数週間前、オレは仲間のハンターとともに希少種のリオレイア討伐へと向かった。
最初は普通に闘っていた。
しかしレイアが自分に炎球を放ってきたときに異変は起きた。
太刀を持っていたため防げず、回避をしようとした。
そのとき、頭に激痛が走り、視界がどんどんと赤みを帯びてった。
そこからは覚えてない・・・
鉄と鉄がぶつかり合う音、断末魔の悲鳴、肉の裂ける音・・・。
そして気がついたとき、目の前にはばらばらに砕け散ったレイアの死体。
そしてハンターの死体・・・。
2人が死亡、1人が重体であった。
すぐさまギルドが駆けつけ、オレは牢獄へいれられた。
そして重体であったハンターの目がさめ、事情がわかったとき、オレは解放された。
とはいえそれからというもの検査検査の毎日。
そしてあることが判明した。
『竜神化』
なにかの弾みなどでオレの竜の血が目覚め、見境なく攻撃する。
生き残ったハンターによるとその力はレイアをたった一撃で真っ二つにし、そのまま大地を裂いたといった。
この『竜神化』は自分で制御することはできなく、封龍器ですこし封じることはできるが他の人の手でないととめきることはできない。
実際のところ、オレがハンターという職をやめれば済むのだが、それなりに実力のもつハンターであったため、そのまま続けることとなった。
そして暴走を止めるだけの力がありそうな者を探した。
それがマスターハンター、レイである。
こうしてオレはこの地へ来た。
「この道具は竜を縛ることができるんだ。封龍器ってやつな」
村長は道具の説明をした。
「君の内にある竜の血が目覚めた場合、その力を重力と変える。もちろんその場合は数万倍まで重みが増すからね。」
数万倍とはいったが、道具はかなり軽く、重みが増したとしてもせいぜい300kgだろう。
「でも竜の力自体は発動するからね。そのときは・・・」
村長はレイへと視線を移した。
「大丈夫ですよ。殺さない程度に止めます」
レイは笑っていった。
殺さない程度・・・
なにか嫌な感じがするのは気のせいだろうか?
「まあ今この村に依頼は来てないからな。君たちはゆっくりとしていてくれ。部屋に道具を入れないといけないしな。」
グレンは首を傾げた。
「仕事がないのですか?」
「レイがすべてやってしまったからね。」
グレンはレイを見た。
・・・やっぱすごいな。この人。
「武器屋や道具屋に行っておいた方がいいぞ。関係は作っておいて損はない。」
そう笑いながら言い、村長は家へと入って行った。
レイはグレンの方を向いた。
「じゃあまず村をまわるか」

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