私の競馬ライフの中で全く縁がない事と言えば「
ネット投票」「
電話投票」であったりする。したがって、各ブロガーの皆様が取り上げている間も沈黙を続けていたわけだが・・・
ちなみに、ネット投票や電話投票に加入しない理由は「
抑止力」である(笑)。要は「このレースは馬券になる!勝負になる!」と思ったら場外まで労力をかけてでも行く、ということなのだ。昨年叩いた大幅マイナス収支、今年の現状もネット投票があれば確実に悪化しているものと思われる。
さて、くだらない余談はさておき、ネット投票界では年度替わりを挟んで色々な動きがあった。
これまではネット投票は
SPAT4(南関東地区)
D−net(ばんえい、ホッカイドウ、岩手、金沢、笠松、名古屋、兵庫、福山、高知、佐賀、荒尾)
という2本建てになっていたが、D−netをソフトバンクグループが買収して、ソフトバンクが
オッズ・パークをスタートさせた。ただ、この対象は岩手(盛岡&水沢)・笠松・佐賀・荒尾の4地区のみで残りはD−netのままになったため、3本建てというわかりづらい状況が続くことになった。(オッズパークとD−netではログオンを別にしなければならず、事実上の二分化になっているらしい)
よって、4月2日からの地方公営競馬インターネット馬券発売は、新生オッズパークと、従来型D-net利用が続く他主催者(ばんえい・ホッカイドウ・金沢・愛知・兵庫・福山・高知)と、SPAT4(南関東4競馬)の3本立て・・・かに思われた。ところが、3月31日、それに待ったをかけるプレスリリースが出ることになった。
楽天、南関東4競馬場と勝馬投票券の販売業務委託を基本合意
(楽天のプレスリリース)
これ自体はSPAT4を楽天に委託する方向なのかな・・・という程度に受け止めていたのだが、
(引用開始)
また、楽天は、今回の勝馬投票券販売業務検討の端緒となる提案をいただいたホッカイドウ競馬(主催者:北海道)を始めとする全国の地方競馬主催者との間でも同時に馬券販売業務委託の検討を進めることで、地方競馬全場の勝馬投票券を購入できるサービスを目指してまいります。
(引用終了)
この部分があらぬ憶測を呼ぶことになった。
元々ホッカイドウ競馬はD−netに属している(オッズパークには移行していない)から、この発表は近々ホッカイドウ競馬がD−netからSPATに移行、あるいは併用するのではないか、ということになるわけだ。又は南関東がSPAT4の枠を維持しつつ、楽天が新たなシステムを構築するということか。
利用者側の立場・・・というのがわからないので、何とも言えないのだが、現状では競馬場単位で違うネット投票システムを使わなければならない訳だから不便極まりない、ということは事実。ヘビーな地方競馬ファンなら「
D−netにつないでホッカイドウ競馬の○Rの馬券を買った後でSPAT4で南関東の○Rを買って次にオッズパークで・・・」という面倒な流れになりかねない。どこか一つのシステムに統一してほしい、というのは当然の意見だろう。
しかし、
民間委託という流れになる以上、また、民間である以上は利益を追求する企業、ということである以上、理由もなく、利益を独占するようなことはあってはならない。従って、将来設計を考えるにあたっては、たとえ一時的な利便性がなくなったとしても、安易に「○○にシステムを統一すべきだ」という立場に立つべきではない。
しかし、地方競馬主催者に利便性が失われることに対するデメリットを吸収できる体力があまりないのも事実。そこで、民間委託の流れになる以上は、ネット投票=○○といった硬直的な考えではなく、各主催者がどこのシステムが一番使いやすいか、また、システム上やプログラム的な問題はあるのかもしれないが、
場合によっては複数の投票システムを採用する、ということもあっていいのではないか。要は、
民間参入事業者にサービスの競争を促す、ということである。
参入事業者に安易に富を渡し地方競馬を苦しくするのではなく双方が「WINtoWIN」の関係であるべきである。その時に競争原理を導入しないことには参入事業者は自助努力を行わないだろう。
楽天の今後の動きには注目しているが、地方競馬関係者に望みたいのは、
ネット投票のシステムが複数本出る訳だから、それぞれのコンテンツを比較検討の上、どうするのか、という明確なビジョンを示してほしい、ということだ。例えば、「オッズパークと楽天は能力的にも五分なので両方加入して、どちらかのサーバーが万が一落ちた場合は片方でカバーする」というような発想も民間参入がされた現在なら十分可能な選択肢だろう。
特に従来のDーnetからオッズパークに移行しなかった7地区は何か違う意味合いを持つのか?第3の民間参入はあるのか?私の馬券ライフには全く関係ない話だが(笑)当面注目される話題である。個人的には楽天とソフトバンク、あるいは第三者が健全な形で競争を行うのが望ましい姿ではないかと考える。

0