早くに感想を書こうと思って、遅くなってしまった。
仕事の合間、毎日は読めなくて、少しずつ読みました。
読んだのは、昨年晩秋頃。
書きたかった時期を過ぎ、余韻も頭からちょっと前には既に抜け出してしまったけど、書こうと思います。笑
伊坂幸太郎さん、最近人気の作家だそうだけれど、作家になったときのエピソードも聞くと、カッコいいなと思う。夢を叶えた人なんだろうな。
読み終わって暫くは、頭の中にストーリーがウロウロしてくれて、なかなか楽しめた感じ。
終わりがハッピーエンドだったのがいいし、私は1から10まで聞かないと判らないタイプなので、笑、後になって、指輪はどうなったのだろう?とか、いつまでも色々考えていた。笑
主人公は鈴木。
ストーリーは、突然鈴木の傾向性の紹介から始まるのだけれど、そこを過ぎると、いきなり殺し屋界隈の話。
ちょっと可哀想な身の上でもあって、大切な奥さんを失ったからこそ始まるストーリー。
だけど終始奥さんとの思い出や、エピソードが彼を助け、励まし続ける。
また奥さんが彼に言った、私の存在ってという、諦めのような軽い嘆きは、気持ちが少しわかるようで、現代に生きてる女性の多くは共感する人も居るんじゃないのかな?
このストーリーには、鈴木の奥さんは、実際生きて出てくるわけではないのだけれど、とても重要な人物、女優さんなら演じてみたい役ではないだろうか。
きっと常に鈴木の傍らに居るんでしょうね。
出てくる殺し屋は主に2人。
鯨、蝉、そしてもう一人、殺し屋?なのだろうか??怪しい男。槿。
ストーリーは、主人公鈴木、蝉、鯨、3人の視点から、少しずつスパイラルで辿り着いて行く感じ。
最初は接点の無かった者達がいずれ絡まりあい、謎が解けてくる。
殺し屋世界なんて、まったく考えも興味もない世界だから、本当なのか嘘なのか?さっぱり判らないけれど、へーっと読んでみた。
世界が違うって言葉ぴったり。
鈴木さんは一番まともで健全な性格、思考の持ち主。
元教師なんだから当たり前なんだけど・・、そんな善人な主人公が、愛する人を奪われた復習のため、嘯き(うそぶき)ながら、あるいはこれ以上?悪事を重ねたくないし、無駄死にを起こさせないために、苦労する展開。
頭がいいのか?ただのお人よしなのか?良くわからない鈴木だけれど、綺麗な心なのだけは伝わってくる。
奥さんへの復習の為、狙いを定めてた人間が突然消えて、そこから話は急展開。
そこから更に色んなものを一人で背負い込んでしまう。
その中、出会う人とのやりとりは、出てくる人の人間性から姿形を想像しては、あー、こういう人は嫌だな〜とか苦手だな〜〜と妄想する。笑
とにかく冒頭から、鈴木に高圧的な態度で接する、鈴木の雇われ先の上司の比与子は面倒くさいというか、嫌な女だなーって。笑
痛い目に遭わせたいと思いつつ読んでしまうほど、ちょっと憎たらしい。笑
途中出てくる、槿の謎の一家の母親、すみれはいい人なんだけど、肝っ玉が大きいのか、天然なのか?いったい何者?と思いつつ進む。
最後はまさかの展開。
殺し屋の世界も、ほんと色々なパターンとか関係性があるんだなーとか思いながら読む。
蝉と鯨の性格も、立場も、背負ってる背景も、もちろん殺しの手法も違うのだから、それぞれに全く私の中に無い感性で、想像つかぬまま進む。
鯨が悩まされている症状って、本当にありそうで怖い。
蝉は本当にドライな人。ある意味、可哀想なくらいドライ。
蝉が、自分の上司との関係を例える、昔読んだ支配側とされる側の話はやけに怖くも感じる。
蝉の趣味が笑える。ちょっとかわいい。私も子供の頃したなーと、思い出す。
鈴木がどうにもこうにもならなくなって、巻き込まれていく人探しのストーリーの発端の人物はとにかく敵が多い。
権力を振るい理性なしに好き放題した者は、かならず何処かで憎まれるんだなという教訓を残す。
結局、出会った槿家族の謎が最後まで解けないまま進むのだけれど、最後の展開はちょっと笑えて、ありそうで、ないだろうって設定。
もしも私が今までに経験した人との出会いに、それ(槿一家)があったなら、笑えてしまう。(まずないけど。笑)
鈴木と、槿の接近度合いにもドキドキしたりした。
鈴木の逃げ場が無くて、緊迫しながら進んでいくわけだけど、柵(しがらみ)に、パワーバランス、利害関係などに翻弄されるんだけど、結局は主人公は無事でハッピーエンドで、奥さんとの思い出で終わり、再出発というところは結構良い。
こういうホッとする展開は好き。
この話を読んで思ったのは、結局なんだ!、世の中パワーバランスというかこむずかしいことじゃなくて、利害関係で成り立ってるのだなって事と、悪いことする人は憎まれてんだなって事が判る。
当たり前だね。笑
それから人は猜疑心に陥りやすいという、闇。
これは地位とか名誉とか得たからって、変わるもんじゃないらしい。
ちょっと人を傷つけるシーンなどは、リアルぽく表現されてるけど、それよりも私は人の心の動きとか、関係性に目が行き、あまり怖くなかった。
あと、立場によって、まったく見えてる枠が違うって事も興味があった。
題材が、ダークな世界なのに、清涼感も少しあるお話でした。
主人公鈴木の誠実さが、清涼感を残したのかな?
所々、映画にするとこういうシーンになるだろうか?なんて想像しながら読んだりもしました。
読んでからは暫く余韻に浸れ、読書はやっぱりもっとしなければと思った。
面白い余韻、設定もあったからね、良かったです。
こういう感想ってどこまで書いていいのか、さっぱりわかりませんね。笑
-----------------------------

2012年カレンダー販売中 700円
ひよこ
●よろしこガール☆ホームページ
http://yoroshikogirl.web.fc2.com/
●よろしこガール☆ブログ
http://ameblo.jp/yoroshikogirl/
●ケイタイよろしこガール☆
http://ameblo.jp/yoroshikogirl-m/