2008年6月1日
香川・サーパススタジアム
晴れ、ライト向きの風
香川6−7愛媛(第二試合)
勝つには勝ったが香川は強いと印象付けられた試合。クライマックスは9回裏。愛媛は守護神の西川君。球速はmax146km/hで、変化球もそれなり。しかし、それでも抑えたと言えるものではなかった。これは投手のせい、じゃなく、香川の底力だ。
先頭打者の生山君は空振り三振。次の枡田君はボテボテのファーストゴロ。必死に走る。一方、4点差で2死目確定的となって安心したのか、西川君はスタートが緩かった。本当、少しのミス。それを突くのが香川。ファーストの梶原君はタイミングを図ってゆっくりとトス。間一髪セーフ。これが起点となった。
俊足枡田君は次打者のときに盗塁。当たり前のように成功させるところが凄い。本当に速い。洋輔君はショートの深いところに転がし、取るのが精一杯で内野安打。井吉君(シン)は綺麗な三遊間タイムリー。もう、流れは香川。本塁打が出れば同点、となる。そこで堂上。盛り上がるガイナマイツ。人数の倍くらいの存在感。
カーブに合っていない風もあったが結局歩かせ満塁。ここで捕手が梶原君、ファーストが松原君に。ボール先行だが何とか2−3となる。しかしそこは香川の4番。真ん中高めと思うが力強く叩かれた打球はセンター前!という感じで投手の頭上を襲う。しかし、何とかグラブを掠めたボールはセカンド前のボテボテに。2塁のショートにトス、2死。しかし、流れに乗ってしまっていたショートはファーストに投げる。それが低投。ファーストも、無理と思えばベースを離れればいいのに(そうしたら取れていた)、足をつけて腕を伸ばしたもので、ベンチ前にコロコロ。2点差1、3塁と1点差2塁ではエライ違いである。ここでも野球経験値が・・・。急造ファーストだからなあ。ホットゾーン突入のガイナマイツ。観客、1232人のはずだよなあ。去年のミリスタ戦くらい物凄い声援。
ここで丈武君。先ほどは彼らしい本塁打。4球目。真ん中高め。バットが出るのが目に入る。こりゃあ、やられたか! しかし、球威が上回って物凄く高く上がったフライを丁寧にライトが捕球しゲームセット。東京ドームなら、天井に当たってたと思う。ライトもよく取った。
それにしても、簡単には勝たせてくれない香川である。
さて、試合の最初に戻る。香川の先発は知人のチームに去年までいた福田君。頑張れ!と思う気持ちも正直あった。カーブ、スライダーの切れがいい。しかし、コントロールがねぇ。先頭の長崎君が真ん中をジャストミートしてセンター前。送りバントのあと、檜垣君をボテボテのサードゴロに。142キロ。球威もある。大島君もジャストミート、しかし逆風でフェンス前でアウト。球はいいけど、見やすいのか、結構ミートされている。あと、真っ直ぐが抜けている。ベンチは不安だったと思う。
愛媛は篠原君が先発。135キロ前後の真っ直ぐとフォーク(?)スライダー。1回裏、セカンドへの緩いあたり、回りこみが大きかったか内野安打で洋輔君が出る。盗塁(←ここが香川だ)、バントで1死3塁で堂上が綺麗なライト前で先制。その後は何とか抑えた感じ。切れはいい。
2回表。まっすぐのすっぽ抜けが多くなり、3四球と暴投で愛媛が1点返す。なおチャンスで長崎君の当たりはライトの左にライナーが。抜けた!と思ったが、洋輔君のダイビングキャッチは地面ギリギリでの捕球となり、アウト! 同点どまり。
2回裏もいい当たりが出るが、正面への当たりとなり、0点。
3回表、ピッチャーは岡本君。周囲に不安を与える投球だから福田君の交代も仕方がない。残念。さて、岡本君、オーソドックスな投げ方だが、変化球多目。しかし、今日は、愛媛の左打者がこなせない三塁側のフォークか、シンカーが抜けすぎ。5回表に捕まる。この回の愛媛の攻撃は見事だった。出ては盗塁、タイムリーという感じ。この球威(ってか、感じなかった)ならキッチリと打つ。つるべ打ちが止まらず、投手交代。イ・チャンホ。球威もスピードもまあまあある。しかし、コントロールが・・・。押し出しで追加点。6回表も、5回と似たような攻撃で2点追加。ダブルスチールは投手が無警戒過ぎるし、内野手ももっと牽制で動くべきだったかも。まあ、檜垣君は足が速いなあ。しかし、楽勝ムードはなかった。何故か。
まず、相手が香川ということ。もう一つは、声の連携が悪いと思うお見合いヒットが二回ほどあったり、ピリッとした守備ではなかったこと。篠原君は何とかしのいで1失点という感じだった。7回、球威の衰えた篠原君に香川は襲い掛かる。愛媛は早めの投手交代。毎度毎度の宇都宮君。投球練習を見る。見事にボールが来ていない。遅すぎたのか、堂上君が珍しくつんのめるような空振り三振。こりゃやばい・・・。
8回。丈武君が滞空時間の非常に長いレフトへの本塁打。逆風関係なし。そして、キム・キテ君が綺麗なヒット。代走笠井君が盗塁する。少しずつ香川に勢いが。しかし。ピッチャーゴロで飛び出してしまう。宇都宮君はどっちに投げるか迷った素振り。こりゃあ、追いかける場面だろ、ということで、バックネット裏最前列から「追いかけんかい!」と怒鳴る。それで足が動き始める(いいのか?)。ノタノタした挟殺プレーだったが、アウトを取る。セカンドを狙った打者走者もアウトになり、とても幸運な併殺。送球の前に走者を追い込み、距離を縮めるのは鉄則だ。なお、挟殺時、三塁への送球が一つ物凄く高かった。練習あるのみ・・・。
9回表、ここで1点入っていれば流れが完全に愛媛に戻せたのだが。松原君がクリーンヒット、次の長崎君が見事なプッシュバントがエラーを誘い1死1、3塁。盗塁で2、3塁となったところで安達君が叩きつけた当たりは前進守備のショートの左。ランナーを牽制して一塁送球、ちょっとボール持ちすぎだよ丈武君、でもアウト。このとき、グラウンダー・ゴーと思っていたのかとても大きなセカンドリードを取っていた長崎君が三塁に行ってしまう。前のランナーの動きはキチンとみて、本塁に行っていなかったら必死こいてセカンドベースに戻るべき場面なんだが。これが挟殺となって、ダブルプレー。これも嫌な感じを大いに与えたのであった。
そして、冒頭に戻る。いやあ、勝ちに不思議の価値あり。とはいえ、初勝利の篠原君もタフなピッチャーになってきたし、足を絡めた攻撃は見事だった。これは、監督がやりたかった野球だろう。
これからが非常に楽しみだが、このチームは座学も大事と思った。先を読む訓練が。
あと、思いつくまま(メモを取ってないので少ない)
・高尾君は体が開き気味。角度のあるボールは面白い。
・松居君も角度のあるボールが面白い。
・枡田君は、バットに振られている感じがある。筋力をつければ。バットコントロールにはセンスが感じられる。
・西森君の肩は鬼だが、コントロールだな。
・愛媛、走れるやん。しかし、堂上君相手でそれができるかだな。