醫王山薬王寺(いおうさんやくおうじ)
徳島県海部郡日和佐町にあり,徳島県最後の札所です(厳密には,もう一ヶ所ありますが).国道55号線沿いにあります.
駐車場がわりと大きいです.大きなお寺で,お薬師さんの信仰を集めています.
山号も寺号も,いかにも病気によさそうです.
石段が多いです.しかも勾配が結構急なので疲れます.
ここは厄除け寺として有名で,厄年の人が大勢訪れます.厄年の人は,自分の年の数だけ,石段に一円玉を置きながら参拝します.そうやって置かれた一円玉を踏まないように歩くのでなお疲れます.
瑜祇塔,という難しい名前の塔があります.ちょっと派手めの白っぽい塔です.入館料を払えば,中に入れます.おそらくご本尊があるのだと思いますが,暗い通路に下りていきます.
真っ暗な通路を抜けると,地獄絵図が展示されています.血の池とか針の山とか,串刺しにされている人とか,竜に食べられている人とかの掛け軸が何枚もかけられていて,絵はなんだかコミカルなのに,内容は壮絶です...
次の間には,絵巻物がありました.リアルなタッチの美女の絵と,流れるような達筆で詞が書いてありますが,読めません^^;
人物の移り変わりを絵巻物にしたらしいのですが・・・
一番最初は,きれいな装束を身にまとった美女.ところがその次は,痩せ衰えて生きるか死ぬかという場面.さらにその次は死後ガスがたまり体がパンパンにふくれて見る影もなく,次はうじがいっぱい這いまわっている.白骨だけになりそれも崩れ,最後は何もなくなる・・・という凄まじいものなのです.
絵自体のリアルさとあいまって,なかなか不気味です.絵の印象が強すぎて,ほかのものをあまり覚えていません...
近くには,毎年アカウミガメが産卵に訪れる大浜海岸があります.
宗派:高野山真言宗
本尊:厄除薬師如来「おん ころころ せんだり まとぅぎ そわか」
開基:行基菩薩
御詠歌:「皆人の病みぬる年のやくわう寺瑠璃のくすりを與へまします」
縁起:
行基菩薩の開基。弘仁 6年(815)弘法大師42才の時、自他の厄除を誓願して薬師如来像を刻んで本尊とし、厄除けの道場とした。文治4年(1188)に火災にあい、そのとき本尊は 自ら西の玉厨子へ飛んで難をのがれ、後醍醐天皇が堂塔を再建して新しい薬師如来を安置すると、再び戻って後向きに本堂へ入った。それ以来本尊が2体あり、戻ってきた本尊は「後向薬師」と呼ばれている。
境内:
現在の本堂は明治三十六年の建立。
山門をくぐり桜並木の参道をぬけると右手に庫裏、鐘楼があリ、33段の女厄坂と42段の男厄坂を上ると本堂。左に、大師堂、地蔵堂などが並んでいる。本堂右にはさらに石段が61段あり、還暦の厄坂といわれる。それぞれの厄坂には1段ごとに1円や10円の厄銭を置いて厄をのがれるという風習がある。61段の厄坂を上ったところに色あざやかな瑜祇塔がそびえている。密教の教義にもとづく塔で、屋根の上には五智を あらわす五つの相輪が立っている。塔内には五智如来が奉安され、階上は寺宝の展示室がある。
引用元:
http://shikoku-net.co.jp/88/8823.htm
http://www.taihodo.co.jp/88/tem/023.html
http://hirotaku.web.infoseek.co.jp/temple/shikoku/shik23.shtml

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