映像業界というのは、
世の中の景気の先読みができる業種です。
というのも、
費用そのものが、企業の宣伝広告費が主だからだからです。
ですから、景気が良くなったり、悪くなったりすれば、
まっさきに影響が出る予算な訳です。
現在の映像業界は、総崩れの状態です。
売り上げが、昨年と比べると、90%も落ち込んだという
同業社も多いです。
映像の仕事として、大きく内訳をすると、
・テレビ局の番組制作
・CM制作
・企業のビデオ制作
・ブライダル
・発表会等の記録ビデオ制作
となります。
すべて総崩れです。
テレビ番組を制作しているとなれば、
一般的には、ちょっとかっこいいイメージに取られがちですが、
番組はスポンサー企業の宣伝広告費によって、
まかなわれています。
その予算が激減してしまったので、
現状は酷いものです。
もうすぐハイビジョンに完全移行する(地デジ化)のに、
予算の都合で、放送用のカメラを使えないといった
状況が、多々あります。
最近は、業務用のカメラで撮影した番組が、
やたらと増えました。
労働時間は増加するのに、ギャランティは半減。
これで随分、局とも喧嘩をしました。
さすがに、当社の正規の料金規定の半額以下となっては、
さすがに断るしかないという状況がありました。
CMの制作にも、かなり影響が出ています。
昔はかなり大きな予算のCMにも関わってきましたが、
当時と比べると、制作費は、1/20にまで、落ち込んでいます。
企業ビデオも、数は激減し、予算も1/10になりました。
ブライダルは、安いけれど、ある程度の固定収入になる為、
ほとんどの制作会社が、絡んでいます。
しかし、本職に依頼をする程の予算はない為、
実際の作業は、アルバイトや、セミプロのカメラマンなどです。
また、少子化の影響もあったり、レストランウェディングが
流行ったりと、ブライダルも当分、良い方向には、
向かわないでしょう。
最後に、発表会などの記録ビデオですが、
実はこれが、上記のどれよりも、利益になったりしました。
しかし、この最悪な不景気が続いた影響で、
発表会などのイベント自体が、催されなくなってきました。
これだけの状況になると、
作品の良し悪しどころの騒ぎではありません。
悪い作品さえ、制作困難な状況なのです。
私自身、今までに沢山の経験をさせて頂き、
他では真似できない技術も、沢山習得してきました。
しかし、そういった技術や経験を活かす事が
許されない現状があります。
もどかしくもあり、寂しいばかりです。

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