2008年4月29日(火曜日)
坊ちゃんスタジアム、晴、レフトへ強風
愛媛MP7−3長崎S
アイランドリーグは、NPBに負けないくらい素晴らしいプレーを重ねる試合もあれば、軟式C級でもやらないミスのオン・パレードで、怒る気力も失せて笑ってしまう試合がある。今日は、残念ながら春に多い後者の試合であった。まあ、1年目の選手が多ければ仕方がない面もあるんだが。中学、高校、大学とレギュラーであった(試合に出ていた年)なんて、全部合わせても3年程度の選手たちだろう。こういうミスを出して、経験を積ませるという目的もリーグにはある。しかし、余りにも1試合内で重ねると、ファンとしては辛い。
愛媛の先発は川西君。中3日のせいか、前回ほどの勢いは感じられず、またスピガンも134前後。ただし、変化球は前回よりは入っていたか。初回、四球で先頭ランナーを出すも、まずまずのピッチング。特に最後、三振を取ったフォークは真ん中低めのストライクから、地面すれすれに落ちる見事なものだった。
長崎の先発はお帰りなさいの木村君。なんで、MPを馘になったのか未だに不明な選手。今日は真っ直ぐが128キロ前後、max134キロ。カーブは少し低すぎる所に行き、そこで苦しんだか。高めに厳しい(ストライクに取ってくれない)審判だったし。球威もイマイチ感じられなかった。2006年のほうがずっと良かったんじゃないかな。
で、長崎君、大津君がクリーンヒットを続け、続く比嘉君の得意の流し打ちはファールゾーンへ、それを高井君が滑りながら捕球、タッチアップによって1死1、3塁。ここで不調とは言え四番の大島君。ぐしゃっとバットに当たったボールは本当に力なくピッチャー前へ。ゲッツーは無理と見たのか、本塁に送球。一般論として、この場面では極端な前進守備を取っていない限りは、内野ゴロで三塁ランナーは本塁に突っ込む。だから、ここまでのプレーは妥当。ランナーは少しでも粘ろうと途中で走るのを止め、三塁に戻る。しかし、ここは長崎の挟殺プレーは速かった。原則どおり、三塁ベースに追い込みタッチアウト。頂けなかったのは、止まる素振りも見せずに挟殺プレーが目の前で行われている三塁ベースに突っ込んだ大津君。目の前の状況なんだから、それを確認して行くべきだ。長崎君が挟まれた直後、三塁ベース直前でタッチアウト。このランニングは、軟式B以上ならまずは見られない。残念。
2回、愛媛は先制するが、ここのところのタイムリー欠乏症を引きずったように1点止まり。普通にやってりゃ4点入って楽勝だろうな、とか思いながら3回裏を迎える。大津君のヒット、盗塁(速い!)、比嘉君の進塁打(これも見事)、1死3塁。ここで天中殺とでも言いたい状態の大島君。やってしまった大きく上がったポップフライ。ああああ、今日もかよ!と思っていたら。今日は強風。しかも晴天。前進守備のショートが必死で追う。確かに難しい。しかし、落下地点に入って1秒以上あったら、取らなければ恥ずかしい。無理と思えば、レフトに任せればいい。実際、レフトも追いついていたし。これは連携の悪さも理由の一つだろう。これで愛媛に1点献上。
5回表。何でもないショートゴロをわざわざ難しいバウンドにしてしまう入り方でファンブルしてエラー。次の打者もまた、何でもないおあつらえ向きのゲッツーコースのファーストゴロを再びファンブルしてゲッツーを逃し、ギリギリファーストアウト。ヒット、ヒット(元愛媛の吉田君)で1点返される。球威が落ちつつあったが、何とか変化球で目先を交わし、真っ直ぐを決め球にして(それが今日は出来ていた)1点で止める。
5回裏は檜垣君の伸びる左中間安打で追加点。長崎的には取ってすぐ取られる嫌な展開。6回表は高木君がナイスピッチ! その裏も好投酒井君を継いだ荻野君が若干怪しいけど0点に抑える。この辺、ちょっとは締まった展開になっていたと思う。
問題の7回表。本山君にアウトローのナイスボールが少し外れフォアボール。次のRYOTAはバントの構え。しかも、オープンスタンス。2点差、別にやらせてもええんちゃうのん、と思っていたけど、リズムを崩したのか連続四球。連続四球は投手として絶対的に避けなければならないプレーだ。次の打者も真ん中をレフト前に運ばれ、無死満塁。3点は入るパターンだな、再逆転はあるかなあ、と思っていたら、宇都宮君に投手交代。いつもいつもご苦労様と思う。吉田君はスクイズ、ピッチャー足許、焦ったのかグラブに入らず転々。こういうのが出ると、5〜6点によく繋がる。次の3番打者小谷君もスクイズ、もたつくも1塁で捕球した投手がタッチアウト。投手はすぐに本塁側を見ると、三本間の中間にランナーが。次は四番、どう考えても無茶だろう。突入させる/する場面かよ? そんなに松原君が信用できんのかい? 余裕のプレーでタッチアウト。しかし、2点取って同点に。
何なんだかなあ、の7回表だった。続いて7回裏。投手ゲレロ。横から見たら手投げ。先頭の大津君四球。その後、牽制悪投、比嘉君四球。表と同じ展開だ。更に悪いことに。大島君はここで三塁側に半ば強引にバント。トテトテと投手がマウンドを降りてくる。で、腰高でグラブをかぶせるように捕球。これじゃあキチンと掴まえられないだろう。案の定、グワシボールの如く揺れながら飛んで行った送球はファーストの頭の上へ。うん、軟式C級でも通用しないね。かなり基礎の基礎から鍛えなおさないと、お客様に失礼だ。速いだけなら、新居浜の軟式Bにも140近く出す人間はいる。(デッドボール、骨まで響いたよ。彼もノーコン。フルボッコで10点くらいとってやった。)
投手は安達君に変わっても、勢いは止まらず。また、安達君もボール先行で押し出しなんかあり。4点はfatalだろう。
8回途中で帰宅。翌日帰省のため、早く帰りたかったので。
そういうわけで、ミスの量が多かった長崎が必然的に負けてしまった、というゲーム。だが、ミスを減らすようにすれば、ゲームになるだろう。様々な連携の確認が長崎には求められる。愛媛もそうなんだけど。
以下、思いつくまま。2日連続だと大して書けない。
・長崎で良いなあと思ったのは、酒井君。フォーク、小さくて切れるスライダー。135〜140キロの真っ直ぐ。コントロールも良い。ただ、平均的な感じ。何か、押しのある球種があれば。
・荻野君は肘の位置を上げたのかな。いい感じ。でも、制球がまだまだ。いい球も結構あったんだが。
・安達君はストレートの威力が落ちたか。ちょっと横投げに。色々試行錯誤してコントロールを身に着けて、一番球速の出るポイントから投げて欲しい。安達君が125〜130キロじゃあ寂しい。いくら左投手の球速が出ない坊ちゃんであるにしても。
・安達君だったかな、1球だけ右打者のアウトハイにすっぽ抜けた球、139キロだった。この球場、左投手のスピードは出ないけど、ああいう角度に設定されているんだね。右投手の角度に。