今回はちょっと堅い話です。
私達が道路を使用する以上は、交通事故という危険と常に隣り合わせであり、それを安全に避ける為に色々な努力をしていると思います。
しかし、現実は甘くなく、静岡県では9月中に8件(4日に1名死亡

)のバイクの運転者が死亡する事故が発生しています。
昨年を見てみても、静岡県全体の交通死者210名中バイク運転者が55名(26.1%)を占めていることを知っておいて頂きたいです。
では、どのような事故が多いかというと、圧倒的に多いのは【
右直事故(
交差点を直進してくるバイクと
右折をする4輪との衝突事故です。)】です。
これは、右折の4輪が圧倒的に悪いのですが、これを見た(聞いた)方は口を揃えて、
「バイク優先じゃん…」とか
、「右折の相手出てくるのが悪いじゃん…」「何で止まれないの?」と言うみたいですが、皆さんはどう思いますか?
逆に、事故を起こした4輪のドライバーの話を聞いてみると、
「バイクが居るのが見えなかった…」「もっと遠くにいると思ったから先に行けると思った…」と言う意見が多数を占めているようです。
そうなんです!バイクは見てもらっていない!見えていたとしてても軽く見られているんです!
「自分が優先だから…」とか
「バイクは音も大きいし速いからみんな見てくれている…」と言う考えは危険なんです。
また、
「何で止まれないの?」という台詞にも危険が潜んでいて、これは安全スクール常連者ほど陥りやすい可能性があります。
何故かと言いますと、安全スクールは殆ど必ずと言っていいほど【ブレーキ練習】から始まりますよね?(中には準備運動→運行前点検→慣熟走行→乗車姿勢確認→ブレーキ練習とキッチリおこなうスクールも有りますが…)
その時に陥りやすい危険があります。
ブレーキに限らず、どのような課題でもやればやるほど技量は上がるし(限度はありますが…)、落ち着いて操作できるようになると思います。
しかし、安全なコース上で、しかも決められた場所からブレーキを掛けて何メートルで止まれたと言うのが実際の交通状況で通用するのでしょうか?
間違っていただきたくないのは、ブレーキ練習を重ねる事で、ブレーキがしっかりできていない方に比べて危険な場面での生存率は上がるとは思いたいですし、ブレーキ練習を批判しているわけではありません(実際に私もブレーキ練習は好きです

)。
怖いのは
、「練習で止めれた距離と実際の交通での停止距離は全然違う事を受講者が理解しているのか?」と言う事なんです。
空走距離(危険に気付きブレーキを掛け、実際にブレーキが効き始めるまでに走行する距離)はライダーの体調、精神状態等によって変化しますし、制動距離(実際にブレーキが効き始めてから停止するまでの距離)はマシン、路面の状態等によって大きく変化することは自動車学校で習っていると思います。
特に空走距離を理解していただく為の課題をおこなっているスクールは少なく、普通のブレーキ課題では、制動距離=停止距離と思ってしまう方もいるのではないでしょうか?
その考えが危険だとは思いませんか?
技術を高めることによって余裕が生まれ、安全な運転ができると言うのは確かにその通りです。
これから必要なのは、
「その余裕を使って何に気をつけ、どのようにするのか?」と言う事ではないのでしょうか?
長々ととりとめもなく書いてしまいましたが、これはあくまで私自身が色々なスクールに参加して感じた事ですので、スクールを担当されている方にとってはこのような話は釈迦に説法だと思いますし、自分はこう考えているというお言葉もあると思います。
ご意見などが御座いましたらメッセージお願いしたいと思います。
スクール担当者全員で安全なライダーを育成していきたいですね。

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