というわけで(ぇ
連載小説という形でブログを進めていこうと勝手に決めました
最初はわけのわからない話です
つかストーリーなんか考えません
ただ頭に浮かんだ文章を書くだけ
さぁ、はじまりはじまり
第1話 始まりはゲーセンから
ボビーの手が止まった
もう我慢の限界だ、決心した
シャーペンの芯が折れたと同時に、机の上に散乱したテキストやらノートやらをでたらめにカバンに押し込める
ふぅ…ふぅ…
個性的なテンポの深呼吸にも聞こえるが、彼の呼吸は確実に速くなっている
「ふぅん!むん!」
ボビーが鼻と口からいっぺんに空気を勢いよく出した
極めて奇怪な音に、周りでペンを握っていた人たちが視線を集める
向かい側の席でシティボーイを読んでいた高校生も同様に彼に目をやった
ボビーはカバンを抱えると一目散に図書館から飛び出して、すぐそばの電車の駅に駆け込んだ
あさひが丘駅から新宿駅までは電車で15分程度。ボビーははやる気持ちを抑えて電車に乗り込んだ
吊り革につかまりながら貧乏ゆすりをするボビー
「次は新宿、新宿」
電車は空気圧を上げて停車した。誰より早くボビーは電車を降りた
新宿駅。日本で一番利用者の多い駅とはいえ、平日の昼間では特別混み合っているわけでもない
ホームから階段を下った先の駅の長い通路の端には本屋にパン屋…それから和菓子屋なんかが並び、色んな匂いが流れてくる
しかし、今日のボビーはそんなことには目もくれない。体をゆすりながらまっすぐ走った
ボビーはスキップで東口を出た
信号を渡ってビルが建ち並ぶ細い道に出る。その中の上野ビルにお目当ての場所はある
ゲームセンター「なると」である
ゲーセンにしては実に個性的な名前だが、格闘ゲームの大きな大会も開かれることで東京では名の知れたスポットだ
汗臭いエレベーターを4階まで上がり、小さな自動ドアを開く
扉がの向こうからは耳に入ってくる音が外と全く違う
ボリュームのツマミを一気に180゜回したみたいに響くサウンド
人の歓声と、ゲームのBGMと電子音
それはパチンコ店の音にも良く似ている。ただパチンコの玉が弾かれる金属音ないけどね。
店内に入るとボビーのテンションはさらに上がっていった
入口のすぐそばにいたマコトに声をかける
「ようマコト」
「なんだ、結局来たんじゃん。図書館で勉強してるんじゃなかったの?」
「闘劇予選を見にこないわけないだろ」
「また親に叱られるぞ」と笑いながら、マコトの目は遠くのスクリーンに釘付け
真の格闘ゲーム日本一を決める唯一無二の大会、闘劇
その闘劇大会の出場権をかけて、バーチャファイターという作品の予選が今、目の前で行なわれている
「おい、いきなりちび太の登場かよ」
ギャラリーの興奮は早くも最高潮だった