『マンガ 物理に強くなる ―力学は野球よりやさしい―』(関口知彦原作、鈴木みそ漫画)
マンガ 化学で小生の業界では少し有名になった実録漫画家(笑)鈴木みその作品と聞いて、買わないわけにはいかない。
物理学ってのは、気づく人には説明なしで気づくことが、気づかない人には言葉を重ねても気づいてくれない。そういう難しさがある。そして、そういう人にいくら数式を説明しても、無駄なのだ。
この本は、気づきの部分で成功しているんじゃないかなあ。最後のほうのコリオリの力の説明(大学教養レベル)は、今まで読んだどの本や教科書よりも見事だった。力学が分からなくなったとき、何度でも読み返す価値があると思う。
そして、丸覚えの苦しさ、虚しさを描いているところは漫画としても秀逸。
この調子で、解析力学や流体力学、電磁気学にも突き進んで欲しい。いや、マジで。テンソル(それも4階)を説明できたら、科学技術の発展に寄与すること間違いなし。正直、良く分からないのだ。