先日11日、以前にも紹介した父の還暦コンサート【La Fiesta 134】の大阪公演があり、私はスタッフとして参加しました。
スタッフという立場上、ゲネはしっかり見れましたが、本番は1部父のドラムソロは、途中からラストの手前まで、2部3人でのセッションは1曲のみという、中途半端な形でしか見れませんでしたが・・・、それでも凄かった!!
いや、父だから、息子だからというのではなく、一人の演奏者として見ての言葉です。
正直「ほんまに1時間叩けるんかいな??」という半信半疑もありましたが、同時に「父は、やると言ったらやる!」という確信もあったので、期待と不安でその時を待っていました。
本番前のゲネプロ。
時間は25分とショートバージョンでしたが、全力の父を見て、鳥肌が立ち、そこから一歩も動くことが出来ず、視線は釘付けでした。テクニックとか、早い連打とか、そんなん関係ありません。ただただ、その気迫、怒涛の音、あまりにも美しい動きに、やられてしまいました・・・。
ゲネ終了後、父の元へ。「どうやった?」汗まみれの父を直視できず、「うん、いいと思うで・・・」という曖昧な返事しか出来ずにいた私。
一番近いが、一番遠い存在。こんな父を持って幸せだという気持ちと、この父には・・・勝てない!という悔しさで、私の頭はグチャグチャでした。
そして、時間は過ぎ、客入れ。このお客さん動員も不安がありました。なんせ500人ですよ!?名も知られてない一人のおっさんのドラムソロに、そこまで人が来るのか??
・・・しかししかし!!来ました!!来ました!!来るわ来るわの大行列!なんと500席、全て埋まったのです!!これには本当に興奮しました。私を小さい時から知っている、という方や、若いカップル、夫婦等、幅広い層のお客さんがお越しくださいました。
本番。「さくら〜さくら〜」と観客の大合唱で始まった父のソロ。私は遅れてくる客の案内の為、一人外に居てましたが、その音は確かに聞こえてきました。最後のお客様を入れ、私も客席へ・・・。
ワインレッド色のスーツを着て、怒涛の如く打ちまくる父。
その父を見て、叫ぶ観客。「いけ〜!!」「アキラ〜!!」「うお〜!!」そして、嵐のような拍手。その叫びの中、打ちまくる父。
その瞬間、なにかが頭に浮かんできました。いや、走馬灯の様な感じか?いや、それも判りませんが、私が小さい頃、父のドラムを見た記憶が蘇ってきたのです。もちろん、その時の事等、ハッキリ覚えていません。母に抱かれていた位小さかったハズですから。しかし、何かが頭の中で弾けたのです!
「あっ・・・これは・・・」
その瞬間、涙があふれ出て、止まらなくなりました・・・。勝手に出てきた、といっても過言ではありません。
その後は、覚えていません。無我夢中で食い入るように見ていた事だけです。
そして1時間。父はぶっ叩きました!割れんばかりの歓声と拍手に包まれた父は、本当に格好良かった!!そして熱かった!!
次は、24日、東京です!これが最後?です!!こんなドラム?いや音?いや音楽?なんでもええ。見なきゃ損です!!聴かなきゃ損です!
私の知り合いは太鼓奏者が多いので、あえて言わしてもらいます。
「見せる太鼓?聞かせる太鼓?楽しい太鼓?観客と一つになる太鼓?ノリのある太鼓?そんなもん、勝手に言うてるだけで、誰も出来てません!!嘘だと思うなら、是非このコンサートに来てください!!本当のステージが見れますから!!」
以上!!