深夜の読書って良いね
深夜ってさ、一番心が繊細になる時間帯じゃない?
俺をいつもより優しく、そしてちょっぴり人らしくしてくれる
4TEENの5章、「大華火の夜に」を読んで号泣しちまったよ
あ、アカサカさぁん……
自分が中学生で良かったなって思える本
それは決して大人の苦しみをまだ感じないで済むとか、そういう意味じゃなくて
中学生のうちしかできないこと、中学生のうちしか感じられないものはいっぱいあって、それはどれも淡く美しいものなんだ
石田衣良って天才だな
簡潔で誰にでもわかりやすい短文を重ねてさぁ
比喩だって、わかりやすい表現だからこそ鮮やかにその場面が浮かんでくる
簡潔な文のそのテンポがたまらない
次から次へ読みたくなるよね。「あと1ページ……あと1ページ……」
ウエストゲートパークより雰囲気がマターリしてて良かったわ
石田衣良ってうちの親父と松本さんと同い年なのね 笑
中学生ってさぁ、本っ当に悩み抱えやすい時期じゃない
高校進学とか、自分の生きる道に疑問を持ち始めるじゃない
外見のこと、性格のこと、恋のこと、性のこと
悩むよね、死ぬほど悩むよね
でもさ、それもきっと今しかない貴重な時間なんだ
だから大いに悩もう、悩みぬけるのも今しかないんだ
その先には絶対明るいものがあるから
そんな気持ちにさせてくれました
それとさぁ…
友達って、本当っに、いいもんですねby水野(ry
主人公のテツロー、ジュン、ダイ、ナオト。心がつながった友達って最高だよな
例えばテツローの彼女になった過(拒)食症のルミナが、授業中にたいらげた大量のシュークリームを教室で嘔吐するとき
ダイとナオトがすぐに飛んでいく
友達の彼女のこと、想ってやれるのってかっくいい
きっとその絆の前ではさ、病気のこととか外見のこととか、どうでも良くなるんだろうな
石田衣良があまりにも中学生の心理を読みすぎているので、ちょっと批判もいれてみたくなる
飛ぶ少年の章、クラスのはみ出し者のユズルについて
みんなの注目を浴びたい一心で、スベりまくりでダサすぎの企画を一人で実行する痛い少年ユズル
クラスの連中が何故あいつを非難したくなったか、石田衣良は大事なことを見逃していると思う
中学生ってね、なんでも思い切って行動できないのよ
博打に出れない、もっと躍動したいのに恐くて走り出せない
そんなもどかしさを感じる時期でもあるのね
そんなとき、例えスベろうが大胆な行動に出るユズルは、普通の中学生にとって目障りなのは言うまでもない
俺は、クラスのやつらがある種の「悔しさ」ってものをユズルに持っていたんじゃないかと思う
例えマイナスの方向に事が進んでいても、あそこまで大胆に行動できる奴って稀だよな
自分にできないことをユズルはやってたんだよ
確かにユズルのやったことは痛い。でも、きっと叩いた連中は自分の中にどこかやりきれない想いを抱いていたはず
その辺まで書いてほしかったかな
一般から外れるやつを極端に嫌う組織
学校って、そういう場所だよね
でも、異端児は偉大だ
陰口でぼそぼそ言ってる静観者より、何倍もかっこいいんだから
また詳しく話そう。とにかく綺麗な気持ちになれる本だった