東川篤哉「はやく名探偵になりたい」
装幀:泉沢光雄、装画:よしもとよしとも、カバー印刷:萩原印刷
出版:光文社、2011.9
藤枝邸の完全なる密室 「ジャーロ」42号(2011年夏号)
時速四十キロの密室 『新・本格推理 特別編』光文社文庫(2009年3月刊)
七つのビールケースの問題 「ジャーロ」40号(2010年冬号)
雀の森の異常な夜 「ジャーロ」41号(2011年春号)
宝石泥棒と母の悲しみ 「ジャーロ」31号(2008年春号)
烏賊川市シリーズの短編集。しかし初出の順と掲載順がバラバラだなあ・・・なぜだろう?
「藤枝邸の完全なる密室」
殺害方法は完璧、密室も完璧。これで警察も自殺と断定するはず。伯父を首尾よく殺しおおせた藤枝修平だったが、そこに思いもよらぬ人物が現れ、ペースをことごとく崩されてしまう。
何とか立て直そうとしたものの・・・。修平君、せっかく一生懸命考えたのにかわいそうすぎる。
「時速四十キロの密室」
浮気調査を依頼された鵜飼たちは、別荘の張り込みをした。どうやら浮気相手は、姿を見られないように荷物に化けてトラックに積み込まれるらしい。
流平はトラックを追跡するが、荷物に入った浮気相手はいつの間にか殺されていた・・・。
これはいろいろと問題になってますねえ。しかし成功報酬はちゃんと支払われたんだろうか。
「七つのビールケースの問題」
酒屋から盗まれたビールケースと酔っ払いに窓ガラスを割られた事件とタクシーに当て逃げされた事件と。
自販機の薀蓄が語られますが、ちょっと変わった自販機と依頼人の不在と画一的な路地との関係は?
「雀の森の異常な夜」
西園寺家の令嬢に相談を持ちかけられた流平だったが、彼女はなかなか相談事を口にしない。むなしく西園寺邸の広大な庭を散歩する途中、彼女の祖父が乗った車椅子を何者かが押していく姿を見かける。
やがて車椅子は戻ってくるが、そこには誰も乗っていなかった。
車椅子が行った先は崖しかない。ということは・・・
「宝石泥棒と母の悲しみ」
ワインを飲まされてフラフラなマー君。母さんはビーグル犬のモモ。僕らはガールフレンドのアイちゃんと一緒に犬小屋で暮らしている。
ペットのマー君の視点で進む宝石盗難事件。
これも叙述トリックかな?
ちなみに鵜飼のルノーのナンバーは烏賊川300へのヨロシクなんだねー。

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