数週間は毎日の様に、代理店に苦情の電話をして、パーツや酷い時は車体の交換をしなければいけない様な状況が続いている。

我が社は売れた分を組み立てていくので、当然納期というものがあり、パーツの交換となると、新しいものがくるまで組み立てがストップしてしまい、かなりあせってしまう。

そんな状態が長く続くと心がやさぐれてくるのも当然で、とうとう先週、堪忍袋がきれしまい、思いっきり担当に文句を言ってしまった。

あんまり頻繁に文句を言ったのと、マジ切れモードで電話したので、今日は向こうの社長が担当の営業を引き連れて、お詫びの挨拶にやってきた。

僕としては文句を言ってやりたい反面、多分すごい怒ってしまうので、あまり会いたくはなかったが、我が社の社長に呼ばれては同席しない訳にはいかない。

で、自分では押さえ気味に現状の改善を訴えた訳だが、話の最後にウチの社長がまたしてもいらぬ事を言い、それに僕が半切れしてしまった。

相手先の人達が帰った後、その事でムチャムチャ社長に怒られたが、大人げ無かった事に対しては謝ったが、僕は自分の正当性に対しては全然引かなかったから、それがまた気に入らなかった様で、最後はお互いにらみあいだった。

そもそも社長が、すでに決まっている来年度の契約について、もっと注文数を増やせといったので、こんな状態のものは販売したくないといったら、相手に失礼だといってキレられたのだ。

だけど、僕はオブラートに包むよりは、ダイレクトに言わないと何の改善もないと思っている。

それにそんな商品を平気で販売している方が、それを購入するお客さんに対して失礼だ!

社長の言っている事は、ただの代理店に対するおべっかや、ええカッコだと思っている。

だけど悲しいかな、うちの会社ではスポーツサイクルを、現実に扱った事がある人間は僕一人で、数名を除いては僕が苦悩する理由が理解できないでいる。

日本では、100万円の自転車も、所詮はママチャリの延長線上にあるからだ。

それは知らない事だから仕方がないので別に気にはしない。

でも、折角高いお金を払って、ママチャリよりも高性能の自転車を買ってくれるお客さんに、不良品を掴ませる訳にはいかない。

何よりも、メカニックとしてそんな自転車を騙して販売するのは、断固としてできない。

しかし、たとえそれが正しい事だとしても、会社の大多数が違うと言えば、それは間違った事になってしまう。

たとえそうでも、僕は真っ直ぐに、自分の思いを信じて行動したい。

その部分を曲げると、僕は自分自身のより所を失ってしまうだろうから。
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